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マーベル・ファクト・ファイル 訂正メモ (3.ファンタスティック・フォー)

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ファンタスティック・フォー

オーバービュー

オーバービュー FF-07 『THE LAST FANTASTIC FOUR STORY』
(このエピソードは読切The Last Fantastic Four Story Vol.1 #1に描かれたもので、ファクト・ファイル文中に言及は無いが全て別世界アース-71016の物語とされている)

オーバービュー FF-08 『The End is Fourever』
※『The End is Fourever』

(ここで紹介されるストーリーはFantastic Four Vol.5 #1~14とそれに続くVol.1 #642~645の計18号だが、厳密には「The End is Fourever」とは最後の3号#642~645の表紙にだけ書かれたキャッチでありそれ以前のストーリーを含む呼称ではない。単行本『Fantastic Four Vol.4: The End Is Fourever』に収録されているのも#642~645だけである。
 もっともこの18号は完全に連続したストーリーであり、これを総称するとき終章から引用して「The End is Fourever」と呼んでも間違いにはあたらないだろう)
[コラム:ジェームズ・ロビンソン]マーベル初作品は(…)『Tales of Suspense Vol.2』#1(1995年1月)だ。ほかにも、『Incredible Hulk』
○マーベル出世作は(…)『Tales of Suspense Vol.2』#1(1995年1月)だ。ほかにも、『Incredible Hulk Annual』
(ジェームズ・ロビンソンのキャリア唯一のハルク主役誌はIncredible Hulk Annual Vol.1 #18 (1992年7月) 巻末話で、これは高い評価を得たTales of Suspense Vol.2 #1の刊行より2年以上前)

オーバービュー FF-09 至高のチーム
[#2]クリーセントリーとネイモア対4人
○クリーセントリー対ネイモアと4人

(クリーセントリーに襲われたネイモアにファンタスティック・フォーが加勢した)
[アルティメットマシン]ちぐはぐな見た目の球体
○力と不釣り合いな見た目の球体

(アルティメットマシンは図版の通り完全な球体で、形状としてちぐはぐな点は無い)

オーバービュー FF-10 ファンタスティック・フォー 1234
✕グラウンド・ゼロ
○バクスター・ビルディング

(この場面で描写されているのはバクスター・ビルディングで、貿易センタービルとは地理的にかなり離れている。
 そもそもこの事件が起きたFantastic Four: 1 2 3 4 Vol.1 #2の時点では9・11テロ事件が起きていないため、グラウンド・ゼロも存在しない。事件後すぐに描かれたAmazing Spider-Man Vol.2 #36でマーベルユニバースにおける9・11事件が発生したが、この号のカバーデイトは2001年12月。Fantastic Four: 1 2 3 4 Vol.1 #2のカバーデイトはそれより1月早い11月なので、事件発生前と考えるべきだろう)

オーバービュー FF-11 『Unstable Molecules』
※「現実世界」

(作家の意図と仕掛けをさておくなら、もちろんこの物語はフィクションであり現実世界(マーベルの定義では「アース-1218」)で起きた出来事ではなく、舞台はアース-33と定義されている。
 ちなみにマーベルユニバースでは作中作や夢の世界にも多くはアース番号が振られており、劇中のベイパー・ガールはアース-33213の住人と設定されている)

オーバービュー FF-12 ファースト・ファミリー
[コラム:クリス・ウェストン]
✕『The Fantastic Four: First Family』
○『Fantastic Four: First Family』
(奥付による。表紙ではFantastic Fourの字も無く「4」のマークでそれに代えている)
▵『The Book of Eli』
○『ザ・ウォーカー』
(邦題。マーベル・ファクト・ファイルでは映画は可能なかぎり邦題で記述されているようだが、ここではなぜか原題で書かれている)

オーバービュー FF-13 『FANTASTIC FOUR: THE END』
[コラム:ジ・エンド]
▵『Marvel: The End』
○『Marvel Universe: The End』
▵『Hulk: The End』
○『Incredible Hulk: The End』
(それぞれ表題ではUniverse・Incredibleが省略されているが、正式題ではない)

オーバービュー FN-01 フューチャー・ファウンデーション
[ヴァレリア・リチャーズ]科学的精神と母親のフォースフィールド投影能力を受け継ぐ
○科学的精神
を受け継ぐ
(ヴァレリア自身は天才的知性を持つ常人であり、フォースフィールド投影能力は持たない。自身の発明品でフォースフィールドを使った事はある)
[コラム:ジョナサン・ヒックマン]『Future Foundation』
○『FF』

(FF Vol.1。フューチャー・ファウンデーション合併後のファンタスティック・フォーを描くシリーズ)

オーバービュー FR-01 ファンタスティック・フォー 最初のファミリー
[ゴルムー][図版]
(この図はFantastic Four Vol.1 #1に登場したジャイガントの1コマで、よく似てはいるものの同#271で初登場したゴルムーではない)

オーバービュー FR-05 カウンター・アースのファンタスティック・フォー
[取り巻く人々]ゴー・ザ・ゴールデン・ゴリラ
○ゴア・ザ・ゴールデン・ゴリラ
(Gorrの表記揺れ)

オーバービュー FR-06 ファンタスティック・フォー ひとつの時代の終わり
[モレキュールマン]リードを取り込み、チームを辞めるよう彼を説得する。
○リードの体を取り込み、チームを続ける自信を打ち砕く。
(当時肉体を失っていたモレキュールマンはリードの体に憑依した。最終的にモレキュールマンは倒されたものの、この一件はリードにヒーローを続ける自信を失わせた)

オーバービュー FR-07 ファンタスティック・フォー 解き放たれたHERBIE
[HERBIE]HUMAN EXPERIMENTAL ROBOT B-TYPE INTEGRATED ELECTRONICS
○HUMANOID EXPERIMENTAL ROBOT B-TYPE INTEGRATED ELECTRONICS
(誤記)
[HERBIE]子ども向けの漫画
子ども向けのアニメ
(Cartoonの誤訳と思われる)
[テラックス]タイロス・ザ・タイラント
○[青字で]タイロス・ザ・テリブル
(間違いなく暴君タイラントではあったが、異名としては後者。これは見出し語にも関わらず青字で書かれていない)

オーバービュー FR-07 ファンタスティック・フォー 奇妙な冒険者たち
インビジブル・ウーマン
インビジブル・ガール
(当時はまだインビジブル・ガール。インビジブル・ウーマンに改名するのはこの号から約50号後)

オーバービュー FR-10 ファンタスティック・フォー ドリームチーム
[リード文]ヒューマン・トーチの
ヒューマン・トーチの不調
(本文にある通り能力を制御できなくなったものの、死んではいない)

オーバービュー FR-12 ファンタスティック・フォース
[シーハルク]タイム・ガーディアンがハンタラをエルスウェンに送り返したあと、
○時間の護り手としてハンタラがエルスウェンに留まったあと、

(誤訳か)
[サイロード]母親を乗っ取ったのと同じ、異星の思考生命体に乗り移られている。
母親を乗っ取ったのと同じ、悪の精神に乗り移られている。
(スーザン・ストームの悪の側面マリスの甚だしい誤り)
[カーグル将軍]守ることを誓わされた。
守ることを誓っていた。
(誤訳か)

