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マーベル・ファクト・ファイル 訂正メモ (4.スパイダーマン)

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スパイダーマン

オーバービュー

オーバービュー SM-01 アメイジング・スパイダーマン
[コラム:スタン・リー]『Spider-Man』
○『Amazing Spider-Man』

(省略と思われるが、Spider-Man誌はAmazing Spider-Man誌と別に1990年に創刊されているため区別の必要がある)

オーバービュー SM-03 コスチュームの進化と派生型
[アイデンティティ・クライシス]『AMAZING SPIDER-MAN』#434
○『SENSATIONAL SPIDER-MAN』#27

(カバーデイトは同月だが、リリースデイトでは後者が1週早い。この月に刊行されたスパイダーマン個人誌はそれぞれ違うアイデンティティが「主役」を務めるという趣向になっており、Sensational Spider-Man Vol.1 #27ではホーネットのコスチュームが初披露された。Amazing Spider-Man Vol.1 #434はリコシェ、Spider-Man Vol 1 #91はダスク、Spectacular Spider-Man Vol.1 #257はプロディジーの初登場号である)
[バッグマン]アメイジング・バッグマン
○ボンバスティック・
バッグマン
(初登場時バッグマンのコスチュームに名前は無かったが、15年後Spectacular Spider-Man Vol.1 #256で再登場した時に名前を問われたピーターはボンバスティック・バッグマン Bombastic Bag-manと名乗っている)
[ブラックコスチューム]コスチュームをファンタスティック・フォーに預け、ブラックキャットにもらった布製のコスチュームを着用した。
コスチュームをファンタスティック・フォーに預け、古い赤青のスーツやブラックキャットにもらった布製のブラックコスチュームなどを着用した。
(上記バッグマンで一時的に間に合わせた後は、クローゼットに眠っていた赤青の予備スーツを着用した。ほどなくしてブラックキャットは「ずっとセクシーな」ブラックコスチュームを模した布製のスーツをプレゼントする。シンビオートの苦い記憶が蘇るので複雑な心境のスパイダーマンだが、赤青スーツの洗濯に失敗し縮んで着られなくしてしまったため一時的にこの新ブラックコスチュームを着ることになる。元祖ブラックコスチュームを纏ったヴェノムが登場しMJを脅迫するに至りピーターはブラックコスチュームとは縁を切るが、その後も数度復活している)
[スカーレットスパイダー]スパイダーマン本人は着用していない。
スパイダーマン本人のコスチュームではない。
(ピーター・パーカー自身も、一時的にベン・ライリーと入れ替わった時に着用した)
[対エレクトロ]『AMAZING SPIDER-MAN』#429
『AMAZING SPIDER-MAN』#425
(誤記)

オーバービュー SM-04 グウェン・ステイシー
※ノーマン・オズボーンに誘惑され、彼の子どもを身ごもってしまう。

(マーベル・ファクト・ファイル刊行より後の近年、この過去はグリーン・ゴブリン化していた時期のハリー・オズボーンがピーターを苦しめるために用意していた嘘だったと後付けし直された。新設定ではサラとガブリエルの双子はグウェン・ステイシーのDNAから生まれたクローンであり、ノーマン・オズボーンは無関係だった)
グウェンをジョージ・ワシントン・ブリッジまで連れて行くと、
グウェンをブルックリン・ブリッジまで連れて行くと、
(ジョージ・ワシントン橋とブルックリン橋は似た構造の吊り橋だが、大きく見た目が異なる。橋を支える主塔がむき出しの鉄骨になっているのがジョージ・ワシントン橋、いっぽう主塔が石造りで3本の塔をアーチで繋いだ形をしているのがブルックリン橋である。
 グウェンが死亡するAmazing Spider-Man Vol.1 #121ではこの橋は明らかにブルックリン橋として描かれているにも関わらず、橋を見たスパイダーマンは「ジョージ・ワシントン橋だ!/この場所を選んだのは、ワシントンが好きだからか/なにしろワシントンはドル紙幣の顔だからね」(日本版『スパイダーマン:ステイシーの悲劇』高木亮訳より)と独りごちている。このミスは後の単行本等では「ブルックリン橋だ!」という短いセリフに修正されたため、「後から書かれた方が正しい」という原則に従えば、公式にはこの橋はブルックリン橋だと考えられる)

オーバービュー SM-06 スパイダーマンとアベンジャーズ
✕スパイダーマンとアイアンマンの二度目の顔合わせでも、
事はうまく運ばなかった。
○次なるスパイダーマンとアベンジャーズの顔合わせでも、
事はうまく運ばなかった。
(この時期に「うまく運ばなかったアイアンマンとの二度目の顔合わせ」は起きていない。以下時系列順に追う。
Amazing Spider-Man Annual Vol.1 #1 (1964年10月)……本文最初のアイアンマンとの遭遇。スターク社でシニスター・シックスのエレクトロと戦うスパイダーマンの加勢にアイアンマンが現われるが、既にエレクトロは捕縛済み。残りのシニスターを追うのに忙しいスパイディはアイアンマンにエレクトロの始末を任せてその場を離れる。
Untold Tales of Spider-Man Annual Vol.1 1997 (1997年7月)……'97年刊の作品だがストーリーはアベンジャーズ結成間もない時期を描いており、劇中の描写から1964年10月前後のマーベルユニバースを舞台にしていると思しい。暴走する超人サンダウンを止めるためアベンジャーズ、FF、X-メンとスパイダーマンが共闘するが、アイアンマンとスパイディの間に会話は無い。
Amazing Spider-Man Vol.1 #18 (1964年11月)……デイリー・ビューグルのスパイダーマンへの中傷記事を読んだアイアンマンらアベンジャーズは失望する。この1コマのみの登場。
Avengers Vol.1 #11 (1964年12月)……カーンの生み出したスパイダーマンのクローンロボットがアベンジャーズを苦しめる。本物のスパイダーマンがアベンジャーズを救うが、この時アイアンマンは消息を絶ってアベンジャーズを離れていたためストーリーに登場していない(なぜか表紙には登場している)。
Amazing Spider-Man Annual Vol.1 #3 (1966年11月)……P1本文後半のストーリー。スパイダーマンのアベンジャーズ入りが検討される。
 このように、本文の文章と合致する「二度目の顔合わせ」は存在しない)
そこでスパイダーマン加入のメリットはないという印象をアベンジャーズに抱かせるために、任務遂行に失敗したとアベンジャーズに嘘をついた。
そこでスパイダーマン加入のメリットはないという印象をアベンジャーズに抱かせてでも、任務遂行に失敗したとアベンジャーズに嘘をついた。
(スパイダーマンが嘘をついたのはハルクを逃がすためであって、本人はアベンジャーズ入りを待望していた)
[P1]その後ようやくスパイダーマンがアベンジャーズへの仮入団に合意すると、(…)[P2]スパイダーマンは、メンバーテストを受けたらどうかというソーの提案に応じると、
[P1]その後ようやくスパイダーマンがメンバーテストを受けたらどうかというソーの提案に応じアベンジャーズへの仮入団に合意すると、(…)[P2]スパイダーマンは、
(ソーの提案はP2のプロジェクト・ペガサスの事件とは無関係で、P1の仮入団の前提として起きた)
トニーが作った超人登録法
トニーが支持する超人登録法
(超人登録法自体はトニー・スタークとは無関係にアメリカ議会によって提案された。有識者の立場から具体的な法案作成に関わった可能性はあるが、個人に帰せられるレベルではない)

オーバービュー SM-07 スパイダーマンとメリー・ジェーン
新たな世界では、ふたりは結婚していないばかりか、メイおばさんが撃たれた直後に別れていた。
新たな世界では、メイおばさんは撃たれておらず、ふたりは結婚していないばかりか別れていた。
(メフィストが再構築した世界ではスパイダーマンは正体を明かしていないため、メイおばさんも撃たれていない)
[コラム]並行世界では、メリー・ジェーンとピーターの結婚は続いており、ふたりの子どもは無事に生を受けていた。
並行世界では、この娘は生まれなかったものの、メリー・ジェーンとピーターの結婚は続いており、ふたりの最初の子どもは無事に生を受けていた。
(コラム前半で語られる子どもは“将来的に生まれる”娘であり、本文にある通り既に流産した(正確にはノーマン・オズボーンの陰謀で流産した事にされている)娘とは別人。MC2ユニバースではこの陰謀がケインによって防がれ、メイ・パーカーとして成長している)

オーバービュー SM-08 ピーター・パーカー
[P2図版上]『Spider-Man』
○『Amazing Spider-Man』

(省略と思われるが、Spider-Man Vol.1誌と区別が付かない)

オーバービュー SM-10 スパイダーマン
✕ジーン・デ・ウルフ、その後任のフランク・クエイドの両警部
との密接なつながり
○ジーン・デウォルフ警部との密接なつながり
(ジーン・デウォルフの姓はDe Wolffではなくスペースの無いDeWolff。フランク・クエイドはアルティメットユニバース(アース-1610)でのデウォルフの後任で、後にマーベルユニバース(アース-616)に転移したもののこの世界のピーター・パーカーとの関係は無い。
 アース-1610におけるジーン・デウォルフは一時期デ・ウルフと書かれていた(それがなぜデウォルフに戻ったのか、理由は不明)事から、文章全体が2つのユニバースを混同して書かれているのか?)
[コラム]
▵スパイダーマンの悪評を当然だと考えた
ヒーローはひとりにとどまらなかった。
○この時に限らずスパイダーマンの悪評を真に受けたヒーローはひとりにとどまらなかった。
(続く文のうちクイックシルバーとブラック・ウィドウの件は2人の死より先に起きている。文意もニュアンスが異なる)
ブラック・ウィドウは彼の危険な評判に引きつけられたが返り討ちにされ、
ブラック・ウィドウは彼の危険な評判と能力に引きつけられたが返り討ちにされ、
(当時自分の能力に疑問を抱いていたウィドウは、スパイダーマンを一流のヴィランと見なしてその能力の秘密を吸収しようと挑戦した)
✕アイスマンはスパイダーマンが抵抗できないグウェン・ステイシーを誘拐し、彼女が冷静になるまでウェブバッグの中で揺れるままにしておいたと受け止めた。
○父の死に取り乱し抵抗するグウェン・ステイシーが冷静になるまでウェブスイングで人気のない場所に運んだスパイダーマンを、アイスマンは誘拐犯と誤解した。
(甚だしい誤り)
まるで実際のヴィランとの戦いは物足りなかったかのように!
まるで偽りのヴィランとの戦いは物足りなかったかのように!
(意味不明。スパイダーマンは「実際のヴィラン」ではない。なお文章の修飾と思われるが、パニッシャーは意図的に狙いを外した訳ではなく、ピーターのスパイダーセンスによって銃弾を回避されている)

オーバービュー SM-11 スパイダーマンとシビル・ウォー
[コラム]

✕メフィストが現実を歪め、その余波の中、ピーターはドクター・ストレンジに、すべての人の記憶から自らの正体を消してもらおうと頼み込む。トニー・スタークやリード・リチャーズの助けもあり、ストレンジは消去に成功。
○メイおばさんが撃たれ、メフィストが現実を歪めるまでの間、
ピーターはドクター・ストレンジに、メイの命を救ってもらおうと頼み込む。トニー・スタークやリード・リチャーズの助けも借りようとしたが手の施しようがなかった。メフィストはすべての人の記憶からピーターの正体を消去し、メイが撃たれる原因を無くした。
(甚だしい誤り。詳細は次項SM-12に詳しい)

オーバービュー SM-12 ワン・モア・デイ
ピーターは男たちの集団と遭遇する。
ピーターは男たち2人と遭遇する。
(超能力を得ずにヒーローになれなかったピーターと、成功者となったがMJの愛を得られなかったピーターに、それぞれ別々に出会っている)

オーバービュー SM-13  ブラン・ニュー・デイ
[コラム]101号まで続き、
○チームは101号にわたって続き、

(月3号の刊行ペースが続いたようにも、また#101まで続いたというようにも読めるが、これは4人のウェブ・ヘッズ体制が#546~647の間、計101号にわたって続いた事を示している。月3号の刊行ペースはこの後もしばらく続いた)

オーバービュー SM-14 アイデンティティ・クライシス
✕100万
ドルの賞金
○500万ドルの賞金
(右図にもあるように500万の誤記)
ジョーイ・Z(スパイダーマンが濡れ衣を着せられた犯罪の真犯人
ジョーイ・Z(スパイダーマンが濡れ衣を着せられた殺人の被害者
(ジョーイ・Zは犯罪者ではあるがここでは殺された被害者であって、スパイダーマンはジョーイ・Z殺人の濡れ衣を着せられている)

オーバービュー SM-18 ふたりのスパイダーマン
※彼がそこに何を見たかは、謎のままだ。

(この謎の答はマーベル・ファクト・ファイル原書のこの項が刊行されて3年後、2017年のSpider-Men II Vol.1で明かされた。これは日本語訳が2019年に『スパイダーメンⅡ』として刊行されており、日本語版マーベル・ファクト・ファイルのこの項よりも刊行時期が早かったためにちぐはぐな説明になってしまっている。
 ピーターはアルティメット・ユニバースにマイルズ・モラレスがいるならアース-616にも同名の人物がいるはずと検索してみたのだが、その人物は彼の知るマイルズの人となりからは意外な事にギャングだった。Spider-Men IIはこの悪党マイルズ・モラレスとふたりのスパイダーマンの因縁を描いている)

[コラム:サラ・ピチェリ]スパイダーマンの限定シリーズ
○限定シリーズ『Spider-Men』

(文脈からは本文で紹介されているSpider-Men Vol.1の事と思しい。複数形を(日本語訳の慣習に従って)単数に誤訳したか)

オーバービュー SM-21 スーペリア・ヴェノム
[コラム:クリストス・ゲージ]『The Breed』
○『ブラディ・ヴァンパイア』

(邦題。次の『パラドックス Paradox』(原題:Paradox)のように、マーベル・ファクト・ファイルでは洋画タイトルは邦題で記述されている)

オーバービュー SM-22 ピーター・パーカー
[図版P2左下]アベンジャーズ・アカデミーの教師になるには力不足だった。
アベンジャーズ・アカデミーの教師になるにはトラブル体質すぎた。
ヴィランを倒したが、ピムに感銘を与えることはできなかった。
ヴィランを倒し、ピムと生徒たちに感銘を与えたものの、ヒーロー教師役はもうこりごりだった。
(事件解決の報を聞いたピムはスパイダーマンの責任を追及し、ピーターも全面的に自分の非を認めたものの生徒たちが割って入り、自分たちを助けヒーローの見本となったスパイディを強く弁護した。納得したピムは定期的な教師役をオファーしようとしたが、今度はこれ以上のトラブルを恐れたスパイディと生徒たち双方が断わっている)

オーバービュー SM-23 スパイダーマン
✕モーラン
の軍勢
○モーラン族の軍勢
(スパイダーマンの宿敵であるMorlunではなくMolansで、モグラ人間といった意味合い。「Molanによる軍勢」という意味では間違いではないにせよ、あまりにも紛らわしい)

オーバービュー SM-25 スパイダーバース
※スパイダーバース

(この項タイトルは「スパイダーマンと多元宇宙」といった意味であり、イベント「スパイダーバース」やSpider-Verse誌を意味しない。たとえばここに書かれるゾンビやジョン・ジョナ・ジェイムソンのスパイダーマンは、上記イベントには登場していない)
スパイダーマンからマンスパイダーになった者
スパイダーマンではなくマンスパイダーになった者
(「そのほかの並行宇宙」で「スパイダーマンから」マンスパイダーになったキャラクターは現時点で存在しない)
[スパイダーマン・ノワール]ベンは、店を爆破され命を落とす。爆破を仕組んだ
ベンは、ならず者たちに殺される。殺人を仕組んだ
(劇中に爆破された描写は無い。別の店との混同か)
[インドのスパイダーマン]ナリンは触手を持つ悪魔に変身し、インド版ドクター・オクトパスというべき外見になった。
ナリンは悪魔に変身し、インド版ドクター・オクトパスというべき触手を持つ医師を従えた。
(ナリンとドクター・オクトパスの混同)

オーバービュー SM-28 オリジン・オブ・ザ・スピーシーズPART2
尻尾と触手の違いについて議論をはじめる
○互いの尻尾と触手で戦いをはじめる
(比喩表現か? だとしても分かりにくい表現)

オーバービュー SM-29 エンド・オブ・ジ・アース
※[コラム:「誰も死なせない!」]

(このエピソードは本文の後の出来事にも見えるが、エンド・オブ・ジ・アースより約1年前のAmazing Spider-Man Vol.1 #654~655のもの。おそらく原著ではコラムの直上の図版にある「ひとり死なせた。(Someone died.)」という台詞が、コラム題名でありエピソード名の「誰ひとり死なせない (No One Dies)」と対になっていたのだろう)

オーバービュー SM-30 イギリスでのスパイディ
※謎めいた存在、ダークマン

(この「ダークマン」という名前は正式にはマーベルコミックスに登場していない。この悪役は名前も真の目的も分からないまま、以後アメリカ・イギリスいずれのコミックにも登場しなかった。
 ではダークマンの名前がどこに由来するかというと、それはまさしくマーベル・ファクト・ファイルの原著だった。Marvel Fact Files #97のこの項において、初めてDark Manという名前が与えられたのである。とはいえこの項を書いたのはまさにこのエピソードの原作を担当したマイク・コリンズ自身であり、そもそもMarvel Fact Files自体がマーベルの認可を得て(時として誤りも書かれているようだが)公式に発行された事典なのだから、ダークマンの名前はここに書かれたことで公式化されたと考えるべきだろう)
※[コラム]
(ここでは企画の動機としてロンドン発のオリジナルシリーズという点だけが書かれているが、もう一つの理由が存在したという。
 当時のSpider-Man (UK) Vol.1での再録はスパイダーマンがブラックコスチュームに変わる時期にさしかかっており、この大刷新がイギリスの読者に受け入れられるか不安を感じたマーベルUKは、代替案としてオリジナルコスチュームのスパイディが活躍するイギリス独自の連載を考えていた。そのパイロット版がここで紹介される#607~610である。
 もっともイギリス読者はブラックコスチュームを柔軟に受け止めたらしく、このエピソードはいわゆるルーズエンドに終わり、Spider-Man (UK)誌では再びUS版の再録が始まった)

オーバービュー SM-36 語られざる物語
(本文中で明言されていないが、ここでの全エピソードは別世界アース-9411が舞台。これらはマーベルUKによるSpectacular Spider-Man (UK) Vol.1誌に掲載されたもので、誌名こそ同時期のアメリカ本国のSpectacular Spider-Man Vol.1誌と同じだがまったく別のコミック誌。
 UK版同誌はアメリカのスパイダーマン系コミックの再録誌だったが、#52以降オリジナルストーリーが展開された。これは当初は1994年のTVアニメ『Spider-Man(邦題スパイダーマン)』に準拠した世界観(アース-92131)で描かれていたが、後にアニメ版と乖離が激しくなり、独立した世界観アース-9411と設定された)

オーバービュー SM-39 『Renew Your Vows』
[コラム]
✕戻ってきたリージェント
○並行世界の
リージェント
宇宙が再生したあとも、アウグストゥス・ローマンは生き延びて、アース-616のエンパイア・アンリミテッドのCEOとして活動している。
宇宙が再生したあとも、アース-616のアウグストゥス・ローマンがこの世界のエンパイア・アンリミテッドのCEOとして活動している。
(アース-616でのリージェントは時系列で言えば宇宙再生より以前にアベンジャーズ対マスターズ・オブ・イービルの戦いに巻き込まれ家族を亡くしているなど、この世界独特の人生を送ってきたため、バトルワールドのリージェントとは別個の存在として区別される。
 この世界のリージェントはAmazing Spider-Man Vol.4 #15でアース-616のピーター・パーカーおよびMJと戦った際にバトルワールド世界のデジャヴを起こしているが、それは(明らかにバトルワールドと別バージョンでこの世界由来の)ピーターらも同様なことから単に世界再構築の後遺症といったものと考えられる)

