店舗は売る場所からショーケースに

毎回の帰国ごとに本屋に立ち寄って、最新の書籍などを買い漁って、多い時には帰国時の荷物のうち10kgくらいが書籍という状態でした。

そのため先日の引っ越しの際にこの書籍が重くて、全引っ越し荷物のうち半分近くが書籍という状態になり、

やばいってことで慌てて100冊近い本を捨てました。

海外在住している中で、わざわざ帰国時の制限された航空荷物で大量の本を運ぶ上に、家のかなりのスペースを本が占めてしまうのはあまりにも無駄が多いなってことで電子書籍に切り替えることに。

親しい方に紹介頂いた紀伊国屋書店のKinoppyをダウンロードし、そして紀伊国屋書店へ。

書店内で興味のある本を見つけ、そしてネット上で購入。まさに続きはウェブで。

電化製品など店頭で見て、ネットで購入して運んでもらうってのがありますが、書籍の場合は電子書籍なるとデータなので、ネットで購入してその場でダウンロードで完了し、モノをデリバリーしてもらう必要すらない状態。

ネットで調べた限り2015年時点で書籍業界における電子書籍の割合は1%程度みたいですが、これが10%くらいまで進むと一気に店舗の役割が変わるのでしょうね。

みんな店舗には行くけど、店舗はショーケースみたいな状態になり、店に置かれる本は今よりもぐっと少なく(スペースや本屋自体も減るかも)なるのでしょうね。

書籍業界に限らず、今後、リアルな店の位置づけが大きく変わっていく時期が近づいてきているのだなぁと実感します。アメリカのアパレルで店舗はあるものの試着などをするのみで、店頭では一切販売せずという企業の話を聞いたことがありますが、同じようなビジネスモデルの会社いっぱい出てきそうですね。

企業側としても店舗には最小限の在庫しか置かずに済むため必要最小限のスペースでビジネスができるのである意味効率的なビジネス出来るわけですし。

ベトナム人も偽物などのリスクからネットのみではなかなか信頼しない中、現物の見れるリアル店舗が重要という話はありますが、逆にリアル店舗があれば安心するわけなので、こういう店舗はショーケース的なビジネスをする企業ベトナムでも案外早く出てくるかもですね。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?