オーバービュー FR-13 世界の終わり
[アントマン]脳を損傷し、麻痺状態になった。
○一時的に麻痺状態にされ、脳を損傷するところだった。

(オンスロートの精神攻撃でごく一時的に麻痺状態にされたものの、アントマンのヘルメットが脳の破壊を防いでいる)

オーバービュー FR-14 ファンタスティック・フォー2099
✕スターク/フジカワ社のヒカル

(デザイナーが「/」記号の意味を誤解しており、「スターク」の正体が「フジカワ社のヒカル」であるように太字/細字が処理されている。ここで紹介されているのは「スターク/フジカワ社」に所属する「ヒカル」である)

オーバービュー FR-16 ファンタスティック・フォー 増える家族
[ジョニー・ストーム]スーザンがファンタスティック・フォーIncの最高財務責任者になり、
○スーザンにファンタスティック・フォーIncの最高財務責任者に任命され、
(スーザンは弟ジョニーに責任感を学ばせようと、新たに設立されたファンタスティック・フォー・インクの財務を任せた)

オーバービュー FR-18 ファンタスティック・フォー 4人ではいられない
ギャラクタス/ガレン
ギャラクタス/ギャラン
(Galanの表記揺れ)

オーバービュー FR-18 フォー・フロム・ファンタスティック
[ジョン・ストーム]フランシス・ドレイク卿の向こう見ずな甥
○向こう見ずな若者

(この世界のロベルト・トレフシス Roberto Trefusis(アイスマン)との混同。元の世界のアイスマンの本名がロバート・「ドレイク」だった事からのもじりだが、ドレイク卿の甥というのはロベルトの自称にとどまり、事実かは定かではない)
▵ロハス
○ロージャズ

(Rojhazの表記揺れ。ロジャーズ Rogersの訛りだと考えれば後者が適切か)

オーバービュー FR-19 ファンタスティック・フォー アフリカより
[グラビティ]ギャラクタスを倒して
ギャラクタスに対処して
(ギャラクタスにエネルギーを分け与えて空腹を抑えている)
[ソロモン王のカエル]惑星スクラル
○スクラルの星

(名称は不明だが、少なくとも星の名がスクラルとは考えにくい)

オーバービュー FR-21 ファンタスティック・フォースⅡ
✕フードマン
○フーデッドマン

(Hooded Man。意訳としても行きすぎ)
[ゴッドシップ]自分たちの時間に戻るための
○望む時間に旅するための
(フォースは故郷の時間には戻らなかった。これは彼らの時間からアース-616への移動を指す)

オーバービュー FR-21 ファンタスティック・フォー ジョニー復活
[リード文]コズミック・フォース
○宇宙からの軍勢

(固有名詞ではない)

オーバービュー FT-01 ファンタスティック・フォー年表:1960年代
FAN ANN#1(63年9月
FAN ANN#1(63年7月
FAN#41-43(65年5-7月
FAN#41-43(65年8-10月
(誤記)
[FAN#28]アベンジャーズ
○X-メン

(この号にアベンジャーズは登場しない)
[FAN#45]高度に進化したインヒューマンズ、アティランと遭遇する。
高度に進化したインヒューマンズと遭遇する。
(アティランはグループ名ではなくインヒューマンズの本拠の地名。この号にはアティランは登場しない)
[FAN#98]セントリー459
○セントリー9168

(この号にセントリーのナンバーは登場しなかったが、後にセントリー459とは別の個体セントリー9168と設定された)
[FAN#90~93]惑星スクラルの闘技場
○スクラルの惑星の闘技場

(この星はスクラルが支配しているが、名前はクラールⅣ)

オーバービュー FT-02 ファンタスティック・フォー年表:1970年代
[FAN #108-110]ネガガン
○銃

(劇中ではイオン式スタンボルト・ブラスター Ionic Stun-Bolt Blaster)
✕[FAN #134-135]スーザン・ストームがチームを離れる。
○[FAN #130]スーザン・ストームがチームを離れる。
(「母親」の役割とチームメンバーの両立の困難さからスーザンがチームを離れるのはFantastic Four Vol.1 #130。#132でメデューサが新メンバーとして加入する)
[GSF #2]大恐慌時代のニューヨーク
○大恐慌直前のシカゴ

(ニューヨークはシカゴの誤り。時間は1928年で、ウォール街大暴落が起こり大恐慌時代が幕を開ける1年前)
[FAN #126]思考プロジェクターを発明し
思考プロジェクターを改良し
(思考プロジェクター Thought Projectorは、これより以前Fantastic Four Vol.1 #27で発明された)
[FAN #168]パワーマンはチームを試していたことを明かす。
○パワーマンはチームに自分を売り込む。

(パワーマンは報酬目当てでFFに役立つ所をアピールした。つまり、試していたとすればチームの側になる)
[FAN ANNUAL #15]ドクター・ドゥームとスクラル人のプライム・テンと対決する。
スクラル人のプライム・テンと対決する。
(ドクター・ドゥームはこのストーリーに無関係。併載作にドゥームは登場するが、ラトベリアで起きた事件でFFやキャプテン・マーベルは登場しない)
FAN #184-186(77年8-9月)
FAN #184-186(77年7-9月)
(誤記)
[FAN #220-221]結晶質のエイリアンが
○エイリアンのプライマスが

(結晶質 prismとプライマス Primusの混同か。この宇宙人はジュブブト星 Jhb'Bttのフルブドビ人 Flb'Dbiで、どちらかと言えば軟体質)

オーバービュー FT-03 ファンタスティック・フォー年表:1980年代
[FAN #226]ショーグン・ウォリアーズ
(この3名は確かにショーグン・ウォリアーズとして知られるチームだったが、この号では権利関係でもう1つの呼び名「エージェンツ・オブ・ザ・ライト Agents of the Light」しか使われていない。
 彼らのチーム誌Shogun Warriors Vol.1はマテル社のトイシリーズ Shogun Warriorsが原作で、元を辿れば日本のスーパーロボットトイをアメリカ向けに売り出したシリーズ。コミック版Shogun Warriorsでも『惑星ロボ ダンガードA』『勇者ライディーン』『超電磁ロボ コン・バトラーV』の主役ロボがダンガード・エース、ライディーン、コンバトラという名で乗機として登場し、チームはショーグン・ウォリアーズと呼ばれた。
 マテル社との契約終了とともにShogun Warriors Vol.1は#20で休刊。ところが人間のパイロット3名はマーベルが独自に生んだキャラクターだったため契約に縛られず、4ヶ月後「愛機は既に悪役に破壊された後」という形でFantastic Four Vol.1 #226にパイロットだけが登場。ファンタスティック・フォーと共に4体目の巨大ロボ(初登場)サムライ・デストロイヤーの撃破に尽力した。
 このゲスト出演の背景にはShogun Warriorsのメインライターだったダグ・モエンチが、その休刊とともにFantastic Fourのライターに任ぜられた経緯があると言える。この号で乗機を失った3名のエージェントはヒーローを引退し、以後マーベルユニバースに一切登場しなくなるのだが、休刊によるフェードアウトではなく最後の花道を用意したのは愛着あるダグ・モエンチの親心でもあっただろう)
[FAN #256]ユニフォームが白になった。
○ユニフォームの黒が白になった。
(ページ中の図版の通り、首元や手袋・ブーツ・ベルトと、従来黒かった箇所が白にマイナーチェンジした。メインの青色も若干暗めになっている)
[FAN #311]ミズ・マーベルが力を失う!
ミズ・マーベルが生きる気力を失う!
(シング状の岩の姿に変異してしまったミズ・マーベル(シャロン・ヴェンチュラ)は激しいショックを受け、何度も自殺を考える。同じ経験をしたベンの親身な説得で、シャロンは徐々に元の快活さを取り戻した)

