こんな時どうしたらいいの? 29
受診するには何かに行けばいいの?
たまに聞かれる質問です。体調に変化に気づいても何かに行けばいいかわからないんだけど…。という質問。
というわけで参考になればとまとめてみました。
〈受診する科〉症状
~内科編~
〈循環器〉胸痛・胸部圧迫痛・高血圧・動悸・脈の乱れ・失神・
健診での心電図異常
〈消化器〉吐き気・胸やけ・嘔吐・食べ物がつかえる・吐血・下血・
黒い便・便秘・健診での肝障害や胃レントゲン異常
〈腎臓〉 むくみ・尿の量が多いor少ない・健診での蛋白尿
〈呼吸器〉咳・痰・呼吸困難・健診での今日レントゲン異常
〈血液〉 原因不明の高熱・リンパ腺の腫れ・出血しやすい
多発性関節痛・健診での貧血や白血球数の異常
〈糖尿病・内分泌〉のどが渇く・尿の量が多い・汗がひどく手先がふるえる
食欲があるのに体重が減る・健診での高血糖
〈神経内科〉頭痛・しびれ・めまい・物忘れ・力が入らない
筋肉がやせる・呂律が回らない・ふらつき
~外科編~
〈消化器外科〉食道・胃食道・胃腸・肝臓・胆嚢・内視鏡外科
〈肛門外科〉 排便痛・血便・便通異常・痔核
〈心臓血管外科〉下肢の静脈が膨れる・下肢が痛い・だるい・むくむ
しばらく歩くと下肢が痛くて歩けなくなる
〈乳腺・内分泌外科〉乳房のしこり・のどの腫瘤
〈整形外科・形成外科〉体表面の先天奇形・外傷・
手術などにより生じた変形の修復
シミ・アザの治療・熱傷の治療・腋臭症・多汗症の治療
こんな症状は特に気を付けて!
~大人~
〈顔〉
・顔半分が動きにくかったりしびれる
・呂律が回りにくく話しにくい
・見える範囲が狭くなる
・笑うと口や顔の片方がゆがむ
・突然周りが二重に見える
・顔色が明らかに悪い
〈頭〉
・突然激しい頭痛
・突然の高熱
・支えられないと立てないくらいふらつく
〈手足〉
・突然のしびれ
・突然片方の足や腕に力が入らなくなる
〈胸や背中〉
・突然の激痛
・急な息切れや呼吸困難
・胸の中央が締め付けられるような痛みが2分以上続く
・痛む場所が移動する
〈お腹〉
・突然の激しい腹痛
・激しい腹痛が継続する
・血を吐く
・便に血が混ざるまたは黒井便が出る
~子ども編~
〈顔〉
・唇の色が紫色
・顔色が明らかに悪い
〈頭〉
・頭を痛がってけいれんがある
・あたまをつよくぶつけて出血が止まらない、意識ない、痙攣がある
〈手足〉
・手足が硬直している
〈胸〉
・激しい咳やぜーぜーして呼吸が苦しそう
・呼吸が弱い
〈お腹〉
・激しい下痢や嘔吐で水分が取れず食欲がなく意識がはっきりしない
・激しいお腹の痛み
・嘔吐が止まらない
・便に血が混じった
〈その他〉
・蕁麻疹(虫に刺されて全身に蕁麻疹が出る)
・やけど(痛みがあるものや広範囲のもの)
・飲み込み(のどに詰まらせたとき)
・生まれて3か月未満の乳児(様子がおかしければすぐに)
など
これらの症状が出たら迷わず「119番」にTELしましょう。
また、迷ったときにはかかりつけ医に電話することも大切です。
救急車が来たとき聞かれること
・住所
・電話番号
・目印になる建物
・誰がどうしたのか
・具合悪い人の年齢と性別
・具合悪い人と一緒にいるのか頼まれたのか
・呼吸は楽にしているか
・冷や汗をかいていないか
・顔色は悪くないか
何でもないときにこの質問には、割と簡単に答えられます。
でもその時になると、自分の名前すら出てこないくらいパニックになることもあります。必要ならばメモにして保険証や薬手帳や母子手帳とともに持ていると安心かもしれませんね。
覚えておきたい便利な番号
110→警察
119→消防・救急
118→海上保安庁
171→災害伝言ダイヤル
188→消費者ホットライン
114→迷惑電話を登録しブロックできる
136→直近でかかってきた番号を教えてくれる
189→児童相談所
117→時報
177→天気予報
〇その他
#7119 →救急車を呼ぶか迷ったとき医療専門スタッフが対応してくれ
必要なら119へ転送してくれます
#8000 →小児救急電話相談ダイヤル
#8139 →JAFロードサービス
※ただし地域によって違う場合がありますので、事前に確認してください
人生100年事態といわれる今、
何より大切なのは自身の健康です。
健康さえあれば、おいしいものも食べれるし、会いたい人にも会えるし、生きたいところにだって行くことができます。
今一度、ご自身の體に興味をもって万が一の時には焦らずに対応できるようにしておきましょう。
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