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やってみてよかった情報5「下地教材その4、かけ算の筆算シート・2桁をかける」

計算はできるのに、桁が揃えられなかったり、繰り上がりが小さく書けなかったりする子のために作りました(⌒▽⌒)

※下地教材についての基本情報は、こちらをご覧ください(⌒▽⌒)



九九ができて、繰り上がりの足し算もバッチリ。
「だったらかけざんの筆算はできるだろう」と言うのは大間違い( ;  ; )

確かに、計算としての要素はクリアしているんですよ。
でもね、かけ算の筆算は「答えを書いて終わり」じゃないんです。
「書いた情報を最後にまとめ上げる」作業が残っている。

そして算数の常として、途中があっていても「まとめ上げる」ところで間違うと、「不正解」という結果になってしまいます( ;  ; )

九九や暗算は、ある程度「量をこなして上手くなっていく」と言う部分もありますが(ない人もいますよ。別の方法がいる場合もあり)

でもね、この「書くことの困難からの筆算の難しさ」って、
たくさん書けば上手くなると言うものではないんですよね。
もちろん、たくさんやっている間に、他の人にはわからなくても
本人には「これは繰り上がりの小さい字」「こっちは答えの大きい字」の区別がついたり、斜めっていても自分的には列を繋いで見ることができると言うタイプも子もいました。
それはそれですごいんですが、どうしたってミスは出ちゃう。
途中でちょっと気が逸れたらアウトですしね( ;  ; )

負担感があれば、それだけで機会を失ってしまう可能性もありますし、
せっかくつけた力がスムーズに使える状況を作りたい。
そう思って、アナログの用紙を色々工夫してきました。

「マス目のノート使えばいいじゃん」と言うご意見もあるかと思いますが、
それで解決できない子が、結構たくさんいます。

最初にやったのは「繰り上がりを書く場所のある計算用紙」です。
小さく書けなくても「ここに書いてあるのが繰り上がり」と分かれば、
混乱が少ないかなと。

これはこれで効果がありました(⌒▽⌒)

でも、、、2桁でかけるになると、情報が何段にもわたるので、
より混乱しやすくなるんですよねー。
ああ「色が欲しい」と、いつも思ってました。
色があったら、もっとわかりやすいのに・・・

と言うことで、よくプリントには線を引いたり色をつけたりてました。
こんな感じ

色をつけた筆算

「これならできる!!」っていう子、たくさんいました。

でもね、これって「誰かがいないとできない」なんですよ。
自分でこの補助線や色をつけて・・・ということができなくはないでしょうが、煩瑣ですよね^^;
計算がしたいのに、その準備の負担が大きすぎるのは辛い。
あと、「それができれば苦労しないよ!!」と言うタイプの子もいますし、なかなか現実的ではないんですよね。

そして計算って、こんなふうに印刷されているものを解く機会は実は少なくて、多くは自分で立式して筆算も自分で書かないといけない。
そうなると揃えるのはより難しくなってしまう。
そして、、、消すのが超むずかしい( ;  ; )
込み入ってるので「消したいとこだけ消したつもりが大事な消しちゃいけないとこまで消しちゃった案件」多発( ;  ; )

下地教材はここでも力を発揮!!
なんたって色が使い放題!!
消すのだってサクッと!!
 まずは動画でご覧ください。

みていただくとわかるように、デジタルの計算用紙なんですよ。
ここで計算してドリルやテストに書き込む。
だから市販の教材がそのまま使えるんです(⌒▽⌒)

この動画では画面いっぱい1ページで一問にしてますが、
そのあたりはお子さんの実態かなと。

データ置いときますので、よかったら使ってみてください。
「下地教材とは」のページにある「下地教材の作り方」のマニュアルは、
これを作る行程をまとめたものですので、試しに作ってみるのもありです(⌒▽⌒)

どうして何ページもあるのかというと、
計算って1問では終わらないことも多いからです。
もちろん消すのも簡単なんですが、
違っていた時、計算過程が残ってるとどこで間違ったのかわかりますしね(⌒▽⌒)
間違えたら、ペンの色を変えてそのまま上に書いてる子いましたよ。
「どこ間違えたかすぐわかる」そうです^^;

取り込み方や使い方は、最初のとこにリンクした「下地教材とは」をご参照くださね(*^◯^*)

「アナログのほうが使いやすい」という人や場面には、
カイケツ下敷きのNO.3か4をオススメします(*^◯^*)
このリンクはNO.3

表に1問、裏に4問です。
NO.4は、もっと問題数があった方がいい人向けに
4問・9問になってます(⌒▽⌒)


あと、下地教材とは関係ないですが、
筆算の丸つけをするとき、できるだけやってるのが、
・筆算の答えが違っていた時は、1段ずつの答えを見る
です。
筆算って行程が多いので、「途中まであってる」ことよくあるんですよね。
・1段目の計算あってる、2段目間違ってる、当然最後の答えが違う時は
 上から⚪︎××
・1段目が間違ってる、2段目があってる、答えが違ってる時は
 上から×⚪︎×
・1段目も2段目もあってるのに足し算で間違えてる時は
 上から⚪︎⚪︎×
と、計算の段の横に書いておきます。
そうすると「ここ直せばいいんだな」とか「ここはあっていたんだな」とかがわかって、「だめだー」にならない子がいるんですよね。
あっ、もちろん、部分を消すのが苦手で、結局全部消してやり直す子もいるんですが^^;
「あなたが頑張ったことは、全部違ってたわけではないよ」「惜しい」
が伝わるといいなあと思って。


うーん・・・
今日も長くなってしまった( ;  ; )
2257字って・・・
平日の夜にノリで書く文章にしては長すぎると自分ツッコミ( ;  ; )

次回こそシンプルを目指す!(何回目の決意だよ・・・)


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