オーバービュー FT-04 ファンタスティック・フォー年表:1990年代
FAN #352-354(91年8月
FAN #352-354(91年5~7月
(誤記)
[FAN #357]バクスター・ビルディングにライジャというスクラル人が侵入。ジョニーの妻アリシアに化ける。
○ジョニーの妻アリシアの正体がライジャというスクラル人で、FFに侵入していたと明らかになる。

(Fantastic Four Vol.1 #265以来アリシア・マスターズと思われていた人物はスクラルのライジャの変身だった。#300でのジョニーとの結婚を経てこの#357で初めてその正体が明かされる。バクスター・ビルディングは#278で既に失われており、この#357の時点ではFFの本拠はフォー・フリーダムズ・プラザである)
[FAN #363-365]独裁者がフランクリンのパワーを吸収し、全能のオキュラスになる。
○独裁者オキュラスがフランクリンのパワーを吸収し、全能の力を得る。
(登場時点でオキュラスと名乗っている)
[FAN366-370]自らの無限の分身
○ヒーロー達の無数の分身

(メイガスが操ったのはFFをはじめX-メンやアベンジャーズほかスーパーパワーを持つ者たちの分身)
[FAN #375]フランクリンを未来に連れて行く。
フランクリンを未来に連れて行こうとする。
(この号ではナザニエルはフランクリンらの前に現われただけ。未来に連れ出すのは次号になる)
[FAN #376]フランクリンを連れ帰る。
○フランクリンを帰す。

(この号でナザニエルはフランクリンを未来に拉致、直後に成長してサイロードとなったフランクリンだけを現代に帰した)
[FAN #387]スーザンは、(…) 悪夢のような未来から帰還する。
○FFの前に、
(…) 悪夢のような未来のスーザンの幻影が現われる。
(ここでFFの前に数秒間だけ現われるのは、Fantastic Four Vol.1 #391でギャラクタスに殺される直前のスーザン。これはナザニエル・リチャーズがFFを操るためひそかに投影したホログラム映像だった)
[FAN #390-391]並行宇宙で捕らわれた
○並行宇宙に送られた

(FFはウォッチャー(その正体はウアトゥを装ったアーロン)に、並行世界アース-944に送られる。そこでアース-616の過去と同様ギャラクタスと戦う羽目になるが、この時はアルティメット・ヌリファイアを取りに行ったのがジョニーではなくリードであり、その慎重さゆえにピンチに間に合わず残りのFFは死亡する。ただし死の直前にウォッチャーにこの世界元来のメンバーと交換されたため、アース-616のFF自身は生き残った)
[FAN ANNUAL #27]タイム・バランス・オーソリティ
○タイム・バライアンス・オーソリティ

(スペルはTime Variance Authorityで、Balanceではない)
[FAN #400]ウアトゥ、死す。
○ウアトゥは追放される。

(この号で死んだのはウォッチャーズの生体コンピューター(見た目は巨大なウォッチャー)ザ・ワン。ウォッチャー自身は人類のために同族アーロンと戦うという禁忌を犯した罪で追放されている)
[FAN #402]ソーがフォー・フリーダムズ・プラザに侵入する。
○ソーがFFの駆る戦闘機を襲う。

(この号にフォー・フリーダムズ・プラザは登場しない。ソーはモーガン・ル・フェイに操られFFの乗るステルス・ホークを襲撃した)
[FAN #404]野蛮なシングと一体化した
○シング化して野蛮になった

(ブラジルの不思議な神殿の影響で、FFメンバーはシングのような肌と化して暴れ出してしまう。シング本人とは無関係)
FAN ANNUAL(98年)
○FAN ANNUAL 1998
(98年)
(年刊のFantastic Four Annual Vol.1誌は1998~2001年の間だけ号数表記を止め、「Fantastic Four Annual 1998」といったタイトルのワンショット形式に切り替わった)
✕FAN #416(96年9月)
○Onslaught Marvel Universe(96年10月)

(FFが命を犠牲にオンスロートを打倒したのは、Onslaught Marvel Universe Vol.1 #1)
✕FAN Vol.3 #1(98年1月)
○Heroes Reborn: The Return #4(97年12月)

(同様にヒーローズ・リボーン世界から帰還したのはHeroes Reborn: The Return Vol.1 #4)
[FAN Vol.3 #11]ヘルことアイーシャはクルーシブル、エンクレーブと手を組み、
○ハーことアイーシャはクルーシブルに操られ、
(アイーシャの別名は「彼女」の意味のハー Her。クルーシブルはエンクレーブの一員だったが、この時はエンクレーブとして行動していない。アイーシャは自由意志を奪われクルーシブルに操られていた)
[FAN Vol.3 #19-20]ルインドと出会う。彼は
ルインドと出会う。彼らは
(ルインドは団体名)
[FAN Vol.3 #25]ドーマ
→ドルマ

(他項での(レディ・)ドルマの表記揺れ。ただしこのドルマはヒーローズ・リボーン世界のパラレル存在)
[FAN Vol.3 #25]テクナーク
○テクナークス
(スペルはTechnarx。種族名のテクナーク Technarchではない)

オーバービュー FT-05 ファンタスティック・フォー年表:2000年代
FAN #528(05年9月
FAN #528(05年8月
FAN #544(07年3月
FAN #544(07年5月
(誤記)
※SST #1
※SST #4

(Startling Stories: Thing - Night Falls on Yancy Street Vol.1は厳密には別世界アース-36で起きた出来事で、シングもこの年表で主に語られるシングとは別人)
[FAN #500]ドゥームは傷を負う。
○リードは傷を負う。
(ドゥームの魔術でリードは顔の半分にドゥームのような傷を負う)
[FFD]ジョニーが彼女を生き返らせる!
○ジョニーが過去に行き悲劇を回避する!
(ここでのジョニーとスーザンはアース-6717に生きる、厳密には別人。スーザンの死を目にしたジョニーは時間プラットフォームで過去に戻り、過去のジョニーと共にスーザンの死を回避する。もちろん歴史が「スーザンが死ななかった世界(アース-616)」に分岐しただけで、元の時間に帰ればスーザンは死んだままである。それでも悲劇を回避した世界が生まれた事はジョニーの慰めだった)
[FAN #554-557]ニューワールド
○ヌーワールド

