自伝は気持ちが悪いよねという話。

僕が高校生くらいの頃、ブログか何かに自伝形式の投稿をしたことがある。

その時は確か、自転車に載って山に入ったときの心情をひたすら書いた感じのものだった。

それ自体を誰かに見せたわけではないのだけれど、そういったものを書いたと母親に言ったときの反応をよく覚えている。

「気持ちが悪い」
そう。タイトルだ。

その時はそれで別の話に移ったのだけれど、今になってなんとなく思い出したのでこの考察をしようとする。
そもそも、自分で思ったもの、考えたものを自分の言葉で表現することそのものは「気持ちが悪い」のか?
おそらく、その行為そのもの気持ちが悪いのだろう。
もちろん、それで食べている作家の人もいるし、今の世の中に広く受け入れられている人もいるだろう。
それで紡がれた言葉は人を癒すこともあるし、後世に受け継がれていくことともあるだろう。美文麗文と呼ばれることもあるだろう。
それでもおそらく、その行為そのものは気持ちが悪いのだろう。

僕が言っているのはあくまでも「自伝を書く」という「行為そのもの」に対しての感想が「気持ちが悪い」ということ。
見知った知り合いがそれをしていることへの「気持ち悪さ」
試しに、自分の親や兄弟が自分の気持ちや日々あったことをモチーフにして「自伝を書いている」と思ってほしい。なんとなく気持ちが悪いと思う。


言うまでもないが、ある意味、このnoteそのものも自伝形式にならざるを得ない。
これから気持ちの悪いものを吐き続けていく

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