東方Project二次創作作品 家族になろうよ 9
「おーい、咲夜ー」
「魔理沙?」
「いやー追いつけてよかったぜ」
「どうしたの?」
「お前にイイ話を持ってきたんだ」
今度は魔理沙の家に招かれ、人避けの魔法を辺りにかけた後、第一声に謝罪された。
「スマン。偶然とはいえさっきのお前らの話を聞いちまった」
「…魔理沙」
「分かってる。他言無用だろ? て、アタシは別にそれについて謝りたかった訳じゃない」
「じゃあ一体」
「イイ話を持ってきたって言ったろ? そう、不老不死…かどうかは分からないが寿命を格段に伸ばせる方法さ」
「………あるの?」
「不老不死はかつての魔法使いにとっては真っ先に行う研究だからな。今となってはメジャーになったが、その昔は色々と研究されてたんだ。それこそ、普通の人間でもなれるようなモノもな」
「…教えてくれるの?」
「教えはする。ただし、決めるのはお前だ」
「教えて」
二つ返事で返した咲夜の目に戸惑いは無かった。
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