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アプリ紹介46 「読書力サポートアプリ」

「えっ、これ無料でいいの? 」というくらい、いたせりつくせりのアプリです(⌒▽⌒)

今日のドロップインのイベント(2022/10/1)で紹介したこのアプリ、本当によくできています(⌒▽⌒)

製作は、NPO法人スマイルプラネットで、「子どもゆめ基金」の助成を受けて作られています。
なるほど、だから無料で公開されているんだなと納得。

ホームページには、以下のように書かれていました。

読書の苦手な小学生向けの「読み改善アプリ」です。国語の教科書に載っている教材が読めるようになるためのコンテンツをご用意しました。学校で学習する前に取り組んでおくと,授業にすんなりと入ることができます。(国語教科書掲載作品16作品分を搭載)

すごいことが書いてあるなあと思ったんですが、実際これ、とってもいいんですよね。

まず、読み書きスキルの簡易アセスメントとも連携できるようになっています。
手軽に取り組めるように工夫されていて、これはこれでとてもいい(⌒▽⌒)

さらに「教科書教材を読む」ための工夫が、たくさんアプリに入っています。

まずは「聞く」そして「録音する」

お話は短く区切られていて、朗読を聞くのも自分で読むのもハードルが低いです。
うちでは、まずプロの朗読を「聞く」、
そして同じところを読んで「録音」し、
自分の声の朗読を「聞く」という使い方をしています。

自分の朗読を録音し、聞きながら文字を目で追っていくことで、
・間違いに気付けたり、
・言葉の区切りの不自然さに気付けたり
できるのがいいですよ(⌒▽⌒)

なんか変、と思ったら、もう一度プロの朗読を聞くのもありです。

読めているのに意味が取れていない子の中には、
文字を音に変えることはできるが、その言葉を知らないまま読んでいるケースがあります。
そういう時って、結構アクセントやイントネーションがおかしかったり、
言葉の塊の区切りがおかしかったりするんですよね。
これだと、「短いお手本」と「短い自分の読み」を比べられるので、そこに気づきやすいのが良いです。
録音も再生もでかるだし(⌒▽⌒)

次に、出てくる言葉に意識をむけていきます。

これ、レベルが分けられているんですが、それぞれなかなか面白い。
レベル1だと、右側に解答が出ているんです。
それでも間違う子がいます。
似た字を間違えたり、順番が入れ替わっているのに気づかなかったり。
注意深く文字が追えていないことがわかります。

レベル2だと、前後の文はあっても、そこに入る言葉は想起しないといけません。
さっき読んだばかりだと、音は浮かぶ子が多いんですが、
そこに解答がないわけですから、ちょっとした違いに気づかず間違う子、結構います。

これだと、短い文章の中の大事な言葉にしっかり意識を向ける練習が簡単にできます。
さらに、時間が記録されるんですよ。これもいい。

するりと読めないと、意味って入ってこないですよね。
「正解してるけど、かなり時間がかかる」というのは、注意信号。
そういう点に気付けるのがありがたい(⌒▽⌒)

最後は読み取りにチャレンジ

内容についての簡単な質問に選択で答えていきます。

大まかな意味を掴むのにありがたいですよね。

さらに「漢字チェック」ができたり、本文にも「ふりがなをつける」が選べたりといたせりつくせり(⌒▽⌒)

おまけに教科書に出てくるお話が使われていて、6年生まであるとなると、
マジで「ありがとうございます! 」な気持ちになります。

詳しくは、ホームページにリンクされている、支援者向けのテキストをご覧ください。これまたよくできてて、わかりやすいです!!

ちょっと注意するといいのが、
・録音はそのページを離れて他の作業をすると消える
ということです。

1場面ずつ録音して行って、「よしよしだいぶ貯まったぞ」と思って聞こうとすると、
「いまさっき録音したもの」以外は残っていなくてびっくりしたことがあります。

録音して聞いてを繰り返して練習するだけならいいんですけどね。
せっかくだから録音したものを後で聞きたいとか、
つなげて聞きたいとかになると困っちゃいます。

そういう時は、
・録音する
・録音したものを聞く時は「画面録画」をしておく
ことをお勧めします。

簡単な操作なので、子どもたちもすぐ覚えちゃいますし、
これをしておけば、「後に残す」も可能です。
残しておいたものをi moveに入れれば、つなげるのも簡単です(⌒▽⌒)


助成を受けて無料公開されているアプリなので、広告もないし、
最初のログイン作業以外はオフラインでも使えるし、
これはなかなか良いアプリだと思います(⌒▽⌒)
ぜひ使ってみてください!!


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