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情報紹介4「夢見た自分を取り戻す」書籍

成人ディスレクシアtoraこと智が、50代で大学に挑戦したエピソードを中心に、半世紀にわたる葛藤に彼なりのこたえを出した一冊です(≧▽≦)


Amazonとかでも買えますが、カイケツ下敷きでお世話になっているエルピスワンさんでぜひ(≧▽≦)

前作の「夢見た自分を取り戻す」は、とてもとても苦しい一冊でした。

読んでいる方もだと思いますが、一緒にまとめていた私もつらかった。

でも、だからこそ知らなくてはいけないこともたくさん書かれています。

この「夢見た自分を取り戻す」は、あの一冊を世に出した後の後日談からはじまります。

それは、決して「めでたしめでたし」ではない現実でした。

カミングアウトしたがための新しい差別にも、彼はさらされます。

そして、よかれて思って取り組んできた啓発発動にも、疑問がわいてきます。

彼はディスレクシアであるという自分の特性を知らなかったころとは違う葛藤に苦しんでいました。

そんな彼の転機が、50代での大学挑戦でした。

諦めていたものを取り戻すための挑戦と言えば聞こえはいいですが、
特性上の困難がとても大きな智です。
一筋縄ではいかない日々がまっていました。

それでも、今の彼には「方法」があり、
それを認めてくれる大学や仲間の存在に救われました。

単純に「大学を卒業できた」というところにとどまらない、
彼の人生への問い直しの日々の積み重ねでした。

その結果につかんだもののは本当に大きかった。

今彼は、やっと穏やかな日常を手に入れた。
そんな気がしています。

この本には彼と同じ苦しさを抱えている子ども達や大人たち、
そしてその周囲にいる人たちへのメッセージも書かれています。

ぜひ手に取っていただけたらと思います。

「学び」というのが、人生においてどんなに大切なものなのかということを強く考えさせられる1冊です。



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