[FAN #557]アリサ
○アリッサ・モイ

[FAN #558-562]ニューディフェンダー
○ニューディフェンダーズ

(他項との表記揺れ)
▵FAN #562(09年2月)
○FAN #561(09年1月)
(ここで言うスーザンの殺害は#561で起きた事件。ただしラストに起きた事ではあり、#562はそれを受けてほぼ1話をスーザンの死に費やしているため必ずしも誤りとは言えない)

ヒーロー

ヒーロー AM-01 アリシア・マスターズ
[コラム]2006年のミニシリーズ『Fantastic Four: The End』
○2007年のミニシリーズ『Fantastic Four: The End』
(全6話のうち#1~3のリリースデイトこそ2006年末だが、カバーデイトは一律2007年)

ヒーロー AQ-01 アクエリアン
[初登場]アクエリアンになったのは『Marvel Two-In-One』#17(1976年7月)
○アクエリアンになったのは『Marvel Two-In-One』#58(1979年12月)
(#17にはワンダーは登場しておらず、不可解な誤記)
[主な敵]モトイド
○モートイド

(Mortoidの表記揺れだが、次ページの本文とも合っていない)
[コラム]コズミックメシア
○セレスティアル・メサイア

(誤記か。メシアはMessiahの表記揺れで、マーベル・ファクト・ファイル内ではメサイア・コンプレックス Messiah Complex等、主にメサイアと表記されているが、ここでセコイアをメシアとして書く上で日本語として通りの良い方を選んだのは理解できる)

ヒーロー BB-01 ブラックボルト
[体重]95.3kg
(2014年のキャラクター事典Avengers NOW!や現在のマーベル公式サイトでは210ポンド(約95.3kg)とされるが、2015年のMarvel Avengers: The Ultimate Character Guide第2版では220ポンド(約99.8kg)とされる。現在も公式サイトにある以上前者が正しいとするならば、この記述は誤りではない)

ヒーロー BB-02 ブラックボルト
✕ブラック・スワン
○ブラック・オーダー

(サノスの配下の集団。ブラック・スワンはドクター・ドゥームの配下)
✕ニューアベンジャーズ
○イルミナティ

(当時チームとしてのニューアベンジャーズは機能しておらず、それに代わってイルミナティがNew Avengers Vol.3誌の主役チームとなっていた)
▵カイメリア
○キメリア

(Kymelliaの表記揺れ)

ヒーロー BE-01 ベントレー23
✕23
番目のクローン
○32
番目のクローン
シャイで内向的な23
シャイで内向的な32
フランクリンは23
フランクリンは32
[初登場]#574(2010年2月)で23となる。ベントレーとなったのは#587(2011年3月)だ。
#574(2010年2月)で32となる。ベントレーとなったのは#586(2011年2月)だ。
[本名]元23
32
(ベントレー23は初期は「32」だったが、後にこの数字は特に説明無く23に改称された。マーベル・ファクト・ファイルの本項ではおそらくこれを誤記の類とみて最初から「23」であったという体裁で解説しているが、それはヴィラン WI-01のコラムでの説明と矛盾している。
 時系列順に書くと、Fantastic Four Vol.1 #574でベントレーと呼ばれたこのクローンは(32番目のクローン体だった事から)自分の名は「Thirty-Two サーティー・ツー」だと訂正する。この呼び名はフューチャー・ファウンデーションに加わってしばらく続いたが、それ以来では初めて#586で「ベントレー」と呼ばれこの時は特に訂正もせず、以降少なくとも新しい呼び名としては定着したようだ。その後同誌は#588で完結し、新創刊されたFF Vol.1 #1の人物紹介で初めて「Bentley 23 ベントレー23」の名前が登場する。この数字の変化に特に説明は無かったが、彼が悪魔崇拝者だったためいわゆる23エニグマにちなみ改名したと推測する事はできる)
カーネイジ・シンビオートとスパイダーマンと戦う
カーネイジ・シンビオートを利用してスーペリア・スパイダーマンと戦う
(ウィザードはカーネイジを新たなフライトフル・フォーに加えるのみならず、宿主をクリータス・キャサディからカール・マルスにすげ替える等して、当時オットー・オクタビアスが乗っ取っていたスパイダーマン(スーペリア・スパイダーマン)と戦わせた。この事件の最中ウィザード自身も一時的にカーネイジ・シンビオートに寄生されたが、これが元でウィザードを苦しめていた認知症は改善する)

ヒーロー BP-01 ブラックパンサー
[初登場]ブラックパンサーはFFを打ち負かした。
ブラックパンサーはFFと善戦した。
(次ページにある通り、一時的にFFメンバーの大半を制圧したものの最終的に勝利してはいない)

ヒーロー CD-01 カレドニア
[人物情報]瞳の色:ブラック(アリサンデ)/髪の色:レッド(カレドニア)
○瞳の色:ブルー/髪の色:ブラック(アリサンデ)、レッド(カレドニア)
(誤記)
アース-91335のマーベルガール
アース-99315のマーベルガール
(誤記)
[コラム]ヒドラ
(ヒドラ党ではなく、オリンポスの邪竜としてのヒドラである事に注意)

ヒーロー CR-01 クリスタル
[髪の色]不明
○レッド

(誤記)
スクラル人に襲われたとき、ブラックボルトはインヒューマンズの異星人創造主クリー人と手を組まざるを得なかった。
スクラル人に襲われブラックボルトが囚われたとき、インヒューマンズは異星人創造主クリー人と手を組まざるを得なかった。
(ブラックボルトは秘かにスクラルの虜囚となり偽者が入れ替わっていた事が明らかになった。そのため不在の王に代わりメデューサがこの間の指揮を執っている)

ヒーロー DC-01 ダメージ・コントロール社
✕X-マンションの修理を請け負ったときも、ダメージ・コントロールの従業員が偶然、建物を破壊したロボットを起動してしまい、事態を悪化させた。しかも、それだけでは不十分といわんばかりに、デンジャールームが知性を持ちはじめ、被害を修復しようとした。

○破壊されたX-マンションの調査を請け負ったときも、知性を持ったデンジャールームがロボットで被害を修復するのでは不十分だといわんばかりに、ダメージ・コントロールの従業員が誤ったプログラムを起動してしまい、事態を悪化させた。
(甚だしい誤り。当時X-マンションはインフェルノ事件で破壊されていたが、シーアーの技術でアップグレードされたデンジャールームが独自に自己修復を始めていた。ダメージ・コントロール社はこの「怪しい動き」の調査を当局から請け負うが、その過程でユージンが(シーアーの技術に疎かったために)ルームの誤作動を引き起こしてしまい、X-メンを巻き込んだ大騒動に発展してしまう)
[コラム:ドウェイン・マクダフィー]TVアニメ『Static Shock』『Ben 10: Alien Force』のコミックも手がけている。
TVアニメ『Static Shock』『Ben 10: Alien Force』の脚本やコミックも手がけている。
(両アニメの脚本を手がけ、アニメ番組Static ShockのコミカライズStatic Shock: Rebirth of the Cool Vol.1も担当したのは事実だが、Ben 10: Alien Forceのコミック版にはタッチしていない)