オーバービュー SM-40 『Spider-Man: The Other』
▵『Spider-Man: The Other』
○『The Other: Evolve or Die』

(表紙に描かれたイベント共通のバナーから)
[コラム]『Marvel Knights』
○『Marvel Knights: Spider-Man』

(Marvel Knightsはインプリント名であり、ここで指すのはMarvel Knights: Spider-Man Vol.1誌。デアデビルやパニッシャーらを主人公にしたMarvel Knights Vol.1も存在するが、言うまでもなく別のコミック誌である。このMarvel Knights: Spider-Man Vol.1と同時期に刊行されたWolverine Vol.3や4 Vol.1がタイトルロゴ(「Marvel Knights: Wolverine」「Marvel Knights: 4」)に反して奥付では「Marvel Knights」の冠を含まないのに対し、本作だけは表題と書誌に差異が無い)

オーバービュー SM-49 『Spidey』
✕パーカー・インダストリーズ設立のはるか前、
○はるか前、

(本文に説明が無いが、ここで解説されるSpidey Vol.1はスパイダーマンのルーキー時代の活躍を現代的な視点からオリジナルに描き直すシリーズで、別世界アース-16220が舞台。従ってこのピーター・パーカーが後にパーカー・インダストリーズを設立するかは不透明)
▵オズボーンの研究所
○オズコープ
の研究所
(この世界でもノーマン・オズボーンがオズコープ社のCEOである以上誤りではないだろうが、私的な研究施設でもない)
[コラム:ニック・ブラッドショー]
✕『Danger Girl』(2007年)
○『Danger Girl: Back in Black』(2006年)
(Danger Girl Vol.1は1998年のミニシリーズ。Danger Girlシリーズはこの後Danger Girl: Kamikaze、Danger Girl: Hawaiian Punchといった後継ミニシリーズを発表し、実質的な不定期連載といった形式をとっていた。ブラッドショーが2006年に担当したDanger Girl: Back in Black Vol.1は4作目のミニシリーズである)
『Wolverine and the X-Men』(2012年)
『Wolverine and the X-Men』(2012〜14年)
(誤記)

オーバービュー SM-50 スパイダーマン
[ドラキュラ]マックスウェル
○マックスフィールド

(スペルはMaxfield)

オーバービュー SM-53 『Blood Brothers』
✕『Blood Brothers』
○“きょうだい”

(ベン・ライリーがスパイダーマンを襲名していた時期、スパイダーマン系4誌をまたいで展開したストーリー名が「Blood Brothers」だが、この中にケインは登場しない。つまりこの項目で解説されるBlood Brothersは固有名詞ではなく一般的な義兄弟、兄弟分という意味であって二重カギ括弧で原語をくくるのは適切でない。ここでは本文にある「“きょうだい”」という表現を用いた)

オーバービュー ST-01 スパイダーマン年表:1960年代
ASM #4(63年8月
ASM #4(63年9月
ASM #10(63年12月)
ASM #7(63年12月)
ASM #88-90(70年9月
ASM #88-90(70年9-11月
(誤記)

オーバービュー ST-02 スパイダーマン年表:1970年代
ASM #115(1972年10月
ASM #115(1972年12月
MTU #9(1973年4月
MTU #9(1973年5月
(誤記)
[略称一覧]TOA = TWO-IN-ONE ANNUAL
TOA = MARVEL TWO-IN-ONE ANNUAL
[略称一覧]SSM = SPECTACULAR SPIDER-MAN
SSM = PETER PARKER, THE SPECTACULAR SPIDER-MAN
(略称に対する正称として、略称を使っている)
[WIF #1]スパイダーマンは、パラレルワールドで
○パラレルワールドのスパイダーマンは、

(このスパイダーマンもアース-772の存在)
[ASM #178]グリーン・ゴブリンが復活。
○新たなグリーン・ゴブリンとの戦いに。

(このグリーン・ゴブリンはそれまでのノーマン・オズボーンやハリー・オズボーンではなくバート・ハミルトン。この3代目グリーン・ゴブリンは#176で初登場した)
[SSM #31]マイルス・ウォーレン
○マイルス・ウォーレンのクローン

(いわゆる初代カリオン)

オーバービュー ST-03 スパイダーマン年表:1980年代
[略称一覧]

SSM = SPECTACULAR SPIDER-MAN
SSM = PETER PARKER, THE SPECTACULAR SPIDER-MAN / SPECTACULAR SPIDER-MAN
(Peter Parker, The Spectacular Spider-Man Vol.1誌は#134からSpectacular Spider-Man Vol.1に改名される。この項ではP1~P2中盤まではPeter Parker, The Spectacular Spider-Manである)
SWA = SECRET WARS
SWA = MARVEL SUPER HEROES SECRET WARS
COC = CONTEST OF CHAMPIONS
○MARVEL SUPER HERO CONTEST OF CHAMPIONS
(どちらも略称であって正式名称ではない。Secret Wars Vol.1およびContest of Champions Vol.1は2015年に発行された別のコミック)
SAF = SPIDER-MAN & HIS AMAZING FRIENDS
SAF = SPIDER-MAN AND HIS AMAZING FRIENDS
(正確には&記号ではなくアルファベットのAnd)
▵SHA = SPECTACULAR SPIDER-HAM
SHA = PETER PORKER, THE SPECTACULAR SPIDER-HAM
(他にSpectacular Spider-Ham誌があるわけではないが、略称でありここに書くにはふさわしくない)
[本文]
[ASM #252]ブラックコスチュームを手に入れる。
ブラックコスチュームで現われる。
(この号がブラックコスチュームの初登場なのは事実だが、「新コスチュームを着たスパイダーマンが突然異世界から戻った」という登場の仕方だった。実際にスパイダーマンがコスチュームを手に入れたのは下にある通りMarvel Super Heroes Secret Wars Vol.1 #8でのこと)
[ASM #276]フラッシュ・トンプソンがホブゴブリンだと判明。
[ASM #289]本物のホブゴブリンはネッド・リーズだと判明。
(この時期はホブゴブリンの正体の謎を追うストーリーが展開しており、ロデリック・キングスレー、ランス・バノン、ネッド・リーズの3人が犯人候補になっていた(フラッシュ・トンプソンは明らかな真犯人による偽装工作)。#289でネッド・リーズが正体だと明らかになるが、さらに10年後のミニシリーズSpider-Man: Hobgoblin Lives Vol.1で真のホブゴブリンはキングスレーであり、リーズは洗脳され見せかけのホブゴブリンとして使われていたと後付けされる)
[SSM #134]シン・イーターが復活し、エレクトロと戦闘中のスパイダーマンに襲いかかる。
○シン・イーターの苦い記憶が、エレクトロと戦闘中のスパイダーマンの心に蘇る。

(スタン・カーター(シン・イーター)は直前の戦いで正気に戻ったものの重傷を負い、精神病棟で後遺症に苦しむ姿を見たピーターは罪悪感に苦しむ。この事は#134でのエレクトロとの戦闘にも影を落とし、スパイダーマンは敗れてしまう。一方カーターも蘇るシン・イーターのペルソナに#136で屈し警官に射殺される)
[MGN #22]スパイダーマンがグラフィックノベル『Hooky』に登場。
(誤りではないが、Hookyはこの号のサブタイトルであって、正確なタイトルはAmazing Spider-Man: Hooky。劇中にHookyというグラフィックノベルが描かれた訳ではない)
[ASM #313]パレード用の巨大なスパイダーマンのバルーン
(実在のニューヨーク市の感謝祭パレード、メイシーズ・サンクスギビング・デイ・パレードで有名なバルーンのこと)

オーバービュー ST-04 スパイダーマン年表:1990年代
[略称一覧]WIF = WHAT IF?
WIF = WHAT IF…?
(非常に紛らわしいが、What If? (1977~1984年) の5年後に新シリーズとして始まったのがWhat If…? (1989~1998年) である。第1シリーズがどちらかと言えば素朴な「もしも」を描いていたのに対して、この第2シリーズでは暗い世界観のビターエンドな物語が主流になった)
▵PPS
#75
○SPM
#75
▵PPS
#88
○SPM
#88
(Spider-Man Vol.1誌は#75以降表紙ロゴがPeter Parker: Spider-Manに変わるが、これは#64~74の間スパイダーマンを襲名していたベン・ライリーから主人公が再びピーター・パーカーに戻った事を示すものだが、奥付の誌名そのものは従来通りSpider-Manのままだった。このSpider-Man誌は#98でピーターの引退と共に完結し、2ヶ月後表紙ロゴ通りのPeter Parker: Spider-Man Vol.1として新創刊される)
ASM #347(91年3月
ASM #347(91年5月
WOS #117(94年4月
WOS #117(94年10月
ASM #390-394(94年6-10月
ASM #390-393(94年6-9月
(誤記)
[ASM #332]ヴェノムが脱獄し、スパイダーマンとチームを組む!
○ヴェノムが脱獄し、スパイダーマンを倒すためチームを組む!
(脱獄したヴェノムは復讐のためスティクス&ストーンと手を組んだ)
[SPM #1]トッド・マクファーレンによる最初の物語でのこと
(トッド・マクファーレンがスパイダーマンを描くのはこれが初めてではないが、ここでは初めて脚本も兼任した事を指していると思われる)
[WOS #79]サイボーグ軍団
○アンドロイド軍団

(シルバーメインが送り込んだ傭兵団シルバー・スクワッドは機械で体を強化した人間(サイボーグ)ではなく、ヒト型ロボット(アンドロイド)だった)
[SPM #15]ミュータントの赤ん坊
ミュータントの幼児
(ミュータント能力が発現し巨体の怪物となって暴れた子供。変身から戻った場面を見ると赤ん坊とは言いがたい)
[ASM #368]スパイダーマンが戻ってくる!
○スパイダースレイヤー
が戻ってくる!
(スパイダーマンはこの前後に引退や街を離れてはいない。文脈からスパイダースレイヤーの誤記と思われる)
[DPL #11]『Amazing Spider-Man』#471
『Amazing Spider-Man』#47
(誤記)
[SCO #1]起源が更新され、ドクター・オクトパスがうっかりとピーター・パーカーにスーパーパワーを与えたことになってしまった。
○この世界では起源が違い、ドクター・オクトパスがうっかりとピーター・パーカーにスーパーパワーを与えたことになっている。
(Spider-Man: Chapter Oneは本編とは独立したリメイクシリーズで、過去の歴史を改変した訳ではない)

オーバービュー ST-05 スパイダーマン年表:2000年代
[略称一覧]
SBC = SPIDER-MAN & BLACK CAT
SBC = SPIDER-MAN/BLACK CAT: THE EVIL THAT MEN DO
(奥付による。奇妙なことに表紙ロゴは全6号の中で
 Spider-Man and the Black Cat (#1)、
 Spider-Man and the Black Cat "The Evil That Men Do" (#2~5)、
 Spider-Man Black Cat "The Evil That Men Do" (#6)
 と変化しており、最終話でようやく奥付と一致した事になる。いずれにせよ記述は誤り)
SWA = SECRET WARS
SWA = SECRET WAR
(Secret Wars Vol.1とは別)
SHT = SPIDER-MAN & HUMAN TORCH
SHT = SPIDER-MAN HUMAN TORCH
(&記号は不要)
[本文]
UXS #0(01年9月)
UXS #0(00年9月)
ASM #538(07年2月
ASM #538(07年1月
ASM #584(09年3月
ASM #587(09年4月
(誤記)
[ASM #13]スパイダーマンはメリー・ジェーン(MJ)を飛行機の爆発から救おうとする。
○スパイダーマンの目の前でメリー・ジェーン(MJ)の乗った飛行機が爆発する。

(スパイダーマンは飛行機が爆発の危機にあるとはつゆ知らず、彼の元から去ろうとするMJを追っていた)
[UXS #0]ピーター・パーカーの
○別次元ではピーター・パーカーの
[USM #1]スパイダーマンの
○別次元のスパイダーマンの
(特に説明が無いが、Universe X Vol.1とUltimate Spider-Man Vol.1の舞台はそれぞれ別次元アース-9997とアース-1610。以後のUSMの解説も全て別次元の出来事)
SSM #1(03年9月
SSM #5(03年12月
(#1~5まででひと続きの事件ではあるが、ヴェノム・シンビオートへの「説得」は#5で行なわれた)
[PUN #2]ロシアの殺し屋
○殺し屋ロシアン

(間違いではないが、コードネームの「ロシアン(ロシア人)」を「ロシアの」と日本語訳しているのではないか)
FNS #1(05年12月)
FNS #3(06年2月)
(Friendly Neighborhood Spider-Man Vol.1 #1は複数誌にわたるイベントOther: Evolve or Dieの第1話にあたるが、ピーターが死亡するのは同#3。復活が実際に描かれるのはこの2号後のAmazing Spider-Man Vol.1 #527)
ASM #544(07年11月)
ASM #545(08年1月)
(#544もやはりOne More Dayイベントの第1話だが、結婚生活を放棄するのは#545)
SEN #38(07年8月)瀕死のエディ・ブロックはヴェノム・シンビオートと再結合し、
SEN #38-39(07年8~9月)瀕死のエディ・ブロックはヴェノム・シンビオートの幻覚に怯え、
(この時すでにエディはシンビオートを裏オークションに売り払っており、シンビオートは彼の心の闇の象徴、幻覚として現われた。罪の重さに耐えきれず自殺を図ったエディをスパイダーマンが救うのは#39)

オーバービュー ST-06 スパイダーマン年表:2010〜18年
▵[刊行年月全般]

(この項のみ刊行年月が全てリリースデイトで記されている。他項と同じくカバーデイトならば一律2ヶ月後になる)
[略称一覧]
SXM = SPIDER-MAN & THE X-MEN
○SXM = SPIDER-MAN AND THE X-MEN
(&記号ではなく「AND」)
▵GTS = GENERATIONS: SPIDERS
○GTS = GENERATIONS: MILES MORALES SPIDER-MAN & PETER PARKER SPIDER-MAN
(表紙にはSPIDERS/MILES〜両方の表記があるが、奥付によれば後者。前者も刊行前の予告では使われていた)
[本文]
▵ASM
#9-11
○ASM Vol.4
#9-11
▵ASM
#31
○ASM Vol.4
#31
(他欄ではVolumeも表記されているため不統一)
ASV(2018年12月)
ASV(2017年12月)
(誤記)
[MCA #1]マクロバース
○マイクロバース

(Microverse。Macroverseは別の次元)
[AVS #1-3]サブテラニア
(他項で「地底世界」「地底王国」などに訳されているSubterraneaのこと。ファンタスティック・フォー ヴィラン MM-01 モールマンの項ではサブタレイニアと表記揺れしている)
[SWA #9]スパイダーマンのコスチュームを共有する。
○スパイダーマンのヒーロー名を共有する。
(コスチュームはそれぞれ自前のもの。これ以降アース-616に2人の「スパイダーマン」が共存することになった)
[ASM #797-800]グリーン・ゴブリンレッド・ゴブリンと対決。
グリーン・ゴブリンことレッド・ゴブリンと対決。
(グリーン・ゴブリンであるノーマン・オズボーンが新たにレッド・ゴブリンを名乗っており、同一人物)

ヒーロー

ヒーロー AL-01 アル・クラビノフ
※それからアリョーシャは、シニスター・シックスに加わった。

(出版順で言えば、この一件は次に書かれるパピー探しより前に起こった。順序だった出来事として書かれてはいないので誤りにはあたらない)
✕その途中で彼はスパイダーマンと和解し、
○それらの後、彼はスパイダーマンと和解し、
(誤記)

ヒーロー AP-01 アルファ
?[身長、体重、POWER GRID]

(典拠が見当たらなかった。ご存知の方はお知らせ頂ければ嬉しい)
その後、アンディはゼータという名のヴィランに変身した。だが彼はのちに、ピッツバーグを守るスーパーヒーローになったのだった。
○その後、この強盗はゼータという名のヴィランに変身した。だがアンディはゼータを止め、ピッツバーグを守るスーパーヒーローになったのだった。
(あまりにも甚だしい誤り)
[コラム:ジョシュア・ヘイル・フィオーコブ]
『Elik's Run』(…) の共同原作者を務めた
『Elik's Run』(…) の原作者を務めた
(それぞれ単独原作)
✕『Alpha』
○『Alpha: Big Time』

(X-Men: Alpha等、マーベルではしばしばイベントのプロローグにAlphaの題を付けるため、正式題で書かないと紛らわしい)
『アフロサムライ:レザレクション』(…) など、複数のTV番組
『アフロサムライ:レザレクション』(…) など、複数の映画やTV番組
(ここで挙げられたうちアフロサムライ:レザレクションはアニメ映画)

ヒーロー AS-01 アッシュカン
▵『Spectacular Spider-Man』
○『Peter Parker, The Spectacular Spider-Man』
(このVol.1 #112の表紙にはThe All New, All Daring Peter Parker, The Spectacular Spider-Manとあるが、正式な誌名はPeter Parker, The Spectacular Spider-Man)

ヒーロー AU-01 メイ・パーカー
[所属]グレーパワー
○グレー・パンサーズ
(Gray Panthers。高齢者による人権団体で、活動中の心臓発作により入院してからは距離を置いている)
生まれた美しい娘、メイ・パーカー
生まれた美しい娘、メイ・ライリー
(言うまでもなく結婚前は旧姓)
[P2図版上]『Spider-Man』#131
○『Amazing Spider-Man』#131
[P2図版中]『Spider-Man』#94
○『Amazing Spider-Man』#94
[P2図版下]『Spider-Man Vol.2』#35
Amazing Spider-Man Vol.2』#35
(省略と思われるが、Spider-Man Vol.1~2が別にあるため不適切)

ヒーロー AU-03 メイ・パーカー
[コラム]それが、スパイダーマムだ。彼女は、
それが、スパイダーマムだ。また別の世界の彼女は、
(コラムの前半ではアース-3123のスパイダーマムを、後半ではアース-8417のゴールデン・オールディを紹介しており別人)

ヒーロー AX-01 アネックス
デビッド・ダンストン
デビッド・ダンソン
エイブナー・ダンストン
エイブナー・ダンソン
(スペルはDunson)

ヒーロー BA-01 ベティ・ブラント
[主な敵]ティーチャー
(マーベル・ファクト・ファイルではこの欄にしか登場せず特に説明も無いため何者か分からないが、次ページのコラムにある愛の信徒の教祖。レッドスカルが一時的に扮装したティーチャーとは別人である)
[図版P2上]『Friendly Neighbourhood Spider-Man』#15
『Friendly Neighborhood Spider-Man』#15
(誤字。どちらも英語としては正しい(それぞれアメリカ英語とイギリス英語)が、誌名としては後者)
[図版P2左下]『Amazing Spider-Man』#30で
(この図の上部は#33からの引用である。しかし下部は#30のコマであり、そもそもキャプションは「#30の図版」ではなく「#30で起きたこととその周辺」について解説しているため誤りにはならない)

ヒーロー BC-01 ブラックキャット
[コラム:キース・ポラード]
✕『Shang Chi Master of Kung Fu』
○『Master of Kung Fu』

(奥付によるが、表紙ロゴに従ってもThe Hands of Shang-Chi, Master of Kung Fuであり異なる)
▵『The Mighty Thor』
○『Thor』

(表紙ロゴにはThe Mighty Thorとあったものの、奥付の書誌では単にThor。後に表紙に追随して書名もThe Mighty Thorに改題される)
▵『Official Handbook of the Marvel Universe (Master Edition)』
○『Official Handbook of the Marvel Universe』および 同『Master Edition』

(Official Handbook of the Marvel Universe Vol.1と、その改訂版Official Handbook of the Marvel Universe Master Edition Vol.1の両方でイラストを描いた)

