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スタージェット!の話

こんにちはふうがです、趣味はアニメ鑑賞、ダンスです。
スタージェット!という曲について考えました。
(たいして知識ナシナシなのに主観と偏見アリアリなので鼻で笑って下さい)

前回に続きアイカツ!シリーズの楽曲。
スタージェット!はアイカツスターズ!のOPです。
ほぼ曲の話しか書いてないのでアイカツ!知らない人も聴いてから読んでみてください。

作詞:唐沢美帆  作曲:長橋健一  編曲:南田健吾(onetrap)
歌 - せな・りえ・みき・かな from AIKATSU☆STARS!

※リンク貼っておいてなんですが、TV sizeだとイントロが変わってしまうのでフルをどうにか聴いてください。

◯ピアノ ・ ロック(音の話)

この曲の主役楽器はピアノです。
ピアノは最大で同時に10音出せるのに加え、リズム・メロディー両方担えることもありますし、場合によっては打楽器として扱うとさえ言われる存在感の強い楽器です。基本的に駆け巡るピアノを他の楽器で支えるといった構成です。
イントロはもちろん、Bメロやサビの3音列の連打、Cメロや落ちサビでのソロ等、聴き終えた時大胆なピアノアレンジがかっこいい曲といった印象を受けるでしょう

ズンズン進むピアノとそれをロックアレンジでアニソンらしくしているのはアイカツ!シリーズに長く携わった南田健吾さんのセンスの良さだと思います。
前OPの「1,2,Sing for You!」も南田健吾さんが編曲をしていて、どちらもロックではあるもののアプローチの仕方が全然違くて面白いです。

ピアノが2番Aメロで少しリズム崩してたりBメロで1番より高く跳ねてるような弾き方なのが曲内でストーリーを感じて好きです。

◯アイカツスターズ!の大きなテーマ(歌の話)

作詞はアーティストとしても名高いTRUEこと唐沢美帆さん、難しすぎないけれど軽くない歌詞を多く使われる印象が個人的にあります。
マジ天才だから一回Wikiの作詞楽曲見て欲しい。

複雑な部分は全くなく「誰かの真似よりオリジナリティを磨くぞ!」と非常に簡潔で理解しやすい上に一貫性があります。
新しい環境に少しは慣れたけどまだ大きなことを達成する前のワクワク感や勢いが表現されていて良い意味で青臭い青春を感じます。

特に好きな歌詞が「去年の今頃と まるで 違う景色なの」「来年の今頃 どんな 景色みつめてる?」の部分、1年でまるで違う場所に来た事に加えて、もう1年でさらに変わった景色を期待するのは、中一の年齢なら誰でも経験する事ですが、同時に社会人になってから忘れかけてた時間感覚でもありハッとさせられる女児アニメらしい良い歌詞だなぁと・・・。

他にも「がんばる 理由なんて 山ほどあるでしょ!」は、この曲で最もスポ根を感じる歌詞、2番は全体的に歌い手から聴き手に対してのエールという受け取り方もできるけれど、作品のキャラクターが日常的に自分に言い聞かせているようにも感じられるのがアニソンならではの表現で面白い、あと単純に自分に刺さりすぎる。

◯作品に寄り添うアニソン(まとめ)


アニソンの歌詞はアニメに寄り添っていればいるほど良いと思うのですが、アイカツスターズ!の中で最も作品に寄り添っているのがこの曲だと思っています。

少し補足するとアイカツスターズ!ではライブ・仕事・レッスン等はアイドルが自分自身で取捨選択しプロデュースすることが多く、ユニットや団体戦が非常に少ない作品です。(この曲が流れてる段階では特に)
主に個人でのセルフプロデュース活動をメインとして周りと高め合う作品となっており、アイドル作品であると同時にスポ根要素が強くなってます。
そしてこの曲の歌詞は主観的かつ己に対してのメッセージを強く歌っているように思えます。(自分との対話が歌詞やサウンドの中心になっているんだろうと思う)

セルフプロデュースというテーマに対してこの歌詞構成やアレンジがされていることから一つの作品に最も寄り添った名アニソンの一つだと思っています。

終わります、以上!!

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