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カレンダーガールの話

こんにちはふうがです、趣味はアニメ鑑賞、ダンスです。
カレンダーガールという曲について考えました。
(たいして知識ナシナシなのに主観と偏見アリアリなので鼻で笑って下さい)

約9年前放送されていたアイカツ!という女児向けアニメのエンディングテーマです。
ほぼ曲の話しか書いてないのでアイカツ!知らない人もまず聴いて読んでみてください。

作詞:こだまさおり 作曲・編曲:田中秀和(MONACA)
歌:わか・ふうり・すなお from STAR☆ANIS

◯回るレコードとディスコ調の初代ED(音の話)

イントロからベースもキックも強めで、ブラスやピアノが華やかなディスコアレンジになっています。

ノリのいいAメロ、Bメロで緩急つけて、テンションを上げてサビといったアニソン王道構成です。
ただAメロのベースとピアノ、Bメロのブラス、サビ前のピアノとウインドチャイム(シャラララ〜ンってやつ)など聴かせたい楽器がはっきりしていてとても聴きやすいです。
(歌詞でダッシュで坂道駆け上がった直後ピアノが下りで滑奏してるスピード感好き)

こういった煌びやかでノリノリのサウンドに負けないよう、コーラスも強めでちゃんとアイドルソングとして成り立たせてるのは田中秀和さんの編曲スキルの高さによるものでしょう。
わかさん、ふうりさん、すなおさん、の所々喋るような歌唱も可愛いし、ディスコをガーリーに表現できているのも非常に上手い。

当時放送時間が木曜日の18:00〜18:30と子供からしたら少し遅い時間だったこともあり、日曜の朝アニメのような爽やかな曲よりも煌びやかで大人なアレンジにしたのかなと個人的に思ってます。


◯背伸びをした等身大の女の子(歌の話)

前髪やリボンなど身なりを気にし、ズル休みとか悪いことも考えたりするし、朝はパンとカフェオレ・・・いかにも女子中学生らしい自我の芽生えだなと初めて聴いた時は思いました。
しかしここで押さえておきたいのが公式によるとアイカツ!のメインターゲット層は7〜9歳の女の子です(小学1~3年生)。
つまり、メイン視聴者の等身大を歌っているわけではありません。
おそらくアイカツ!を観ていた小学生より3~5個くらいは年上のモーニングルーティンでしょう。
(僕女児だった事ないんで絶対ではないですけど・・・)

曲の主人公を視聴者よりお姉さんにすることやアレンジを大人っぽくすることで、当時の女の子にちょっぴり大人の世界への憧れを意識させていたんじゃないでしょうか。
憧れという感情はアイカツ!において核心になっているので作品との親和性が高いのも頷けますね。

「何てコトない毎日が かけがえないの」
サビ頭ということもあり一番耳に残るフレーズではないでしょうか?
いい歌詞に唸る矢先「オトナはそう言うけれど いまいちピンとこないよ」と曲の主人公に軽くあしらわれる?感じまで含めてサビの完成度が本当に高い

こだまさおり・・・やはりおそるべし・・・


まさにカレンダーガール(まとめ)

ここまで読んでもらったらわかると思うのですが、フルで聴いてもアイドルやファンどころか夢にさえついて具体的に触れないんですよね。

一貫して「良い事も悪い事もあるけど日々を大事にしてたら未来は多分明るいんじゃない?」といった普遍的なメッセージを中学生の年齢感でふわっと表現しているのがわかります。

『みんなで大きな夢を叶える』ではなく、『わたしと今とちょっと未来』を歌っていることが子供にとっては身近なテーマで、大人にとっては自己投影をしやすいテーマでもあります。それが世代問わず愛される理由かもしれません。

アニメと絡めたら書ききれなくなるので終わります、以上!!

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