ヒーロー BN-01 バンディット
✕パワーパック
○パワーパックス

(パワーパックの一員、アレックス・パワーの当時のコードネーム。この事件にはパワーパックの残りのメンバーも登場するが、バンディットが召集したのはパワーパックス1人)
✕スカーレット・ウィッチが (…) 消えた。しかし、(…) 再会した。
○[2文を入れ替え]

(スカーレット・ウィッチによるM-デイは、スタンフォードの悲劇より後の出来事)
[コラム]取り乱したドニエルは
○自責の念にかられた
ドニエルは
(ドニエルの態度は至って落ち着いたものだった。結果的に異世界を救ったとは言え、この一件に関連してメンバーの2人が死亡しており、チームを自分の目的に巻き込んだ事を悔いたドニエルはチームの解散を宣言する)

ヒーロー CR-01 カーディアック
[初登場]カバー:エリク・ラーセン&テリー・オースティン
エリク・ラーセン&アル・ゴードン
(正式なクレジットは無いが、表紙イラストのサインはアル・ゴードン)
[髪の色]髪の色はなし
○ブラック

(誤記か)
[コラム]ヒーローが悪になれるかを知るためにウルヴァリンに成り済ましたスクラル人と対決した。
→ウルヴァリン(この時はヒーローが悪になれるかを知るためにスクラル人が成り済ましていた)と再対決した。

(唐突に成りすましが登場するため混乱を招くが、この時点では描写上はあくまでウルヴァリン本人として描かれていた。スクラルの成りすましだったと判明するのはこの4ヶ月後)

ヒーロー EA-01 アースXのスパイダーマン
[2P目右下キャプション]『Universe X Special』#3
○『Universe X: Spidey』

(Universe X Specialシリーズの3冊目ではあるが、誌名はUniverse X: Spidey。このシリーズはUniverse X: Beastsに始まりUniverse X: Cap、Universe X: Spidey、Universe X: 4、Universe X: Iron Menと計5話続いた)
[コラム:ジョン・クルーガー]
✕『Avengers/invaders』の限定シリーズ『Project Superpowers』
○限定シリーズ『Avengers/invaders』や『Project Superpowers』
(2誌は出版社の異なる無関係なコミック。Project Superpowers Vol.1~2はマーベルではなくダイナマイト・エンターテインメントの作品)
DCでスクリプトを担当した、多くのタイトルのひとつ
DCでスクリプトを担当した、数少ないタイトルのひとつ
(クルーガーがDCコミックスで担当したタイトルはJustice、Mother Panic、Adventures of Superman、Legends of the Dark Knight 100-Page Super Spectacularの計4誌)
✕数本の短編映画を制作してきた。
○短編映画の制作者でもある。
(クルーガーが制作した短編映画はThey Might Be Dragonsのみ)

ヒーロー EZ-01 エゼキエル
[P2図版中央]『Spider-Man』#507
○『Amazing Spider-Man』#507
(Spider-Man誌が別にあるため省略としても不適切)

ヒーロー FM-01 フロッグマン
[コラム:リープ・フロッグ]
デアデビルではないかと疑ってのことだった。
デアデビルだとは疑いもしなかった。
(全く逆。無害な盲目の男と思っていたからこそ人質に取っている)
ホワイトラビットとウォルラスがそれぞれに襲ってきた
ホワイトラビットとウォルラスが共に襲ってきた
(これも逆。過去フロッグマンに倒されたホワイトラビットは復讐のため、同じ過去を持つウォルラスを「テリブル・ツー」にスカウトした)

ヒーロー FT-01 フラッシュ・トンプソン
✕[図版P1中央]

(この図版はMary Jane: Homecoming Vol.1 #3の表紙からの引用だが、このキャラクターはアース-602636のフラッシュであって正確には別人)
[所属]アルコール中毒者更生会
○アルコホーリクス・アノニマス

(実在もする更生団体Alcoholics Anonymousの意訳であり間違いではないが、次項FT-02と表記揺れしている)

ヒーロー FT-02 フラッシュ・トンプソン
[図版P2左上]『Amazing Spider-Man』#284より。
『Amazing Spider-Man』#276より。
(誤記。キャプションが示す右上図も#289であり異なる)

ヒーロー FT-04 フラッシュ・トンプソン
※アンドレア・“アンディ”・ベントンのヘルマーク(地獄の印)を破壊する必要があると知った。

(マーベル・ファクト・ファイルはほぼ一律シビル・ウォーⅡ以降のストーリーに触れていないが、そのためここで紹介されるVenom: Space Knight Vol.1のうち最終話#13にだけ解説が追いつかず、奇妙な終わり方になっている。
 実際にはこの後マニアはダークサイドに乗っ取られフラッシュと激しい戦いを繰り広げたものの、宇宙で入手した治療薬によって自己を取り戻し、フラッシュとは親子のような師弟関係になる。
 結局ヘルマークを彼女から取り去る事まではできず、この最終回の後もアンディの精神は荒廃と回復を繰り返しヒーローとヴィランの境を行き来することとなる)

ヒーロー GG-01 グローリー・グラント
✕『Peter Parker: Spider-Man Annual』#1997
○『Spider-Man』'97年別冊
(表紙上の記述はPeter Parker: Spider-Man '97だが、この時期のSpider-Man誌同様に頭のPeter Parkerは装飾的なもので、奥付による正式な誌名はSpider-Man '97となっている。いずれにせよ年刊アニュアル誌に珍しいことに、誌名にはAnnualの字が無い)

ヒーロー GS-01 グウェン・ステイシー
✕スパイダーマン
が父親を襲っているように見えた。
○ピーターが父親を襲っているように見えた。
(この時ピーターはコスチュームを着ていない。恋人ピーターが父を襲ったと誤解したからこそ2人の仲に亀裂が入っている)

ヒーロー GS-02 グウェン・ステイシー
※グウェンがノーマン・オズボーンと関係を持っていた
※彼女は双子の赤ん坊を産んだ。
(これらの後付け設定は17年後に、ハリー・オズボーンの陰謀で彼の死後を見越して巧妙に用意された嘘だったと後付けし直された。この新設定では双子はグウェンのクローンである。設定が更新されたのはマーベル・ファクト・ファイル原書のこの項が刊行されてから7年後であり、当時の記述としては誤りではない)
彼女をジョージ・ワシントン・ブリッジの最上部に
彼女をブルックリン・ブリッジの最上部に
(この橋は作画上ブルックリン橋、セリフではジョージ・ワシントン橋として描かれたが、後の版ではブルックリン橋に統一された。ヴィラン GR-03ロケーション GL-01等でもブルックリン橋と書かれている)

ヒーロー HI-01 ハインドサイト・ラッド
✕パワーパック
○パワーパックス

(招集されたパワーパックのメンバーは長男アレックス・パワーひとり。この時彼は兄弟全員の能力を借り受けた「パワーパックス Powerpax」として活動していた)
[コラム:パトリック・ツィルヒャー]
『Villains and Vigilantes』や『Champions』のほか、ロールプレイングゲーム向けのイラストがある。
『Villains and Vigilantes』や、ロールプレイングゲーム『Champions』向けのイラストがある。
(このChampionsは同名のマーベルコミックとは無関係な、スーパーヒーローを題材にしたテーブルトークRPG)
『Cable and Deadpool』
『Cable & Deadpool』
(Cable & Deadpool誌はVol.1を通してタイトルに&記号を使っていた)

ヒーロー HR-01 ハリー・オズボーン
※ハリーは実は死んではいなかった。ノーマンは回復のために彼をヨーロッパに送っていたのだ。

(マーベル・ファクト・ファイル原書の刊行より後に明らかになった事だが、ヨーロッパで回復したというのはハリーが遺したAIとミステリオによる偽装で、ノーマンがそう信じ込まされていたに過ぎず、実際に戻ってきたのは自身をハリーと思い込んだクローンだった)
[コラム]彼をゴブリン血清と引き換えにしようと
○彼にゴブリン血清を投与しようと

(誤訳か)

ヒーロー HR-03 アメリカン・サン
▵「スクラル・フル」
○「スクラル風邪」

(フル fluとはインフルエンザの事。ここでノーマンは存在すら怪しい「スクラル風邪」の予防といういかにも適当な理由でハリーに注射を受けさせようとしている)

ヒーロー HX-01 ヘリックス
ウォリアーズとシークレット・スパイダーが
ウォリアーズとスカーレット・スパイダーが
(誤記)
✕あるとき、ウォリアーズの空からの攻撃に
ウォリアーズの空からの攻撃に
(直前の段落と同じ騒動の中で起きている)
ジャッカルのクローンたちが反乱を起こす
ジャッカルによるスパイダー・クローンたちが反乱を起こす
(クローニングされたジャッカルのようにも読める(事実この文の「ジャッカル」はマイルズ・ウォーレンのクローンである)が、これはジャッカルが生んだピーター・パーカーの粗悪なクローン体、スパイダー・クローンズ)

ヒーロー JJ-02 ジョン・ジョナ・ジェイムソン
[スコーピオン]ロボットでは満足した結果を得られなかったジェイムソンは、
○ロボットでも満足した結果を得られなかったジェイムソンだがそれ以前には、
(スコーピオンの登場はスパイダースレイヤーの5号前)

ヒーロー JO-01 ジョン・ジェイムソン
[本名]ジョン・ジェイムソン・ジュニア
○ジョン・ジェイムソン3世

(現在ではジュニアは父ジョン・ジョナ・ジェイムソンを指す。登場当初は息子である宇宙飛行士のジョンがジュニアとされていたものの、かなり後になってジョナの父も同名のジョン・ジェイムソン(通称ジェイ)だと設定された事からさかのぼってジェイがシニア、ジョナがジュニア、ジョンが3世と設定し直された)
[所属]クイーンズ・デパートメント・オブ・ソーシャル・サービス
○クイーンズ区社会福祉局

(固有名詞ではなく、クイーンズ区 Queensにある社会福祉局 Department of Social Serviceであり、Queens Department of Social Serviceという一連なりの名称でもない)
[主な敵、本文]アリステア・スミス
アリステア・スマイス
(Smythの表記揺れ)
※狼男
→マンウルフ

(Man-Wolfの日本語訳は狼男で間違いないが、「マンウルフ」というコードネームとして見ればマーベルユニバース固有の、ジョン・ジェイムソン個人の通称)
※ニュージャージー州にあるアンドリュー空軍基地
(現実ではアンドリュー空軍基地はメリーランド州にあるが、なぜかコミック中ではニュージャージー州として描写されている。解説ミスではない)

ヒーロー JO-02 マンウルフとスターゴッド
マンウルフはクレイブンにより捕獲され、(…) SHIELDで働くことになった。
マンウルフは捕獲をもくろむクレイブンとの戦いを経て、(…) SHIELDで働くことになった。
(クレイブンによる捕獲(未遂)とSHIELD所属とは直接の関係が無い)
▵未知の相手に注射を打たれた
○ひそかにアリステア・スマイスに注射を打たれた
(この時のジョンの視点でこそ未知の相手ではあったが、読者にはアリステア・スマイスだと明らか)
[コラム:デビッド・アンソニー・クラフト]スコーピオ・サガ
○「スコーピオ・サガ
(Defenders Vol.1 #46, 48~50はファンにスコーピオ・サガとして知られるが、そうタイトルに冠していた訳ではなく、二重かぎ括弧で囲むのは適切でない。#48~50の共通タイトルは「Who Remembers Scorpio?」である)

ヒーロー JP-01 ジャックポット
[初登場]2007年に刊行された『Spider-Man: Swing Shift』
2007年7月に刊行された『Free Comic Book Day 2007 (Spider-Man)』
(書影の下部にDirector's Cutと書かれている通り、Spider-Man: Swing Shift Vol.1 #1は再編集版で、原書はFree Comic Book Day 2007として刊行された無料配布誌である。このFree Comic Book Day 2007にはスパイダーマンを主役にしたものと別に、オムニバス誌も同名で刊行されており、それぞれ「(Spider-Man)」「(Marvel Adventures)」として区別されている)
▵フェルコァ・ラボ
○フェルコープ
・ラボ
(Phelcorpの表記揺れ。マーベル・ファクト・ファイルでは他にヴィラン LI-02 リザードの項にフェルコープ社として登場するのみで、英発音風のフェルコァと日本語読みのフェルコープのどちらが優勢とも言えないが、OsCorpをオズコープと書くことからそれに従った)

ヒーロー JS-01 ジョー・スミス
[コラム]『Spider-Man』
○『Amazing Spider-Man』

(スパイダーマン初の主役誌Amazing Spider-Man Vol.1。当時はSpider-Man誌含むフランチャイズは展開していなかった)

ヒーロー KA-01 ケイン
▵スパイダーアイランド事件の際に、スパイダークイーンによって再び命を与えられると、
○ジャッカルに再び命を与えられ、スパイダーアイランド事件の際に、

(ケインを蘇生させたのはジャッカルで、スパイダーアイランドに先立つ出来事。もっともスパイダーアイランド当時ジャッカルはスパイダークイーンに協力していたため、広い意味でクイーンが関与していない訳ではない)
✕ピーターがニューヨークから「追放」されていた間、
○ライリーがニューヨークから「追放」されていた間、
(ニューヨークを(自主的に)去っていたのはベン・ライリーの方)
[P2図版左下]ベン・ライリーがニューヨーク不在の間
ベン・ライリーがニューヨーク不在の間
(文法の誤り。前記のようにベンはニューヨークを離れていた)
ケインはルイーズ・ケネディ刑事を好きになった。だがルイーズが犯罪者に協力する悪徳警官であることを知ると、
ケインはルイーズ・ケネディ刑事と恋愛関係になった。だがルイーズは犯罪者に協力する悪徳警官で、彼女に裏切られると、
(文はケインがストーカーのようにも読めるが、実際は2人は恋仲だった)
▵ケイン・パーカーの墓
○「ケイン・パーカー」の墓
(突然パーカー姓が出てきたが、これはピーターがケインに敬意を表して墓石に記したもの)
[コラム:J・M・デマティス]
✕1980年に『The Defenders』と
『Captain America』を
○1980・81年から『Defenders』と『Captain America』を
(デマティスがCaptain America Vol.1を担当するのは1981年以降。Defenders Vol.1の表紙ロゴには一貫して「The」が付いていたが、書誌上は単にDefenders)
▵『Kraven's Last Hunt
○「Kraven's Last Hunt
(Kraven's Last HuntはAmazing Spider-Man Vol.1など複数誌をまたぐストーリーアークで、誌名ではないため二重カギ括弧で囲むべきではない。もっとも数度にわたりKraven's Last Huntの題で単行本化されているため、その意味では誤りではない)

ヒーロー KA-03 スカーレット・スパイダー(ケイン)
シャスラ(かつて (…) 異星人
シャスラ(かつて (…) 異次元生命
(シャスラは神話時代のアース-001で生まれた悪神)

ヒーロー LH-01 レディホーク
✕シルバーメイン
○シルバーバック

(次ページに登場するシルバーバックのこと。アース-982にシルバーメインは少なくとも現在まで登場していない。シルバーバック Silverbackことシルビオ・バラッカ Silvio Barracaは、アース-616のシルバーメインことシルビオ・マンフレディと多くの要素が共通する、実質的な並行宇宙の同一人物として描かれている)

ヒーロー MJ-01 メリー・ジェーン・ワトソン
[所属]全米映画俳優組合、映画俳優組合
○全米映画俳優組合

(重複)
[コラム:スパイダーマン・ラブズ・メリー・ジェーン]
2004年6月
2004年8月
(カバーデイト。リリースデイトなら誤りではない)
✕2005年からは『Spider-Man Loves Mary Jane』
○2006年からは『Spider-Man Loves Mary Jane』
(2005年に刊行開始されたのは同じシリーズだが、Mary Jane: Homecoming Vol.1で異なる)

ヒーロー MJ-03 メリー・ジェーン・ワトソン
『Spider-Girl』登場した
『Spider-Girl』登場した
(MC2ユニバースでの娘メイ・パーカーは個人誌Spider-Girlを持つが、初登場号はWhat If...? Vol.2 #105)

ヒーロー MM-01 マイルズ・モラレス
[初登場]『Ultimate Comics Fallout』#4(2011年8月)
『Ultimate Fallout』#4(2011年10月)
(この直後から始まるマイルズのシリーズはUltimate Comics Spider-Man Vol.1だが、初登場であるUltimate Fallout Vol.1にはComicsの字は無い。発行月はリリースデイトとしては正しいが、マーベル・ファクト・ファイルで一般に用いられるカバーデイトでは10月)
[体重]52kg
→57kg

(マイルズの体重設定は安定しておらず、マーベル・ファクト・ファイル原書の発行当時は125ポンド(約56.7kg)とされていたが(Secret Wars: Official Guide to the Marvel Multiverse)、1年後には160ポンド(約72.6kg)に改められた(Spider-Gwen Vol.2 #16)。しかし現在のマーベル公式サイトでは再び125ポンド設定に戻っている。従ってどこかに52kg設定もあるのかも知れないが、さすがに痩せすぎにも思えミスが疑わしい)
✕警官同士の撃ち合いに巻き込まれ、
○警官隊の銃撃に巻き込まれ、
(警官達はヴェノムに一斉射撃を浴びせたが、傍らにリオが倒れており流れ弾を受けてしまう)
▵彼女は息子に、あなたを誇りに思っていると言い残した。
彼女は息子を誇りに思っている事を最後に伝えた。
(末期の言葉は「Look at you. Look what you can do.」で、「ご覧なさい。あなたには凄い力があるの」といった意味合い。むろん彼女が息子を誇りに思うからこその言葉ではあるが、「と言い残した」とか言えば疑問が残る)
✕ドナルド・ロクソン
○フィリップ・ロクソン
(どちらもマイルズに敵対したロクソン一族の人間だが、別人)

ヒーロー MM-02 マイルズ・モラレス
▵アルティメッツ
○ヤング・アルティメッツ

(ただし結果的に「ヤング」を冠したものの、マイルズらの企図としてはアルティメッツの同名後継チームであり、誌名自体もAll-New Ultimatesなので誤りではない)

ヒーロー MM-03 マイルズ・モラレス
[コラム:サラディン・アフメド]ミシガン大学ヘンリー・フォード・コミュニティ・カレッジ
○ヘンリー・フォード・コミュニティ・カレッジとミシガン大学

(別の大学。順序では先にヘンリー・フォード・コミュニティ・カレッジで学んでいる)

ヒーロー MW-02 マダム・ウェブ
✕『Peter Parker: Spider-Man』
#96
○『Spider-Man』
#96
(Spider-Man Vol.1誌はこの号を含む#75〜休刊#98の間、表紙にこそ「Peter Parker: Spider-Man」とあったが、実際には引き続きSpider-Man誌としてカウントされる。休刊後にこれを引き継ぐ形で正式にピーターの名を冠したPeter Parker: Spider-Man Vol.1 #1が新創刊され、57号まで続いた。ギャザリング・オブ・ファイブの事件は前者Spider-Man誌の96号である)
マッティ・クランクリン
マッティ・フランクリン
(誤字)
『Amazing Spider-Man』#695(…)で、ジュリア・カーペンターは新たなマダム・ウェブとなった。
『Amazing Spider-Man』#695(…)より。ジュリア・カーペンターは新たなマダム・ウェブとなった。
(画像は#695の引用だが、ジュリア・カーペンターがマダム・ウェブを継承したのは#637の出来事)

ヒーロー MO-01 モービウス
[図版P2中央]落下したスパイダーマン
○倒れたスパイダーマン
(図はMarvel Team-Up Vol.1 #3の表紙でいわばイメージカットであり必ずしもコミックの内容に即してはいないが、本編での「原因不明の体調不良に苦しむスパイダーマンに襲いかかるモービウス」というストーリーからは「落下した」とは考えにくい(劇中で朦朧としたスパイダーマンがビルから落ちる場面はあるが、モービウスとは無関係)。fallの誤訳ではないか?)

