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周りの存在(なるる/11)

今読んでいる本と、この間のi.clubでのミーティングで小川さんからもらった言葉が、少しリンクしていて、かつそのことに関して自分なりの考えができてきたので書いてみたいと思う。

まず、小川さんからもらった言葉は、イチローさんからの言葉を引用しつつ、こういう内容だった。

自分で、自分を鍛える。昔は、だれか厳しい人がいて、その人に謙虚に教えを乞うということがあったけれど、今の時代はなかなかそうはいかない。だからこそ、自分で自分を鍛えてほしい。

僕のi.clubの仕事の例で言えば、

このインターンnoteは、毎週日曜日に帰りの千代田線で書いている。これを毎週続けている。これによって、自分の価値観・行動・習慣を、見直す力を養うことができれば、それが自分を鍛えることにつながる。

そして、僕が今読んでいる本というのが「STEAL LIKE AN ARTIST クリエイティブの授業“君がつくるべきもの”をつくれるようになるために」(著者:オースティン•クレオン 訳者:千葉敏生 実務教育出版)という本である。

この本の27ページに、こう書かれているのだ。

自分を教育する 学校と教育は別物だ。必ずしもイコールなわけじゃない。学校に行こうと行くまいと、自分を教育するのはいつだって自分の責任なんだ。

この本の中では、(僕の解釈だけれど)「自分を教育する=知的好奇心を持つ」という風になっていると思う。

小川さんからの話というのは、どちらかと言えば「物事を進める上でのエンジンは、自分でコントロールしよう」、「自分で考えて、それを実践していくことが大事だよ」という話。

一方、この本で伝えたいのは、「知識を得るチャンス、学びを得るチャンスは自分でつかめ」という話なのではないかと思ってる。

この二つができるようになれば、ある種「パーフェクトヒューマン」かもしれない。

自ら進んで学び、知識を吸収して、継続するように自分をコントロールしていったり、改善していったりする。

だけれども、自分自身だけで何かをするのはきついこともある。そこで、「周りの存在」の重要性が浮き彫りになってくる。

小川さんの話にも、周りの存在が大きな助けになる重要性を話してくれた。また、この本についても、環境のせいにせずに学べと言っているだけで、周りの存在を無視しろといっているわけではない。

自分で自分をコントロールをするのは、厳しいときもある。そこで、人に自分の目標を宣言したり、目標の実現のために相談に乗ってもらったりすることがある。

例えば、受験のとき受験校を人に話すことで、モチベーションを高めたり、あるいは悩んでるときには相談をしたり、現状の報告をしたりして、継続力を高めることができる。

また、他人から教えられるのを待っているだけでは、自分の知識は増えていかない。自分が行動するから、知識は増えていく。

ただ、例えば、僕の場合、知識を定着させるときに得られた知識を積極的に人に話していた。そうすることで、自分の知識の脆弱なポイントを見つけられるし、もっと知りたいという思いも湧き上がってくる。さらに、そうやって知識を共有すると、周りから頼られることも増え、より自分が知識を得るための行動をするようになった。

こうして、僕の場合は、知識を得て、自分のものにするためには周りの人の存在が必要だった。

けれど、僕が彼らの言葉を咀嚼したときに、そこには確実に「応援してくれる人。自分が頼れる人。自分を頼ってくれる人」の存在があって、決して一人では何も為せないことに気づいた。

自分自身を鍛えることについては、僕は全面的にその通りだと思っているし、経験としてもそれを感じている。けれど、それ以上に周りの存在が、少なくとも僕にとっては必要なのだと思う。

何かを為すには、「応援してくれる人。自分が頼れる人。自分を頼ってくれる人」。

つまり、仲間を見つけること。これが大事なのではないかと思った。


なるる

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