作曲の参考になる洋楽ロック 今日の一曲:Beck / Loser 6 innocent blue birds 2024年12月12日 18:43 作曲の参考になる洋楽ロック 今日の一曲今日の一曲:Beck / Loser古臭いブルースのリフにヒップホップのドラムループを乗せた、この一曲。どこか土臭さを感じさせつつも、全体の仕上がりは驚くほどモダン。90年代のオルタナティブシーンを象徴するかのように、新しさと古さを絶妙にブレンドしています。歌詞の内容も衝撃的。「俺は負け犬だ(I’m a loser)」、「殺してしまえよ(So why don’t you kill me)」という無気力で投げやりなフレーズが耳に残ります。普通なら暗くなりそうなテーマを、独特のユーモアと力の抜けたラップで聴かせる技術は見事です。韻を踏まないフリースタイルのラップは、当時としてはかなり新鮮で、リスナーの耳に鋭く刺さったことでしょう。楽曲構成自体はシンプル。しかし、その中に「既存のものを新しい角度で再解釈して融合させる」という創造性が光ります。ブルースやフォーク、ヒップホップといった全く異なるジャンルの要素を組み合わせて、独自のサウンドを作り出す。これこそがBeckの天才性と言えます。ポイント:Beckから学ぶ作曲のヒント • ジャンルを越えたミックス一見合わないような要素を大胆に組み合わせること。古いものと新しいもの、アコースティックとエレクトロニックなど、真逆の要素をあえて融合させることで独自性を生み出せる。 • シンプルな構成でも効果的に複雑なコード進行や多彩なアレンジがなくても、音色やビートのセンス次第で新鮮なサウンドを作れる。 • 歌詞にユーモアや皮肉を添えるシリアスなテーマを扱う時でも、ユーモアや軽妙さを入れることで、聴く人にインパクトを与えやすくなる。次回も「今日の一曲」で、新しいアイデアを発見しましょう! いいなと思ったら応援しよう! チップで応援する #DTM #作曲 #宅録 #オルタナティブロック #Beck #作曲の方法論 #ミクスチャーロック 6