ヒーロー MO-02 モービウス
▵マルティーヌ
○マーティン

(Martineの表記揺れ。ただし一般的には英発音に従って男性名のMartinをマーティン、女性名のMartineはマーティーン等と書き分ける事が多い)
[コラム:アルティメット・モービウス]ヴラド・ドラキュラ2世の息子
ヴラド・ドラキュラ2世の兄弟
(この世界のいわゆる吸血鬼ドラキュラでありドクター・ドゥームの祖先でもあるヴラド・ドラキュラ2世は、モービウスとは兄弟。息子とすれば初代ドラキュラ公の息子という事になる)

ヒーロー MO-03 モービウス VS. ブレイド
ふたりが遭遇したのはロンドンで、
ふたりが遭遇したのはシカゴで、
[図版P1右下]ニューヨークで遭遇し、
○シカゴで遭遇し、
(同じ事件を指しているが食い違っている上に、どちらも間違っている。この時モービウスは宇宙船から地球に着陸した直後で、具体的な地名は明かされなかったものの、エピローグでブレイドがモービウスを探して「中西部中を」捜索するという描写や、モービウスが「シカゴからロサンゼルスまで」点々と事件を起こしながら移動したという説明があるため、シカゴ市が舞台だったと考えられる)
十字架を取り出した。
十字架を見せつけた。
(同じ図版P1右下にある通り、ブレイドは馬乗りになったモービウスの顔を上げさせて教会の屋根にあった十字架を見せている)
✕「ミッドナイト・マサカー」と呼ばれる事件で、モービウスはリリスの息子のひとり、ブラッドサーストに取り憑かれた。モービウスはその後、ブレイドがスウィッチブレイドという邪悪な怪物に変化したとき、その餌食となった。(…) しかしモービウスはすぐによみがえった。
○「シージ・オブ・ダークネス」と呼ばれる事件の直前、モービウスはリリスの息子のひとり、ブラッドサーストに取り憑かれた。モービウスはそれ以前にも、「ミッドナイト・マサカー」という事件でブレイドがスウィッチブレイドという邪悪な怪物に変化したとき、その餌食となった。(…) しかしどちらの場合でもモービウスはすぐによみがえった。
(時系列の誤り。オカルト系誌5誌をまたぐイベント、ミッドナイト・マサカーではスウィッチブレイドがモービウス含むミッドナイト・サンズの大半を皆殺しにするが、最終的に復活する。このイベントからほどなくモービウスはブラッドサーストに取り憑かれるが、続く8誌をまたいだ大型イベント、シージ・オブ・ダークネスの終了後に自力でブラッドサーストを分離する事に成功した)
ユリシーズ・ソジャーナという強力なヴァンパイアが、アメリカ東海岸のすべてのヴァンパイアを一体化する
ユリシーズ・ソジャーナという強力なヴァンパイアが、アメリカ全土のヴァンパイアを一体化する
(劇中の「東海岸から西海岸まで east to west coast」の誤読か。直後に「メイン州からカリフォルニア州まで」ともある)
モービウスはソジャーナの邪悪な影響の支配下に置かれたが、ブレイドは彼を圧倒することができた。
モービウスはソジャーナの邪悪な影響の支配下に置かれたが、ブレイドはソジャーナを阻止することができた。
(代名詞が曖昧。このエピソードはBlade Vol.2に基づくが、同誌は#3で打ち切られ極めて中途半端な状態で終わっている。モービウスに誤解を与えコントロールし、ブレイドと戦わせるというソジャーナの計画こそ語られたが、それが実際に起こったかは不明である。6年後の公式事典Official Handbook of the Marvel Universe: Marvel Knights 2005では僅かに「ブレイドが計画を阻止した」とあるのみで詳しくは分からない)
[コラム:サイモン・ストラウド]モービウスと戦った傭兵は、
モービウスと戦った戦士は、
(比喩だとしても不適切)

ヒーロー NL-01 ネッド・リーズ
ロデリック・キングスレーは催しを開き、
ロデリック・キングスレーは策謀を巡らせ、
(誤訳か)

ヒーロー NT-01 ナイトスラッシャー
[初登場]『Thor』#411
○『Mighty Thor』#411
(紛らわしいが、この時期のThor誌は表紙ロゴ通りのMighty Thor誌に改名していた)
[初登場]ジャガーノートに一対一の勝負を挑んだ。
ジャガーノートに真っ向勝負を挑んだ。
(ここでジャガーノートと対峙したのはニューウォリアーズ全員)
[図版P2中央]『Night Thrasher』#18
○『New Warriors』#18
(誤記)
[図版P2中央]コードをずたずたに切り裂く。
○コードの心をずたずたに引き裂く。
(図版は表紙からの引用だが、これはイメージ図であって実際の劇中ではコードの体や衣服は無傷だった。追い詰められたコードは自ら拳銃で命を絶っており(未遂)、「心が引き裂かれた」とは言える)

ヒーロー NW-01 ニューウォリアーズ
✕後見人である
シルエット
○彼の後見人の娘であるシルエット
(シルエットはドウェインの被後見人でも後見人でもない。シルエットの父アンドリュー・コードがドウェインの後見人である)
ある記者が彼らを
あるTVレポーターが彼らを
▵時空の中にばらまかれた
○時空のあちこちにばらまかれた
(どちらも誤りではないが紛らわしい)
✕パワーパック
○パワーパックス

(パワーパック全員の能力を一人に統合したアレックス・パワーのコードネーム)

ヒーロー OO-01 スティール・スパイダー
▵[初登場]『Spectacular Spider-Man』#72
Peter Parker, The Spectacular Spider-Man』#72
(正式題)
[出身]アメリカ、ニューヨーク州ニューヨーク市
(出典が見当たらなかった。しかし初登場時の少年時代にニューヨーク市在住だった事から、おそらく出身も同様とは考えられる)
[所属]ミスフィッツ(元スーパー・ヴィラン・ソサエティ)
ミスフィッツ、元スーパー・ヴィラン・ソサエティ
(この記述ではミスフィッツの原型がスーパー・ヴィラン・ソサエティであるように読めるが、2つはまったく別の存在。スーパー・ヴィラン・ソサエティは少年時代にオリーが開いたスーパーヴィランのファンクラブの事)

ヒーロー OU-01 アウトローズ
[コラム:アレックス・サビアック]マーベルで過ごした8年間で、
マーベルで過ごした10年間で、
(誤記。文中にあるIron Man Vol.1 #211から数えてAdventures of Spider-Man(Spider-Man Adventuresから改題)Vol.1最終号の#12までは約10年と半年、その後ゲスト的に参加したMarvel Adventures Vol.1 #13を加えるなら11年と半年ほどになる)

ヒーロー RA-01 レイザーバック
[初登場]『Spectacular Spider-Man』#13
Peter Parker, The Spectacular Spider-Man』#13
(Peter Parker, The Spectacular Spider-Man Vol.1は#134でSpectacular Spider-Man Vol.1に改題する。当時は前者)
※パイレーツザウルス
(原語はPiratasaurusで、ピラタサウルスあるいは英語風にパイレータサウルスと書くのが正確だが、意訳として誤りとは言えない)
※アメリカ大統領を救った
(このエピソードはコミックではなく、バイロン・プレイス社の小説Generation X: Crossroadsで書かれたもの。マーベル・コミック社の作品ではないが公式スピンオフであり、同じアース-616の物語とされる)

ヒーロー RO-01 ロビー・ロバートソン
[初登場]『Spider-Man』#51
○『Amazing Spider-Man』#51
(Spider-Man誌とAmazing Spider-Man誌は異なり、単にSpider-Manと書くと27年後に発行された別のコミックになる)
[所属]デイビー・ビューグル
○デイリー・ビューグル
(誤字。DB紙との混同か)
[コラム:マイケル・ラーク]『Dark Tower: Battle of Tull』
Dark Tower: The Gunslinger - Battle of Tull』
(Dark Tower: The Gunslinger Born Vol.1に始まるDark Tower全5シリーズ計30巻の後にいわば第2期として始まったのがDark Tower: The Gunslingerシリーズで、その大枠の中で2番目のシリーズがBattle of Tull。もっとも他にBattle of Tullと題されたシリーズがある訳ではなく、こう書いても混同は起きづらい)

ヒーロー SB-01 スピードボール
母親(女優から教師に転身
(典拠が見付けられなかった)
✕車での長旅の途中で、
○長い訓練期間の途中で、
(直前に贖罪の小旅行に行ったスタンフォードでの経験が影響を与えてはいるが、そこで乗ったのは列車でありジャスティスも同行していない)
[コラム:ニールズ]
※ニールズとスピードボールの両方を捕まえた。

(厳密にはこの時点のスピードボールはアース-9485の未来から来たダリオン・グローブによる成りすまし。「スピードボール」として活動していたのは事実であり誤りではない)
※その後、ヘアボール(…)というバトルネームでペット・アベンジャーズのメンバーとなった。
(原書刊行時点では曖昧にされていたが、後にこのペット・アベンジャーズとヘアボールはアース-97161の存在で、おなじみのニールズとは別猫だと明かされた。当時の記述としては誤りにはならない)

ヒーロー SB-03 スピードボール
[バッシャー]
✕殴ることが好き
○ぶちのめすこと
が好き
✕殴打する際の
○その際の

(バッシャーは鉛の玉を投げつけるのが戦闘スタイル。たしかにbashの主な意味は「殴る」だが、ここでは「打ちのめす」が適訳と思われる)

ヒーロー SC-01 スカーレット・スパイダー
[POWER GRID]3-3-2-2-1-6 
○4-4-3-3-1-4

マーベル公式ウェブによる。比率は大きく変わっていないので、出典による揺れだろうか?)

ヒーロー SC-02 ベン・ライリー
デスペイア(フィアー・ローズと呼ばれる悪魔的存在の一員)ワイルドウィップ
デスペイア(フィアー・ローズと呼ばれる悪魔的存在の一員)ワイルドウィップ
(デスペイアとワイルドウィップに関連はない。ワイルドウィップはレイヴェンクロフト・インスティテュートに収容されていた犯罪者で、過去にベンと因縁があるという以上の説明はされなかった。そのためここで名前以上の情報が無いこと自体には無理はない)

ヒーロー SC-03 スパイダーカーネイジ
[コラム:もうひとりのベン・ライリー]

✕そのころ、アルティメット・ユニバースでは、
○いっぽう、アルティメット・ユニバースでは、
(この時点でMC2ユニバースのピーターは中年となっているが、アルティメット・ユニバースではまだ青年)
FBIがその研究所を閉鎖後、ベンを雇い入れ、
FBIがその研究所を閉鎖後、CIAがベンを雇い入れ、
(この陰謀はドクター・オクトパスがFBIを操り行なった事だが、ベン自身はCIAに雇われていた。単純なミスなのかオクトパスがCIAからFBIまで広く食い込んでいたという描写なのかは定かでない)

ヒーロー SG-01 スパイダーグウェン
▵アレクセイ
○アレクセイ(ライノ)
(アース-65のアレクセイ・シツェビッチは登場から長い間「アレクセイ」で通っていたが、最終的にアース-616同様ライノと名付けられた)
スパイダーUKに招集されたスパイダーガール
スパイダーUKに招集されたスパイダーグウェン
(Amazing Spider-Man Vol.3 #9でスパイダーUKが招集したスパイダーアーミーの中にはスパイダーガールも複数いるが、ここで指すのはスパイダーグウェンことアース-65のスパイダーウーマン)
✕アラクニアのバトルワールド
○バトルワールドのアラクニア
(アラクニアはバトルワールド内に存在した領地)

ヒーロー SH-01 スパイダーハム
✕Amazing Spider-Ham 25th Anniversary Special
○Spider-Ham 25th Anniversary Special
(表紙の題は『The Amazing Spider-Ham Special 25th Anniversay Issue!』(Anniversaryのスペルミスは原文ママ)、公式な書誌は『Spider-Ham 25th Anniversary Special』)
※ピーター・ポーカー
(奇妙なことに、この記念号の舞台は本文で解説されるアース-8311ではなく、すなわち主人公も25周年を祝われているスパイダーハム自身とは厳密には別人と設定されている。
 事の発端は前年Amazing Spider-Man Family Vol.1 #4での、スパイダーハムの娘スウィーニーガールの登場にさかのぼる。これはスパイダーマンの娘スパイダーガールのパロディであり、スパイダーガールが近未来の並行世界MC2ユニバースことアース-982を舞台にしたようにスウィーニーガールもラーヴァル・アースの近未来の並行世界アース-94024の出身とされた。そこでのピーター・ポーカーはひげの生えた中年であり、ポーカーの妻はなぜかウォーターバッファローではなく鶴のメリー・クレーン・ワトソウに変更されている。
 これを踏まえたのか、Spider-Ham 25th~での25歳のポーカーは鶴のメリー・クレーンと結婚した姿で描かれた。と同時に、ポーカーの回想の中には水牛のメリー・ジェーンも登場している。つまり彼女が何らかの理由で変身したのかそれともポーカーが別人と再婚したのか、いずれにせよこの号に併載されたスウィーニーガールの物語と「地続き」にするためのすり合わせだったのかもしれない。この大きな変更を嫌ったのか裏事情は不明だが後にこの号は「アース-25」という耳慣れない世界の出来事とされ、結果的に25周年記念号にも関わらず当のアース-8311のスパイダーハムが登場していないという事態となった。
 補足となるが、この号に併載されたスウィーニーガールの新作もアース-8311やアース-25の物語とは考えがたい。ここに登場するピーターは25歳ではなく中年の父親であり、よしんば直接の未来の話だったとしてもマーベルユニバースでは一般に「現在よりも未来」は分岐した別アースと考えられているからだ。明言されてはいないがおそらくはスウィーニーガールの元々の世界アース-94024なのだろう)

ヒーロー SI-01 スリンガーズ
[プロディジー]チームのリーダーも務める、レスラーのリッチー・ギルモアだ。
○学生レスリングチームのリーダーも務める、リッチー・ギルモアだ。
(スリンガーズのリーダーはホーネットで、リッチーもプロレスラーではない)

ヒーロー SK-02 シルク
※謎の人物

(マーベル・ファクト・ファイル原書の刊行時期の関係なのか、この項ではシルクを助ける「謎の人物」の正体が不明のままになっている。しばらくして明らかになる事だが、彼の正体はシルクの学生時代のボーイフレンド、ヘクター・セルバンテス(SK-01参照)ことスペクトロ。
 ヘクターはアパートメントの隣人が悪魔を召喚した結果、巻き添えで死者と生者の中間の存在と化してしまっていた。後にニュースでシルクの姿を見て初恋のシンディ・ムーンだと直感した彼は、謎の「スペクトロ」としてシルクの活動を陰から支えた)

ヒーロー SL-02 シルバーセーブルとワイルド・パック
[コラム:トム・デファルコ]
✕ハズブロ
に転職
○マーベルに転職
(ハズブロと密接な関係を構築したのは事実だが、それは転職先のマーベルでの事)
※ニューウォリアーズを書いた。
(デファルコがメインライターとして担当したThor Vol.1での事で、その後創刊されたNew Warriors Vol.1にはタッチしていない事に注意)

ヒーロー SN-01 スパイダーマン・ノワール
[初登場]2008年1月
○2009年2月

(誤記)

ヒーロー SP-02 スパイダーマン2099
[コラム:ウィル・スリニー]
※『Spider-Man 2099』のアートを手がけたのは、アイルランド出身のウィル・スリニー
(ここで指すSpider-Man 2099は、1992~96年のオリジナルシリーズではなく、本文で紹介されている2014年のSpider-Man 2099 Vol.2全12号である事に注意)
▵エグモント社とタイタン社の『Star Wars: The Clone Wars』
タイタン社の『Star Wars: The Clone Wars』(現在のエグモント社の『Star Wars Rebels Magazine』)
(スリニーが手がけたのはタイタン社発行のStar Wars: The Clone Wars誌収録の短編。
 同誌は元々Star Wars Comic UK誌という名前で、アメリカのダークホースが発行したコミック版『スター・ウォーズ』シリーズを再録したイギリスのコミック誌だった。2009年にStar Wars: The Clone Warsに改題され、スリニーはこれに併載されたオリジナル短編を担当した。
 同誌は2014年にStar Wars Comicに再び改題し、2015年には英国内での『スター・ウォーズ』コミック版出版権がエグモント社に移ったためStar Wars Rebels Magazineと改題してエグモント社から継続刊行されている)

ヒーロー SQ-01 ソロ
精神支配を受けたウルヴァリンと戦ったあと、
精神支配を受けていたというウルヴァリン(偽者)と戦ったあと、
(この直前までウルヴァリンは異星人アリアに憑依されヒーロー達と敵対しており、ソロはその話を聞きつけてウルヴァリンを止めに現われた。しかしこの時点ではウルヴァリンは憑依を脱していて、同行していたナイトクローラーが誤解を解いている。
 ところが実際はこのソロと戦ったウルヴァリンはスクラルが変身した偽者で、アリアの憑依を脱した直後から入れ替わっていた。約4ヶ月後、この偽者のウルヴァリンが四騎士のデスとしてX-メンと戦って死ぬまで、誰もこの事実には気がついていなかった(恐らくウルヴァリンが裏切って死ぬというストーリーを作るための後付けだったと思われる))
ケーブルがX-メン戦うのを助けたあと、
ケーブルがX-メンとともに戦うのを助けたあと、
(読み方次第だが、X-メンを相手に戦った訳ではなく紛らわしい)

ヒーロー SR-01 サラ・ステイシー
[初登場]カバー:マイク・デオダート・ジュニア&ジョー・ピメンテル
カバー:マイク・デオダート・ジュニア&ブライアン・ハーバーリン
(クレジットは無いが、単行本Amazing Spider-Man by JMS Ultimate Collection Vol.1 #3でインカーはBrian Haberlinだと明らかにされた)
[身長]170cm
○168cm

[体重]52kg
○56.7kg

(それぞれ5フィート6インチと125ポンドの誤記だが、こう示されたソースが別にあるのだろうか?)
※グウェンがノーマン・オズボーンと短期間だけ交際し、そのときに妊娠していた
(このショッキングな暴露は、その後実際はそのような事実はなくハリー・オズボーンによる陰謀であり、兄妹はグウェンのクローンだったと後付けされ直した。マーベル・ファクト・ファイル原書の刊行より後の事であり、当時の記述として誤りではない)
最後にグウェンと会った場所、ジョージ・ワシントン・ブリッジ
最後にグウェンと会った場所、ブルックリン・ブリッジ
(この橋はグウェン死亡時のセリフではジョージ・ワシントン橋と書かれたが、作画上はブルックリン橋だった。この矛盾は後の版ではセリフが作画に合わせて修正され、ブルックリン橋として統一された。
 それから時が流れ、サラ兄妹がこの橋に呼び寄せられる事になる。グウェンを失った場所という意味で指定されたであろうこの橋は(劇中で具体的な名前は出て来ないが)外見上ブルックリン橋として描かれており、この号が前述の訂正よりも後に刊行されていることからも、ブルックリン橋と書くのが順当)

ヒーロー ST-01 シルエット
[POWER GRID]SPEED 8
SPEED 7
(POWER GRIDの最高値は7)

