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僕たちのなかにある光と影。どう生きるかを考える物語。1歩目の朝。

2024年4月16日、「かもめのジョナサン完全版」の音読会がはじまった。音読会の後にせいじ先生が語った言葉たちを、スピードが追いつかなかったけど、拾えた分だけ載せておきます。主に読書会のメンバー向けに。

(※音読会に参加したい方は、こちらのLINEオープンチャットからどうぞ。耳だけ参加からスタートできます。)

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せいじ先生のコメント
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ほとんどのかもめにとっては飛ぶことなんて関係ない
食べることを重要視している。サバイブすること。
でもそれだけだと、とんでもない人生になってしまうよ、と。

お前ってなにができるんだ?
お前は何が好きなんだ?と。
お前ら何に喜びを感じてんだ、と。

昔は、パート4は無かった。
「わからない」が正解。
「わからない」と言える。それが一流。
「わかった」というのは二流。

みんないったん「わかった」というフェーズにいく。
決まりと掟がある世界。
そのなかで、お前はどういう自由を生きていくのか?

僕らは「思い込み」のなかでずっと生きてきている。
そこから、
「これはいったいどういうことだ?」と考えるという作業に入る。

アインシュタインのローゼンバーグブリッジ理論。
ある地点を超えると、急に違う世界に入っていく。
それを描いている。

あいつが書いた「原型」。
「あいつ」とは?
遺伝子の中に入っている38億年の原型。
それが「あいつ」。

「あんたこれでしょ」と奥さんが持ってきた。

何ができるの?何が得意なの?徹底的に。
7つの習慣とも通じている。

自分の能力を徹底的に生きろと、
それである程度のところまで生きてくることができる。

決まりと掟の中で生きてきて、
そこからどうやって自由を謳歌して
自己実現をしていくのか?

いままで逃げてきた自分のふるさと、心の内側に向き合うフェーズに入る。
それを「みんな考えなよ」というところでパート3は終わる

どんぐりのまま人生を終わりにしないで、
どんぐりが木から落ちて、大きな樫の木になっていく。

蚕が、繭になってに、
繭のなかで自分をどろどろの液体にして
そこからまったく違う形になり、蝶として飛び立っていく

お前がやりたいことをどうやっていくんだ?

争い・戦争を終わらせるためにはどうすればいいんだ。
我々の中には、本居宣長のような時間を越えた智慧のデータベースがある。
問題解決のために「争い・競争」ではない物が出てくる。

個人が自分の能力をフルに使って
ハッピーで豊かな暮らしをしていく
一人ひとりが自分の人生を生きることで
完全版を生きていく

どう応用して生きていくのか?
それには智慧がいる
考えるしかない。
答えはないわけだ。
それぞれにとってオリジナルの答えがある。
それを考え続ける。

私はこれが好きなんだ。
これをやってのけていく。

第3フェーズ。バリバリの応用編です。
温暖化、戦争、そういう中で、1つの示唆として、
「かもめのジョナサン」を音読する本に選んだのはベストな選択。

* * *

オポジット。正反。
好きなことと嫌いなこと。光と闇。
パート3まではそれがない。
ひとまず好きなことをやっていけ、という話。

そこからパート4で出てくるのが
希望や疑問を持ちなさい、ということ。

あなたのなかの闇はなんですか?
あなたのなかの光はなんですか?

闇と光がバラバラになってたんじゃダメ
それで爆弾つくってたんじゃダメ
(今、オッペンハイマーの映画が映画館で上映されている)
あの映画を見に行ったほうがいい
トルーマン大統領に表彰されたが、
オッペンハイマーは後悔した。

その後に見たほうが良いのはNHKオンデマンドの
「スカイツリー」のドキュメンタリー。
スカイツリーは「木」。

完全版では「オポジット」が語られている。
2つを対立させないで、どう生きていくか。
1つのサジェスチョン、それが「かもめのジョナサン」

* * *

音読ってのはいいね。すごいね。それを感じた。
「テキスト」を「音」として立ち上げるってのはすごいね。
エネルギーとして入ってくる。バイブレーション。波動。

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せいじ先生のコメント、ここまで
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「かもめのジョナサン」をまったく知らない状態で、音読会に参加しはじめたが、どうやら「きみたちは、どう生きるか?」にも通ずる話のようだ。続きが楽しみだ。

オッペンハイマーは、原爆をつくった天才物理学者。

監督がクリストファー・ノーランであることが、一気に見たい欲を高める。クリストファー・ノーランと言われてもわからないかもしれないが、作品名を見ればわかる人も多いだろう。人間の心の奥底に入っていく脚本を描く監督だ。

夢の中へと入っていくディカプリオ主演の「インセプション」、
時間が逆行する世界を描いた「TENET(テネット)」、
バットマンの心の闇やトラウマを描いた「ダークナイト」、
記憶が無くなっていく男の物語「メメント」、

そして宇宙物理学者にも監修をしてもらいながら作られた「インターステラー」では時間の流れ、重力、時空間を超える人間の想いが描かれている。

いずれも1回観ただけでは理解しきるのは至難の業。「インセプション」と「インターステラー」は3回観て、それでようやく内在するメッセージが理解できてきたような感覚になる。「TENET」は、1回しか観ていないので、まだ消化不良の感覚。

そして最新作が「オッペンハイマー」。その脚本やメッセージが気になる。それと同時に、僕自身が長崎出身であることもあり、原爆の父と言われる男のストーリーに何を思うのかも気になる。

原爆記念日の8月9日は、夏休みの途中に挟まれた登校日だった。体育館の中には原爆関連の写真が並べられ、キョウチクトウが飾られた壇上で、被爆した方の話を聞く。それが僕の8月9日だった。

2つの原爆で戦争が終わった1945年。その年に、僕の父は生まれた。原爆は遥か昔の話にも思えるが、そう思うと割と最近の話だ。このタイミングで「オッペンハイマー」が上映されている。そんなことが起きてしまったということを忘れないために、思い出すために、観に行こうと思う。

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