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ランダムダイスv5.3.0アプデとフィールドスキン

はじめに

 2020年10月14日、ランダムダイスのv.5.3.0のアップデートが来ました。

 ちなみに上のツイートはへくさんの速報です。私は彼のDiscord投稿で今回のアプデに気が付きました。いつもありがとう。noteの更新も待ってます。

 さて、月のバランス調整など、他にも気になるアプデ内容もあるのですが、今回私が一番「来た!」と思ったのは「バトルフィールドスキンの新機能追加」でした。今回はバトルフィールドスキンについての記事です。

(※10/14 19:10追記:アプデ全般についてはこちらの動画で詳しく解説されています!)

バトルフィールドスキン概要

 そもそもバトルフィールドスキン機能は、元々フレーバーとして実装されたものと認識しています。トロフィー報酬として入手できる物や、ダイヤで購入できる物などがあり、[ホーム画面>在庫>バトルフィールドスキン]で好きなスキンでランダムダイスをプレイすることができました。

 しかし、バトルフィールドスキンはあくまで見た目だけのものであり、そこにゲームバランス上の要素は存在しなかったわけです。……そう、今までは。

 v5.3.0アップデートでのバトルフィールドスキン関連の変更は以下の通りです。

・バトルフィールドスキンに固有の効果を追加
・スキン「五番目航行日記」を追加

 といわけで、従来の5種類のバトルフィールドスキンに1種追加して6種類となったバトルフィールドスキンについて、以下で解説していこうと思います。

バトルフィールドスキン一覧

Default(和名:デフォルト)

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獲得方法:初期から所持

能力:基本ダメージ増加 2.00% +0.15%(×クラスアップ回数)

解説:初期から所持しているスキンです。画像ではダークモードになっていますが、ダークモードのオンオフも初期から選択することができ、どちらでも能力に違いはありません。その能力は「基本ダメージ増加」で、盤面すべてのダイスにバフが掛かります。クラス20で増加量は5.00%となります。


The Lava Field(和名:静かな地獄の炎)

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獲得方法:トロフィー8000報酬

能力:HP比例ダメージ 1.20% +0.09%(×クラスアップ回数)

解説:クラス13の途中で入手できるスキンです。このスキンが最初の獲得スキンだった方も多いのでは? 能力は「HP比例ダメージ」で、約3秒ごとにトラック上の全ての敵に効果が発生します。クラス20で比例ダメージは3.00%となります。

※10/14 22:20追記:比例ダメージは最大体力の割合ダメージとなります。強い。


The Final Colosseum(和名:最後のコロシアム)

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獲得方法:500ダイヤで購入

能力:移動速度減少 20.00% +1.50%(×クラスアップ回数)

解説:500ダイヤで購入することができるスキンです。能力は「移動速度減少」で、ゲーム開始時に1つ設置される蟻地獄の上を通る敵の移動速度を減少します。クラス20で移動速度減少量は50.00%となります。


Club: Violet(和名:パープルクラブ)

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獲得方法:500ダイヤで購入

能力:基本攻撃速度増加 20.00% +1.50%(×クラスアップ回数)

解説:こちらも500ダイヤで購入ができるスキンです。能力は「基本攻撃速度増加」で、ゲーム開始時に盤面上に2つ設置されるバフマークの上のダイスの攻撃速度を増加します。クラス20で攻撃速度増加量は50.00%となります。

※10/14 20:00追記:こちらのスキンの効果は、光や月の攻撃速度上昇効果と競合します。光と月が競合するのと同じように、最も効果の高いバフを適用します。


The Pantheon(和名:神々の楽園)

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獲得方法:トロフィー40000報酬

能力:クリティカル確率 20.00% +1.50%(×クラスアップ回数)

解説:クラス20到達時に報酬として獲得できるスキンです。能力は「クリティカル確率」で、ゲーム開始時に盤面上に2つ設置されるバフマークの上のダイスのクリティカル確率を増加します。クラス20でクリティカル確率は50.00%となります。


Fifth Voyage Log(和名:五番目航行日記)

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獲得方法:500ダイヤで購入

能力:SP2倍確率 6.00% +0.45%(×クラスアップ回数)

解説:500ダイヤで購入することができるスキンで、v5.3.0アップデートで追加されたスキンとなります。能力は「SP2倍確率」で、敵を倒した際に確率で獲得SPを2倍します。クラス20でSP2倍確率は15.00%となります。

クラスアップ

 バトルフィールドスキンですが、ゴールドを消費してクラスアップすることができます。クラスアップによって、各スキンの効果が上昇するので、積極的にクラスアップを行う方が得策でしょう。クラスアップ上限は、自分のクラスとなります。そのため、最大クラスは20です。

