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出版から一年経ちました

昨年5月に出版した自主制作本「A DAY IN THE LIFE 7都市・7人の作家が描く、 新型コロナウイルス・パンデミック下での、いつもの街の物語。」。
出版から1年が経ちました。

ありがたいことに、長くいろんなところで少しずつ感想をもらえたりしていて、作ってよかったな、という気持ちが時間とともに大きくなる。

「少しずつ」というところがとても大事で、こういう大きなプロモーションができない本は、三カ月で売り切れて増刷して…、というスピードよりも(そんなことはまずないけど)、5年とか10年とかかけて売り切ったりするほうが、その後の10年先(つまり2036年とか2041年)でも読まれている確率はあがる気がしている。
とにかく、これも簡単ではないけれど、例えば電子書籍のように、2か月、3ヵ月に1冊でもいいからどこかで誰かが手に取ってくれれば、という感じで本当に十分成功だ。

それと、鎌倉市深沢図書館に収蔵していただけたようで、和歌山県の高校図書館とか、こういうのは本当にうれしい。やっぱり、「本が本来あるべき場所」は図書館なんだな、と改めて感じた。
できるだけ長く、時には資料とか、いろんな用途に姿を変えながら、世界の片隅にでも存在できるのが本にとって一番うれしいことです。

そんなこんなで700部刷った初版の在庫もけっこう減りました。
もし自分の店に置いてもいいよ、自分で読みたい、とか思っていただける人がいたらいつでもご連絡ください(増刷の予定はよっぽどのことがない限りありませんので……)。


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