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まんが紹介57「ローカル女子の遠吠え」

静岡ネタ満載のご当地4コマ漫画です(⌒▽⌒)
現在9巻

そもそも、瀬戸口さんの漫画が好き(⌒▽⌒)
キャラの面白さと、適度に力の抜けた会話が楽しいんですよね。

それに加えて、「静岡ネタ」がまじでいい!

私、地方ネタ漫画好きなんですが、
その最高峰がこれだなと。

静岡の「一体感のなさ」なんて、これ読むまで全く知らなかったけど、
静岡の人に聞くと「そうそう」ってみんな言うんですよね。

あと、過剰な家康推しとか
山梨との仁義なき富士山争奪戦的な気持ちとか

へー、そうなんだと興味深いだけでなく、
出てくるキャラが面白ストーリーで畳み掛けてくるので、
めっちゃ身近に感じられます(⌒▽⌒)

それでいて、出てくる人たちの背景は結構シビアだったりする。

主人公は、真面目が服を着て歩いているような融通が効かない系女子。
「頑張れば報われる」を信じて努力を重ねてきたけれど、
挫折して東京から故郷に戻ってきます。
彼女の一貫した価値観と、空気の読めない言動も、
自由すぎる発言で東京から左遷されてきた同僚との、
こだわりのなさすぎる応答の中で、ほのぼのと昇華されていく感じが、
なんともいいんですよね。

主人公の親友はブラック企業サバイバーで未だ不安定だったり、
会社には地方の姫やらアラサーネガティブ女子やら、
富士山過激派やら、マイルドヤンキーやら、
バツイチシングルマザーやら、とにかく癖強めのメンバーが、
出る出る(⌒▽⌒)

それぞれの抱えているものは決して軽くないと思うんですが、
それでも日常は動いていて、
価値観の違いがありつつも、うまく関わり合いながら、
過ごしている感じも、とっても好き。

私はこの漫画で「やらまいか」と「しょんない」を学びましたが、
どっちも大事だなと。

そして、色々あっても静岡の人の明るさや前向きさって素敵だなと。

主人公は、そこに馴染めず葛藤するわけですが、
それすら受け止めてくれる懐の深さを感じます。

時事問題も登場したりして、
「へー今そんなことが静岡で起こっているんだ」もあり。

静岡とゆかりの深い人はもちろん、
全く関わったことがない人でも楽しめること請け合い(⌒▽⌒)

ぜひぜひ、読んでみて下さい!

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