ペイル社とグラスレー社

この妄想なんだけど、決闘委員会のラウンジでセセリアらのケンカをいさめたりと、5号自身にも自分より年下の子の面倒を見たことがあるんじゃないか、といった慣れを感じる部分が13話にあった
ノレアとわずかに言葉を交わしただけで「気が合いそうだな」と感じるのは、自分と似た思想を持っているからという、4号とスレッタの邂逅のような印象もありつつ、ラウンジの件含め「恋愛以外なら人の機微を察せる」のではないか?と思わせる

逆に言うと、小さい子らの面倒を適当ながら見てこなした経験があるから「同じ女の子(幼女)なんだからいけるっしょ」というノリだけでナンパしているようなテキトーさを感じる

どちらにせよ、強化人士は二人ともに「幼い姉妹兄弟の面倒を見た」ことがあるのではないか?という印象がある

ペイルとグラスレー、裏のつながり

ここからもほぼ妄想ベースであることないこと語ってゆく、いつも以上に信ぴょう性はないので、ここが違うあそこは嘘だと思いながら、あまり真に受けずに読んでいただきたい

グラスレー社は養育施設を持つ

フォルドの夜明けが学校を根城とし、子供たちが走ってゆくカットがあったため、施設育ちというシャディクを「フォルドの夜明けの施設で育った」と思う人も多いが、アーシアンの、それもテロリストの施設から何でサリウスが養子を選ぶのか、接点が無さすぎる

グラスレー社自体が養育施設を経営していることが8話でミオリネから明かされ、シャディクはそこの出身だと分かった
と、ここまで語れば何を言い出そうとしているか、わかった人もいるだろう

そう、強化人士の選定も、そのグラスレーの施設から行ったのではないか、という疑い

無論根拠などない。あの時代背景の孤児だから戦災孤児、数から考えてアーシアンだろうということ、地球産の茶葉に反応したり、地球のテロ組織とつながっていたりと、シャディクがアーシアンである疑い
パーメット調整中や決闘時に見た「夢」で映った背景が、壁がはがれてレンガがむき出しという、どう考えてもフロントではない様子から、4号もまたアーシアンであろう、という推測

これらゆるい情報からの推測である。たとえアーシアン同士だったとして、それが同じ施設であるという証拠など何一つない

技術提供の疑い

グラスレー社サイコミュ?搭載機とペイル社ガンドフォーマット搭載機(右下)

以前より疑っているのでもう何度も使いまわしているこの画像の通り、グラスレー社の特定のモビルスーツ、有線式で遠隔操作を行う機能を有した機体と、無線式で遠隔操作を行うペイル社のモビルスーツとで、ガンダムの根幹技術「シェルユニット」に相当する部分のデザインが酷似している

左上の機体「ベギルベウ」は21年前のヴァナディース事変から存在する機体で、あの事変とその後も続く徹底したカテドラルの取り締まりにより、ガンドフォーマットの技術は完全に失われており、ガンダムルブリスウルとソーンは、ガンダムの根幹であるガンドフォーマット部分、シェルユニットとOSを新造できずに、古い機体から取り外して流用している

そこまでの技術なのにペイルは何故自社ガンダム「ファラクト」にシェルユニットを搭載できたのだろう?

「魔女」であるベルメリア・ウィンストンを雇い入れているから、と思うのだが、彼女の専門はナノテクノロジーとバイオテクノロジーによる強化人士への改造であり、恐らく生体科学専門で、畑違いの工学系のガンダムやシェルユニットの開発にどれだけ寄与できたのか

またベルメリアは、ヴァナディースを指して「あの人達の『真似事』がしたかった」と言っており、直接的な師事がなかったのではないか、と疑えるような表現をしている

シェルユニットとは呼んでいないが、実にそれっぽい発光部位を付けたグラスレーのモビルスーツは、いずれも「アンチドート」という電子対抗装備を持ち、それによってガンダムのガンドフォーマットに干渉し止める、という性能を有する

「毒を以て毒を制す」の通りなら、このシェルユニット「もどき」もまたほぼ同じ技術だとして、それを改造すればガンドフォーマットとして転用(あるいは最初からガンドフォーマットそのもの)でき、ファラクトを「ガンダム」として製造可能になったのではないか

アレルギーを起こさなかったサリウス

ミオリネに「ガンダムアレルギー」と称されたほどのサリウス、なのにペイル社がガンダムを作っていたことにヒステリーを起こさず、それを利用して「デリング」の方を追い込もうと手まで組んだ

7話当時はまだサリウスがアレルギーと言われるほどガンダムに強い感情を持っていたとは知らされておらず、かつて部下だったデリングに復讐する方が重要だと思っていたため違和感がなかったが、その後8話で「ガンダムはこの世から消し去らねばならん」という強い意志を見せた

その後も無駄とは思いつつカテドラルに訴えに行くなど、まさに「ガンダムアレルギー」な様子を見せたサリウスが、何故かファラクトのことは見逃している

徹底して隠されるファラクトの秘密

4号がエアリアルに乗り、パーメットスコアを2に上げた際「脳に手を突っ込まれるような」ざらついた感じがない、と表現し「ほなエアリアルにガンダムの呪いはないかー」と納得したのだが
その後開発部門が買収されたのにファラクトが(株)ガンダムに譲渡される運びは遅れに遅れ、恐らく専属パイロットである5号が(株)ガンダムに入社するまで秘匿され続けた

