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ありえない速さで情報を共有できる、NFCカードのすすめ

「よかったら、Twitter交換しませんか?」

オタクの現場に行ったり、聖地巡礼でオタクと会ったりすると、このやり取りはよくある。学校でも、「インスタ交換しない?」というやりとりに出くわしたことなんてある。

その時は、自分のIDを教えるか、QRコードを読み取って交換をしたりしているだろう。

しかし、これはこれで不便だと感じることがある。

まず、IDを言う場合はアルファベットをひとつずつ覚えたり見たりしながら打ってようやく出てくるという結構めんどいなぁと思う欠点がある。私の𝕏(旧Twitter)アカウントに至ってはアンダーバーがあるため、「アンダーバーってどこで打つんだっけ?」ということになりかねない。

そこで、QRコードが大活躍するのだ。
カメラにかざせばすぐに情報が出てくる。便利なものだよね。

ただ、これにも欠点がある。
例えば、それを夜にやる場合ライトを付けなければならない。ライトの当たりが悪ければQRコードの読み取りにも時間がかかる。また、明るい時間帯にやったとしても光の反射が起こってしまえば読み取りに時間がかかるのだ。

これをどうにか解消できないか。そう思いながらInstagramを見ていた時、私はNFCタグという存在を知った。

NFCタグは、NFC(Near Field Communication)技術を利用した非接触ICチップを内蔵したデバイスのことだ。スマートフォンなどのNFC対応機器をかざすだけで、様々な動作を実行させることができる。iPhoneでは2016年に発売されたiPhone 7より対応されているらしい。
アプリの起動、Wi-Fi設定の変更、マナーモードへの切り替えなど、多様な機能を記録でき、主にラベルシール状で販売され、1枚100〜200円程度で入手可能だ。

余談だが、このNFCの一種であるソニーが開発したFeliCa(Type-F)技術というNFC規格を使用したカードが、みんなが毎日使っているICカード、SuicaやICOCA、KitacaやSUGOCAの機能だ。処理速度が速くセキュリティ面に優れているため、日本の交通系ICカードや電子マネーに広く採用されている。

NFCカードはQRコードよりも多くの面で優れており、より便利で安全な選択肢となっている。まず、NFCカードは物理的な接触なしで瞬時に情報を読み取れるため、QRコードのようにカメラで読み取る手間が不要だ。これにより、決済や入退室管理などがスムーズに行える。
また、NFCカードはデータの暗号化が可能で、QRコードよりもセキュリティが高く、情報の改ざんや不正コピーのリスクが低くなっている。さらに、NFCカードは耐久性に優れており、QRコードのように印刷の劣化や汚れによる読み取りエラーの心配がない。加えて、NFCカードは書き換えが可能なため、QRコードとは異なり、情報の更新や再利用が容易なのだ。NFCカードはQRコードよりも多くの情報を格納でき、より複雑な機能や多様なサービスに対応できる。これらの特長により、NFCカードはQRコードを凌駕する技術として、様々な分野で活用が進んでいる。

というわけで、私は3枚入っているNFCカードを購入した。

ちなみにもっと欲しい人は、9枚で900円というものもあるので購入してみてはどうだろうか?

NFCカードにX(旧Twitter)のアカウントを登録する方法


❶NFCカードを購入したら、NFC Toolsをインストールする

これはNFCカードに情報を収納するために必要なアプリだ。まずはこれをインストール。

❷書く→レコードを追加 の順に操作

②のやり方

❸下の画面が出てくる。

見ての通り、SNS以外にも連絡先やテキストなども登録可能である。WiーFiのSSIDやパスワードも格納できるので、これに登録してしまえばタッチしただけでWiーFiの接続も容易にできてしまうのだ。lit.linkなどを作っている人の場合は、URLを押して自分のlit.linkのページを登録すればいい。
余談だが、lit.linkは公式でそのようなカートを販売している。デザインもとても良いので欲しい人は買ってみてはどうだろうか?

とりあえず今回はXのアカウントをNFCに登録してみる。

❹ソーシャルネットワーク→編集→𝕏を押す
ちなみに、Instagramにしたい場合は言うまでもなくInstagramを押せばいい。他のSNSも同じだ。

❺NFCに登録したいSNSのユーザー名を入力し、OKを押す。
自分のXアカウントは「@ino_kou1121」なので、これを入力しOKを押す

❻書き込みを押し、NFCカードをスマートフォンにかざす
これでNFCカードの読み取りは完了だ。これであなたが登録したXのアカウントがNFCカードをスマートフォンにかざすと呼び出せるようになった。
もしNFCカードの内容を書き換えたければ、もう一度以上の内容を最初からやり、❹の部分で違うSNSやメールアドレスを登録し書き込めば書き換えができる。

これのおかげで今はユーザー名なんて教えなくても、「はいじゃあこれでフォローよろしくお願いします!」という感じで手早くSNSの交換ができている。

NFCタグを活用することで、このようなオタ活の場面以外でも、日常生活やビジネスシーンでの利便性が向上し、スマートフォンの機能をより効率的に使用できる。これを忍ばせれば、今日から便利にSNSの交換が可能になるだろう。

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