ヒーロー ER-01 エヴェレット・ロス
✕アパートに置き去りにされた。いまだズボンをはいていないロスは、ドアがノックされたとき、ティチャラの故郷の歴史を教えられる。訪問者は、
○アパートに置き去りにされ、いまだズボンをはいていないままティチャラの故郷の歴史を教えられていた。その時ドアをノックした訪問者は、

(意味不明。この時ロスはティチャラの従者の一人で留守を預かるズリから一方的に歴史を講義されていた)

ヒーロー FA-01 ファンタスティック・フォース
[コラム:ヴィブラヴォア]
✕ワンダゴア山
に埋蔵された、
○ヴィブラニウムの丘に埋蔵された、
(誤記。ワンダゴア山はワカンダの山ではないし、ヴィブラニウムも存在しない)
同位元素ヴィブラニウム-
同位元素ヴィブラニウム-
(誤字)

ヒーロー FF-01 ファンタスティック・ファイブ
[過去メンバー]HERBIE
(アース-982にHERBIEは登場しない。ビッグ・ブレインの元になったのがHERBIEと思われる含みはあったが、だとしてもここにビッグ・ブレインと並列に書くのは不適切)
[初登場]『What If? Vol.2』
What If...? Vol.2』
(厳密には初代シリーズのWhat If? (1977~84)と第2シリーズのWhat If...? (1989~98)では「...」記号の有無が異なる。と言っても後者の奥付にWhat If...? Vol.2とあるように、別のタイトルとして区別されるものではないようだ)
✕ファンタスティック・ファイブは彼を倒したものの
○ファンタスティック・フォー(後のファンタスティック・ファイブ)は彼を倒したものの
(ハイパーストーム戦時はまだファンタスティック・フォーだった)
ハイパーストームは、実はリードとスーザン夫妻の親戚であり、この次元のフランクリンの息子だった!
ハイパーストームは、実は並行世界のリードとスーザン夫妻のであり、フランクリンの息子だった!
(親戚ではなく孫。劇中ではまだハイパーストームは産まれておらず、マーベルユニバースの法則では現在から見て「未来に産まれる存在」は並行世界の存在となる)
メリー・ジェーンの娘で、スパイダーガールからはじまった
メリー・ジェーンの娘である、スパイダーガールからはじまった
(文法の誤り)

ヒーロー FN-01 フェン
[初登場]Marvel Comics #1
(厳密にはフェンやネイモアらの初出はMarvel Comics Vol.1 #1より半年前の、Motion Picture Funnies Weekly Vol.1 #1と考えられる。これは映画館のノベルティとして出版が予定されていたコミック誌で、ビル・エヴェレットによるサブマリナーのオリジンが収められていた。もっともこれ自体は少数の見本誌が残されているにすぎない未出版物であり、これを着彩・再録したMarvel Comics #1を初出としてなんら誤りではない。他にLD-01 レディ・ドルマの項も同様。
 ただし、NA-01 ネイモアの項ではMotion Picture Funnies Weekly Vol.1 #1を初出としており、不統一である)

ヒーロー FV-01 リチャーズ兄妹
[図版P1左下]異星人
○異次元人

(本文にある通り、この相手はアナイアラス。ネガティブ・ゾーン内の惑星に住むという意味で異星人と言えなくもないが、それ以前に異次元人と言うべき)

ヒーロー FV-02 フランクリン・リチャーズ(アース-6513)
[スクイッド・キッド&オーシャン・エイプ]の研究課題
○学校
の研究課題
(脱字)

ヒーロー FV-03 フランクリン・リチャーズ
[能力]ダークハンターとしては変身能力を持つ。
ダークハンターとしては変形能力を持つ。
(ダークハンターは腕を長く伸ばしたり鉄格子を突き抜けたりはしたが、特定の何かに変身した事は無い)
✕だが彼らはバトルワールドに漂着し、ドゥームの家族となっていた。やがてリードと再会したとき、
○バトルワールドでは彼らに似せたドゥームの家族が生活していたが、彼らがリードと出会ったとき、

(この2015年版シークレット・ウォーズの翌年に刊行された公式ハンドブックAll-New, All-Different Marvel Universeでは、バトルワールドのフランクリンらは本人がドゥームの力で記憶を変えられた姿だとされていたが、当時の編集者トム・ブレブールトは自身のTumblrで読者の質問に、ハンドブックは誤りでフランクリンらは別次元の存在だったと答えている

Yes, the Handbook is wrong–whoever wrote up that entry didn’t read the story closely enough, and it never went in front of me to check.
(そうです、ハンドブックは間違っています──それを書いた誰かはコミックの読み込みが足りなかった上に、私が監修できませんでした)

New Brevoort Formspringより

 最終的に2020年のEmpyre Handbookで、このフランクリン達はドゥームの創造物だったと修正された)

ヒーロー GG-01 ゴーゴン
[初登場]カバー:ジャック・カービー&ジョー・シノット
カバー:ジャック・カービー&ヴィンス・コレッタ
(クレジットはされていないが、GCD等では表紙のペン入れはヴィンス・コレッタとされる)
[図版P2上]サイコマンの視界が徐々に失われた。
○サイコマンのモンスターが視界からみるみる消え去っていく。
(明らかにサイコマンではない。これはサイコマンが放ったモンスターで、ゴーゴンの攻撃で消失した)

ヒーロー HB-01 HERBIE
[主な敵]エレクトロ
(エレクトロとHERIBIEの戦績が確認できなかった。エレクトロはフライトフル・フォーに在籍した時期もあったが、HERBIE完成よりもかなり前である)
▵テレビへの使用を許可した漫画
○使用を許諾したテレビアニメ

(1978年のアニメ版Fantastic Fourのこと(このシリーズは1967年の初代アニメ版Fantastic Four(邦題『宇宙忍者ゴームズ』)との区別のために「The New Fantastic Four」と呼ばれる事があるが、正式題は単にFantastic Fourである)。
 当時、実写化を見越してユニバーサルスタジオがヒューマン・トーチの使用権を押さえていたため、新たに制作されるアニメ版にはヒューマン・トーチを出す事ができなかった。苦肉の策としてスタン・リーとジャック・カービーがHERBIEというオリジナルキャラクターを考案し、少なくともタイトル通りの「四人組」とする形でアニメは制作された。
 この1年後、原作コミックにもHERBIEが逆輸入的に登場する(Fantastic Four Vol.1 #209)。ここではアニメ版はマーベルユニバース内でも放映されており、FF自身が許諾した実在の人物に基づくアニメだったとされた(日本でも知られる『アニメ・ザ・ビートルズ』など、セレブを題材にした子供向けアニメは海外では古くから数多くあり、この設定にもそれなりのリアリティがあった)。アニメにトーチが登場しない理由はコミックでは「ジョニーが契約締結時に勝手に留守にしていたから」と設定されている。
 劇中、この裏事情を聞いたノヴァは「伝説のアニメで議論の的だった謎がとうとう解かれたな!」とややメタに茶化しているのだが、現実にユニバーサルスタジオのパテントの事情は長年はっきりとしなかったため、ファンの間では「子供がトーチを真似して火遊びをしないようにという配慮だった」という都市伝説が広がっている(奇妙な事にアニメスタッフ自身もそう説明していたというが、この理由は定かでは無い)。
 後のFantastic Four Vol.1 #285 (1985年) ではこの噂を換骨奪胎し、「トーチに憧れる少年が火遊びで死亡し、ジョニーは自分の責任に真剣に向き合う」という短編に仕立て上げている。結局この噂はライターでありコミック・ジャーナリストのマーク・エヴァニア Mark Evanierの解説 (2005年) などで否定された。ちなみに奇妙な偶然だが、この解説にもあるようにアニメ版の制作スタジオは番組放映の数年後、皮肉なことに火事で焼失してしまっている)
[コラム]フランクリン・リチャーズと妹ヴァレリア
○フランクリン・リチャーズ