 クラスアップに必要なゴールドは以下の通りです。

0→1 100ゴールド
1→2 500ゴールド
2→3 1000ゴールド
3→4 1500ゴールド
4→5 2000ゴールド
5→6 3000ゴールド
6→7 4000ゴールド
7→8 5000ゴールド
8→9 6000ゴールド
9→10 8000ゴールド
10→11 10000ゴールド
11→12 12000ゴールド
12→13 15000ゴールド
13→14 20000ゴールド
14→15 25000ゴールド
15→16 30000ゴールド
16→17 40000ゴールド
17→18 55000ゴールド
18→19 75000ゴールド
19→20 100000ゴールド
合計:413100ゴールド

バトルフィールドスキン考察-DPS比較

 さて、本記事のメイントピックの1つ目です。まずは、各バトルフィールドスキンの効果をおさらいしましょう。

・デフォルト:基本ダメージ増加 2.00%~5.00%
・静かな地獄の炎:HP比例ダメージ 1.20%~3.00%
・最後のコロシアム:移動速度減少 20.00%~50.00%
・パープルクラブ:基本攻撃速度増加 20.00%~50.00%
・神々の楽園:クリティカル確率 20.00%~50.00%
・五番目航行日記:SP2倍確率 6.00%~15.00%

 このように比較してみると、デフォルト、パープルクラブ、神々の楽園がダイスのDPS(1秒間に与えられるダメージ量)に影響すると分かります。まずはこの3種類のスキンを比較してみましょう。

 仮定として、クリティカル1000%のプレイヤーが15個の盤面全体に攻撃力100のダイスを出目1の状態で並べているとします。各スキンのクラスは20とします。

 デフォルトでは、全てのダイスが基本ダメージ増加の影響を受け、基本ダメージは105となります。5%の確率でクリティカルが発生するため、その場合1050ダメージを敵に与えることになります。期待値では、152.25ダメージとなり、ダイスは15個あるためDPSは2283.75となります。

 パープルクラブでは、15個のダイスの内2個だけが基本攻撃速度増加の効果を受けます。その2個のダイスは速度増加を50%分受けるため、攻撃回数が2倍になります。つまり、その2個のダイスは4個分の働きをするわけですね。基本ダメージ自体は変わらず100ダメージで、クリティカルを考慮した期待値は145ダメージなので、ダイス17個分と考えてDPSは2465となります。

20/10/30追記※神々の楽園スキンは、クリティカル確率「上昇」であることが検証によって明らかになりました。以下の文は記録として残しておきますが「クリティカル発動確率がスキン効果の数値になる」というのは誤った解釈であることをご留意ください。いずれにせよ、ほとんどのプレイヤーで神々の楽園が3種の中で一番有利であることは変わりありません。

 神々の楽園では、15個のダイスの内2個だけがクリティカル確率バフの効果を受けます。バフの効果に関してですが、クリティカル確率「上昇」ではなくクリティカル確率とだけ記載されている(English表記:Crit Rate)ことから、基礎クリティカル率が5%からスキン効果の数値になると考えます。つまり15個のダイスの内13個はクリティカル確率5%で期待値は145ダメージ、2個はクリティカル確率50%で期待値は550ダメージ、これを合計するとDPSは2985となります。

 従って、クリティカル1000%のプレイヤーがクラス20のスキンを使って盤面の前面に出目1の攻撃ダイスを並べる場合、神々の楽園スキンが一番高いDPSをたたき出せることが分かりました。

 もちろん、クリティカルダメージが高ければ高いほど神々の楽園の効果は大きくなるため、1000%以上のクリティカルダメージの方は、より一層神々の楽園で有利ということになります。

 逆に、クリティカルダメージが低い場合ですが、クリティカルダメージが350%の場合だとデフォルトのDPSが1771.875パープルクラブのDPSが1912.5神々の楽園のDPSが1912.5と、ようやくパープルクラブと神々の楽園のDPSが並びます。大体のプレイヤーは(特に神々の楽園を所持しているプレイヤーのほとんどは)350%以上のクリティカルダメージを所持しているだろうことから考えても、DPSという視点で3種のスキンを比較すると神々の楽園に軍配が上がるのは確かなようです。

 ちなみにクリティカルダメージが186%の場合だとデフォルトのDPSが1642.725パープルクラブのDPSが1773.1神々の楽園のDPSが1641.9であり、クリティカルダメージが186%以下の方は神々の楽園スキンを使うメリットは少ないかもしれません……。

 尚、最初に条件として示した「盤面全体にダイスを出目1の状態で15個並べている」という状況は発生しにくく、現実的にパープルクラブや神々の楽園を使用する際には、バフマークがついているマスの出目が高くなるようダイスの合成を行うと思います。そのため実際には、よりパープルクラブや神々の楽園のスキンの有利が大きいと思っていただいて間違いないと思います。

バトルフィールドスキン考察-スキンと相性の良いダイスは?

