カンボジアのボーイグループ・D-Man
日本から南西におよそ4000キロ。飛行機でおよそ10時間。インドシナ半島の中央に位置し、タイ、ベトナム、ラオスと国境を接する国、カンボジア。正式には、カンボジア王国。面積は、日本のおよそ半分ほどで、そこに1500万ほどの人が暮らしているそうです。国民のほとんどは、仏教徒。国際協力NGOによりますと、国民の平均年齢は23.9歳と若く、カンボジアは子どもや若い人が多い活気のある国みたいです。首都のプノンペンは近年、高層ビルやショッピングモールが次々と建設されている一方で、国民のおよそ4割が貧困層という厳しい現実もあるそうです。カンボジアの生活情報誌『NyoNyum』によりますと、エンターテインメントはテレビが人気らしいです。またカンボジアは2013年頃からインターネットの利用ユーザーが急増、現地企業によるとSNSはFacebookを国内の2人に1人が利用しているくらい多く、各テレビ局はより多くの視聴者を求めてテレビ放送はもちろん、Facebookでも視聴できるようにしているみたいです。
そんな成長著しいカンボジアで、ボーイバンドが'24年のカムバックをしたみたいですよ。それが・・・。
D-Man 「បទថ្មី Bot Tmey」 Dance Performance
D-Man(グループ名はたぶん、ディー・マン)。D-Manは、”Dream Man”の省略で、メンバーは、MENGさん、SPEEDさん、PISETHさん、RAKさん、SAMBATHさんの5人。活動のコンセプトは、”音楽的な夢とビジョンを追求する”。
'24年の新曲は、D-Manにとって16枚目のシングル曲っぽくて、Redbullが協力しています。ソングライトはD-Manのメンバーに加えて、カンボジアのアーティスト・TINXJRさんが参加しているっぽいレゲエとヒップホップを合わせたような曲で、ChatGPTによると曲名の「បទថ្មី Bot Tme」は、”新しい歌”って意味ですって。Videoのディレクターは、プノンペン在住のフィルムメーカー・Sievphin Chongさん。
カンボジアのボーイバンド・D-Manは、カンボジアの通信社の記事によりますと、韓国のポップミュージック”K-Pop”が好きな男の子たちがダンスクルーを結成したのがスタートみたいです。そして2019年、クメール語を使ったオリジナルソングで、ボーイバンドとしてデビューをしたみたいです。そのデビュー曲が、こちら。
D-Man 「បែបខ្មែរ | Beb Khmer」 Official Music Video
作詞は、D-Manのメンバーで、作曲はカンボジアのポップデュオ・KMENG KHMERのメンバーのSocheat Cheaさん。曲は、ポップなロック調。曲名の「បែបខ្មែរ | Beb Khmer」は、ChatGPTによると”カンボジアのスタイル”や”カンボジア風”って意味で、歌詞はYouTubeの翻訳機能によると”ボクと踊ってよ 君のことが好きだから”的なことを歌っているみたいです。Videoはメンバーが監督で、片想いの女の子とのストーリーを映していて、再生回数は現在までに120万回を超えてD-Man最大のヒット曲になっているぽいですよ。
そんなカンボジアのボーイバンド・D-Manで、アタシが好きな曲は2022年にリリースされたたぶん8枚目のシングル曲。
「ដាច់លុយ ខូចចិត្ត - Broke Broken」 Performance
作詞は、メンバーのPISETHさんとRAKさん。曲は、ユニット曲っぽくて、伝統音楽とトラップあとロックを合わせた感じの曲でレゲエみもあります。歌詞は、曲名「ដាច់លុយ ខូចចិត្ត」の意味である”失恋”について歌っていると思います。映像は、カンボジアの首都・プノンペンにある王立プノンペン大学で行ったと思われるパフォーマンスなのですが、D-Manのカンボジアでの人気を少し知ることができますよ。
D-Manは今年、シューズブランドの『crocs(クロックス)』のキャンペーンにも起用されたみたいですよ。カンボジアという国と、その国で活動するボーイバンド・D-Manのこれからの成長を願っています。あと世界の平和とアタシが社会の役に立てる人間になれるようにと願っています!