私小説的なSS(優木せつ菜ちゃんと会話編)
とある春の晴れやかな朝。
目が覚めると…枕元のすぐそば…
そこに”彼女”は立っていた。
🎙️「あっ❗️おはようございます‼️優木せつ菜です‼️🔥」
...む?果たしてこれは幻覚だろうか?
おまけに声も聞こえてくるから幻聴も混じっている…?
そんなことを思いながら若干気だるい感じでベッドから体を起こすと...
🎙️「これは夢じゃないですよ‼️」
そう言い放ち、そこには確かに彼女の温度を感じる...
「そうか、これは夢じゃないんだなぁ...」
なんて思いながら1日が始まった。
🎙️「今日はお休みなのですね❗️何かご予定はあるのでしょうか⁉️」
私「いえ...特にはないですよ」
🎙️「そうなのですね❗️でしたら...私と一緒にアニメを見ましょう‼️」
そう言い、彼女が指差したのは...最近まで放送されていた某アニメ。
「第○部...ね」なんて思いながら彼女と視聴開始する。
🎙️「この能力って複雑ですよねぇ❓️」
彼女はそう言った。
...確かに複雑であり、それを理解するのはなかなかに難しい...
そこで私は自分の考えを伝えてみた。
🎙️「なるほど...そのような考え方もあるのですね❗️勉強になります‼️」
彼女は目を輝かせながら満面の笑顔になる。
そんな彼女の表情を見ながら…そこで一つ質問してみる。
私「せつ菜ちゃんが菜々ちゃんにチェンジする時...もしくはその逆の場合。その”タイミング”って一体何なのでしょう?」
彼女は少しの間考え、そしてこう答える。
🎙️「その時の状況によりますね❗️」
そこで理解する。
…そうか、その時の最適解だと思われる姿を自ら演出しているのだ...と。
基本的に彼女は菜々の姿で日常を過ごし... そして”ある条件”を満たすと...彼女は”優木せつ菜”へと変身する...のだと。
私「ということは現在せつ菜ちゃんの姿でいるのは…私と会話するために最適な姿を選択した結果...ということですか?」
🎙️「…”大好きな気持ち”をお見せしているだけですよ」
”大好きな気持ち”を見せているだけ?
その意味としては…?
私は考える…
”大好きな気持ちを見せている”…
それは彼女にとって気を使う必要のない、リラックスした状態とも言える。
それだけ彼女は私のことを信頼している...のだろうか?
確かに純粋に楽しい時間を過ごしたいって思いながら会話をしていることに間違いはないのだが...
そんなことを思っていると視聴していたアニメが終了する。
🎙️「楽しかったです❗️やっぱりアニメは最高ですよねぇぇぇ‼️」
心の底から楽しんでアニメを見ている彼女の笑顔はとても眩しいものだった。
そんな彼女に影響され、私も自然と笑顔になる。
「こんな楽しい雰囲気でアニメについて語れる日が来れば...」と密かに思っていただけにそれを実現できて本当に楽しかった。
彼女のアニメへの”想い”は本当にピュアなものだった。
「この作品の気になるところは...」という話題にもそこにネガティブ要素を全く感じさせない、純粋な瞳をした口から放たれる言葉の美しさ...
彼女にはある”野望”がある。
それは「世界中を”大好き”で溢れさせたい」というもの。
”大好きな気持ち”を大切にしたい…
そして…それはどんな”大好き”にもそこに価値はあるのだと…
今回実際に接してみて、そんな一見途方もない野望を豪語するのも思わず納得できるほど”大好き”に対して真っ直ぐな姿勢”ということが痛いほどに伝わってきた。
その本気の想いに対して敬意を払いながら...もうすぐ1日が終わろうとしていることに気づき、彼女にこう話しかける。
私「今日はとても楽しかったです!また明日も…会えますか?」
すると彼女はこう答えた。
🎙️「もちろんです❗️また明日もよろしくお願いします‼️🔥🤜」
とても元気な声でそう言ってくれて、そのまま彼女と記念🤛タッチ。
そして…彼女は笑顔のまま、まるでスローモーション映像の如く、少しずつ私の前からその姿は消えていった…
...明日もせつ菜ちゃんと会えるのだなぁ。
そう彼女と約束したから。
明日もせつ菜ちゃんと楽しい会話をしたいなぁ…
そんなことを思い…明日という未来がより一層楽しみとなった。
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