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情報紹介22「漢字テストのふしぎ」

学校関係者にはぜひ全員見てほしい動画です!!

※本当はもとのライブラリからリンクを貼りたかったんですが、
東京ビデオフェスティバルのページの方ではもう見れなくなっていて、
YouTubeにアップされていたものをご紹介してます。

この動画を知ったのは、信州カンファで聞いた杉浦先生のお話でした。

もー衝撃!!

「そうだよね」
「その通りだよ!!」と叫びながら見ました(心の中で)

「漢字テストは形テストなのか」
という投げかけは、ものすごく刺さりました。

「漢字をなぜ学ぶのか」
という事についても、改めて考えさせられます。

そして、自分が子どもの時からやってきたこと、
みんながやってきていること、
当たり前と思っていたことに
「疑問を持たない」って怖い事なんだなとも思いました。

特筆すべきは、このビデオ2007年の入賞作品なんですよ。
つまり、文化庁のあの指針が出るより前に作られているんです!!

美しい文字が書けるというのは、素晴らしい事だと思うし、
とても羨ましいです。
でも、「そうでなくてはいけない」というのはちょっと違うと思うんですよね。

歌の上手な子がいる。
足の速い子がいる。
子ども達はいろんな「得意」を持っていて、
同じようにいろんな「苦手」を持っていて、
だからこそ「すごいなあ」と尊敬したり、
「手伝うよ」と協力したりできるんだと思うんですよね。

私は運動が壊滅的だったけど、
できない私には足の速い子と同じものは求められなかったし、
ちゃんと「許容範囲」として幅があったと思うんです。
それでもしっかりバテてましたけど^^;

でも、「文字」では時にそれが許されないことがあって、
ちゃんと伝わるしその読み方しかできないのに「ここがくっついていないから」「ここがちょっとはみ出ているから」「ここが離れているから」と×になる。
「この形でないとダメ」という呪縛は一体どこからきているのか。

この動画には、それを考えるヒントが散りばめられていると感じます。


個人的には、高校生の探求力もですが、
「学校の先生」という生態がめっちゃ出ているというか(⌒-⌒; )
そこも見どころ。

善意の塊みたいな素直な先生。
自分が知らなかったことに率直に考えを改める先生。
こういう先生も本当にたくさんいるんです。
だから「知ること」って超大事!!

一方で、
どうしても自分の考えから出られない先生。
子ども達相手に、屁理屈をぶつけて論駁しようとしている先生。
これもまた「あるある」だなあと。

それでも、データを示して取材を尽くして
情報を突きつける子ども達。
かっこいい!!
自分の頭で考えるって、こういうことなんだなあと、
ただただ感心(*^◯^*)


学校関係者、特に小学校の先生にはぜひ見てほしい動画です。
そして、「丁寧なことは大切」でも「許容範囲も大切だし、ちゃんと認められている」ということを知ってほしい。
「ちゃんと覚えないとこの子が困るから」の「ちゃんと」の部分に、
ちゃんと許容範囲があって、私たち大人は普通にその中で生活しているしできているということをもう一度見直していけるといいなあと、
私もこの動画に教えられました。

20分があっという間です。
ぜひ一度ご視聴ください!!



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