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色あせた服を復活させる染め直し:自宅でやるときの注意点

色あせてしまったお気に入りの洋服
まだ着られるのに捨てるのもったいないなと思っていませんか?

染め直すのはどうでしょうか?

こんなサービスを使うと
往復の送料と作業量でズボン1本5000円くらいでできてしまいます。

でも、自分でやれば
染料 700円
塩250g 100円
10Lバケツ 500円
ゴム手袋 200円
の合計 1500円くらいでできてしまいます。

実際にぼくのお気に入りのズボンが色あせてしまったので
染め直したら作業2時間+乾燥の時間で復活しました!

使った染料はダイロン プレミアムダイ

使うのは40℃のお湯なので
他のものを汚さないように注意するだけで
簡単に染め直すことができました。

捨てようと思っている色あせた服を持っている方
ぜひ挑戦してみてほしい!

実際にやってみて感じた注意点は5点

1. 大きなバケツを用意する

お湯の量は6.5L必要です。
そこに染料を入れて、塩も250g、さらに服を入れて
何度もかき混ぜる必要があります。

バケツは余裕をもって10L以上の大きさのものを用意したほうがよいです。

出来るだけ径が大きいバケツの方が
服を広げて入れることができるので
より染めムラが出ないと思います。

10L以上で径が大きなバケツはあまりないので
大きな桶があると服が広げられて染めやすいと感じました。

10Lの普通のバケツでもキレイに染まりますが
最初の15分と45分のつけおき時に定期的なかき混ぜがやりにくいです。

染料に漬け込むとこんな感じです。

2. 大量の塩がいる

塩が250gも必要です。

塩が常に250gもあるおうちは少ないと思うので
買い忘れのないように準備しましょう

40℃のお湯を使うので
染料を溶かした後に塩を忘れたことに気がつくと
大量のお湯を沸かし直しになるので大変です。

3. 作業場所の確保

染料が付いても大丈夫なように
養生をしてから作業をしましょう

ぼくの場合はベランダで
ビニールを敷いて、その上から段ボールを敷いて
さらにいらないカーペットを敷いて
3重で汚れないように注意しました。

作業場所は水場に近い所でやりましょう
染料につけた後に水洗いをします。
水場から遠いとそれだけ染料で汚れるリスクが高まります。

わが家はベランダにスロップシンクがあるので
そこでやりました。

シンクはホーローで
染料を流しても後で流せばきれいなりました。

作業後のシンクは
軽く流すだけできれいになります。

染料を溶かしたボウルやバケツは軽く擦らないと
キレイになりませんでした。
でも、すぐにキレイになりましたよ。

洗浄前のバケツ

洗浄後のバケツ

お風呂場でやると
染料が床などについて取れないことがあったりするらしいので
作業場所は気をつけて選びましょう。

4. 汚れてもいい服で

これは基本です。
濃い色の服と
ゴム手袋は必ず

5. 最後のすすぎと脱水は洗濯機に助けてもらう

最後に何度も水ですすぎます。

作業時間の半分はすすぎ

絞っては水ですすいで、
また絞っては水ですすいで

初めのうちは
何度やっても水が濃く色づくので
本当に終わるのか心配になります。

5回目のすすぎの水

8回目でまだ色づく

結局15回くらいすすぎをしました。

最後に洗濯機に入れて
数回すすぎをやって
脱水もします。

もちろん、ズボンしか入れません。

自分で絞るよりも
洗濯機で脱水する方がはるかに絞れるのでよいです。

作業の所要時間:2時間

1. 6.5Lの40℃のお湯の準備:10分
2. 塩250gの準備:5分
3. 染料、塩の攪拌:10分
4. 服を染料に入れて何度も混ぜる:15分 (染料が飛び散らないよう注意)
5. 漬け込み時間:45分 (たまに混ぜるだけなので楽)
6. 手で何回もすすぎ:30分(一番の山場)
7. 洗濯機ですすぎと脱水:5分 (洗濯機が回っている時間は除く)

※バケツなどの買い出し時間は含まず

自分で2時間かけるのがもったいない人は
業者に頼んだほうがよいと思います。


想像以上に簡単に染め直しができました。
今度は長女の色あせたネイビーのワンピースを染め直して
次女のお下がりにしようと考え中です。

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