アーティスト紹介#2 ~Wednesday~
こんにちは.
ご覧いただきありがとうございます。
今回はWednesdayというバンドについて紹介させていただきたいと思います。
概要
Wednesdayはアメリカ合衆国ノースカロライナ州アシュビル出身のバンドです。
メンバーはVo&GuitarのKarly Hartzman、GuitarのJake Lenderman、Lap Steel GuitarのXandy Chelmis、BassのMargo Schultz、DrumsのAlan Millerの5人となっています。
Lap Steel Guitarが含まれているのが珍しいですね。
ジャンルとしてはシューゲイザーやノイズ・ポップといったところになると思います。
KEXP Youtube channelでのライブです。
経歴
Wednesdayはノースカロライナ大学アシュビル校に通っていたKarly Hartzmanが、同級生と組んだデュオ・グループがもとになっているそうです。
ちなみにHartzmanはMitskiのファンだそうで、ギターを始めたきっかけもMitskiのパフォーマンスを見たことだそうです。
その後Hartzmanは同級生と一緒にLPを収録するなどして音楽活動をしていたそうです。
Hartzmanはある時、彼女の妹のホームパーティーにて演奏するためにJake Lenderman、Xandy Chelmis、Julien Melissas、Alan Millerをグループに誘い、ここで現在のWednesdayのメンバーのほとんどが揃いました。
このライブで彼らのサウンドは"化学反応"を起こし、これに手応えを感じた彼らは大学を卒業した後も音楽を続けていくことを決めたそうです。
その後、地元アシュビルの音楽シーンで頭角を現した彼らは、BassをMargo Schultzに変更し、最初のツアーを行うとともに現在のラインナップのWednesdayとして初のEPを収録しました。
更に活動を重ねたWednesdayは、2020年にWednesdayの1stアルバムである
"I Was Trying to Describe You to Someone"をリリースしました。
また、翌年の2021年には2ndアルバムとなる"Twin Plagues"をリリースしました。
さらに2022年にはカバーアルバム "Mowing the Leaves Instead of Piling 'em Up"をリリースし、現在も活動を続けています。
魅力
Wednesdayの魅力として一番に思いつくのは、やはりカントリーを基礎としてシューゲイザーをやっているというところでしょう。
ノイジーで音の大洪水を起こしているのに、どこか温かみがあり、牧歌的な印象さえ受けます。
特にラップスチールギターの音色は、ずっと聴いていると昔のことを色々と思い出してしまうような懐かしさがあります。
また、Karly Hartzmanが創り出す暗い歌詞を、彼女の切ない歌声が歌い上げ、それを重厚なバンドサウンドが支えている、といった楽器と歌声の相互関係性も魅力のひとつであると思います。
ノイズマシマシのバンドサウンドと、ボーカルの切ないサウンドの組み合わせがここまで良いものだと感じたのは、Wednesdayが初めてでした。
アルバム紹介
1stアルバムである"I Was Trying to Describe You to Someone"
このアルバムでは、地元ノースカロライナのカントリーミュージックの影響を受けつつ、シューゲイザーのノイジーなサウンドを響かせています。
また、アルバム全体を通して起伏に富んだ構成となっている印象を受けました。
2ndアルバムである"Twin Plagues"
このアルバムでは前作よりもよりシューゲイザー・ノイズ色を強め、グランジの要素を取り入れてダークな世界観を強固にしている印象を受けました。
2022年のリリースされたカバーアルバムである"Mowing the Leaves Instead of Piling 'em Up"
今作では様々なアーティストの曲を、Wednesdayの特徴であるカントリーとノイズのサウンドでカバーしています。
おすすめ曲
ラップスチールギターのリフとノスタルジアが印象的な1曲。
カントリーの重鎮であるGary Stewartの名曲をカバーした1曲。
最新シングル。8:30という最近にしてはかなり長い曲ながら、ノイジーなギターで創り出す重厚なサウンドが飽きさせない1曲。
それでは、今回の紹介はここまでにしたいと思います。
皆さんにもぜひWednesdayを聴いていただけたらと思います。
ご覧いただきありがとうございました。
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