ここに天才が現れている。
通常、「いつ死んでも構わない」と言えば「今すぐ死んでも構わない」という意味になるところ、そこを論理的にひっくり返す。鮮やかな逆転満塁ホームランだ。
もちろん、少し読めば特別に文才のある人でないことはわかる。
しかし、これこそが書かれるべき文章だと思う。残されるのは爆弾のような文章でなければならない。「スキ」とか「いいね」とか「Like」を稼ぐために賢しい人間が作文した文章ではなくて。
自分はもう「いつ死んでも構わない」とは考えられなくなってしまい、そのことが何を意味するのか、「死ぬべき時が来る」ということなのか、よく分からなくなってしまった。
カツヒコさんは、「誰でもいつ死んでも差し支えない」、だから、「誰だっていつまでも生きていて良い」と書いたのだが。
もう一度、「生存確認」の配信をして、音程の外れた(というか知らない曲だとどういう曲なのか全く頭に入ってこない)「アカペラ」を歌ってほしい。
参考
全文引用
こちらは動画で見て欲しいけど、見られなくなっているようなので文字起こし。
最初は感情を堪えてテンポを押さえている。「ひどい」と「しょうがない」の繰り返し。ついに爆発する「現代日本論」。ひとしきり捲し立てたらまた落ち着いて「歌」に着地する。緩急をつけてここに凝縮されている感情はどうだ。何度も読んで読み飽きることがない。