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ダーツにおけるイップスについて。

みなさんはイップスって聞いた事はありますか?
最近、よくスポーツ番組やバラエティでも少し使われてて、
耳にした事はあるかもしれませんね。

イップスって言うのは、スポーツの動作において、
突如、自分の思うような動作、プレーが出来なくなった症状の事で、
ゴルフから始まった言葉ですけど、野球やテニスなど
他のスポーツでもよく知られるようになった言葉です。
ダーツもその例外ではなく、ダーツをやりこんでる方なら、
誰しもがこの言葉を知ってるのではないでしょうか。

イップスは他人の目からも明らかに自分の体が
思うように動いてない、アラートが起こってると
分かるぐらいなのに、脳波や血液の数値に異常は見られないので、
病気ではなく、心因的な事が原因だと言われてきましたが、
最近の研究では、心因的な事よりも先に脳の認知が変化して、
フォームが崩れて動かない事により精神的に落ち込む
という事が
一般的な認識になってきました。

かくいう私も一年半、このイップスに悩まされて来ました。
なる前は絶好調で、ダーツライブのレーティングも15まで行き、
もっと上を目指して、トッププロと張り合うぞ!と思った時に、
急にその時が訪れました。そこからはレーティングも10以下になり、
誰と投げても負けるし、リズムが悪すぎるので対戦相手に申し訳なくなり、
対人戦は止めて、フォーム改造の試行錯誤を繰り返す毎日が始まりました。

地獄の扉が開いたな。正直そう思いました。

ダーツにおけるイップスの種類は、僕が認識してるだけですが、

・手が前に出ないイップス。
・テイクバックのイップス。
・グリップイップス。
・スタンスイップス。

大まかにはこの四つなのかなと思います。
そしてどれも共通してるのが、
自分のイメージ通りの動きが全然出来ずにいるという点です。
グリップやスタンスの場合は何度も
仕切り直してしまって、なかなか投げるまでには至らないし、
手が出ない、テイクバックの場合は、ダーツを放つ直前に
エラーがガツーンと来て、変な所に引いて無理やり投げる、
または手が急激に止まって、矢がダーツ盤に届かない。
そんな光景が見受けられます。

自分はテイクバックのイップスで、テイクバックの動作に入ったら、
腕が急激に斜めになり、内側にグニャって引いてから、
そこから勝手に無理やり、本来の肩の位置に戻そうとなるもんですから、
グルングルンと輪を描くように矢を放つ事になってました。

もちろん矢のコントロールは安定しないし、何より投げてて気持ち悪い。
ハットトリックが出たとしても、全く納得できない。
一時期はこれでも狙えるようになればと、このイップス症状のまま
投げる覚悟もして練習するんですけど、絶対うまくいかないんで、
フォーム改造して、またダメで、また覚悟して、やっぱりダメでを
ネットの情報漁って、試して、ダメで、を一年半繰り返して。
今に至るんですけど、よく続けてられるなと思います。

最近、ダーツの事を書かなかったのは、
自分のダーツが上手くいってない事も起因しております。
素性を知られてないとはいえ、ダーツが上手くいってないのに、
「ダーツとは・・・」と書くのもどうなのかと。
やっぱりHIPHOPはリアルなんで、って漢akaGAMIも言ってたし、
MCバトルで「お前さらっちまうぞ、この野郎」と言ったら
絶対に拉致しないといけない新宿スタイルを信条にしてるもんですから。

ただここ最近は少しだけ光が見えてきてる、そんな気がしてるので、
今でも治った訳でもないのですが、この一年半、苦しんだ事、
こうしたらよかった、これはちょっと失敗だったなという事を、
このノートで綴っていって、同じ苦しみを味わってる人に
少しでも手助け、もしくは寄り添う事が出来たらと。

なので、もしよければお目通しを。



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