(このコラムでは読切Franklin Richards: April Foolsの内容を解説しているが、このシリーズではヴァレリア・リチャーズは生まれておらず登場しない)

ヒーロー HT-01 ヒューマン・トーチ
✕異星人の王
が地球を征服しようと
○異星人
が地球を征服しようと
(周辺の説明に合致する異星人はクリーだが、ここに「王」は登場しない。指導者であるスプリーム・インテリジェンスを指しているのか?)
[コラム:カルロス・パチェーコ]
▵ポール・ナーリー
○ポール・ニアリー

(Paul Nearyの表記揺れ)
✕マーベル最大の作品のひとつの原画
○期待のミニシリーズ
の原画
(Dark Guard Vol.1が「マーベル最大の作品」だったとは到底言いがたい)
▵ダーク・ガードを描いたその作品で、
○描いた作品『Dark Guard』で、

(なぜか作品名が明らかでないが、前後の記述からすると誌名を一律キャラクター名として書いているせいで訳が怪しくなっているのではないか?)
✕イラスト版のアベンジャーズ・フォーエバーの画
○『Avengers: Forever』の画

(意味不明。パチェーコはAvengers: Forever Vol.1の表紙イラストと本編作画を担当した)

ヒーロー HT-03 ヒューマン・トーチ
復活したアナイアラスは長い間、地球を襲う計画を立てており、並行宇宙のリード・リチャーズと手を組んでいた。
○並行宇宙のリード・リチャーズ達の問題が解決した頃、
復活したアナイアラスは長い間、地球を襲う計画を立てていた。
(この時アナイアラスは並行宇宙のリードと結託してはいない。直前にリード・リチャーズ評議会の問題が終結した事との混同か?)
[コラム:スティーブ・エプティング]『Fantastic Four』#387
『Fantastic Four』#587
(誤記)

ヒーロー HT-04 ヒューマン・トーチ
彼女はスーパーヒーローのファンだったが、そうしたひとりと実際にデートするのは難しいことだった。彼女との関係は、ジョニーが自らの正体を相手に伝えた数少ない例である。
彼女はスーパーヒーロー嫌いだったが、そうしたひとりと実際にデートするのは難しいことだった。彼女との関係は、ジョニーが自らのヒーロー活動より相手を優先した数少ない例である。
(甚だしい誤り。ドリス・エバンスはジョニーがヒーロー然として派手に行動する事を嫌っており、次の文にある通りジョニーはドリスのためにヒーロー活動を半日間とはいえ中断した。当時ジョニーの正体は社会の公然の秘密で、ドリスと付き合い出した頃には既に正体を隠す事を諦めていた)
ベンが死んだと思われたあと、
ベンが地球を離れたあと、
(ベンはシークレット・ウォーズの後も一人異星バトルワールドにとどまり、この行動がアリシア(実際にはライジャの変身)との別離に繋がった。シークレット・ウォーズ中に死亡し復活したのは事実だが、アリシアと直接的な関係は無い)

ヒーロー HT-05 ヒューマン・トーチ
[コラム:ニック・ドラゴッタ]『Future Foundation』
○『FF』

(FF Vol.1。紛らわしいがこの通りの誌名であり、Future Foundation誌の略称という訳ではない)

ヒーロー HT-06 ヒューマン・トーチ
[コラム:ガード]時空を超える長い旅の途中
時空を超える長い歴史の中
(コラムで紹介される事件は、本文での「旅」よりもかなり前に起きた出来事)

ヒーロー HT-07 ヒューマン・トーチ
▵魔法使い
○ソーサラー
(Sorcererの訳としては正しいがこれ自体コードネームとして扱われてもいる。ソーサラーと命名されたキャラは複数いるが、ここでのソーサラーは本名ドリアン・マードストーン)

ヒーロー HU-01 ハンタラ
※[コラム:オー・ブラザー!]

(このコラムでは誘拐されたメリー・エリザベス・アルヴァレスの成長した姿がハンタラではないかという疑惑について紹介しているが、実際にはこれは否定されつつあった。おそらくツァラトゥストラ(ヴィラン LM-01 ロード・モーゼスの項参照)こそが成長したエリザベスだったと思われる。
 劇中で兄ポール・アルヴァレスが回想する誘拐者の姿は明らかにツァラトゥストラの師、ロード・モーゼスだった(しかしポールは現在までロード・モーゼスの姿を知らないため、それに気付けない)。また、ポールとツァラトゥストラには幼少時の共通の記憶があるともほのめかされていた。つまりこれらは、読者には明らかな真相に登場人物たちが惜しくもたどり着かないという演出だったのだろう。
 とは言え、これ自体が叙述トリックでありまだ真相が別にあったとしてもおかしくはない。ツァラトゥストラの最後の登場から2号後にFantastic Force Vol.1は打ち切られたため、このミステリーの結末はうやむやにされてしまった)

ヒーロー IN-01 インヒューマンズ
[コラム:アルファ・プリミティブス]トリコン
○トライコン
(Trikonの表記揺れ。この場合triは3を意味する「トライ」なので後者が近いと思われる)

ヒーロー IN-03 インヒューマンズ
▵ハルクを含む
超能力を持つ集団
○サンドハルクを引き入れた
超能力を持つ集団
(この世界のリック・ジョーンズは砂の能力を持つハルク、サンドハルク Sand Hulk。サンドハルクは当初ボイス・アンハードに敵対するがタワーの洗脳から解放され、仲間に加わるよう説得される)
[コラム]『Strange Attraction
『Strange Attractors
(誤記。アーケイア・スタジオ・プレス刊、2012~2013年)

ヒーロー IO-01 オール・ニュー・インヒューマンズ
※スカイスピア
(刊行時期の関係か、マーベル・ファクト・ファイルではスカイスピアについての伏線が回収されていない。この謎の遺物はAll-New Inhumans Vol.1と、同時期に刊行されていたUncanny Inhumans Vol.1の中で掘り下げられ、後者の続編にあたるRoyals Vol.1で地球のインヒューマンズとケンタウリⅣのユニバーサル・インヒューマンズの争いの火種となった)
[リード文、本文2回]ニューヒューマンズ
○ヌーヒューマンズ
(Nuhumansの表記揺れ)

ヒーロー IW-01 インビジブル・ウーマン
[コラム:ジョン・バーン]後を継いで『Uncanny X-Men』
後を継いで『X-Men』
(バーンが担当したこのX-Men Vol.1はその終期にUncanny X-Menに改名されるが、引き継ぎ当時はX-Menで、表紙ロゴはAll-New, All-Different X-Men。担当7号目で表紙ロゴがUncanny X-Menに変わる)

