○○は全ての科目の基礎

よく受験界隈では「現代文は全ての科目の基礎だ」とよく言われる。

しかし、もっと正確にいうと「国語力」が全ての土台になっている。


ここでいう国語力というのは、

・常用漢字の読み書きができて、その意味が理解できる

・ことわざ、慣用句、四字熟語、故事成語を理解できる

・文章(または言葉の羅列)を読むことに抵抗がない

・分からない用語がでても、前後関係から類推したり(または類推しようと試みることができる)、辞書で調べることができる。

である。


特にここ最近、youtubeで教科書に書いてあることを嚙み砕いて解説してくれる動画が多く。子供たちの読む力がますます低下している。テロップの漢字にはフリガナが振って会って、なおさら頭を使わず視聴できる。

例えると、子供の頃から柔らかいゼリーしか食べていないようなものだ。そんな子供が急にスルメイカをかじるとアゴを痛めるのと同じで、youtubeの解説動画に慣れた子に塾でテキストを読ませると、ひどい有様になる。

何をするかというと、「読む」というより「活字を目で眺める」ことを「読む」と思い込んで目を左右に動かすだけである。何て書いてあった?と聞くと1発でフリーズする。


便利な世の中になって、人は手軽に知識を得られるようになった。でも、手軽に得られる知識は、しょせん手軽な知識。頭に負荷をかけないと深い知識や技術は得られないと思う。

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