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初心者向けURデルバー講座3

序章

 皆様、ご無沙汰しております。レガシー大好きおじさんのinoです。
 2023年は「表現の反復」が禁止になり、それ以降は純粋なURデルバーをほとんど回していなかったので、このシリーズを書くのを躊躇っていましたが、また少し記事を書きたくなったので書いてみたいと思います。

 最近の私が使用しているデッキは緑のカードがメイン、サイド合わせて「探索するドルイド(以外はドルイド)」が3枚のみ入っているURgデルバーです。このデッキは「エルドレインの森」発売以降にずっと回しているものです。
 このデッキでラストサンの権利や(本戦はP:0-4/Le:1-2 1byeの散々な結果で初日落ちでしたw)晴れる屋様の店舗タイトル等を取る事が出来て、とても気に入っています。

 しかし、このnoteの内容はUR系テンポデッキなら応用が可能(?)なはずなので、多めに見て下さい!

*1:このnoteはお正月休みの帰省中に書いたものです。全てスマートフォン(で、こたつでお酒を飲んだりしながら)主筆した為、これまでのnoteと少し違うかも知れませんがご了承下さい。 完成はステッカーゴブリンが禁止後になりました(笑)しかし、今出さないとモダホラ3でまた環境が変わるため、急いで出してます。

*2:このnoteは、レガシー大好きおじさんが居酒屋で友達と酒を飲みながら話してる程度の内容です。間違ってることも多いので、参考程度や暇つぶしにお読みください。


第1章 「事前によく考える」「本番は何も考えない」ようにしよう!

 実は、このnoteを書きたくなったきっかけは公式の実況等でおなじみのブルーナ実久さんと元MPLの茂里憲之さんがやっている「ゆるマジ」(ゆるく科学的な知見をマジックに導入するラジオ)の第6回:不確実性との付き合い方というYouTubeを見たからです。

 その中で、とても為になることを言っていたのですが、その中で1番共感したのが、タイトルの「事前よく考える」、「本番は何も考えない」でした。実は私がUR系デルバーをプレイする場合、序盤はかなりシステマティックにパターン化しており、この手札で相手が何だからこうプレイすると決めているのであまり考えていません。
 その主な理由は、「時間は有限で、ハンドと同じくらい大切なリソース」だからです。

 昔、競技イベントに参加した際に「30秒以内にターンを渡すように気を付けましょう」と言われた事があり、とても衝撃を受けました。
 1ゲームを50分フルに使うためには、第1~3ゲーム前のシャッフルとサイドボードを5分で行うと(ゆっくりするとすぐに5分をオーバーしますが)各ゲームで使える時間は15分で、何もないターンで30秒以上の時間を使うと、あっという間に15分を超えてしまいます。
 しかし、URデルバーはキャントリップ(思案の順番やシャッフル)や諜報、フェッチのシャッフルなどで、どうしても時間を使う場面が多いです。
 そこで、私は序盤はパターン化してプレイ速度を上げて、勝負所では考える時間を取れるように意識してプレイしています。
 個人的な意見ですが、何にでも長考する人は勝負所で長考する権利は無いと思います。  
 勝負所で長考したいからこそ、序盤や関係ないところではシステマティックにプレイをして時間を大切にしましょう。

~コーヒーブレイク1:inoのパターン化~
 ここからは、私が序盤にパターン化していることをいくつか書いてみたいと思いますが、これが正しい訳ではありません。参考程度にしてもらえれば幸いです。また、こっちの方が良いとの御意見があれば是非コメントして貰えると嬉しいです。

 まず、大前提に私の考え方はA,Bのプレイがある場合、何も情報が無い場合、Aが最大値(相手のライフを早く0に出来る)の場合はAをプレイをして、どんな条件ならBのプレイをするかを考えています。なので、特殊な条件の場合以外は何も考えずに、事前に準備したプレイを行います。

パターン1:デルバーとチャネラーはどっちからプレイするか?
 私は、基本的にデルバーとチャネラーがいた場合、2ターン目の3点打点確率の高いデルバーを先にプレイしています。
 逆に、チャネラーからプレイする条件はサイドボード後のリアニ等のコンボデッキに当たった場合で、それ以外はデルバーからプレイしています。

