【Tableau】初心者が2週間でTableau Certification Data Analystを受けて無事落ちた話
この記事では、Tableauの全くの初心者が、わずか2週間の学習後にTableau Certification Data Analyst試験に挑戦しましたが、不合格となってしまった経験について、復習がてらまとめていきます。
初心者が 短期間でテストに合格することは簡単ではなく、この記事ではそんな初心者目線としての失敗談を紹介します。
具体的には、勉強のスケジュールや方法、試験対策に向けての取り組み方、不合格から学んだことなどです。
Tableau Certification Data Analystに挑戦する予定の方や、失敗談を知ることで合格するための効果的な学習方法を改めて知りたい方に向けて備忘録として書き残しておきます。
1. はじめに:Tableau Certification Data Analyst試験へのチャレンジ
もともと資格を受けるきっかけとしては、社内研修でした。
自分はそもそもTableauの名前どころか、BIツールを使ったことがなかったので、まずはUdemyや教科書などで基本的なTableau(Tableau DesktopやTableau Prep)ツールの使い方を勉強していきました。
具体的な教材は以下の通りです。
Udemy
※ここで紹介するものはすべてUdemy Businessで見れるものですので、もし企業側でUdemy Businessを契約していた場合はおすすめします!
【初級〜中級者向け】Tableauスタートダッシュ(基本操作マスター) | Udemy
ここで、データの接続からワークシートの基本的な操作方法を学びました。
データサイエンティストを目指す人のための『ゼロからの Tableau 入門』 | Udemy
1つ目と内容は重複しているのですが、コンテンツ量が充実していました。また、最後のセクションは演習問題が30問あり、ここで基本的な使い方を実戦形式で学ぶことができたのが大きかったかと思います。
Tableauを使いこなしたい分析者のための『ゼロからの Tableau Prep 入門』 | Udemy
Tableau Certification Data AnalystではTableau Desktopだけではなく、Tableau PrepやTableau Serverも試験範囲であり、Tableau Prepは比較的重要そうであったので追加で受講しました。
書籍
Tableauによる最強・最速のデータ可視化テクニック 第3版 ~データ加工からダッシュボード作成まで~ | 松島 七衣 |本 | 通販 | Amazon
Udemyのような動画視聴でのハンズオンが苦手な人にとっては、おすすめの教材かと思います
基本的なツールの使い方がTableau Desktopだけではなく、Tableau PrepやServerまで書いてあるのが(おそらく)この本だけだと思われます(ほかにもおすすめの書籍ありましたら教えてください!)。
2. 勉強期間中の取り組みと学び
最初1週間ほどはUdemy中心でざっくりとハンズオンをすすめてきました。同時に、受験日も勉強開始日から約2週間後になるように設定しました。
※注意点として、この試験はクラウド試験とは異なり、日程変更手数料がかかります。詳しくは公式のTableau Certified Data Analystを参照してください。
そして、残り1週間で試験対策に向けてシフトチェンジしようと思ったのですが、ここで問題が発生しました。
それは、このTableau Certification Data Analystの試験対策用の教材がほとんど出回っていないということです。
比較的最近できた試験であることからか、Udemyでも英語講座日本語字幕非対応しかなくて、英語が苦手な私にとっては試験対策の選択肢として外すしかありませんでした…
そのため、今回は調べたか限り下記の日本語対応のTableau Certification Data Analystの模擬試験問題集を利用しました。
模擬問題集をしつつ、並行して書籍の教材のハンズオンを進める形で試験に挑みました。
3. 試験当日の過ごし方と試験中の様子
試験当日は、直前の復習に加えて、先駆者たちのブログを見て試験の雰囲気をキャッチアップしておりました(自分はテストセンターで申し込みました)。
ブログを見た感じ思ったこととしては、実技テストは操作感がかなり悪そうであるということでした(こちらは後程詳しく説明します)。
参考にしたブログ一覧
Tableau Certified Data Analystに合格したので勉強方法を残しておく #Tableau - Qiita
特に「Ctr + 1」の「Show Me」(表示形式の選択)のショートカットが大事そうであること認識しました
【合格体験記】Tableau Certified Data Analyst資格試験|Tableau兄さん (note.com)
ここにある問題例をもっと早めに見るべきであると思いました…
また、このブログにある参考ブログも参考になると思います
Tableau Certified Data Analyst
ここにある試験内容をざっと確認しました(今思うとここをもっとみるべきでした)。
実際の試験中の所感について
実際の試験の問題は今回は省略するのですが、ここで伝えたいのは実技テストのUIの操作がやりにくかった点です
実際のイメージ図を下記に示してみました。
モニターPCに対して左右に仮想デスクトップ環境のコンテンツと問題文表示コンテンツが配置されます。その間に「・・・」のような縦型のバーがあるのでそれを左右にドラッグすると幅を調整できます。
ここで、問題なのが、左側の仮想デスクトップ環境コンテンツ画面が、このコンテンツの大きさで収まらず、手動で左右バーと上下バーを使って移動させないといけないことです。
さらに、そこからTableau Desktopを起動させて編集するのですが、Tableau Desktopの画面もコンテンツ内で収まらず、別途内側の左右バーと上下バーで移動させないと見えないという感じになっております。
ショートカットで簡単にできるかもしれないですが、仮想デスクトップ環境上のキーボードはUS配列として設定されている(一方でテストセンターのキーボードはJIS配列)のもあって、よくわからない状態でした。
この操作感に最初はなれずに時間がかかってしまったので、実技テストに十分な時間を割くことが大事かと思います。
それ以外の前後のセクションは一般的な選択式の知識問題なのでボタンクリックでサクサク進むと思います。
4. 結果と所感
試験結果
テストセンターの場合、受験後に受付の方から試験結果が印刷された紙を受け取って結果がすぐわかりました。
サイトのほうでも、数分後くらいにpdfファイルで閲覧することができます。
結果としては、730点で合格まであと20点でした…(満点は1000点)。
実際の問題数としてはセクション1が20問、セクション2(実技)が10問、セクション3が25問の合計55問でした。
これを鑑みると、あと2問くらい正解していれば合格していた計算になるので非常に悔しい結果になりました…
不合格から学んだこと
結果や実際に受けた手ごたえを踏まえての反省としては、細かい知識問題が問われているなという印象でした。
単にグラフなどをつくるだけではなく、右クリックやメニューバーから選択する一般的なオプションを聞かれていることが多かったので、やはり実務経験6か月(公式では受験要件の目安としてかかれております)のような普段からどのような仕様があるのかを実際に体験することが活きた知識として答えを導くことができるのではないかと思いました。
また、Tableau Certified Data Analystにある出題範囲をもっと細かく見るべきであると思いました。
たとえば、領域2の最初に下記が記載されていましたが、自分の場合はこの関数について第一問目から問われて自信なく答えることになってしまいました。
そのため、過去問がなくてもまずはシラバスを見て気になる単語等があれば公式サイトなどを見て適宜ハンズオンで復習するのが近道なのだと思いました。
今後について
以上がざっとした、不合格体験記ですが、もう一度リベンジしたいと思います。そのときには失敗から学んだことを活かして確実に合格するように頑張っていきたいと思います…!
有識者の方いたらぜひアドバイスいただけますと幸いです。
追記:本試験の更新情報
最後になるのですが、実は2024年11月から操作に苦戦した実技試験が削除されるようです。今後受験されるから要確認です(英語ですが)。
個人的に実技は得点源だと思うので、合格難易度は高くなるような気がします。
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