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研究日誌 #7

2021年10月4日。Fallsheepsレコーディング at かぼちゃ屋。この日は1曲だけなので、1日で楽器からボーカル・コーラス録りまで終えた。ドラムテックの高浦に最高のチューニングを施していただこうと思ったが、この日はまさかの本人のドラムセット出動。めちゃくちゃ良い音で最高だった。ドラムのカラー見た目は本人曰く「フグ」とのこと。そして彼の熱い要望によってお昼は横須賀のソウルフード、とまと のり唐弁当。メンバーも終始リラックスした状態で順調に録り終える。

この日でアルバム全ての曲を録り終えた。当初の予定よりだいぶ時間はかかったが、制約の少ないDIYスタイルだからこそじっくり音楽が作れるのは、このチームの強みだなと思う。最強の10曲が揃ったし、メンバー全員きっとそう思っている。

いつきはレコーディングを重ねるごとに、集中力というかドラムに没入する深度が上がった。今回のレコーディングで一番成長したと思う。よしかはほぼ2-3テイクが決めるが、それは準備を怠らない彼女の真面目な性格を改めて感じた。淳太はソングライティングの質、ミキシング技術の向上がすごい。自分のイメージとする音像を作り上げる力をメキメキとつけていてるし、側にいる分ある種脅威を常に感じる。全員、プレイヤーとしてはもちろん、音楽との関わり方・考えが成熟したようにも思えた。

思えば2020年10月にミニアルバムをリリース、レコ発を3月に行ったがコロナが感染爆発する一歩手前のタイミング、それから緊急事態宣言・業界パニックになり、2020年のFallsheepsは制作や他にできることを模索していた時期だった。2021年内にはアルバムを出したい、と持ちかけたのもそのあたりだっただろうか。活動のペースが定まらないなか、リード曲が出来上がったぐらいから、流れが変わってきた。

Central Daysをリリース後、レスピレーション、欠乏のシングルを出したタイミングで各所からライブオファーが増え、認知が広がった。肌感覚で分かる。でも、まだすごい曲を溜め込んでいるのでお楽しみに。

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