パターン2:ミシュラのガラクタはいつ起動する?
 序盤のミシュラのガラクタですが、基本的に変身前のデルバーがいる場合は、相手ターンのエンドステップに自分を対象に起動して、アップキープにデルバーの変身確率を2回(変身出来る場合はデルバーを先に解決して、しない場合はガラクタを先に解決してからデルバーのチェックをする事)にします。
 例外はコンボ戦で、カウンター(ピッチコスト)や対策カードを引くために、即起動しています。

第2章 後手のプレイ方針(黒いデッキに対して)

 少し前のレガシー環境は「黒が弱い、黒だけ環境にいない」等言われていましたが、指輪物語が発売後の環境は、オークの弓使い(以下オーク)等の活躍により一気にメインカラーにまで飛躍しました!
 デルバーもURからグリクシスがメインカラーになったり、青黒スキャムメイトがtear1になったりと、断トツで黒環境になりました。
(RUGやURgもいます!むしろ、デルバー的にはグリクシスよりアドバンテージを回復しやすいので、コンボ環境ではグリクシスより多いです。)

5/16日現在 世は大青黒時代

 採用枚数ランキングを見て分かるように、デルバーもチャネラーもTOP15には入っていません。逆にオークはクリーチャーでは最も多い5位です。
 その為、デルバー側はオークにクリーチャーを射られ、ドロースペルで簡単に負けてしまうことが激増しました。
 なので、指輪物語発売後はドロースペルの使いを変える必要があります。(特に後手!)

 指輪物語発売前のデルバーのドロースペル(特にブレスト)は基本的には、ソーサリータイミングでプレイをして最大限にデッキを掘ることが是とされていました。

 しかし、今までのタイミングでドロースペルをプレイすると、ほぼ確実に黒いデッキに負けてしまいます。(オークは凄い!本当に凄いんだ!)

 今までは、特に何も無い場合でクリーチャーがハンドにある時はクリーチャーを優先してプレイしていましたが、相手が黒い場合(オーク)は順序が変わってしまいます。
 特に、後手の1ターン目にデルバーとブレストがある場合は、ブレストからプレイする必要があります。
 また、先手でも相手が黒い場合は2ターン目のアップキープに裏口入学(ブレストでの強制変身)も視野に入れる必要があります。

 また、デルバーを変身させても思案をプレイすると出たときの1点と思案のドローの1点でデルバーが落ちてしまうため、プレイするorしないも含め、大きな制約を課せられます。(カウンターや除去を構えながらのプレイを強要される)

 ですので、今までの常識にとらわれずに環境や状況に合わせてプレイを変化させて行きましょう。

第3章 顔メタについて(個人の感想です)

 先日、X(旧Twitter)で、顔メタについてのTLを見て思ったことを書きたいと思います。

 レガシーは再録禁止カードを使う関係上、どうしてもデッキが高額になりがちで、デッキをいくつも組める人は少数だと思います。
 また、デッキ自体も小テクや対戦相手によって対応が異なるため、同じデッキで数多くの経験を積むことが今後の糧になり、総合的にはプラスになると思います。

 また、大会が進むにつれて、相手のデッキが分かれば、キープ基準やプレイ方針が分かり、有利になることもあります。例えば、スイスラウンドで当たったリアニメイトにSEで再度当たった場合に、キープ基準がいつもと違う事はアンフェアでしょうか?恐らく、リアニメイト側は絶対にキープ基準を変えて欲しくないと思っているはずです。
 しかし、これについて私はキープ基準を変えることはアンフェアでは無いと思います。 

 逆に、こちらがデルバーと分かって居る場合に、相手の土地の置き方やドロースペルの探し方が違う事はアンフェアでしょうか?私は違うと思っています。

 また、大会に出る際に直近の入賞リストを見てデッキを調整する事は、顔メタになるのでしょうか?

