見出し画像

情報紹介14「学べる自分を取り戻す〜「学びを救う」ことの意味を成人当事者の声から問い直す」

学芸大学附属小金井小学校で智の話をさせていただいた時の動画です(*^◯^*)


小金井小学校ICT部会のイベントのテーマは「ICTに学びを救われる子はあなたのそばにいる」でした。

登壇一年目は、私が実際に出会った子どもたちのお話をさせていただいたんですが、二年目のこの時は成人当事者である智の話をさせていただきました。

なぜ、ICT による支援が必要なのか

それを考えるとき、私の頭にはいつも彼が浮かびます。
そして彼の言葉が聞こえてきます。

重篤なディスレクシアである彼の「わかる」は、閉じ込められていました。
聞いていればわかるのに、書いてあるものにはアクセスすることができない。
次第に彼は「わかる」は自分の勘違い。「できない」が本当なんだと自分に言い聞かせていきます。

みんなが簡単にできることができない自分への苛立ちや絶望感は、
学校を飛び出してなお、彼を何十年も縛りました。

そんな彼の体験は、「今支援を届ける」ことの必要感を突きつけてきます。
彼の言葉は重く、支援の側にいる人間には辛いものもたくさんあります。
でも、だからこそ、目を背けてはいけないと思ってます。

どうか、智の声に耳を傾けてください。

この動画では、彼の子供の頃の思いから社会に出ての辛さ、
大学への再挑戦が支えてくれたものなどを紹介しています。

彼は言います。

「自分の時代は仕方ない。誰もLDなんて知らなかったんだろう。でも、今は違う。すべての教室で特別支援教育をしているということは、全員、見つけてもらえるってことだろ?どの子も、自分の学びやすい方法を教えてもらえるってことだろ?」

この質問に「そうだよ」と答えられないでいる自分がいます。
いつか「そうだよ」と答えたい。そう願っています。


久しぶりのプチ対面だったんで、舞い上がって最初のところいらん笑いを取りに行ったりしてますが(⌒-⌒; )
どうか最後まで見ていただければと思います。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?