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猪子の住まい遍歴(其の3)


前回の投稿から間が空いてしまいましたが(前回の記事はこちら
住まい遍歴の続きをお送りいたしますので(当初3回での予定でしたが、合計4回シリーズに変更)よろしければお付き合いくださいませ。

無事、東京都民となって3年目を過ぎた2020年4月上旬(記憶の中では)
当時大崎(品川のお隣)の職場で働いていたわたし、勤務終了の1時間前
オフィス内に急なアナウンスが流れたのです。

緊急事態宣言の為、業務をすぐに中止し速やかに退社するように。



このようなアナウンスが流れ、オフィスに居たわたしを含め
社員(派遣含む)は大混乱、慌ただしく業務を済ませ、後日当時配属していた部署の部長からこんな指示が入ったのです。

明日以降、在宅勤務をするように。


は?在宅勤務??と急な事に戸惑いながらも、在宅勤務用のPCと
接続方法をシステム系の部署の社員さんから教わり、当時住んでいた中野区のアパートで在宅勤務をすることに。


当時借りていたアパートは木造で間取りは1Kで家賃62,000円、最寄り駅は西武新宿線「野方」駅から徒歩10分弱、3年経った頃には調理道具やミシン2台を所有するなど、かなり手狭になっていたものの、、、

自宅がオフィス、都会の働き方だなぁ~。
田舎ではあり得ないよね(笑)


在宅勤務が始まった初期(2020年4月)は首都圏にある企業
あるいは一部の大手企業のみ在宅勤務を導入していたので(記憶の中では)
人生・初の在宅勤務を体験していたわたしでした。


当時住んでいたアパートの近くにあった「野方餃子」餃子は冷凍以外食べたことがなかったわたしが「餃子ってこんなにおいしいんだ!」と衝撃受けたのを覚えています(笑)

出勤することがめっきり減り、うちで過ごすことが多くなったわたし。
この頃から始めたことがあって何かといいますと、、

ミシンでモノづくり。


わたしは家庭用ミシンとロックミシンの2台所有しているのですが、
中でもロックミシンを使うは結構な爆音。

当時はトップス(上衣)をよく作っていて、生地を綺麗に処理する際は
ロックミシンを出して作業、30年近く経つ木造アパート(契約書を見ると1991年に建てられていました)にはかなり響いて煩かっただろうなと。
(配慮が足りずお恥ずかしい話です(苦笑))


後日アパートのポストを見ると、管理会社からこんな案内が。

ここ数ヵ月、昼夜問わず振動の様な音が響くという連絡が入居者様よりありましたので、お静かにお願いいたします。


住んでいたアパートはわたしを含め8世帯が住んでいて、
案内はすべての世帯に案内が入っていた感じでしたが(特定はされていない
だろうけど)恐らくうちかもね、、と(苦笑)

これを機にロックミシンでの作業は控えるようになったわたし、
それから数ヵ月後のある日のこと、深夜0時頃にキッチンで水をザーッと出していると、部屋からこんな音が聞こえてきたのです。

ドンドンドンドンドンドン!!!!!


壁に穴開くんじゃないの?って言う位、壁を激しく叩く音、犯人はわたしが住んでいた部屋の左隣に住んでいた人(自分と似たような世代(40代くらい?)の女性でした)以前からわたしの部屋から漏れる生活音が気に入らないのか(直接は聞いてない)コンコンと叩く音。

最初は「あぁ、煩いのかな」と言う感じで音を小さくするなどして配慮をしていましたが、キッチンから水を流す音が本人的にはうるさく感じたのか?壁を激しく叩きつける音。

東京に住んで3年目、手狭にはなったけど新宿からも近く(各停しか停まりませんでしたが、電車だと15分程で新宿に到着)夜遅くなっても電車の本数があってうちに帰れる便利なエリア。

なので、引っ越しは考えられない(と言うか、あり得ない)だけども2020年の春の緊急事態宣言を機に在宅勤務を機にうちで過ごすことが多くなり、うちで何かをする度に壁をドンドン叩かれるのでは??

コロナ禍になる前はお隣さんはあまりうちにいない感じでしたが(記憶の中では)わたしが在宅勤務を始めると同時期からうちにいるようになった感じ(何故ならわたしの部屋からお隣さんの生活音がちょくちょくしたから)

在宅勤務は暫くしてから毎日ではなく週に3回程になったものの、今後ここに住むのはちょっと考えてしまうなぁ、、。

時間が経つにつれて「引っ越し」という4文字の言葉が頭から離れなくなっていったわたしでした。


猪子の住まい遍歴(其の4)へつづく。



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