ヒーロー IW-03 マリス
[P1図版右下]サイコマンのヘイトモンガーのアンドロイド版
○サイコマンのアンドロイド、ヘイトモンガー

(意味不明)
[コラム:ポール・ライアン]ソーのグラフィックノベル
(誌名が出ていないが、Marvel Graphic Novel Vol.1 #33のこと。このシリーズはMarvel Graphic Novelというシリーズであると同時に、毎号別々のヒーロー誌の豪華別冊誌という側面があり、誌名や号数が大きな意味を持たなかった。この号も表紙に大きく書かれたロゴはThe Mighty Thor)

ヒーロー IW-04 スーザン・ストームとネイモア
[コラム:ジャック・カービー夫妻]
✕3人
の子ども
○4人の子ども
(スーザン、ニール、バーバラ、リサの4人兄弟)
1997年12月24日
1997年12月22日
(誤記)

ヒーロー IW-05 インビジブル・ウーマン
[コラム:サルバドール・ラロッカ]
✕『Heroes Return』
○『Heroes Reborn: The Return』

(Heroes Returnはイベント名で、誌名はHeroes Reborn: The Return Vol.1。2021年にHeroes Return Vol.1が創刊されたため、区別の必要がある)
▵『Iron Man』
○『Invincible Iron Man』

(Invincible Iron Man Vol.2。Iron Man誌からの度重なる誌名変更の先に連なる一続きのシリーズではあるが、正確な誌名ではない)

ヒーロー JP-01 ジュリー・パワー
凶悪なマローダーズがモーロックスを虐殺した事件で、
凶悪なアポカリプスの騎士がX-ファクターを襲撃した事件で、
(フォール・オブ・ミュータンツ事件(の一部)。四騎士のデス(エンジェル)とペスティレンス(プレイグ)はモーロックス虐殺(ミュータント・マサカー)事件の影でアポカリプスの仲間に引き込まれたという意味では遠因と言えるが、ミュータント・マサカー自体にもパワーパックが関わっているためここで出すのは紛らわしい)
ペスティレンスは、死んだものと思われた。
ペスティレンスは、ケイティの助けを拒否して死んだ。
(ペスティレンスは何人も代替わりして登場しているものの、この元モーロックスのプレイグであるペスティレンスはここで死亡して以後登場しない。ジュリーに突き落とされたペスティレンスは、ケイティ(当時ライトスピードの能力を得てスターストリークとなっていた)に受け止められたものの、疫病の能力で手を離させ地上に落下した)
クラスメイトのストライカーに、自分はバイセクシャルで、同じ学生のカロライナ・ディーンと付き合っていると打ち明けた。
クラスメイトのストライカーにバイセクシャルだと打ち明けられ、自分と向きあったジュリーは同じ年頃のカロライナ・ディーンと付き合うようになった。
(カロライナ・ディーンはアベンジャーズ・アカデミー生ではなくランナウェイズ所属。
 自分の性自認から目を逸らすジュリーにストライカーは自分がバイセクシャルだと打ち明けた。これがきっかけでストライカーはマスコミにカミングアウトし、同時期にアカデミーを訪れたカロライナ・ディーンも報道を見て2人の輪に加わる。幾つかの事件を乗り越えジュリーとカロライナは付き合うようになった)

ヒーロー KN-01 カーナック
[図版P2左下]『X-Men: First Class』#1
Uncanny X-Men: First Class』#1
(X-Men: First Class Vol.1~2の完結編X-Men: First Class Finals Vol.1の後に刊行された後継誌がUncanny X-Men: First Class Vol.1)

ヒーロー KN-02 カーナック
(この項の後半部は2015〜17年のKarnak Vol.1の内容を解説しているが、ファクト・ファイル原書の刊行時期の関係か全6号中4号までで解説が終わっており、結末がうやむやになっている。
 このシリーズは「能力」をテーマにしている。インヒューマンでありながら超能力を持たないカーナックはそれもまた自然の摂理の一部であると信じていたが、その信念と対照的に誰にでも望むように能力を与える(それゆえインヒューマンの救世主と崇められる)のがアダムである。
 アダムはカーナックに能力を与えようと誘惑するが、アダムの「弱点」を見切ったカーナックはアダムの脳に損傷を与え、能力を封じると共に精神を崩壊させ無力化する。
 自然の摂理の危機は去ったが、変わり果てた息子の姿にアダムの両親は悲嘆に暮れる。アダムはかつて平凡な、何にでもなれる「可能性」を秘めた少年だったが、今は見る影もない。カーナックはひとり苦悩するのだった)

ヒーロー LD-01 レディ・ドルマ
[初登場]Marvel Comics #1
FN-01 フェンの項参照)

ヒーロー LJ-01 ロックジョー
[目次]王家のエイリアン犬
○忠実なエイリアン犬

(マーベル・ファクト・ファイル26号の目次はこの項の見出し「忠実なエイリアン犬」と食い違っており、原文のLoyal(忠実な)をRoyal(王家の)と混同している)
[初登場]ジョニー・ストームはクリスタルと再会し、ロックジョーに出会う。
ジョニー・ストームはクリスタルとロックジョーに出会う。
(この号ではジョニーとクリスタルは初対面)
※ペット・アベンジャーズ

(結論から言えば、現在の定説ではロックジョーはペット・アベンジャーズに所属していない。ペット・アベンジャーズとその一員のロックジョーはアース-97161の別人(別犬)である。
 ペット・アベンジャーズの初登場は2009年のミニシリーズLockjaw and the Pet Avengers Vol.1だが、これはアニメ版やその派生作にしかいないはずのミズ・ライオンが登場するなど、正史アース-616との継続性が怪しい作品だった。しかし公式に別世界と明言されてもおらず、例えばミズ・ライオンにせよ「最近メイおばさんが飼い始めた」という後付けは可能で、いかようにも解釈の余地を残したままシリーズは3作の続編で2011年まで続いた。そのため2011年に刊行開始されたマーベル・ファクト・ファイル(原書)ではペット・アベンジャーズを正史として扱っている。
 これより後、2015年末にシークレット・ウォーズ(2015年版)の公式ガイドSecret Wars: Official Guide to the Marvel Multiverseのスロッグの項で初めて、ペット・アベンジャーズの舞台はアース-97161だと設定された。マーベル・ファクト・ファイルの後期の号はこのシークレット・ウォーズも扱っているため通して見れば整合性が無いが、ロックジョーの項刊行時点ではまだガイドは発売されておらず、誤りには含まれない)
[主な敵]サノス、フィン・ファン・フーン
(この記述も前記のLockjaw and the Pet Avengers Vol.1に基づくもので、本来のロックジョーの敵としてはあまりふさわしくない。アース-616に限るならマキシマスやドクター・ドゥーム等がこれにあたるだろう)

ヒーロー LY-01 ライジャ
[所属]ダードヴァ
○ダードヴァン

(Dard'vanの脱字)
デボス・ザ・デストロイヤー
デボス・ザ・デバステイター
(誤記)

ヒーロー ME-01 メデューサ
[コラム]アスラ
○アフラ

(スペルはAhura)

