自動車会社が消える時。

トヨタ自動車の豊田章男会長の発言が、一部メディアで物議を醸しているような記事があります。記事の内容を読んでみますと、時代の流れに沿って考える時期が来たように思います。

日産がインフィニティの本部を香港に置き、ホンダはかなり前から北米やアジアなどの地域別に本社機能を置いて、東京の本社は主に国内を取りまとめています。

トヨタが、タイに本社機能を置いて、レクサスを北米に本社機能を置くようなことになれば、それはもう時代の流れということでしょう。いつまでも、日本式のやり方で良しということじゃないというものでしょうし、海外市場で遅れを取るということは痛いわけです。

アメリカのクライスラーは、今ではヨーロッパのコングロマリットの一つになっているわけですし、日本の企業も世界で勝負するからには、海外に本社を置いて、事業を展開するということが必要なのかもしれません。

今後、日本から自動車会社が消えるということが現実味を帯びたとき、日本の経済にどんな影響が出るのか、今のところ何もわからないですが、時代の流れはそういうところに来ているように思います。


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