ヒーロー SW-02 スパイダーウーマン(マッティ・フランクリン)
[初登場]1998年11月、『Spectaculer Spider-Man』#263でマッティは初めてスパイダーマンを演じた。
1998年10月、『Spectaculer Spider-Man』#262で謎の影として登場したマッティは翌月『Amazing Spider-Man』#441で姿を現わし、同Vol.2 #1(1999年1月)で初めてスパイダーマンを演じた。
(これは恐らく公式キャラクター事典Official Handbook of the Marvel Universe A to Zの誤植に端を発し広く流布している誤解で、Spectaculer Spider-Man Vol.1 #263にマッティは登場していない。強引にこじつけるなら群衆の中にかろうじてマッティに見えなくもないシルエットがあるものの、これ自体グリーン・ゴブリンの妄想シーンでしかなく、ましてコスチューム姿でもない。なお同号とAmazing Spider-Man Vol.1 #441は同月発売だが、リリースデイトはAmazing~が2週早く、劇中時系列でもこちらが先になる)
作:ハワード・マッキー|ペンシラー:ルーク・ロス|ペン入れ:アル・ミルグロム|カバー:ジョン・バーン&リキッド!社
作:ジョン・バーン|ペンシラー:ジョン・バーン|ペン入れ:スコット・ハンナ|カバー:ジョン・バーン
(Spectaculer Spider-Man Vol.1 #263のスタッフとしては正しいが、前記の通りAmazing Spider-Man Vol.2 #1に従った)
[髪の色]ブラウン
(この項の図版を見ても分かる通り、当時のマッティの髪の色はブラックとして作画されている。しかし後年にはブラウンに描かれており(P2右図参照)誤りとは言えない)
✕ジェイムソン一家(マーラとそのおば)
○ジェイムソンの一家(マーラがおばだった)

(マッティが下宿したのはおばマーラとその夫ジョン・ジョナ・ジェイムソンの家)
異星人や狼男
異星人や人狼
(この人狼は一見男女の区別が付かないが、正体は修道女のシスター・ウルスラ)
[P2図版下]1996年10月、『Spider-Woman』#2
○1999年10月、『Spider-Woman』#4
(誤記。Spider-Woman Vol.3 #4)
[P2図版右]『Spider-Man』#634でマッティは初代クレイブン・ザ・ハンターを復活させる儀式の生け贄にされた。
○『Amazing Spider-Man』#634でマッティは初代クレイブン・ザ・ハンターを復活させる儀式のために殺された。
(Spider-Man Vol.1は1990年に始まった新シリーズでAmazing Spider-Man Vol.1とは異なる。本文にある通り、初代クレイブンの復活が最終目的ではあるもののマッティが生贄となったのはアリョーシャ(グリムハンター)の復活のため)
[コラム:ブライアン・K・ヴォーン]
▵ニューヨーク大学
○ニューヨーク大学ティッシュ・スクール・オブ・ジ・アーツ

(同大の学部ではあるが、実質的には分校に近い)
マーベルでの初執筆作品は1997年12月、『Tales from The Age of Apocalypse』#2
○マーベルでの初執筆作品は1997年11月、年刊アニュアル誌『Ka-Zar '97』
(誤記)

ヒーロー TB-01 ターボ
✕ダイア・レイスの
ユージン・スティバック
○ダイア・レイスの協力者
ユージン・スティバック
(ユージン・クリッガー・スティバック上院議員は、権力欲からダイア・レイスに協力した地球人)

ヒーロー TI-01 タイムスリップ
▵スカーレット・スパイダー
○スカーレット・スパイダー(ベン・ライリー)
▵スパイダーマン
○スパイダーマン(ベン・ライリー)

(この時期はベン・ライリーがスパイダーマンを襲名する境目をまたいでおり、本文1ページ目のスカーレット・スパイダーと2ページ目のスパイダーマンはどちらもベン・ライリーで同一人物)
カールトン・ラフォージ
カールトン・ラフロイジェ
(1ページ目に登場するハインドサイト・ラッドことカールトン・ラフロイジェの誤記)

ヒーロー TX-01 トキシン
[コラム:ピーター・ミリガン]
アメリカのコミック業界によるイギリス参入
アメリカのコミック業界におけるイギリス作家の参入
(いわゆるブリティッシュ・インベージョンを指し、参入したのはイギリス作家の方)
✕『Skreemer and Shade: The Change Man』
○『Skreemer』と『Shade, the Changing Man』
(andは誌名ではなく、2つの別の作品を分けている。Shadeの別名はChange ManではなくChanging Man)
1996年にマーベルで『Erektra』を担当したのち、マーベルとDCの両作品に携わり続け
1996年にマーベルで『Erektra』等を担当し数年離れたのちは、マーベルとDCの両作品に携わり続け
(ここでは短くまとめられているが実際はマーベルでは1996年には読み切りArchangel Vol.1を筆頭にミニシリーズFurther Adventures of Cyclops and Phoenix Vol.1およびMagneto Vol.1、レギュラーシリーズErektra Vol.2等を担当しており、翌97年にマーベルからはしばらく離れる事になる。しばらくDCコミックスを中心に活動するも、2001年X-Force Vol.1で再びマーベルでも執筆を再開した)
✕数本の映画脚本を手がけ、成功させている。
○数本の映画・TVシリーズの脚本を手がけている。
(ミリガンが脚本を執筆した映画で公開されたのは現時点で1作『Pilgrim』(2000年カナダ映画、日本未公開)。成功の基準は様々だが、米国DVDスルーを成功と呼べるかは……)

ヒーロー US-01 アルティメット・スパイダーマン
[初登場]カバー:マーク・バグリー
カバー:ジョー・カザーダ
(誤記)
[身長]175cm
○165cm

(5フィート5インチの誤記)
✕シニスター・シックス
○ノーマン・オズボーンズ・シックス
(アルティメットユニバースにおけるシニスター・シックスではあるが、名称はアルティメット・シックスまたはノーマン・オズボーンズ・シックス)

ヒーロー US-02 アルティメット・スパイダーマン
[コラム]
✕のちに発表された全6号の『Ultimate Avengers Vs. The New Ultimates』と『Ultimate Comics Fallout』につながる。
○『Ultimate Avengers Vs. The New Ultimates』とのちに発表された『Ultimate Fallout』各全6号に密接につながっている。

(2誌を合わせて6号ではなくそれぞれが全6号。コラムの後にある通りUltimate Fallout Vol.1にComicsの字は無い。Ultimate Spider-Man Vol.1 #153~160の後に発表されたのはUltimate Fallout Vol.1誌のみで、Ultimate Avengers~ Vol.1誌は同時に展開した)
▵彼自身の過去は『Ultimate Comics Spider-Man』で描かれた。
○彼自身の過去は『Ultimate Spider-Man Vol.3』で描かれた。
(Ultimate Spider-Man Vol.3誌は#4からUltimate Comics Spider-Man Vol.1に改名するが、マイルズ・モラレスのオリジンは主に改名前の#1~3で描かれた。
 なおピーターの死亡号Ultimate Spider-Man Vol.1 #160の後にVol.をひとつ飛ばしてUltimate Spider-Man Vol.3が始まっているのは、間に幾つかの誌面リニューアルを挟んでいるため。Vol.1は#133でスパイダーマンの死(実際には生きていた)により休刊し、特別号Ultimatum: Spider-Man Requiem Vol.1全2号の後にUltimate Spider-Man Vol.2として再開。全15号の後、この3誌の巻数を統合したUltimate Spider-Man Vol.1が#150から再スタートし、10号後にピーターの真の死が描かれる)

ヒーロー WW-01 ウェブ・ウォリアーズ
✕そこは漫画のような世界で、
○そこはカートゥーンのような世界で、
(アース-3015は1967年のアニメ版『スパイダーマン』を思わせる世界。なお、厳密には'67アニメ版世界はアース-6799と定義されており、また別世界になる)
エレクトロが基地として使う別の世界(実際は月)に連れて行かれた。この次元のエレクトロは
エレクトロが基地として使う別の世界連れて行かれた。グウェンを監視するエレクトロは
(Web Warriors Vol.1 #1でスパイダーグウェンが連れて行かれたのはアース-1082の基地。グウェンは#2で監視役のアース-449のエレクトロ(最初にマルチバースを発見した自称エレクトロ・プライム)を出し抜きさらに別の世界にあるエレクトロ軍団の真の拠点、月面基地に転移した。#5でこの基地はアース-449にあると明らかになる)
弱ったカーンの生命力を尽きさせた
弱ったカーンに自分の生命力を与えた
(スパイダーUKは危険を顧みずカーンに自らのパワーを与えている)
[コラム:マイク・コスタ]
The Secret History of The Authority: Hawksmoor』
『Secret History of The Authority: Hawksmoor』
『Transformers』
The Transformers』
✕『Blackhawk』
○『Blackhawks』
✕『Battleworld:
Spider-Verse
○『
Spider-Verse Vol.2』
(誤記)

ヴィラン

ヴィラン AI-01 アイ・アパエック
✕ムーンストーン
○スーペリア

(この時点でのダークアベンジャーズにムーンストーン(ダークアベンジャーズではミズ・マーベル)は在籍していない。当時のダークアベンジャーズでやはりミズ・マーベルを騙ったスーペリアとの混同か)
※その次元のアベンジャーズ
(厳密にはこのアース-13584ではチームとしてのアベンジャーズは登場しなかった。ただしこちらの世界におけるアベンジャーズのメンバーはアース-13584にも存在し、「アベンジャーズに相当するその次元の人々」に遭遇したのは間違いではない)

ヴィラン BE-01 ビートル
[所属]コミッション・オン・スーパーヒューマン・アクティビティズ
○超人活動委員会

(他項との表記揺れ)
[身長]155.8cm
○180.3cm

(設定では5フィート11インチ。おそらくこれを5.11フィートと誤解して計算しているが、ヤード・ポンド法では1フィート=12インチであり、5フィート11インチはフィートに直すなら約5.92フィートになる)
✕グラビトンの死は、対地球の思想に賛同するチームの結束を爆発的に強めた。
○グラビトンの死が起こした爆縮はチームをカウンター・アースに送ったが、そこでチームは正義の下に結束した。

(甚だしい誤り。おそらくカウンター・アースを「対地球」と誤訳した事から文章全体が崩れている)
[コラム:ビートルズ]リンジャー
○リンガー

(Ringerの表記揺れ)

ヴィラン BL-01 ブラックフォックス
ロバート・ペイン博士は、愛する人をヴァンパイアに殺されたことでヒーロー活動をはじめた際、同じコードネームを選んだ。このブラックフォックスは戦後、ファーストラインというチームに参加して、正義のために戦った。
ロバート・ペイン博士は戦後、ヒーロー活動をはじめた際、同じコードネームを選んだ。このブラックフォックスは愛する人をヴァンパイアに殺されたことで過激化したものの、ファーストラインというチームに参加して、正義のために戦った。
(ペインは恋人ミリアムを失う以前からブラックフォックスとして活動していたが、吸血鬼ノクターンによるミリアムの死を契機にコスチュームを変えて過激化する。これらは全て戦後の出来事)
▵地球への侵攻(シークレット・インベージョン)
○地球への侵攻
(このMarvel: The Lost Generation Vol.1で起きたスクラルの侵攻は歴史上Fantastic Four Vol.1 #2 (1962年刊) に先立つ地球侵攻とされており、その意味でマーベルユニバースの大半が知らない「秘匿された侵略Secret Invasion」ではあるが、2008年のイベントであるシークレット・インベージョンとは無関係)

ヴィラン BU-01 バーグラー
[出身]オレゴン州セーラム
(これを示す記述が見当たらなかった)
実はメイおばさんとベンおじさんが何年も前にすでに見つけていて、とうになくなっていたのだ。
実はメイおばさんとベンおじさんが何年も前にすでに見つけていたが、とっくに虫食いで失われていたのだ。
(メイとベンが着服したのではなく、お宝を発見した夫妻が箱を開けた時には、札束はシミ虫に食われて使えなくなっていた)

ヴィラン CA-02 マキシマム・カーネイジ
シュリークの目に留まり、から、
シュリークの目に留まり、彼女から、
(シュリークは女性)
[コラム:マーク・バグリー]
✕『Death of Spider-Man』の物語にアルティメット・スパイダーマンを描くアーティストとして、マーベルのアルティメイト・ラインの発足に関与。
○アルティメット・スパイダーマンを描くアーティストとして、マーベルのアルティメイト・ラインの発足から関与。『Death of Spider-Man』の物語にも参加した。

(因果関係が逆。バグリーはUltimate Spider-Man Vol.1 創刊#1~111までの全話を担当し、#153~160のイベント「Death of Spider-Man」でも後半を作画した)

ヴィラン CA-03 カーネイジ
[コラム:クレイトン・クレイン]
『Ghost Rider: Road to Damnation
『Ghost Rider Vol.5
(「Road to Damnation」は各話の共通タイトルで、後に単行本化された際にGhost Rider: Road to Damnationとして纏められたが、連載時には単にGhost Rider Vol.5だった)
『Sensational Spider-Man』ではレギュラーアーティストのひとりだ。
○レギュラー誌『Sensational Spider-Man』のアーティストのひとりにもなった。
(クレインがSensational Spider-Man Vol.2で担当したのは2号のみで、レギュラーアーティストとは言い難い)
✕作画の責任者を務めた。
○全編の作画を務めた。
(Carnage Vol.1と続編Carnage, U.S.A. Vol.1でクレインは表紙イラストを含む全ての作画を担当し、他のアーティストは参加していない)

ヴィラン CB-01 カバル・オブ・スクライア
[P2図版左上]彼女を殺す。
○彼女を殺そうとする。

(ノーマン・オズボーンは証拠隠滅を計りアリソン・モングレインを殺そうとするが、この時カバルは失敗する。オズボーンはその後も諦めず7号後Amazing Spider-Man Vol.1 #441で殺害に成功するが、それは洗脳したモルテンマンによる)

ヴィラン CE-01 チャーリー・ウェイダーマン
[コラム:マイク・デオダート・ジュニア]
✕『Spider-Man』
○『Amazing Spider-Man』

(本文で解説されるチャーリー・ウェイダーマン登場話#515を含む、Amazing Spider-Man Vol.1の約20話を手がけた。Spider-Man誌とは無関係)
『Secret Invasion』のスピンオフ
『Secret Invasion』のスピンオフ『Dark Avengers』
(なぜか誌名が登場しないが、Dark Avengers Vol.1の事か)

ヴィラン CG-01 コロナ
[コラム:リック・パーカー]カートゥーン&コミックアート博物館
○コミック&カートゥーンアート
博物館
(原語はMuseum of Comic and Cartoon Art)

ヴィラン CH-01 カメレオン
[初登場]画&カバー:スティーブ・ディッコ
○画:スティーブ・ディッコ|カバー:ジャック・カービー&スティーブ・ディッコ
Grand Comics Databaseによる)

ヴィラン CI-01 サーカス・オブ・クライム
[豪華出演陣]ブルース・ザ・ストロングマン
○ブルートー
・ザ・ストロングマン
(芸名は本名のブルース Bruceをもじって「荒々しい」という意味のBruto)

ヴィラン CL-01 カリプソ
[POWER GRID]3-3-5-3-1-3
○3-2-2-3-6-4

ENERGY PROJECTIONエネルギー投射が1(無し)なのは明らかな誤り。訂正値はOfficial Handbook of the Marvel Universe A to Z Vol.1 #2等による)
[コラム:ヴードゥを使う人々]
✕『X-Men』
のアントワネル・アーセノー
○『Gambit』のアントワネル・アーセノー
(広い意味ではX-Menファミリー誌ではあるが、Gambit Vol.4にしか登場しないキャラであり不適切)
?『Thor』のブルク
(何者なのか確認できなかった。ご存知の方がおられればご一報頂きたい)
▵『Doctor Strange』のマリー・ラヴュー
○『Doctor Strange, Sorcerer Supreme』のマリー・ラヴュー
(Doctor Strange, Sorcerer Supreme Vol.1はDoctor Strange Vol.2と3の間に位置するレギュラー誌で実質的に同一タイトルではあるが、マリー・ラヴュー登場話は~Sorcerer Supreme誌に限られており正確さに欠ける)
✕『Spider-Man and the Human Torch Team-Up』のムーンドッグ・ザ・マリシャス
○『Marvel Team-Up』のムーンドッグ・ザ・マリシャス
(甚だしい誤り。当時のMarvel Team-Up Vol.1誌が3ヶ月に1回ペースで主役をスパイダーマンからヒューマン・トーチに交代していた事から来る何らかのミスか。この#24にヒューマン・トーチは登場しない)

ヴィラン CO-01 コールドハート
[コラム]
✕『Amazing Spider-Man』
○『Spider-Man』
(Spider-Man誌はAmazing Spider-Man誌と並行して創刊された新コミック誌)

ヴィラン CR-01 カリオン
[初登場]『Peter Parker: The Spectacular Spider-Man』
『Peter Parker, The Spectacular Spider-Man』
(同じシリーズではあるが、間が「:」記号のタイトルは2017年の改題によるもので、1976年に開始した間が「,」記号のタイトルとは異なる)
[初登場]作:ビル・モントロ
作:ビル・マントロ
(スペルはMantlo)
[出身]ニューヨーク州アストニア
ニューヨーク州アストリア
(スペルはAstoria)

ヴィラン CZ-01 コナンドラム
✕初代ミステリオのいとこであるマグワイア・ベックから
○初代ミステリオであるクエンティン・ベックから
✕マグワイアは
ジャック・オー・ランタンにも
○クエンティンはジャック・オー・ランタンにも
(彼の師匠が誰なのかは明かされていないが、「生前の師匠 long-dead master」や「爺さん the old man」と表現している事から、少なくとも存命の女性であるマグワイア・ベックとは考えにくい。この時期に死亡していたクエンティン・ベックと考えるのが自然だろう)

ヴィラン DA-01 ダーク・ライダー
✕ムーンドラゴンを召喚したため、スパイダーマンと仲間たちは優勢になった。しかし、
○ムーンドラゴンを召喚している間に、

(この時点ではムーンドラゴンは戦闘に参加していないため、スパイダーマンらはむしろピンチにあった)
[P2図版右]ダーク・ライダーがドクター・ドゥームの心に入り込む。
○ダーク・ライダーはドクター・ドゥームの心にすら入り込めた。

(この場面は図版中のセリフにある通り、ドゥームと直接の関係は無い)
※[コラム:ほかのダーク・ライダーたち]
(このコラムでは記述が無いが、マーベルユニバースにはここで紹介されるダーク・ライダーズと別に、同名のミュータントグループ「ダーク・ライダーズ」が存在する。ネイサン・ビームによるダーク・ライダーズが発起人のビーム含め短命の端役ヴィランなのに対し、ミュータントのダーク・ライダーズはメジャーヴィランとまではいかないもののX-タイトルにたびたび登場した)

ヴィラン DE-01 デモゴブリン
✕その主謀者であり、
自分の魂と引き換えに悪魔のパワーを授けたナスティアを探した。
○その主謀者であるナスティアを探し当て、自分の魂と引き換えに悪魔のパワーを授かった。
(前後から明らかだが、悪魔のパワーを授かるのはこの後)
[図版P2左下]『Spider-Man』#49
○『Spectacular Spider-Man』#147

(甚だしい誤り)
✕改心したデモゴブリンは許しを求めたが、
○改心しないマセンダールを殺すほかないのは残念だったが、
(sorryの誤訳か。悪人を殺し続けるデモゴブリンに対して、悪人たちから上前を撥ねていたマセンダールは敵対する。一時は融合していた相手にデモゴブリンはわずかなり情を見せ改心の機会を与えたが、マセンダールは構わず攻撃した)

ヴィラン DI-01 ディスラプター
※[初登場号]

(ここではSpectacular Spider-Man Magazine Vol.1 #1を外史、Amazing Spider-Man Vol.1 #116を正史としている。後述)
✕ラリーに盛大な警告を
○ラレー
に盛大な警告を
(誤字)
[コラム:もうひとりのリチャード・ラレー]
✕2冊のモノクロ雑誌に登場していた。
○モノクロ雑誌を含む2冊に登場していた。

(ここで指す2冊のうちSpectacular Spider-Man Magazine Vol.1 #1はモノクロ誌だったが、Daredevil Vol.1 #42はカラー誌)
✕厳密には連続性はない
○厳密な連続性は怪しい

✕つまり、リチャード・ラレーという腐敗した市長候補はふたり存在したらしいのだ!
○リチャード・ラレーという腐敗した市長候補はふたり存在したのだろうか?

