格ゲーって楽器みたい

普通の人は、楽器を習い始めて一日二日で一曲通して演奏できる様にはならないと思う。楽器を買って練習を始めても、続ける人より挫折する人の方が多い。多分。

格ゲーも似たところがあって、格ゲーを始めて一日や二日で対戦がまともに成り立つ様になるかというと、無理だろう。

格ゲーを続けるためには、トレモで必殺技が出せたとか、コンボがつながったとか、座学して新しい概念を学んだという様な、もっと小さな達成を楽しめなければならない。

なぜなら、キャラをカッコよく動かすことや対戦で勝つことは、楽器で言えば躓かずに一曲通して演奏する様な事なのであって、まず音を出すことや数小節のまとまりを弾ける様になることの先にあるものだからだ。

格ゲーのそういうところは、ゲームとしては少し特殊で、いわゆる普通のゲームはもっと簡単に求めていたものを得られるようになっている。(トレモでの地道な練習を求めて格ゲーを購入する人はいない。)

だからこそ、スト6ではモダンが導入されたのだと思う。(スト6成功の要因は、お金のために遊んでみせる配信者を上手く使ったことも大きいと思う。ワールドツアーはどう考えてもクソゲーだから無関係だ。)

余談だが、これからの格ゲーはアケコンやレバーレスではなくパッドで操作しやすい操作体系に変化していくだろう。「格ゲーやるならアケコン(レバーレス)」という風潮は間口を狭めるため、格ゲーメーカーにとって好ましくないからだ。

ところで、ぼくは今現在プレイしている格ゲー(GGST)についてではなくて、格ゲー一般について書きたくなって、書いている。それも、格ゲーのゲームとしてちょっと特殊なところだと思う。

楽器といえば、ピアノ習ってみたいんだよな。歳とっても自分だけで楽しめそう。

では。つづいたらつづく。