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印鑑がかすれてしまって上手く押せない場合はどうすれば良い?

<目次>
1.捺印前の重要なチェックポイントとは
2.印鑑を上手に捺す3つのポイント
3.印鑑の正しい捺印方法を覚えましょう

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印鑑は日常的に捺印するものではありませんが、いざ必要になった時に大事な書類へ「上手く押せない…」と慌ててしまう方は多いはずです。

ここではそんな「印鑑を上手く押す方法」について、記事にしてご紹介しています。


1.捺印前の重要なチェックポイントとは


まず、印鑑を押す前に次の2つの事を確認して下さい。

・印面が汚れていないか
・朱肉の盤面が乾燥していないか


「印面の汚れ」について

印面に汚れやごみが付着していると、鮮明な印影を得ることは出来ません。

そのためハンコは使い終わったらその都度、印面の掃除をしてから保管することが大事になります。

例えば柔らかいガーゼや、ティッシュペーパーなどで優しく汚れを拭き取りましょう。


もし印面の窪みに朱肉が入り込んでしまった場合などは、先の柔らかい歯ブラシなどで優しく取り除くのが有効です。

あまり強くこすったり力を入れてしまうと、印面の朱や墨が剥げてしまったり、印面が痛んでしまう可能性もあるため慎重に行います。


「朱肉盤面の乾燥」について

印鑑だけではなく、朱肉の状態も重要です。

朱肉は大まかに分けると朱液に繊維質を混ぜて練り上げた伝統的な「練り朱肉」と、朱液を盤面に染み込ませた「スポンジ朱肉」に分かれます。

一般的な用途として使われるのは後者の「スポンジ朱肉」ですが、フタをせずに放置してしまうと盤面が乾燥し、朱肉が上手く印鑑に乗らなくなります。

その場合は朱肉用の専用補充インクを注ぎ足してあげるか、長年の使用で盤面の状態が悪いようであれば、買い替えを検討しても良いでしょう。


2.印鑑を上手に捺す3つのポイント


先述したハンコの印面と朱肉の状態を確認し、問題が無ければ捺印に入ります。

印影がかすれたりせずに上手く押すには、次の3つのポイントを押さえることが大切です。

1、印鑑を正しい持ち方で持つ
2、朱肉を印面にムラ無く付ける
3、捺印マットを使い「の」の字を描くイメージで捺す


< 印鑑を正しい持ち方で持つ >

まず、「ハンコを正しい持ち方で持つ」ことが最も大事です。

印鑑を親指の腹、人差し指と中指の3点を使ってしっかりと握りましょう。

この際、人差し指は文字の真上に、親指は文字の左側に面するように持つことで安定します。


< 朱肉を印面にムラ無く付ける >

次に朱肉ですが、印面を力任せに朱肉の盤面に押し付けるのは良くありません。

あまり力を入れ過ぎず、印面を朱肉盤面に「ポンポン」と優しく付けていき、印面に朱肉をムラなく馴染ませていくイメージです。

印面を覗くとムラなく朱肉が乗っているかを確認できるので、焦らず力まず朱肉を付けていきましょう。


< 捺印マットを使い「の」の字を描くイメージで捺す >

印鑑の持ち方、朱肉の付け方を覚えたら、最後は「捺印環境の整備」と「押し方」になります。

まず、捺印場所は安定した…


-------------------- ここまで --------------------

続きはこちらのページより、お読みいただけます。

匠印章辞典|印鑑がかすれてしまって上手く押せない場合はどうすれば良い?https://www.inkan-takumi.com/dict/oshikata.html

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