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【 Not A Second Time に見るエオリアン・スケール 】

【 Not A Second Time 】The Beatles



エオリアン・スケール ( Aeolian Scale )とは、一般的には『 ナチュラル・マイナー・スケール 』『 マイナー・スケール 』と呼ばれるスケールでメジャー・スケール(ドレミファソラシド)の3度、6度、7度をフラットさせたスケールになります。

つまり『 ド レ ミ♭ファ ソ ラ♭ シ♭ ド 』( 全 半 全 全 全 半 全 )という間隔の音階です。
マイナー・キーのトニックやマイナー・セブンス・キーで使うことが多いです。

アボイド・ノート(回避音)は6番目の音 m6(♭13th) になります。
フレーズの中で沢山使うとキーの特徴が損なわれてしまいます。

エオリアン・スケールで思い出すことといえばビートルズの『 Not A Second Time 』という曲に関して、こんなエピソードがあります。

1963年11月22日に発売されたビートルズの2作目のイギリス盤公式オリジナル・アルバム『 with the beatles 』に収録されたこの曲。


12月27日付の英国の『ザ・タイムズ』紙でクラシック評論家のウィリアム・マンがこの曲を「メジャー・トニックのセブンスとナインスが強固に組み込まれ、フラットを付した長短音階の6度の転調があるせいで、最後のエオリアン・ケーデンスも非常に自然になっている。マーラーの『大地の歌』に匹敵する」と分析して評していて、その記事に対してジョンが「今の今までエオリアン何とかがが何のことを言っているのか分からない。それはエキゾチックな鳥の様に聴こえる」と言っていたのが笑えます。

ジョンやポールの感性は理論を必要としていなかった証拠ですね。

で、どこがそうなの?って思う訳です。
ここがそうなのかな?という箇所はあるのですが、ハッキリは分かりません。

こっちの方がストレートで分かりやすいです。

【 Hot Stuff 】 Donna Summer



この印象的なフレーズはそのままですね。


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