13話でようやく譲渡されるも、同じくガンダムに乗るノレア・デュノクがガンドフォーマットを立ち上げようとすると、なぜかプロテクトがかかっているため「ガンダムであるかどうか」すら確認ができないようにされていた

これにより、ファラクトのガンドフォーマットリンクの「脳に直接手を突っ込まれるような感覚」が、ルブリスのものと同じであるかどうかの判断ができないままになってしまった

これは9話でエラン・ケレス本人が「渡せるわけないよなあ」と、ガンダムの技術云々以外に?強化人士という生命倫理を無視した技術を使っている事の発覚を防ぐために、システムを解析されないためファラクトの譲渡はできないことを語った

弟ラウダのモビルスーツを勝手に動かせた兄グエルの生徒手帳の例のように、スレッタの生徒手帳なのにミオリネが動かせたエアリアルのように、他者の生徒手帳や、他者が搭乗者の生徒手帳を奪って使用してもモビルスーツを動かすことは可能である

それどころか4号はスレッタと同乗し、一度スレッタで起動した後に動かした上にパーメットスコアを上げるということまでできたのに、13話では通常での運用しかできなかった、つまり「明確にプロテクトをかけた」ということが疑える

普通にファラクトをはいと渡せば「なんでプロテクトかけてるの?」と言われるだろうが、5号がいれば適当にごまかすこともできるし、普通ならマルタンのように「呪いのモビルスーツ」に乗ろうとはしない。だから動かす時は5号が立ち会えば何とかなる、そういう考えかもしれない
つまり13話のようなことは緊急も緊急の例外と思われる

だがプロテクトがかけられていた。これに関しては遠隔操作の可能性が高い、プラントクエタでの騒動も、ガンダムと思しき機体が2機あったという、詳しすぎる情報をあの混乱の最中掴み通信障害解消後即座に発信するなど、諜報面ではプロスペラにも引けを取らないペイル社だ、生徒手帳をスラれたと即座に気づいた5号によって情報が伝われば、遠隔操作でガンドフォーマットの秘密について知られないようプロテクトをかけることも可能だろう

4号と5号の性格の差は「別人なんじゃないの」と冗談にも言われるほどなのを放置するのに、なぜそこまでしてファラクトの秘密は守るのか
視聴者目線であるというのも十分にあるにしても、あれだけ性格が変わればその方面から強化人士の秘密について嗅ぎまわられる可能性もあるだろうに、どうしたことかファラクトのガンドフォーマットの秘密についてだけがやたらガッチリ守られている印象だ

グラスレーの凋落が始まる、かもしれない

3人組は揉める

13話でも7話冒頭の会議と同じように、ベネリットの御三家と他ごく一部(恐らく防衛に当たった守備隊とカテドラル)が集まってプラントクエタ襲撃事件についての報告会を行うが、ここでも首謀者たるグラスレー社のゼネリ親子が仕切る中、一緒になってジェターク社への口撃を行っている
ニューゲンが「今は責任について尋ねているんですよ」と責めるが、テロリストに直接販売したのでない場合はさすがに与り知らぬことなので責任も何もないのだ、言ってみればそこが判明してないからこそ言える嫌味無茶振りである

そこまでしてペイルがグラスレーを追い込む理由はあるのだろうか?
御三家でトップを争い合っているとはいえ、強化人士という決して明かしてはいけない技術で、これまた明かせないガンダムを開発している。どう考えても商売としてより「興味本位」でやっているとしか思えないペイル社が、必要性もないのにジェタークに嫌味を言うだけ、という嫌がらせをする理由というのもどうも思いつかない
なんだか刑事ものの「良い警官と悪い警官」で、その場の流れをグラスレー有利となるよう誘導しているような、憎まれ役を買っている感じが

サリウスは今追い込まれている

デリングが倒れ、ヴィムが死に、それを利用してカテドラルを一つにまとめて一見サリウスの時代になったように見える
しかしその実、暗殺計画に乗った養子シャディクが雇ったに違いないフォルドの夜明けが使ったとしか思えない謎のガンダムが2機、しかし息子はそれに関して知らぬ存ぜぬを通す

ガンダムアレルギーのサリウスにとってはそれだけでもバレればスキャンダルだし個人的にだって大問題だ
まして息子のやったことはグループの存続を脅かすことだ(事実それが目的だと本人が言っている)それを何となくサリウスは察している、でなければ政治的活動を行える決闘(軍事力調達)と社内事業(資金調達)を禁じる、という決定を下すはずがない、罰を与えるにしても他のものでもいい

ここでシャディクが取った手が「ソフィとノレアの入学」である、自らが動けないなら他人を使えばいい、それもアーシアンへ恨みを募らせて何をするかわからないやつを

ガンダムのパイロットでクエタのテロの主犯格、それが「架空の会社の後押し」で入学している
実在するなら処罰すれば何とか体裁は保てるが、架空なら調べればシャディクの手引きだと足がつく可能性がある。養子であれ息子がやったこととなれば必死で隠すしかない、そのために傀儡となるのか

シャディクなら足がつかないよう巧妙に仕組んでいる可能性はあるが、どちらにせよそれを公表すると脅せばサリウスは追い込まれる。早ければ14話で地球の魔女が暴れてトラップが発動するかもしれない

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