11/23(土)奈良:スマホで動画編集のブースを出す理由と発信が続くエネルギー源のありか
「ブース、出さない?」と言われた時点では、「え、なんか出せるもんあるかな… 」と反射的に答えていた。
「みんな自分の商品やサービスが決まってて、それのブースを出すんでしょ。僕、なんかあるかな… 」と思いながらも、「やめときます。」とは言っていなかった。
思い返せば「なんか出せるもんあるかな… 」と答えている時点で、潜在的に「なにかできるかもしれない。なにかしらで出したい。」とは思っていたのだろう。
何ができるかわからないのに、そこで何かをしたいと思っていたのには理由がある。
* * *
2023年の夏から翌年の冬まで、僕は「デザイン経営」の講座に参加していた。生駒市が主催する「ILBH(Ikoma Local Bussiness Hub)」という講座だ。
「デザイン経営」って何?という興味本位で参加した結果、そこで予想以上の展開になった。
まず、デザイン経営とは何かをザックリ説明する。自身のアイデンティティとビジョンを明確にすることで、ブレないメゲない持続力と、周りの人との協力関係が生まれていき、事業が発展していく。その流れ全体を"デザイン"することを「デザイン経営」と呼んでいる。
「世の中、こんなふうになったらいいと思うんだよなぁ。なぜかというと、昔こんなことを経験して… 」と伝えているうちに、自然な形で周りの人が「一緒にやりたい。手伝わせてほしい。」と言ってくれるようになるようなイメージ。
この講座で、原体験を思い返し、自身のエネルギー源となっている"アイデンティティ"を見つめ直した。1人ではなく実践型のワークショップ形式で。各自が発表をし、何を目指して、何につまづいているのかを知っていく。
講座が進むにつれ、その場には絆のようなものが生まれ、「このメンバーで何かやりたいね。」という話が自然発生的に生まれてきた。
多くの場合が"そういう話"は、"その場の盛り上がり"で終わってしまう。しかし、今回は違った。積極的に話を前進させて、本当に「このメンバーで何かやる場」が生まれた。
それが明日11/23に、奈良の生駒市実施事業として開催される「学びのマルシェ」というイベント。
運営を引っ張ってくださっている主要メンバーが動きに動いて、実現してくだすった。ほんと、ありがたい。
https://www.instagram.com/reel/DB0BpG8pR1U/?igsh=dm9kaWYydXJ3OTZ5
そんな場が生まれ始める頃、まだ自分が何をやるのかも見えていなかったが、ブースを出す返答をした。
「この仲間たちとの"祭"に加わりたい」
無意識だが、それがブースを出すことを決めた理由だったのかもしれない。1人だったら、こんな行動はできなかっただろう。
悶々と1人で悩んでいても、動けなかったりする。
そんな自分に自己嫌悪を感じ、ますます動けなくなる。
中には、「こういうことがやりたい!」と思ったら、考えるより先に動けてしまう人もいるだろう。そんな人は自家発電で進んでいけると思うが、「先に仲間をつくる」ことが前に進むエネルギーになるタイプの人もいる。
僕はどちらかというと、そんなタイプみたいだ。
四角大輔さんのコミュニティ「LifeStyleDesign.Camp」に参加して、仲間からのフィードバックをもらえたことで、自分の気づかなかった価値に気づけた。
末吉さんの「発信する勇気」発動コミュニティに参加してみたことでも、同じことが起きた。顔の見える仲間ができたことで、発信が続いた。
顔の見えない不特定多数に向けた発信は、いいね数や閲覧数に気持ちを左右される。そこにしか指標がないから、当然と言えば当然。
しかし、顔の浮かぶメンバーがいればいるほど、発信しやすくなる。「あの人は読んでくれるんじゃないかな」と思えると、書く気も起きやすい。
自分のために書くのもいい。
誰かのために書くのもいい。
タイミングによって、そこは変わるが、どちらでもいい。
自分の内側からの想いが湧き起こりやすい方を、
そのときそのときで選べばいい。
* * *
そんなこんなでブースを出すことを決めたわけだが、決めた後で、「何ができるかな… 」と考えていたら、アイデアが出てきた。
「スマホで動画編集する方法なら、いつもやってることだし、できそうだな。」
とは思ったが、世の中にはYouTubeがある。YouTubeで調べれば、スマホで動画編集する方法なんぞ、ダウンジャケットに開いてしまった穴から、抜いても抜いても出てくるダウンの羽ほど出てくる。
そんなものにニーズはあるんだろうか?
運営メンバーに「スマホで動画編集する方法ならできるかなーと思ってるんだが、どう?」と聞いてみると、
「え、そんなん、私が受けたい!受けたい人、めっちゃいると思う!」と前のめりツンのめりで返事が来た。
人は、自分が“自然にできてしまうこと"の価値を低く見積もってしまうらしい。1人だと不安だったので、3人に聞いてみたら、思った以上の反応が3人から来た。
さすがに3人から前のめりを喰らうと気づく。どうやらニーズがあるらしい、と。予約フォームを作ってみたら、さっそく予約が入った。
明日はプラっと会場に来て、受けてくれる人もいるだろう。どんぐらい来るんだろう… ドキドキしますな。なんせ初めてのことなんで、ブース出店なんて。
さて、今の気持ちを書いておきたい感覚があり、書き残してみました。ではでは明日の準備、続けます。
もし、まさかの前日告知で会場に来れちゃう人は、「note見て、来ました。」って教えてください。アメちゃん、あげます。
ではまた。