 ですので、みんな大なり小なりの顔メタはしていると思います。顔メタが絶対に悪い事は違うと思います。

 レガシーでは顔メタされているにも関わらず、強い人はたくさんいます。ですので、顔メタされるくらい強くなり、その中でも勝てるようになるくらいのスタンスで遊ぶのが1番楽しいのではないかと思います。

 しかし、勝てない時期が続くとモチベーションを維持する事が難しい場合もあります。なので、mtgはカードを売らなければ、いつ辞めても、中断しても、いつ復帰しても大丈夫なゲームです。自分のデッキが環境にあって無かったり、ガンガンに顔メタされる時には少し休むのも一つの手だと思います。
 しかし、それによってコミュニティが縮小する事は、全員の敗北なので、環境が不健全になることは私自身は大反対です。
 ですので、顔メタはコミュニティに不利益が出なければガンガンしても良いと思ってますし(顔メタはメリットもデメリットもある、リスクをとっている作戦だと思っています)、不利益が出るのであれば辞めて欲しいと思います。 
 しかし、それは個人の自由なので止めることも、批難することも出来ないので、結局はモラルの話かなと思います。

~コーヒーブレイク 各フォーマットのデッキの乗り換えについて~

 これは、モダホラが出る前に読んだ記事なので、現在では当てはまらない事も多いと思いますが紹介したいと思います。
 これは、一ヶ月後にGP(現在のMFのオープン大会レベル)に出る場合に、各フォーマットではどの様にデッキをチョイスするのが良いか、書いた記事でした。(注:モダホラ前なのでパイオニアはありません)

スタンダード:健全なスタンダード環境では世界各地で様々な大会が行われていて、今週の勝ち組デッキが来週の勝ち組とは限りません。また、今週の勝ち組デッキに強いデッキが来週の勝ち組デッキとも限りません。常にメタゲームを読んで、様々なデッキ(アグロ、ミッドレンジ、コントロール等)を準備し使えるようにするフォーマットとの事でした。
 私は一つのデッキを比較的長く使いながら成長する事が楽しいと思っていたので、これを読んでスタンダードは自分に合っていないと思いました。(注:カジュアルに遊ぶ分には関係ないです。競技的に遊ぶ場合です。)

モダン:モダンには、多種多様なデッキが存在します。例えば、環境に15種類のデッキが存在しそうな場合、各マッチの練習に3マッチ毎した場合、45マッチほどプレイする必要があります。それを一ヶ月で行うことは、とても大変ですし、直前で新たな構築やデッキが出てきた場合、それまでの努力が無駄になってしまいます。ですので、使い慣れたデッキがある場合は、余程メタゲームで悪い場合を除いて、使い慣れたデッキ(それが立ち位置が悪くなければ最高!との事でした。)をその環境に合わせてチューニングする方が良いフォーマットとの事でした。

レガシー:レガシーはモダンよりも多種多様で膨大なカードプールが存在します。また、デッキもとても高額です。ですので、モダンよりも使い慣れたデッキがある場合は、そのデッキをチューニングした方が良いフォーマットとの事でした。

 これを読んで、私は環境にデッキが多い場合のデッキ選択は使い慣れた物がよく、少ない場合はメタゲームにあったデッキ選択が良いのではないかと、思っています。

終章

 久しぶりに、noteを書いてみて楽しい反面、当たり前のことを書いてて読んで貰う価値はあるのかな?と自問自答してしまいましたが、自分のまとめと思って最後まで書きました。今は、青黒スキャムメイトが強すぎてデルバーは少し逆風が吹いていますが、レガシーは資産が潤沢な人以外はなかなかデッキを乗り換えるのも大変なフォーマットです。
 私自身もオークが発売後から、オークを使いたいと思っていましたが、アンシーを持っていないため、グリデルを握ることが出来ませんでした。ですので、ボルカを買ってレガシーを始めたけどアンシーを持ってない人にもレガシーを諦めて欲しくないと思って書いた気持ちもあります。(役に立つかは諸説あります。)
 また、来月にはモダホラ3が発売されるので、環境が激変する可能性が高いですが、その分強力なカードが使えるので楽しみでもあります。

 最後まで、読んで頂きありがとうございました。気軽に書いていますので、気軽にコメント等頂けると幸いです。

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