(発行順に説明すると、Spectacular Spider-Man Magazine(以下SSMM) Vol.1 #1はリチャード・ラレーの初登場号であり死亡号だった。ストーリーは本文で説明されているAmazing Spider-Man Vol.1 #116~118とほぼ同様に進行する。大きな違いとして、ラレー自身はディスラプターの仮面人格を持たず、悪事を担うスマッシャーはマン・モンスターという名前で呼ばれる。彼らが邪魔者として狙うのはジョージ・ステイシー警部で、最終的にスパイダーマンは死んだラレーの名誉を守る行動は起こさない(が、事情を知らないJ・J・ジェイムソンの思い込みによってラレーの名誉は守られる)。
 次にやや遅れて刊行されたDaredevil Vol.1 #42で、ジェスターを追ったデアデビルはラレーの死体を発見するが、それはジェスターに殺されたのではない。スタン・リーによるアオリ文で「全てはSSMM #1で明らかになる」と書かれた通り、ラレーの死の顛末は同誌で既に明かされているという趣向である。
 このSSMM Vol.1はモノクロ誌の市場試験的に発行されたものの結果が振るわなかったのか1号にしてモノクロの体裁も捨てられ、2号で打ち切られた。結局のところSSMMの存在自体がマーベルユニバースの歴史において「なかったこと」と判断されたのか、それから5年後のAmazing Spider-Man Vol.1 #116~118において、SSMM #1のストーリーが形を変えて再掲されることになる。
 ヴィラン SA-01 スマッシャーの項コラムにも詳しいが、この3号はSSMM #1から多くの下絵を流用し、時期的に既に死亡していたステイシー警部の役割をロビー・ロバートソンに変更するなど一部を書き直した一種のリメイク作だった。ディスラプターというラレーの正体を隠す追加要素で生まれたどんでん返しと、スパイダーマンが汚名を被ってでもラレーの悪行を隠し通し市民の希望を守るというラストの変更によって、本作は語り継がれる名篇となった。
 そしてここでリメイクされた事によって、明らかにSSMM #1の内容は「正史」とは言いがたくなる。まさかラレーが2人いた上に同じトリックを2度起こして同じように死ぬとも考えにくいからだ。ところが一方で、SSMM #1と密接に繋がったDaredevil #42の方はいまだ「正史」として機能している。この号はジェスターのオリジンであり、その後のストーリーも#42ありきで描かれているのだ。
 このねじれた矛盾の説明はいまだ公式にはなされていない。あるいはDaredevil #42で発見されたラレーの死体は実際には(スタンのアオリ文はさておくとして)Amazing Spider-Man Vol.1 #118で死んだラレーであり、SSMM #1は別次元の物語だったとすれば、一応の説明にはなるだろう。ただしこの5年間にスパイダーマンとデアデビルの絡みがないはずもなく、時期的な整合性という点ではこの説明も矛盾をはらんでいる。
 なお余談だが、SSMM最終号である#2のエピソードも再編集されAmazing Spider-Man Annual Vol.1 #9に掲載されているものの、こちらはもともと他誌と連携しておらず、内容も回想シーンを削るに留めた「再録」にすぎなく、#1のような矛盾は起きていない)

ヴィラン DL-01 デリラ
[所属]スパイダーマン・リベンジ・スクワッド
○スパイダーマン・リベンジ・リーグ

(スパイダーマン・リベンジ・リーグは一戦の間だけ結成された短命チームで、Thunderbolts Vol.1 #80~81に登場した。そもそもはスパイダーマンへの復讐に燃えるマンキラーが同様に遺恨のあるデリラ、スコーピオン、アクスムを招いたチームだが、意外な巡り合わせでマンキラーとアクスムは復讐の空しさに気付き活動前に早々と脱退。残ったデリラとスコーピオンがスパイダーマンを狙うもあっさり返り討ちにされている(これが本文2P目「ヴィランの新チーム」)。似た名前のスパイダーマン・リベンジ・スクワッドとは無関係で、同作中でこの名で呼ばれたことは無いものの公式な呼称である)
✕サンダーボルツ時代のデリラ
○『Thunderbolts』時代のデリラ
(上記の通りデリラはThunderbolts Vol.1誌に登場してはいるが、サンダーボルツに所属してはいなかった。この時期Thunderbolts誌は#75で大きな区切りがついた後、#76〜81まで番外編的にサンダーボルツとは無関係な地下格闘のファイター、アクスムを主人公に展開していた。この#81で休刊となったThunderbolts誌はふたたびサンダーボルツに焦点を合わせた全6号のミニシリーズAvengers/Thunderbolts Vol.1を経て、新レギュラー誌New Thunderbolts Vol.1に引き継がれる)
ベラスコはダークホース・コミックスの『Usagi Yojimbo』、マーベルの『Thunderbolts』と『Marvel Adventures』、そしてDCで数タイトルのイラストを担当した。
ベラスコはダークホース・コミックスの『Lone Wolf 2100』、マーベルの『Thunderbolts』、そして『Marvel Adventures: Iron Man Special Edition』とDCの数タイトルのイラストを担当した。
(フランシスコ・ルイス・ベラスコがダークホース・コミックスで多く手がけたLone Wolf 2100は日本の時代劇『子連れ狼』の翻案SFで、同社のUsagi Yojimboも同じく『子連れ狼』の影響を受けてはいるがまったく別の作品である。
 「Marvel Adventures」シリーズは新規読者の入門向けにマーベルユニバースと似て非なる世界でヒーローの活躍を毎号1話完結で描いたシリーズで、Marvel Adventures Spider-ManやMarvel Adventures Fantastic-Fourなど複数のタイトルが同時に展開した。つまり単なる「Marvel Adventures」というタイトルは存在せず、フランシスコ・ルイス・ベラスコが手がけたのもMarvel Adventures: Iron Man Special Edition Vol.1 #1の表紙イラストである)
・『Gentleman’s Duel』→『A Gentleman’s Duel』
・『ホビット』→『ホビット 思いがけない冒険』
・『トロールハンターズ』→『トロールハンターズ:ライジング・タイタンズ』

(それぞれ正式題)

ヴィラン DO-03 ドクター・オクトパスvsスパイダーマン
[1.最初の戦い]最初に対峙したのは、アメリカ原子研究センターだった。オクトパスが自分の同僚を人質に取ったのだ。
○最初に対峙したのは、オクトパスが事故で運び込まれた病院だった。オクトパスが医師たちを人質に取ったのだ。
(病院は事故が起きた研究センターとは別の場所として描かれており、後の回想シーンではブリス私立病院 Bliss Private Hospitalと名前も付けられている)
[5.]オクトパスは病院の階段を突き破り、線路に転げだし、足場にまで落ちていった。
○オクトパスは病院のを突き破り、線路に転げだした末に、崩れた鉄骨の下敷きになりかけた。
(甚だしい誤り。スパイダーマンの一撃だけで一連の出来事があったのではなく、戦いの場が次々と変わっている。「階段」や「落ちていった」等は問題外)

ヴィラン DO-05 スーペリア・スパイダーマン・チームアップ
[コラム]
✕1997年には第2シリーズがはじまり、(…)主役を務めた。その後は年4回刊行の『Spider-Man Team-Up』と、『Marvel Team-Up』第3シリーズに受け継がれた。
○1995年には年4回刊行の『Spider-Man Team-Up』がはじまり、1997年には『Marvel Team-Up』第2シリーズで(…)主役を務めた。その後は『Marvel Team-Up』第3シリーズに受け継がれた。
(Spider-Man Team-Up Vol.1誌はMarvel Team-Up Vol.2誌より前の刊行)
▵2011年にアベンジング・スパイダーマンが『Team-Up』を引き継ぎ、
○2012年に『Avenging Spider-Man Team-Up』が引き継ぎ、

(Avenging Spider-Man Team-Up Vol.1誌は2012年1月創刊(カバーデイト。リリースデイトでは2011年だが、コラム中の他誌と揃えた)。
 同誌は当時スパイダーマンが在籍していたアベンジャーズのメンバーとのチームアップを中心に描いた事からタイトルに「アベンジング」が使われたが、これは「アメイジング」や「スペクタクラー」と同様の修飾的な語で、具体的に普段のスパイダーマンと「アベンジング・スパイダーマン」でキャラクター性に差異がある訳ではない)

ヴィラン EQ-01 イクイノックス
※フリーダム・フォース
(ここでのフリーダム・フォースはイニシアティブ計画によりモンタナ州に新設されたチームを指し、ブラザーフッド・オブ・イービル・ミュータンツを母体とするフリーダム・フォースとは同名の別チーム)

ヴィラン FO-01 フォーリナー
[初登場]『Spectacular Spider-Man』#115
Peter Parker, The Spectacular Spider-Man』#115
(#134からSpectacular Spider-Manに改題されるがそれ以前はPeter Parker, Theが頭に付く)
[POWER GRID]5-3-3-3-2-5
→3-2-2-2-1-6

(出典が見当たらなかった。訂正値はMarvel Encyclopedia Vol.1 Spider-Manによる)
[コラム:ネッド・リーズ]ネッド・リーズはフォーリナーの暗殺者の手で早すぎる死を迎えた。それはホブゴブリンが自身の正体の秘密を守るため、巧妙に考えられた大きなゲームのただの駒であったことが、のちに明らかになった。
ネッド・リーズは暗殺者フォーリナーの手で早すぎる死を迎えた。ネッドはホブゴブリンが自身の正体の秘密を守るため、巧妙に考えられた大きなゲームのただの駒であったことが、のちに明らかになった。
(文法の誤り)

ヴィラン FR-01 フリーク
[2P図版右上]オズボーン・エンタープライゼス
○オズコープ・エンタープライゼス

(劇中ではOscorp)
[コラム:フィル・ヒメネス]『Teen Titans』のアーティストのジョージ・ペレス
○ティーン・タイタンズのアーティストのジョージ・ペレス

(それまでにペレスが多く描いたのはNew Teen Titans Vol.1、Tales of the Teen Titans Vol.1、New Titans Vol.1、Team Titans Vol.1等で、誌名としてのTeen Titansそのものにはタッチしていない)

ヴィラン GG-01 グレイ・ゴブリン
※ノーマン・オズボーンとグウェン・ステイシーの間に生まれた

(この設定は後に嘘だったと覆され、グウェンのDNAクローンだったと再設定された。当時の記述としては誤りではない)
▵[初登場]グレイ・ゴブリンの初登場は『Amazing Spider-Man』#514(2005年1月)。
○ガブリエルの初登場は『Amazing Spider-Man』#509(2004年8月)。グレイ・ゴブリンとしては#514(2005年1月)。
(本文にある通り、グレイ・ゴブリンの姿を得るのは初登場後しばらくの後)
グウェンが死んだ場所、ジョージ・ワシントン・ブリッジ
グウェンが死んだ場所、ブルックリン・ブリッジ
(グウェン死亡時の劇中ではジョージ・ワシントン橋とセリフに書かれたものの、作画上はブルックリン橋として描かれた。この矛盾は後の版ではセリフを訂正してブルックリン橋として統一されており、ガブリエルらが集合した場面では名前こそ出てこないものの、明らかにブルックリン橋の姿で描かれている)

ヴィラン GI-01 ギボン
ウルヴァリン、スピードボールといった強敵
○エイプバースのウルヴァリンやスピードボールといった強敵
(おなじみのウルヴァリンらではなく、エイプバースに存在するサル版ヒーロー。もっともこの2者とは敵対したと言っても一時的な誤解によるいさかい程度で、ここでクレイブンやパニッシャーと並べられたものかは疑問である)
地球のヒーローの大半が「サル」になったエイプバース事件で、
地球のヒーローの大半が「サル」であるエイプバースに転移した事件で、
(甚だしい誤り。ギボンは偶然エイプバース(アース-8101)に転送され、エイプベンジャーズの戦いに巻き込まれた。なお、この後に登場する「本物の」キャプテン・アメリカとは、アース-616のキャップという意味ではなく、サル版バロン・ブラッドが偽装したキャップに対する本物という意味で、アース-8101のサルである)

ヴィラン GR-01 グリーン・ゴブリン
[所属]オーダー・オブ・ゴブリンズ
○オーダー・オブ・ゴブリン

(ゴブリン結社といった意味だが、この場合「ゴブリン」が指すのはグリーン・ゴブリン1人なため複数形にはならない)

ヴィラン GR-02 グリーン・ゴブリン
※ステイシーは死ぬ前にオズボーンと短期間だけ関係を持ち、双子のサラとガブリエルを産んでいた。
(このショッキングな後付け設定は読者の不評を招き、最終的に嘘だったと後付けし直された。オーバービュー SM-04についての注記参照。もっともマーベル・ファクト・ファイル刊行当時の記述として誤りではない)
秘密結社スクライア
秘密結社カバル・オブ・スクライア
(スクライアとはカバルのエージェントの呼び名)
[図版P2上]ピーター・パーカーとベン・ライリーの前に、親子2世代のグリーン・ゴブリンが立ちはだかる。
○別世界ではピーター・パーカーとベン・ライリーの前に、親子2世代のグリーン・ゴブリンが立ちはだかる。
(この図はクローン・サガのリメイク版であるSpider-Man: The Clone Saga Vol.1の1シーンで、舞台はアース-91101。本編時間軸でベン・ライリーはハリー版グリーン・ゴブリンとは対峙していない)
[コラム:マイク・マッコーン]
✕『JLA』
○『Justice League America』

(略称と思われるが、別にJLAというタイトルがあり分けて書く必要がある)
▵『Legion』
○『L.E.G.I.O.N. Annual』

(L.E.G.I.O.N. Vol.1の年刊アニュアル誌。マッコーンはL.E.G.I.O.N.誌自体にはタッチしていない)

ヴィラン GR-03 グリーン・ゴブリン
▵ナノバイト
○血液中のナノロボット
(説明が抜けているが、ナナイト Nanite(ナノバイト Nano-Biteの略語)と呼ばれるこの監視装置はノーマンの血液中に仕込まれたナノロボットで、ノーマンの行動データをSHIELDに転送し、問題が発生すれば噛まれた(bite)ような激痛を与える)
✕グリーン・ゴブリンはドク・サムソンとの戦いの最中に一瞬だけ戻ってきたが、オズボーンは隠し通した。
○ドク・サムソンとの戦いの最中にグリーン・ゴブリンの偽者と戦ってみせることで、真実をオズボーンは隠し通した。

(ノーマンは味方のヘッズマンにグリーン・ゴブリンのコスチュームを着せて戦いを偽装し、自分が善良だというアピールをした)
[コラム:ハワード・マッキー]1987年に編集者になった。
○1984年に編集者になった。
(誤記、あるいは1987年にニュー・ユニバース系ラインの統括デスクとなった事との混同か)

ヴィラン GR-05 グリーン・ゴブリン
[コラム:ビクトリア・ハンド]SHIELDのエージェントだったが、(…) 会計部門に左遷された。
SHIELDの会計士だったが、(…) ポートランドに左遷された。
(ハンドは元々会計士。左遷先はオレゴン州ポートランド)

ヴィラン GR-06 ゴブリンネーション
キングスレーは自分の代わりに密告者を送り込み、
キングスレーは自分の代わりに偽者を送り込み、
(この人物はキングスレーの執事のクロード)
✕アース-2099のスパイダーマン
○2099ユニバースのスパイダーマン
(アース-928の誤記)

ヴィラン HA-01 ハンマーヘッド
[初登場、図版P2右上・左下]『Spider-Man』
○『Amazing Spider-Man』

(省略と思われるが、Spider-Man誌は別に存在し不適切)
[初登場]ペン入れ: ジョン・スターリン
ペン入れ: ジム・スターリン
(誤記)
[所属]元トゥームストーンの盟友、カメレオン
○元トゥームストーン及びカメレオンの盟友

(誤訳か)
[コラム:ジェリー・コンウェイ]
✕『Ka-Zar』や『Daredevil』『Fantastic Four』を執筆することになった。
ケイザーの冒険や『Daredevil』、『Fantastic Four』関連誌を執筆することになった。
(マーベルでのデビューからそれぞれ4・3年後にKa-Zar Vol.2とFantastic Four Vol.1を執筆することになるが、デビュー直後という文脈からすればケイザーを主人公としたAstonishing Tales Vol.1およびインヒューマンズを主人公としたAmazing Adventures Vol.2を指していると思しい)
1973年7月には
1973年6月には
(誤記)

ヴィラン HB-01 ハムバグ
[所属]名もないヴィランのチーム
○エイトボールらとのチーム

(本文でリカドンナと最初に敵対した時のチームを指していると思われるが、ギャング・ウィズ・ノーネームと紛らわしい)
▵ヘッドマン
○ヘッドメン

(日本語訳で複数形を単数形で書く事は珍しくないが、他項との表記揺れになっている)

ヴィラン HI-01 ヒットマン
[初登場]『Peter Parker: The Spectacular Spider-Man』
『Peter Parker, The Spectacular Spider-Man』
(解明を重ねた末の一続きのシリーズではあるが、Peter Parker「,」The~は1976年創刊、Peter Parker「:」The~は2017年創刊の別のタイトル)
ジェイムソンの身体にしがみつく形で吊り下がり、
ジェイムソンの身体をぶら下げる形で吊り下がり、
(誤記)

ヴィラン HM-01 ハイドロマン
✕スパイダーマンとサブマリナーの戦い
に巻き込まれた
○実験の事故とスパイダーマンの救出対応に巻き込まれた
(後出の水中発電機の実験で、事故により切断され暴れ回る高圧電流のワイヤーをスパイダーマンが食い止めたものの、その余波でモリスは海中に落ちてしまう。サブマリナーはこの前号、発電機実験に反対してスパイダーマンと諍いになったが平和的に解決しており、モリスとは無関係である)
[コラム:デニス・オニール]
✕『Doctor Strange』
○『Strange Tales』

(ドクター・ストレンジの主役ストーリーではあるが、掲載誌はStrange Tales Vol.1)
『Millie the Model』
『Millie the Model Comics
(Millie the Model Comicsは#95以降、表紙ロゴからComicsの字が消えたため誤りではないが、奥付上は変更が無かった)
✕『Green Lantern』『Green Arrow』
○『Green Lantern/Green Arrow』

(当時オニールはGreen Arrow誌に関わっていないため、Green Lantern/Green Arrow Vol.1を別の2冊と誤っていると思われる)
✕1982年にマーベルに戻ると、
○1980年にマーベルに戻ると、
(誤記)
『Spider-Man』
Amazing Spider-Man』
『Spider-Man annual』
Amazing Spider-Man Annual』
(省略と思われるが、別の誌名であり不適切)

ヴィラン HN-01 ホーネット
[コラム] 『Spectre』
○『Adventure Comics』での「Spectre」
(マイケル・フライシャーが当時手がけたスペクター SpectreのコミックはAdventure Comics誌掲載のもので、後の単独タイトルSpectre誌には参加していない)

ヴィラン HO-01 ホブゴブリン
[P2図版右上]『Peter Parker: The Spectacular Spider-Man』
『Peter Parker, The Spectacular Spider-Man』
(コロン記号ではなくカンマ記号で、非常に紛らわしいがそれぞれ別のタイトル。
 これには入り組んだ経緯があり、まずPeter Parker「,」The Spectacular Spider-Man Vol.1誌#1~133がタイトルからピーター・パーカーを抜いてSpectacular Spider-Man Vol.1 #134~263に改名した。一方、並行してSpider-Man Vol.1誌#1~98は#75以降表紙ロゴをPeter Parker: Spider-Manに変更する。
 この両誌の休刊と共に、2誌を統合し誌名を旧ロゴに合わせたPeter Parker: Spider-Man Vol.1誌#1~57が創刊され、これがさらに誌名を変えてリニューアル新創刊されたのがSpectacular Spider-Man Vol.2誌#1~27である。
 さらにそれから10年の間が空いて新たにPeter Parker「:」The Spectacular Spider-Man Vol.1誌が創刊された。これは一旦#1~6まで続いた後、上記#1~133, #134~263, #1~27および現シリーズを一連のタイトルとして通巻表記した#297~313として続いている)
[コラム:ロン・フレンツ]DCにも参加したほか、スーパーマンの連載で人気を博し、スパイダーマンのコスチュームのデザインを刷新した
DCにも参加し、スーパーマンの連載で人気を博し、スーパーマンのコスチュームのデザインを刷新した
(スーパーマンはDCコミックスのキャラクター。フレンツはスパイダーマン・スーパーマン両方のコスチュームチェンジに関わっているが、文脈から見ても既にスパイダーマンの方には言及済みである事からもこれはスーパーマンの事と思しい)

