アメリカとイラン 「戦争」でなく「戦闘」の時代。空手の「寸止め」なら日本が得意?

 イランが、イラクにある米軍基地に司令官殺害の報復ミサイルを打ち込んだ。
 2019年の映画「空母いぶき」では、自衛隊は憲法で制約があるから、攻撃できる状況でも戦争にならないように踏みとどまる。
 戦争状態でなく戦闘という憲法解釈のギリギリのところでの迎撃ミサイル発射など、現場の自衛官の葛藤、なかなかよくできている作品でした。
 戦闘と戦争は違う、とギリギリのところでの戦闘を選択する、そういう設定になっていた。

 今回のアメリカとイランも、ある意味では似ている。全面戦争を避けるために、ミサイル攻撃による米軍の死傷者が出ていない。死傷者が出ない攻撃、何だか変な戦闘です。トランプ大統領もいまのところさらなるエスカレートを抑えている。
 空手の組手でいうところの拳を直接当てない「寸止め」です。

 中東での出来事は東京ではガソリンの値上げとして跳ね返ってくるぐらいにしか思っていないかもしれないが、ここ西麻布には米軍基地があるので、ヘリポートの発着が頻繁になりました。
この日夕方、青山墓地周辺をランニングして途中、ヘリを撮影していたらランニングアプリが中断してしまいました。
 GPSを撹乱させる電波を発信しているのでしょう。
 アメリカとイランの戦闘が、僕個人の日常に影響を与えたわけです。
 米軍基地がある限り、日本は無関係、ということはないのだと銘記しておきたいですね。

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