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やってみてよかった情報10「拗音体操」

拗音の表記が定着しにくい子の「判断する手立て」として考えました(⌒▽⌒)

「かぼちゃ」を「かぼちょ」とか「かぼち」と言う子にはまだ会ったことがないんですが、
「かぼちょ」とか「かぼち」と書いちゃう子には何人も出会いました。

「もー」と思って、
「書いたものを読んでごらん」と言うと、
みんな「かぼちゃ」って読むんですよ。
で、私が
「読んでみるよ」と書かれたままを読むと、
「えー、変」って言うんですよね(^_^;)

懺悔すると、
通常学級担任時代、1年生も3回持ったんですが、
「46文字のひらがなを覚えたら、文章は書ける」と思ってました。
だって喋っているし、そこに覚えたひらがなを当てていくだけでしょ?と。
だから文字が抜けてたり、表記を間違えたりする子がいると、
「いい加減に書いてるから」とか「また間違えてる、この前も注意したのに」と「子どもの側の問題」にしてしまい、
「どこで困っていて間違ってしまうのか」
「どうすれば正しく書けるのか」
と、自分にできることは何かを考えることもしなかったです。
だからこんな時は
「かぼちょって書いてるじゃない。かぼちゃじゃないよ。ちゃんと見て!!」とか言ってました・・・・。
本当に申し訳ない( ;  ; )

ちゃんと正しく発音できるのに、書けない。
きっとあの子もこの子も、困っていたんだろうなあ( ;  ; )

拗音って、「小さい文字を意識して聞き分ける」ことが必要ですよね。
「ちゃ」「ちゅ」「ちょ」
今自分が発音したのは、「どの表記なのか」
多くの子は、多分意識することもなく通り過ぎるこの辺りの課題、
そこを意識して聞き分けていくことが必要な子が確かにいると感じています。

前置きが長くなりましたが。。。
で、作ったのが「拗音体操」です。

・伸ばすと「あ」で頭に手
・伸ばすと「う」で腕に手
・伸ばすと「お」でお腹に手

例えば、
「きゃ」「きゅ」「きょ」の場合
振りをつけながら
「きゃ」「きゅ」「きょ」
「きゃ」「きゅ」「きょ」
「きゃきゅきょ・きゃきゅきょ」
「きゃ」「きゅ」「きょ」
を、
トン・トン・トン
トン・トン・トン
トトトン・トトトン
トン・トン・トン
のリズムで動作化し、
「キャベツはどこだ?」とか
「きゅうりはどこだ?」とか、
拗音の入った言葉を出題します。
「キャベツ」とか「きゅうり」とかの言葉を聞いて、
そこにいる拗音が「きゃ」なのか「きゅ」なのか「きょ」なのかを
動作化と同時に叫びます。
「キャベツはどこだ?」→「きゃ!」(頭に手)

とまあ、こんな感じです。
これ、割と楽しいですよ(⌒▽⌒)

スピードアップしたり、逆に超ゆっくりやったり。
(超ゆっくりは、残る音がよくわかるので最初にやったりしました)
咄嗟に「動作で示せ」と言われると、みんな割と戸惑うので、
大騒ぎです。
まだパッと判断できない子は、友達の動きを真似ながら声に出します。

絵にするとこんな感じ
あっ、このイラストは自分で描きました(^_^;)
下手だけど、なんとレイヤーなるものを初めて使って描いて、
当時は体操練習用の動画を今はなきFlashで作ってましたよ・・・。
みんなでやるのもいいけど、
1人でも楽しく学習できるように、
画面の向こうのキャラクターと練習できたらと思ったんですよねぇ。
もう動かないけど・・・(遠い目)

拗音体操

動作と絡めるのって、
・見ただけでは難しい
・聞いただけでは難しい
時に、ありだと思ってます。

「えーと、えーと、『キャベツ』は、きゃきゅきょできゃだから・・」と、
小さく動作化しながら思い出して書いてる子もいました。

体の場所や動きにヒントを持ってるって、なかなか良いですよ(⌒▽⌒)

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