 本記事のメイントピックの2つ目です。まずは、各バトルフィールドスキンの能力をおさらいしましょう。

・デフォルト:基本ダメージ増加 2.00%~5.00%
・静かな地獄の炎:HP比例ダメージ 1.20%~3.00%
・最後のコロシアム:移動速度減少 20.00%~50.00%
・パープルクラブ:基本攻撃速度増加 20.00%~50.00%
・神々の楽園:クリティカル確率 20.00%~50.00%
・五番目航行日記:SP2倍確率 6.00%~15.00%

デフォルト…盤面全体にバフが掛かるという特徴を持つことと、他のスキンが優れていることから、特に初心者が使用することの多いスキンであると思います。注意すべきことは、基本ダメージ増加は棘や感染などの、所謂実弾ダメージ以外のダメージに効果が無いということです。そのため、相性の良いデッキとしては実弾で火力を出せるデッキということになります。他のスキンを持っていないという状況で想定すれば、歯車スイッチなどの伝説が無い・少ない状況でもある程度の火力を出せるデッキ構成が良いのではないでしょうか。

静かな地獄の炎…敵全体に割合ダメージを与えるという効果から、対戦ではより多い回数割合ダメージを与えるために遅延効果を持つダイスをデッキに入れると相性が良いでしょう。また協力では、割合ダメージは敵のHPに応じて大きくなっていくため、高ウェーブを狙う時にその能力が活きてくるでしょう。

※10/14 22:20追記:比例ダメージは最大体力の割合ダメージとなるため、敵の現在体力に関係なくダメージを与えることができます。つまり34回スキン効果が発動すればスキン効果のダメージだけで敵を倒すことができます。特に、協力でのフロー+吹雪などで最大遅延をすると、スキン効果を最大限活用することができるので、是非お試しください!

最後のコロシアム…移動速度減少の効果から、対戦では本来遅延ダイスの必要なデッキから、遅延ダイスを抜いて運用することが可能であると考えます。逆に言えば、このスキンと相性の良いダイスというのは、遅延ダイスと相性の良い原子などのダイスとなります。同じく遅延と相性の良い吸収ですが、蟻地獄の範囲が狭いためこちらは特別相性がいいということは無さそうです。また、相手がフローを使用している場合、蟻地獄の効果はより大きくなるため、相手のフローに対して相性の良いスキンと言うこともできそうです。さらに全ての敵に必ず遅延が入るという特性上、お互いボスを処理できない状況で、スキンの差で勝つということも想定されます。

パープルクラブ…基本攻撃速度が増加するという効果から、攻撃速度、すなわち攻撃回数を重視するダイスと相性が良いと考えます。具体的には、攻撃回数に応じてダメージを上昇させていく太陽は、このスキンを選択することで有利に立ち回ることができるでしょう。また、攻撃時に確率で即死を狙う地獄や死なども、バフ範囲が2マスであることからやや難しいながらも、有利を得ることができるでしょう。

神々の楽園…クリティカル確率を上昇する効果から、基本ダメージの大きいデッキと相性が良いでしょう。具体的には、コンボであり、通常の召喚コンボデッキであっても、バフ範囲に高出目コンボを置ければ疑似的にクリティカルコンボデッキの火力に近づけることができます。また、協力モードの周回では、上記と同じ理由で転移コンボミラーと相性が良いです。

五番目航行日記…SPを確率で2倍獲得できるという効果から、特に序盤でSPが不足しがちなデッキと相性が良いと考えます。例えば召喚コンボデッキであり、確率次第ではありますが、フロー対面でも早期にコンボ数を稼ぎ序盤を乗り切ることも可能です。協力での転移モンスターに関しては、そのウェーブの雑魚から獲得できるSPが追加で獲得できるだけであり、そこまで有利にはならないようです。

おわりに

 というわけで、今回の記事はこれで終わりです。私自身noteに関してまだ慣れないところもありますが、「こういう内容の記事書いてくれ」とか「あれについて検証してくれ」とか記事のコメントででも挙げていただければ、その内容について記事を書くことがあるかもしれません。

 また、「ここ間違ってるよ」とか「ここ分かりにくいんだけど?」とかそういった批判的な内容も大歓迎なので、是非気軽にコメントを残していただけると幸いです。

 ではでは。

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