見出し画像

夢を見れば傷つくこともある MV語り

 タイトルが何だかネガティブな「夢を見れば傷つくこともある」のMVは、暗めのセットで撮影されている。途中、椅子を床に叩き付けるシーンがあるが、夢を見て傷ついた人のイメージなのだろうか?
 確かに、夢を見れば(自分の無力さや能力の無さに)傷つくこともあるだろう。だが、毒親育ちは、夢を見る事さえ無かった。それ以前に、人間の心が無かった。ブラック企業に勤めると心が壊されると言うが、心が育つ期間にブラック企業のような暴言を浴びて育てば、まともな心が育つ訳も無い。傷つくような心はあったとしても、暴言により色々と捻じ曲がってしまって、期待を持てない思考回路になっている。
 また、親に否定されて育つことで自己肯定感もかなり低くなる。そうなると、どんなに成績が良かろうと、賞を取る程に何かの才能に優れていようと、自信だけでなくチャレンジ精神すら育たない。これは、社畜スキルは高くとも、イノベーションを求める企業には向かない大人になりがちと言うことだ。自分を快適にすることを諦めた毒親育ちは、向くことと向かないことが割と分かれる。その向かないことの一つが、夢を見ることだと思う。
 なので、若い内に傷つくこともなかった。そんな毒親育ちの感想がこれである。

サポートして下さるとは、こちらからも貴方様の幸福を願わなければなりませんね。感謝の意を示します。