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やってみてよかった情報26「食いしん坊のガー子さんで等号・不等号」

新採2年目で、通常級の2年生を持っていた頃、
「ここは楽勝」とさらりと教えたところ、
小テストがボロボロな子が何人も( ;  ; )

「えっなんで?」となって直させていると
・数の大小はわかっている

「どっちの数が大きい?」と聞くと、
ほぼみんな正解する

「だったらこの記号は反対だよ」と言うと
「あっ、大きい方がこっちかー」と。

どうやら
・新しい記号
・大きい小さいを表す
のはわかっていても
・「大きい方にくさびが開いた方が来る」
と言うのがあやふやな様子。
「どっちを書けば良かったんだっけ」
となってました。

焦りましたねぇ。。。

「大きい数の方に、こう、開くんだよ」
「?」
「うーん・・・。あっそうだ。多い方に口を開けてる・・
 たくさん食べたくて、多い方に口を開けてるんだよ」カキカキ
「あー、そうか」
となって、ガー子さん爆誕(⌒▽⌒)

なぜアヒルだったのかは、今となっては思い出せないんですが、
不等号に書き込む形でアヒルらしきものを描いたものと思われます。
こんな感じ。

ガー子さんを描き込んだところ

うっ、今描いてもひどい( ;  ; )
アヒルには見えないけど、心の目で見てください。

で、「これならみんなわかりやすいかも」と、
夜鍋してペープサートを作って、
次の時間に
「ガー子さんはね、食いしん坊なんだよ。
 だから、たくさんある方に口をカパーって開けるよ!」
と説明してから、
「さあこの2つの数だったら、ガー子さんはどっちに口を開ける?」
とやったら、大盛り上がり(⌒▽⌒)

アヒルのペープサート、口に不等号を貼り付け 裏も同じ仕様

等号は
「同じだと、どっちにしようか迷って正面を向いてるよ」と。

正面を向いてる顔 口に等号を貼り付け

全員がバッチリ(⌒▽⌒)

と言うわけで、その後不等号を教える時や、
数の大小はわかるのに不等号をどう書くのかで混乱している子の支援をするたびに、ガー子さん召喚(⌒▽⌒)

あの頃は、簡単に綺麗な画像が手に入る時代じゃなかったし、
「横向いて口開けてるアヒル」「前向いてるアヒル」なんて職員室のカット集にもないし、
壊滅的に絵が描けないのに、黄色い画用紙にそれらしい形を一生懸命描いてましたねぇ。

ぼろくて「えっアヒル?」な感じだったと思うけど、
子ども達は喜んでくれたので、よく覚えています。

ガー子さんのことは、去年のみんなの実践特別支援教育でやってた
青木先生との対談連載でもご紹介してます(⌒▽⌒)

仕事が遅くて、要領も悪くて、
毎日9時過ぎまで学校にいたけど、
今よりもっと余裕があってのんびりしていたなあと、
ちょっと懐かしい気持ち(⌒▽⌒)

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