ヴィラン HO-02 ホブゴブリン
[コラム]未知のホブゴブリンがフューリーのチームを襲ったこともある。当時、デッドプールがその役割を務めていた。
○未知のホブゴブリンがフューリーのチームを襲ったこともある。他にも、デッドプールがその役割を務めていた時もある
(デッドプール版ホブゴブリンの短い登場期間はウェポンX計画から脱走後数ヶ月の頃とされ、シークレット・ウォー中のホブゴブリンとは時期が合わない。コミックの発売時期も5年ほどずれており、同一に語る事は難しい)

ヴィラン HO-03 ホブゴブリン
[コラム:マイク・ゼック]

1977年に『Master of Kung Fu』でマーベルの仕事を開始。
○マーベルで1977年に『Master of Kung Fu』仕事を開始。
(巻頭話でこそ無いものの、1976年のSavage Sword of Conan Vol.1 #14がゼックのマーベルでの初仕事)
▵『Secret Wars』
○『Marvel Super Heroes Secret Wars』

(正式題)
近年はライセンスされた作品
近年はDCのライセンス作品のための設定画
(意味不明。ゼックはDC作品のアニメ化など別メディアのための設定イラストを多く手がけている)

ヴィラン JE-01 エレミヤ
[コラム:不在中のスパイダーマン]

1975年7月までに3つのタイトルに登場していた。
1975年7月には3つのタイトルに登場していた。
(ここで説明される3冊はいずれも1975年7月発売号)
代わりにヒューマン・トーチを登場させることにした。
代わりにヒューマン・トーチを登場させることになっていた。
(このヒューマン・トーチ代役制は、1974年7月のGiant-Size Spider-Man Vol.1 #1 / Marvel Team-Up Vol.1 #26に始まり、きっかり1年後の同#5 / #35まで続いた。つまり、コラムで解説される号は代役制の最後の号である)
✕18カ月も経たないうちに戦略は変更され
○16カ月も経たないうちに戦略は変更され
(上記の通りヒューマン・トーチ代役制は1年で終了し、次のGiant-Size Spider-Man Vol.1 #6 / Marvel Team-Up Vol.1 #39 (1975年11月) では共にスパイダーマンが主役を張った。これまでの期間は代役制の最初の号から数えて16ヶ月)

ヴィラン JK-01 ジャック
✕アディロンダック山脈
○キャッツキル山地

(どちらもニューヨーク州にあって隣接した山地だが、劇中に名指しされているのは後者)

ヴィラン JS-01 ジミー-6
[初登場]ニューヨークのギャングのトップになる最初の試み
ニューヨークのギャング界から足を洗う最初の試み
[図版P2右上]ジミー-6はニューヨークの犯罪王になろうと賭けに出た。
○ドン・フォルトゥナートはニューヨークの犯罪王になろうと賭けに出た。
(本文にある通り、全く事実と異なる説明)
✕ピーターは、ジミーが身を隠している間に、家に送られてきたグリーン・ゴブリンの暗殺者のひとりを倒した。
○ジミーは、ピーターの家に身を隠している間に、家に送られてきたグリーン・ゴブリンの暗殺者のひとりを倒した。
(ピーターはこの時別の犯罪者と戦っている)
[コラム:サンデュ・フローレア]スパイダーマンでジョン・ロミータ・ジュニアの画にペン入れを施す
○スパイダーマンの画にペン入れを施す
(スパイダーマンシリーズの中で、フローレアがロミータ・ジュニアの画にペン入れした事は無い。ジョー・ベネット画とフローレアのペン入れによるAmazing Spider-Man Vol.2 #28の表紙はロミータ・ジュニアが描いているが、この表紙のペン入れはスコット・ハンナ)

ヴィラン KA-01 カール・マルス
[主な敵]デアデビル
(出典不明。次の項目も参照)
?デアデビルとの衝突後

○キャプテン・アメリカとデアデビルが衝突した頃
(本文はCaptain America Vol.1 #375~376に掲載されたエピソード"The Steel Balloon","Stronghold of the Weak"に基づいているが、この説明は同号に併載されたキャプテン・アメリカがデアデビルと衝突する(カール・マルスは登場しない)エピソード"The Devil You Know","Cross Purposes"と混同が起きているのではないか?)
✕アベンジャーズ・マンション
○アベンジャーズ・コンパウンド
(Captain America Vol.1 #308でアルマジロが襲撃したのはウエストコースト・アベンジャーズの基地Avengers Compound アベンジャーズ・コンパウンドで、アベンジャーズの基地アベンジャーズ・マンションとは異なる)
▵スパイディと乱闘を繰り広げた
○スーペリア・スパイダーマンと乱闘を繰り広げた
(このコラムはミニシリーズSuperior Carnage Vol.1の要約だが、この時点でスパイダーマン/ピーター・パーカーはオットー・オクタビアスが乗っ取ったスーペリア・スパイダーマンの状態にあった)

ヴィラン KN-01 カンガルー
[初登場]作:スタン・リー|ペンシラー:ジョン・ビュッセマ&ジョン・ロミータ・シニア
作:スタン・リー&ジョン・ロミータ・シニア|ペンシラー:ジョン・ビュッセマ&ジム・ムーニー
Grand Comics Databaseによる。当号のクレジット欄は役職の記載が無く、ロミータとムーニーの担当が確認できなかった)
彼のカンガルーとしての最初の活動は、
彼のカンガルーとしての最初期の活動は、
(ヒッブス版カンガルーがSpectacular Spider-Man Vol.1 #242で正式デビューする4年前のCage Vol.1 #13に、コーポレーションで訓練を受けるヴィランの中に「カンガルー」の姿がある。この時点でフランク・オリバーは死亡して久しいため、理論上はこのカンガルーがブライアン・ヒッブスだと考えられる(ただし、その顔はフランク・オリバーに見える。おそらく制作陣はオリバー版カンガルーが死亡している事を忘れていたか、復活していたという事にしたかったのだろう)。こうした事情から、スパイダーマンと戦ったのが「最初」の戦歴だとは考えにくい)
刑務所に送られたあと、彼は不運なヴィラン、グリズリースポット、ギボンとともに、
刑務所に送られるところを彼は不運なヴィラン、グリズリーに救われ、同じくスポット、ギボンとともに、
(カンガルーはスパイダー・ウェブで街頭に吊るされ、監獄送りを待つばかりだったが、そこにグリズリーが現われチームアップを提案される)
のちに彼はグリム・ハントという事件で
のちに彼は、
(これはグリム・ハントが起こるより2年以上前)
ブーメラン率いるシニスター・トゥエルブ
ブーメラン率いるシニスター・シックス
(チームは概ね5〜6人で、ブーメランは人数が足りない時も「シニスター・シックス」と呼びたがった)
✕だが短期間、善人として働くことがあっても、
○たとえ短期間、善人として働くことがあっても、
(シニスター・シックスは犯罪者チームであり、文脈に沿わない)
[コラム:フランク・オリバー]カンガルーはその中でも傑出していた。
カンガルーはそれら有象無象の中の一人だった。
(無数のヴィランと共に登場したとたん1コマで倒れ、その後登場していない)

ヴィラン KR-01 クレイブン・ザ・ハンター
✕特に近年、
○ほどなくして、

(誤訳か。ここで解説されるのはシニスター・シックスの結成と思われる(なぜかドクター・オクトパス以外の固有名詞が出ていない)が、それはスパイダーマンとの最初の敗北から発行年月にして2ヶ月後)

ヴィラン LI-01 リザード
[コラム:スティーブ・ディッコ]1953年10月に発行した『The Thing』#12
○1954年2月に発行した『The Thing』#12
(カバーデイト。ディッコの1953年10月刊の作としてはデビュー作である「Paper Romance」(Daring Love #1掲載)がある)

ヴィラン LL-01 リージョン・オブ・ルーザーズ
[初登場]作:グレン・グリーンバーグ
作:J・M・デマティス&グレン・グリーンバーグ
(デマティス(原案)とグリーンバーグ(脚本)の共著)

ヴィラン LO-01 ルーター
※ギャングのミスター・ツォ

(ジェイソン・ツォのこと。AS-01 アリステア・スマイスのコラム等参照)
[コラム]スパイダーマンは中西部におけるルーターの連続犯罪を、徹底的な殴打で終わらせた。
(スパイディらしからぬ過激な制裁だが、これは当時のスパイダーマンがオットー・オクタビアスが体を支配したスーペリア・スパイダーマンだったため)

ヴィラン MI-01 ミラージュ
※女性の暗殺者
→レディ・ゴーゴン
(Punisher: In the Blood Vol.1 #2の出来事で、この時点ではパニッシャーの殺された妻マリア・キャッスルと目されていたが、#4でターニャ・エイドリアン Tanya Adrianことレディ・ゴーゴン Lady Gorgonの変装と判明する)

ヴィラン MJ-01 マッド・ジャック
[所属]シニスター・セブン
○[削除]

(クエンティン・ベックとの混同か)
✕犯罪組織マギアを支配する目的でミスター・ネガティブと戦っていた、復活したクエンティンの下で働いていた際には、クラムと手を組んだ。ベックは逃げたが、
○このとき居合わせたベックは逃げたが、
(ミスター・ネガティブ戦にバークハートやクラムは登場していない。クラムはこの前段の戦いでミス・アローに刺され死亡しているため極めて疑わしい記述)

ヴィラン MO-01 モルテンマン
[地位]元オズボーン・インダストリーズCEO
元オズボーン・インダストリーズ警備主任
(誤記か)

ヴィラン MS-01 メンデル・ストロム
[身長]180cm
○178cm

(5フィート10インチ=177.8cm)

ヴィラン MT-01 モンストロイド
▵モンストロイドの襲撃が起こる前、『Marvel Premier』#24 (1975年9月) で、
○『Marvel Premier』#24 (1975年9月) で、モンストロイドの襲撃が起こる前、
(元の文章ではこの次号に襲撃が起こるようにも読めるが、実際にはどちらも#24で起きた事)

ヴィラン MW-01 マインドワーム
ピーター・パーカーがフラッシュ・トンプソンの近所のアパートに越してきたとき、
ピーター・パーカーが近所のフラッシュ・トンプソンのアパートに越してきたとき、
(ピーターは住んでいたアパートを追い出され、一時的にフラッシュの部屋に厄介になっている。このアパートがマインドワームの近所だった)

ヴィラン MY-01 ミステリオ
[初登場]『Amazing Spider-Man』#13
(クエンティン・ベックがミステリオとして初登場したのはAmazing Spider-Man Vol.1 #13だが、後付けでベックは既に同#2で登場していたとされている。
 2本立て形式の#2の後半ではスパイダーマンが宇宙人と対決するエピソードが描かれるのだが、18年後のPeter Parker, The Spectacular Spider-Man Vol.1 #51でこの「宇宙人」がクエンティン・ベックらの変装だったという真実が明かされた(マーベル・ファクト・ファイルの本項ではP2前半、ティンカラーの段落)。
 マーベルユニバースに宇宙人は珍しくなくスパイダーマン自身も時には異星人と関わるとは言え、#2のエピソードは「親愛なる隣人」にしては浮いた、どちらかと言えばFF向けなストーリーだったのは後世の目には明らかで、世界観に一定の整合性を与える意図もあったと思われる。
 いずれにせよ作者の意図として最初にミステリオが登場したのはAmazing Spider-Man Vol.1 #13で間違いではない)

ヴィラン MY-02 ミステリオ(クエンティン・ベック)
✕一度は死を装った
彼は、
○一度は死んだものの蘇った彼は、
(デアデビルとの戦いの最後の自殺はトリックではなく、事実死後の世界でドクター・ストレンジらと戦っている。後にメフィストの計略で現世に蘇った)
[図版P2上中央]『Amazing Spider-Man』#687
『Amazing Spider-Man』#686
(誤記)

ヴィラン MZ-01 ミステリオ(フランシス・クラム)
[初登場]
✕[書影]

(この図版は#2の表紙であり#1ではない)
▵『Spider-Man and the Black Cat』#1
○『Spider-Man/Black Cat: The Evil That Men Do』#1
(このミニシリーズは表紙デザイナーとの連携がうまく行かなかったのか、表紙ロゴではandやサブタイトルの有無が#1 / #2~5 / #6で不統一になっている。奥付によればSpider-Man/Black Cat: The Evil That Men Do Vol.1)

ヴィラン PH-01 フィル・ユーリック
✕ニュー・ディフェンダーズ
に参加しかけたものの、
○ニューウォリアーズに参加しかけたものの、
(誤記。当時ディフェンダーズは解散しており存在しない)

ヴィラン PO-01 ポイズン
[コラム]
ファースト・パブリッシング
ファースト・コミックス
(誤記)
『How to Draw Comics
『How to Draw Comic Heroes
(誤記)

ヴィラン RH-01 ライノ
[目次]RH-01
○③RH-01
(マーベル・ファクト・ファイル第27号の目次では分類が本体ページと食い違っている。言うまでもなく②ヒーローではなく③ヴィランが正しい)
[コラム]ドクター・トラウマ
(マーベル・ファクト・ファイルでは一律この人物をドクター・トラウマとして記述しているが、原語ではDoctor TrammaまたはまれにDoctor Trama(誤字か)でトラマあるいはトランマと読むのが正しいと思われる。しかしトラウマを想起させる意図でTrammaと名付けたのも想像に難くなく、日本の読者向けにトラウマと訳すことは理解できる)

ヴィラン RH-02 ライノ
※アレクシア

(コラムで紹介されているライノの姪の物語はAmazing Spider-Man Annual Vol.1 #28内の短編で、この中では姪は愛称でアレクサ Alexaとだけ呼ばれているが公式に本名アレクシア Alexiaとされている。なおMiles Morales: Spider-Man Vol.1 #1~3にもライノの姪が登場するが、こちらは妻方の姪ターニャ Tanyaで別人)

ヴィラン RN-01 リンガー
▵『Spectacular Spider-Man』#58
○『Peter Parker, The Spectacular Spider-Man』#58
(Peter Parker, The Spectacular Spider-Man Vol.1誌は#134をもってSpectacular Spider-Man誌となるなど改名を繰り返しており、たとえば創刊1号に限っても
・Peter Parker, The Spectacular Spider-Man Vol.1 #1
・Spectacular Spider-Man Vol.2 #1
・Peter Parker: The Spectacular Spider-Man Vol.1 #1
というきわめて紛らわしいタイトルが別々に存在するため注意が必要)
✕ベアトクス・キーナー
○ベアトリクス
・キーナー
(スペルはBeatrix)

ヴィラン RO-02 スキマー
グウェン・ステイシーを轢き逃げする
グウェン・ステイシーを事故に巻き込む
✕轢き逃げした

○事故を起こした

(暴走した車が走行中のトラックに当て逃げし、バランスを失ったトラックはピーターとグウェンを潰しかけた。とっさにピーターが守ったもののグウェンはショックで気絶する)
バネッサがスパイダーマンと浮気していると思い込んだ。
バネッサがスキマーと浮気していると思い込んだ。
(デイリー・ビューグルに載った写真はバネッサがスキマーを隠し扉で逃がす姿)

ヴィラン SA-01 スマッシャー
▵[初登場、コラム]『Spectacular Spider-Man』
○『Spectacular Spider-Man Magazine』

(表紙にはThe Spectacular Spider-Manとあるものの、後にPeter Parker, The Spectacular Spider-Man Vol.1から改題したSpectacular Spider-Man Vol.1とは別のモノクロ誌で、奥付によればSpectacular Spider-Man Magazine Vol.1。アメリカの出版形態ではコミックブックとコミックマガジンは異なる物として区別され、本誌はマガジンの一種として扱われる)
[別名]マン・モンスター
(モノクロ版Spectacular Spider-Man Magazine Vol.1 #1に登場した時はマン・モンスターと呼ばれたが、ここで解説される正史のスマッシャーがマン・モンスターと呼ばれた事は無い。双方をまとめた解説としては誤りではない)
[身長]3.15m/[体重]680kg/[POWER GRID]2-4-2-6-2-4
(出典が確認できなかった)
[コラム]

※スマッシャー
(ここで解説されるSpectacular Spider-Man Magazine Vol.1 #1ではスマッシャーではなくマン・モンスターと呼ばれる)
✕ラレーがディスラプターであることが
○ラレーが悪党であることが
(同誌ではラレーはディスラプターの仮面を使わず、表の悪事はもっぱらマン・モンスターに担わせていた)

ヴィラン SE-01 シン・イーター
[初登場、図版P2左下]『Spectacular Spider-Man』
○『Peter Parker, The Spectacular Spider-Man』

(当時は奥付の書誌上では頭にPeter Parker, Theが付いた(表紙ロゴはさらに戦闘にThe All New, All Daringが付く)。略称としては誤りではない)

ヴィラン SF-01 スクリーム
ほかのシンビオートたちを見つけ出したが、別次元に囚われて逃げ出せなくなってしまった。
ほかのシンビオートたちを探す最中、別次元に囚われたものの逃げ出した。
(シンビオートを捜索中にダート・ナップの「宇宙船」に囚われ別次元で捕食されかけたものの、追ってきたヴェノムとウルヴァリンらと共闘し、無事に帰還の途についている。結局シンビオートを探すという目的はうやむやになってしまった)

ヴィラン SI-01 シルバーメイン
(この項は1978年(発行時期)頃の早いキャリアで記述が止まっているが、これはミスではなく続きはテクノロジー SI-01に書かれている。とはいえ事典として読み辛い構成ではある)
[体重]87kg
○88.5kg

(87kg=約192ポンドだが、シルバーメインの体重設定は長く195ポンド(約88.5kg)とされてきた。現在のマーベル公式サイトでは190ポンドとされているが(誤記か)、それも約86.2kgである)
✕弟分兼ビジネスパートナー
○兄弟分兼ビジネスパートナー
(対等なパートナーとして描写されている)
タイロンは命だけは取り留めたが、その後、力が戻ることはなかった。
タイロンは命を取り留めたが、その後、権力の座に戻ることはなかった。
テクノロジー SI-01に僅かに記述があるが、タイロンは長い雌伏の後に仮面の男レイピアとして復讐に舞い戻る)
[コラム:ジム・ムーニー]自身をカメオ出演させている
自身を「スラッテリー教授」としてカメオ出演させている
(スタン・リーがしばしばマーベルコミックに登場したような「本人役」ではなく、ピーター・パーカーの通うエンパイア・ステート大学の教授のモデルとして自分の姿を描いた)

ヴィラン SJ-01 スパイダー
[初登場]ペンシラー:マイク・マッコーン&ジム・カラフィオール|ペン入れ:ジョン・ホルドレッジ&エリック・キャノン
ペンシラー:マイク・マッコーン|ペン入れ:ジョン・ホルドレッジ
(カラフィオールもキャノンも当時のExiles Vol.1をしばしば担当したが、この号には少なくともクレジットされていない)
[POWER GRID]4-5-3-5-1-4
(出典を確認できなかった)
[コラム]囚人24759号
囚人24739号
(墓に書かれた番号は石の模様で読み難いが、明らかに5ではなく3)

ヴィラン SK-01 ショッカー
邪悪な異星人のドッペルゲンガー
邪悪なメイガスのドッペルゲンガー
(これらのドッペルゲンガーはマニフェステーション次元の力を利用してメイガスが生み出した物で、超宇宙 Overspaceの存在ではあるが異星人とは言い難い)

ヴィラン SN-01 サンドマン
[コラム]サバンナ・ビーチ
○サバンナ市近郊のビーチ

(ジョージア州サバンナ市は海に近いものの、海岸は無い。マーベル公式サイトの紹介によれば「atomic testing site near Savannah, Georgia(ジョージア州サバンナ市近郊の核実験場)」)

ヴィラン SN-02 サンドマン
[図版P2左]『Spider-Man』#56
○『Peter Parker: Spider-Man』#56
(別のコミック誌)
スパイダーマンはサンドマンと融合したが、
スパイダーマンはサンドマンを融合させようとしたが、
(スパイダーマンは各人格の統合を図るが、サンドマンは無垢な良心の人格とだけは融合を拒んで去ってしまい、置き去りにされた良心は砂となって崩れた)

ヴィラン SO-01 スコーピオン
[初登場]『Spider-Man』#20
○『Amazing Spider-Man』#20
(省略と思われるが、Spider-Man Vol.1誌が別にあり不適切。なお#20はスコーピオンの初登場号ではあるが、探偵のマック・ガーガンとしては前月の#19で初登場している)
[地位]ヴィラン・フォー・ハイヤー(雇われヴィラン)
○雇われヴィラン
(誤りではないが、パープルマンが組織したヴィランズ・フォー・ハイヤーの一員と紛らわしい。スコーピオンは同チームに所属した事は無い)
[POWER GRID]2-5-2-3-3-2
(この数値は比較的古いMarvel Encyclopedia Spider-Man(2003年)等に拠るもので、マーベル・ファクト・ファイル原書刊行時には大きく変動している。しかしその変動はヴェノム・シンビオートと結合したためと考えられ、スコーピオンとしての数値としては誤りにならない。
 ちなみにそれらヴェノムとしての数値は現在のマーベル公式サイトによれば2-7-3-6-1-2である)
ついにシニスターのチームに加わり、シニスター・トゥエルブの一員となった。
ついにシニスター・トゥエルブの一員となった。
(重複表現。ミスター・シニスターのチームに所属した訳ではない)

ヴィラン SP-02 スコーピオン
[項目③・2回]バル
バル
(この項目内でバルダス表記とバルデス表記が揺れている)
[項目④]アース-2099
○2099ユニバース

(アース-928こと2099ユニバースの誤記)

ヴィラン SP-01 スポット
[初登場、図版P2左上]『Spectacular Spider-Man』
Peter Parker, The Spectacular Spider-Man』
(タイトルから正式にPeter Parker, Theが消えるのはこの3年後)
[髪の色]ホワイト
○ブラウン

(誤記か)
[POWER GRID]1-4-3-5-1-4
○5-2-7-3-1-2

速さSPEEDが瞬間移動の7ではない・知性INTELLIGENCEが科学者として低すぎるため誤りと思われる。訂正値はマーベル公式サイトによる)
息子はマギアの走行中の車から発砲を受け、
息子はロシアンマフィアの走行中の車から発砲を受け、
(このエピソードにマギアは登場しない。犯人はロシア系マフィア、ドミトリ・イワンコフの部下)

ヴィラン SS-01 シニスター・シックス
[輝かしい瞬間]2度目
○3度目

(Spider-Man Vol.1 #18で再集結した第3次チーム)
[そのほかのメンバー]ゴグ:第3次チームに加入(『Spider-Man』#18
ゴグ:第3次チームに加入(『Spider-Man』#22
(チームが結成されたのは#18だが、ゴグの加入は#22から)

ヴィラン SS-02 シニスター・シックス
カメレオン(実はおとり捜査中のキャプテン・アメリカ)
カメレオン(キャプテン・アメリカに成りすましていた)
(主従が逆転している)

ヴィラン ST-01 スペンサー・スマイス
その過程でジョンの表面上の死の責任を取ることにした。
その過程で起きたジョンの死(と思われた)の責任を押し付けられた。
(意味不明。正気を取り戻したジョンは海に落下するところをかろうじてスパイダーマンに食い止められたものの、再び怪物に戻る恐怖に突き動かされ自ら手を振りほどいた(この一瞬の間にスマイスの何らかの介入によってジョンは生き延びたのだが、スパイダーマンは知る由もない)。こうした事情を知らない父ジェイムソンは息子を失った悲しみからスパイダーマンを強く非難した)

ヴィラン SU-01 スーペリア・フォー
✕タンパ市にある
一味の隠れ家
一味の隠れ家
(シルバーメインがこの隠れ家で話の流れと無関係にタンパ市の話をするというご長寿ギャグがあるものの、無論隠れ家とは何の関係も無い。劇中で場所は明かされていないが、前後の時系列からニューヨーク市内かその近辺と思われる)
※チームが今後どうなるかは、誰にもわからない。
(マーベル・ファクト・ファイル原書刊行時期の関係かそれともネタバレ防止か、Superior Foes of Spider-Man Vol.1完結までの残り3号分のストーリーがここでは伏されている。日本語版全3巻が近年刊行されているためこれ以上の解説は避けるが、少なくともショッカーの天下はそう長くは続かない)

ヴィラン SY-01 エイリアン・シンビオート
[カーネイジ]ヴェノムの原形質である子孫
○原形質であるヴェノムの子孫
(文法の誤りか)
[共生のためのウェブ]異常な形状
異常な性質
(ヴェノム・シンビオートの形状は一般的なエイリアン・シンビオートと同一)
[ハイブリッド]近衛兵
○ガーズマン

(Guardsmanの誤訳。スコット・ワシントンはガーズマン部隊の一員だった)

ヴィラン SZ-01 スコーチャー
[コラム]木端微塵に吹き飛ばされたようだ
(これは過去に起きた事件であり実際は生き延びている事に注意。この一件はスパイダーマンの過去秘話を回想するUntold Tales of Spider-Man誌に掲載されたもので厳密な時期が特定しづらいが、この項で言えばノーマン・オズボーンから資金援助を受けた後、クリムゾン・カウルに勧誘される以前と公式に位置づけられている)

ヴィラン TH-01 サウザンド
[初登場]『Tangled Web』
○『Tangled Web: The Thousand』

(正式題。単にTangled Webと言えばこのシリーズであり、誤りではない)
✕二度と力を取り戻さず、スパイダーマンを殺すことはしないと誓ったが、
○必ず力を取り戻し、スパイダーマンを殺してやると誓ったが、
(甚だしい誤り)
[コラム:ジョン・マックレア]
✕『Spider-Man’s Tangled Web』
○『Tangled Web: The Thousand』

(後者が#5で改題したのが前者だが、当時は後者)
✕『2000 AD, Crisis』
○『2000 AD』『Crisis』

(別の誌名)
『Hulk Smash!
『Hulk Smash』
(表紙にも奥付にも「!」記号は無い)

ヴィラン TI-01 ティンカラー
[所属]サバイバーズ・ギルト
サバイバーズ・ギルド
(スペルはGuild。サバイバーズ・ギルドはマーベル・ファクト・ファイルではここ以外に登場しないが、パニッシャーによるバー・ウィズ・ノー・ネーム一掃(マーベルナイツ ロケーション BN-01参照)を生き延びたヴィラン達による一種の互助会を指す)
[初登場]1963年4月
1963年5月
(誤記)
[コラム]仲間以外の人たちが見ていないと思ったときには、
仲間以外の人たちが見ていないはずのときでさえも、
(誤訳か。これは他人の目が無い場面でも「宇宙人設定」を続けている奇妙さを描写している。
 実際のところ当初ティンカラー達は本物の宇宙人として描写されており、これが後に「実は変装だった」事にされるに至って、悪人達が内輪の隠れ家でさえ宇宙人の着ぐるみを脱がないという奇妙な描写にすり替わってしまった。マーベル・ファクト・ファイルではこれを悪人達の「熱演」として紹介している)

ヴィラン TO-01 トゥームストーン
[コラム:MC2ユニバースのトゥームストーン]
✕シルバーメイン
○シルバーバック
(MC2ユニバースではシルバーメインは存在せず(おそらく既に死亡していて)、代わりにシルバーバックというよく似たヴィランが登場する)
※トゥームストーンはメイ・パーカーを殺し、
(トゥームストーンらはメイが死んだと思い込んでいたが、アメコミの常で実際には生きていた事が次号で明らかになっている)

ヴィラン TR-01 トラップスター
ウィザードとの不安定な協力関係はついに破綻し、ウィザード彼をタイムループに閉じ込めた。ピーターは (…) 名前の変更だ。
ウィザードとの不安定な協力関係はあるときは破綻し、ウィザード彼をタイムループに閉じ込めたことすらある。ピーターは (…) 名前の変更だ。
(タイムループに閉じ込められるのはFantastic Four Vol.1 #515 (2004年)、トラップスターに改名するのはFantastic Four Vol.1 #38 (1965年) で時系列がおかしい)

ヴィラン UN-01 アルティメット・グリーン・ゴブリン
『Secret Warriors』#24(…)では、作画も担当した。
『Secret Warriors』#24(…)でも作画を担当した。
(デビッド・マルケスはFantastic Four: Season Oneでも作画を担当しているため表現がおかしい)
✕『Defenders』#5
○『Defenders Vol.5』
(第5号単独ではなく、第5シリーズ全10号を担当)

ヴィラン VE-01 ヴェノム
[出身]カリフォルニア州サンフランシスコ
○ニューヨーク州ニューヨーク

公式ウェブサイトによる)
✕異星の沼沢をさまよっていた。その途中で思わずつまずいた容器に、
○異星の要塞
をさまよっていた。そこで偶然見つけた装置に入っていた容器に、
(コミックと大きく異なる説明。ヒーロー達がドゥームの要塞を奪取した後、スパイダーマンはソーが衣装を新調した事に気付く。思い通りのコスチュームを作り出す機械があると聞いたスパイダーマンはそれらしき装置を探し当てたが、それがシンビオートを封じたまったく別の装置だとは思いもよらなかった)
✕彼が望んだ通りのデザインだった。
○予想外のデザインだったが気に入った。

(この時のスパイダーマンのセリフは「I wonder why it didn't come out like my OLD one? That's what I was thinking of? / Oh, well... maybe I was subconsciously infuenced by that new spider-woman's suit! Hope she doesn't mind! でも何で前のとは違うのが出てきたんだ? 前のスーツを思い浮かべたのに… / 無意識にあの新しいスパイダーウーマンのスーツに影響されたのかも! 彼女、気にするかな?」(ャスダ・シゲル/今井亮一訳による))

[コラム:トッド・マクファーレン]
▵ヴェノム誕生
を描く『Amazing Spider-Man』#299
○ヴェノム初登場を描く『Amazing Spider-Man』#299
(この号では3コマの登場で、正体は一切が謎だった)
エピック・コミックスでのコマ漫画
エピック・コミックスでの併載作
(あえて「コマ漫画」とする意図が不明だが、これ以前に編集部への売り込みに一枚絵のイラストを提出していた無名時代のマクファーレンが、編集者サル・アマンドラ Sal Amendolaのアドバイスでコマ漫画形式に改め、マーベルでCoyote Vol.1 #11~14の併載作デビューに至ったエピソードに基づくのだろうか)
『Amazing Spider-Man』#288
『Amazing Spider-Man』#298
(誤記)

ヴィラン VR-01 ヴァーミン
✕メキシコにたどり着き、
○ニューヨークで

マーベル公式サイトによればバロン・ジモとの出会いはニューヨーク。このエピソードでのジモの本拠がメキシコにあった事との混同か)
✕ニューヨーク大学のアシュリー・カフカ医師
○エンパイア・ステート大学のアシュリー・カフカ医師
(エンパイア・ステート大学は確かにニューヨーク市にあるが、ニューヨーク大学とは別)
最終的にはヴァーミンがアナを倒した。
最終的にはヴァーミンはアナに反旗を翻した。
(ヴァーミンはアナに逆襲し、(スパイダーマン狩りという目的を挫かせ)苦い失敗を味わわせたものの、アナはヴァーミンを倒し獲物として持ち帰った)
[コラム]ニューヨーク(そして世界)が恐怖で麻痺していたころ、
○ニューヨーク(そして世界)が「フィア・イットセルフ」事件のただ中にあったころ、
(意訳にせよ分かりにくい)

ヴィラン VU-01 バルチャー
[所属]スペリオル・シックス
○スーペリア・シックス
▵ヴィランのチーム、スペリオル・シックス
○ヴィランを強制徴用したチーム、スーペリア・シックス
(Superiorの表記揺れ。スーペリア・シックスはスーペリア・スパイダーマンが自身の破ったヴィランで組織した戦闘集団で、目的は(過激な)正義である)

ヴィラン WD-01 ホワイト・ドラゴン
✕『The Exiled, Crybaby Extinction』
○『The Exiled』『Crybaby』『Extinction starring Crybaby』
(1作ではなく3作)

ヴィラン WR-01 ホワイトラビット
[POWER GRID]4-3-2-2-4-3
○2-2-2-2-1-3

(明らかにINTELLIGENCE(知性)とENERGY PROJECTION(エネルギー投射力)が高すぎる。訂正値はOfficial Handbook of the Marvel Universe A to Z Vol.1 #13による)
✕グリズリーはその後、銀行強盗中のロリーナを捕らえて復讐を果たした。しかし、グリズリーは元ヴィランだったため、警察は誤って彼を逮捕してしまった。
○グリズリーとギボンはその後、銀行強盗中のロリーナを捕らえて復讐を果たした。元ヴィランだった2人の善行を世間はこぞって賞賛した。
(ホワイトラビットを捕らえたのはグリズリーとギボンのコンビ。世間は新たなヒーローの誕生を讃えており、警察に誤認逮捕された描写は無い)
✕メリー・ジェーン・ワトソンに捕まって刑務所送りになったあと、ロリーナはロサンゼルスに移った。彼女はそこでエボニーと呼ばれる最新流行の薬物を密売した。
○ロリーナはロサンゼルスに移って最新流行の薬物であるミュータント成長ホルモン(MGH)を密売したが、メリー・ジェーン・ワトソンに捕まって刑務所送りになった。
(順序が逆転している。ここで密売した違法薬物はMGHで、エボニーという名前は出て来ない)

ロケーション

ロケーション DB-02 デイリー・ビューグル
[グリズリー]背丈約274cmもある
背丈約2mもある
(206cmの誤記)

ロケーション FH-01 フォレスト・ヒルズ
※[図版P1中央]
※[図版P2右下]

(図はそれぞれSpider-Man Loves Mary Jane Vol.2 #3とMarvel Adventures Spider-Man Vol.2 #1の表紙イラストだが、これらは別世界アース-602636とアース-20051が舞台である。つまりイラストに描かれるフォレスト・ヒルズも各世界に属し、本文で解説されるフォレスト・ヒルズとは厳密には異なる。もっとも広く「マーベルにおけるフォレスト・ヒルズ」というくくりでならば必ずしも誤りとは言えない)

ロケーション GL-01 グリーン・ゴブリンのアジト
✕グウェン・ステイシー
が主演するオフ・ブロードウェイのショー
○メリー・ジェーンが主演するオフ・ブロードウェイのショー
(誤記)

ロケーション HL-01 ホライゾン・ラボ
ウアトゥ・ジャクション(天才少年。ファンタスティック・フォーの大ファンで
○ウアトゥ・ジャクソン(天才少年。両親がファンタスティック・フォーの大ファンで
(スペルはJackson。FFのファンは両親の方であり、ウアトゥ・ザ・ウォッチャーにちなみ息子の名を付けた)

ロケーション MH-01 メイ・パーカーの家
※7.ライリー姉妹
(マーベル・ファクト・ファイル原書の刊行よりも後になるが、副読本Spider-Geddon Handbookにおいてジュリア・ライリーの結婚後の新姓はブレエ Breheだと設定された。つまりジュリアの娘であるこの3姉妹はライリー姉妹ではなくブレエ姉妹という事になる)
[7.ライリー姉妹]アンナ
○アレクサ

(誤記)

ロケーション OC-01 オズコープ社
[著名な従業員]マックス・ディロン(エレクトロ)
○[削除]

(これは映画『アメイジング・スパイダーマン2』でのエレクトロ、すなわちアース-120703の設定であり、ここで解説されるアース-616のオズコープとは無関係)
✕シンビオートからヴェノムを解放するための抗原を作る実験
○アンチヴェノム・シンビオートによる抗原を使った
実験
(「アンチヴェノム・シンビオート」の誤訳か。初代ヴェノムことエディ・ブロックの癌治療の副作用で発生したアンチヴェノム・シンビオートは、万能薬となりうる抗原を生み出した。本文でフリークが行なわれたのはこの抗原を使った実験で、強力な毒素スーパーヴェノムを作るのが目的)

テクノロジー

テクノロジー BE-01 ビートル
[ハードシェル]リンジャー
○リンガー

(Ringerの表記揺れ)
[コラム:カール・バーゴス]『Captain America』
○キャプテン・アメリカ

(バーゴスはCaptain America誌(またはCaptain America Comics誌)で描いていない。ここで指すのはMarvel Mystery Comics Vol.1に掲載されたキャプテン・アメリカのストーリーである)

テクノロジー BW-01 ビッグ・ホイール
✕彼はヒーローへの転身を図ったが、めぼしい成功は収められなかった。その後、ふたりのゴーストライダー
(…)に破壊された。それ以来、ウィールはヴィラン稼業から足を洗い、(…)手助けをしている。
ウィールはヴィラン稼業から足を洗い、(…)手助けをするようになったが、めぼしい成功は収められなかった。その後、ふたりのゴーストライダー(…)に破壊された。
(ヴィランズ・アノニマスに参加したのはSpider-Man Unlimited Vol.3 #12 (2006年1月) で、ゴーストライダーと戦ったGhost Riders: Heaven's on Fire Vol.1 #2~3 (2009年11~12月) より前。
 Ghost Riders: Heaven's on Fire Vol.1は比較的独立性の高いミニシリーズなので出版年月と劇中時間にはある程度開きがあると考えることは可能であり、ゴーストライダー戦の最後にペナンス・ステアを受けた結果としてヴィランズ・アノニマスに参加したと捉える事はできる。しかし、結局のところビッグ・ホイールは他の悪事にも手を染めており、あまり意味のある解釈ではない。
 ビッグ・ホイールは2008年10月時点(Invincible Iron Man Vol.2 #4)でヴィラン活動をしている描写があるため、善玉になった期間は短いと考えられる)
[ヴィランズ・アノニマス]ヒプノ・ハス
ヒプノ・ハス
(誤字)

テクノロジー IS-01 アイアンスパイダー
✕この法
を施行するために
○超人登録法を施行するために
(「この法」が文章中ほかに出ていないため、何の法律なのか不明)

テクノロジー SI-01 シルバーメイン
[初登場]『Spectacular Spider-Man』#70
Peter Parker, The Spectacular Spider-Man』#70
(当時の誌名(後にはPeter Parker, Theの文字が取れる)。省略としては誤りではない)

テクノロジー SL-01 スパイダースレイヤー マークⅣ
✕スパイダーマンのクローンを使ってスパイダーマン本人を
精神的にも肉体的にも追い込むと、
○ヴィランのクローンロボットを使ってスパイダーマンを精神的にも肉体的にも追い込むと、
(この時スパイダーマンはクローン(後のベン・ライリー)の登場によって精神的に疲弊していたが、スマイスがクローンを利用した訳ではない。彼は複数のヴィランの精巧な複製ロボットをスパイダーマンと戦わせ、スパイダーマンの目の前で消失(自爆)させる事で精神的に追い詰めた)

テクノロジー TG-01 グルーガン
[初登場]『Strange Tales』#104
○(初代)『Strange Tales』#104
(この欄ではグルーガン・マーク2について説明しているが、#104はピーター・ペトルスキーの初登場号。マーク2の定義は定かではないが、ピートのコスチュームが初めて変わった時とするなら、同#124(1964年9月)になる)

テクノロジー TS-01 トライセンチネル
✕ロングアイランド
原子力発電所
○ロングアイランドの
原子力発電所
(所在地はロングアイランド島で間違いないが、施設名はアミティ・ポイント原子力発電所 Amity Point Nuclear Power Plant)