ヒーロー ME-02 メデューサ
スパイダーマンファンタスティック・フォーが彼女と衝突したとき
スパイダーマンファンタスティック・フォーが彼女と衝突したとき
(すべての戦歴を確認できた訳ではないが、おそらく別々の事件を指していると思われる)

ヒーロー MR-01 ミスター・ファンタスティック
▵コロンビア大学に移り、大家の姪スーザン・ストームと出会う。
○コロンビア大学で教鞭をとり、成長した大家の姪スーザン・ストームと再会する。

(リードとスーザンのなれそめは幾つもの異なる描写があり、そのたび設定が更新されている。
 最初の有力な描写は、第二次世界大戦に従軍した頃のリードが故郷の町で待つ少女スーザンを想うという回想シーン(Fantastic Four Vol.1 #11、1963年)。リードの故郷の町とはカリフォルニア州セントラルシティであり、スーザンがニューヨーク州グレンヴィルで育ったという後の設定とは矛盾するが、この点に関してはスーザンは女優を目指し単身カリフォルニア州に渡っていた、と後付けで補強された(Before the Fantastic Four: The Storms Vol.1 #1、2000年)。もっとも近年ではリードが長生きになりすぎるため、従軍設定自体が白紙化され代わりに「大学を卒業したリードは調査と冒険に世界各地を転々とし、後にアメリカに帰郷した」と変更されている。
 より詳しい描写では、コロンビア大学の助教授となったリードが学生のスーザンと出会う。スーザンの不器用なアプローチの果てにリードがデートを申し込み、2人は付き合うようになったというもの(What If? Vol.1 #42の回想、1983年)。このエピソードは厳密には「もしもスーザンが最初の出産で死亡していたら?」というIFストーリー(アース-8312)内の描写だが、ということは逆に出産までは本来のFFも同様の人生を辿っていたと思われる。
 後のより公式性の高い描写では、リードが大学生時代にメリーゲイ・ディンキンス家に下宿し、当時ディンキンス家に預けられていた12歳のスーザン・ストームと出会っている。これがスーザンの初恋だったがもちろんその恋が実ることはなく、成長と再会を待たねばならなかった(Fantastic Four Vol.1 #291の回想、1986年。担当作家ジョン・バーンが当時すでに時代とそぐわなくなっていた最初の戦争描写を意図的に書き換えたものとされる)。それから数年後のある雨の夜にリードは成長したスーザンと街で偶然出会い、ついに恋に落ちる事になったという(Fantastic Four Vol.1 #557の回想、2008年)。
 ところが後にこの関係を現代の倫理観では不適切だと考えたマーベル編集部は、少女時代の出会いを「無かったこと」にし、リードはスーザンが十分に成長してから初めて出会ったと訂正された(Fantastic Four Vol.4 #9の読者コーナーでの編集者トム・ブレブールトによる説明、2013年)。新設定では、リードは大学卒業後の長い冒険を経てアメリカに帰郷するとディンキンス家に下宿し、スーザンと「初めて」出会い恋に落ちる。恋愛と学業の両立が困難になったリードは下宿を離れてしばらく遠距離恋愛の仲になったという(Fantastic Four Vol.4 #4、2013年)。
 また最近の描写ではさらに設定が刷新され、そこではクワイエットマン(ジョン・エデン)とリードがコロンビア大学の同期生(学生)であり、この時にリードがディンキンス家に下宿するようになったという(Fantastic Four Vol.5 #14の回想、2015年)。これは従来のディンキンス家の下宿設定にWhat If?での「コロンビア大学(教授)時代に出会った」事とを統合したと思われるが、大幅な設定変更であり精神の不安定なジョン・エデンが「信頼できない語り手」だったとする見方もできる。
 このように、公式に「無かったこと」にされた従軍時代や少女時代の描写をさておいてもなお並立が難しい設定群であり、「最も新しい設定が最も正しい」という原則すら疑わしいものがある。編集者のお墨付きが出ているという意味では、2013年の設定が最も公式に近いという事になるだろうか。
 ただしマーベル・ファクト・ファイル原書は2013年2月創刊であり、おそらくこのページは2013年の新設定には間に合っていない。つまり、この時点の設定ではリードは大学生時代に下宿先で12歳のスーザンと出会い、卒業後世界を巡った後にアメリカに戻り、偶然にスーザンと再会。さらに偶然は重なりコロンビア大学の助教授と学生となった2人は頻繁に会うようになり、交際を始めた──と考えられるだろう。これらはオーバービュー FF-08ヒーロー MR-02HT-01IW-01IW-07の説明と矛盾しない)

ヒーロー MR-04 リード評議会
我々がよく知るリードとは決定的な違いがあった。それは父親の不在だ。もっとも、ほかのリードたちも父ナザニエル・リチャーズと幼いうちに別れており、
我々がよく知るリードと決定的な違いがあった。それは父親の不在だ。ほかのリードたちは父ナザニエル・リチャーズと幼いうちに別れて二度と再会することはなく、
(元の文章では「決定的な違い」が何も無く意味不明。アース-616のナザニエル・リチャーズは青年期のリードに「よき人間であれ」と別れの言葉を遺すことができた一方で、他の世界のナザニエルはグレート・ハントで殺されたため幼い息子を突然孤児にしてしまった。これがリードとリード評議会との決定的な違いである)

ヒーロー MR-06 リード・リチャーズ
[各図版、コラム]『Before the Fantastic 4: Reed Richards』
『Before the FF: Reed Richards』
(表紙ロゴは前者で間違いないが、奥付の書誌上は後者)
デマルコ・インダストリーズ
デマルコ・ラボラトリーズ
(DeMarco Laboratoriesの誤記)
[コラム:ダンカン・フィグレド]
[見出し、コラム本文]ダンカン・フトグレド
ダンカン・フィグレド
(スペルはDuncan Fegredo。誤植か)
作家ピーター・ミリガンとともに『Kid Eternity』『Enigma』などの
作家グラント・モリソンやピーター・ミリガンとともに『Kid Eternity』『Enigma』などの
(フィグレドが担当したKid Eternity Vol.2の作家はグラント・モリソン)
『Jay & Silent Bob: Dogma
『Jay & Silent Bob: Chasing Dogma
(脱字)
▵『Hellboy』を評価され、イーグル賞を獲得。
○『Hellboy: Darkness Calls』を評価され、イーグル賞を獲得。
(厳密にはこの2007年のイーグル賞(Favourite Colour Comicbook: American部門)は同年のシリーズHellboy: Darkness Calls Vol.1に対して与えられた)

ヒーロー MR-07 リードの失敗作
[図版P1中、本文]ファイアジェット・スーツ
○炎のジェット・スーツ
(劇中では固有名詞はなく、その機能は「フレームジェット Flame Jets」と呼ばれている)
[食器洗い機]彼は二度とこのアイテムを使わなかった。
○そのうち彼はこのアイテムを使わなくなった。

(甚だしい誤り。テクノロジー SD-01参照。ファンタスティ・フレアと呼ばれるこの銃は登場初期は毎号使われていたものの、そもそも4人が普段から一緒に行動しがちな事や、トーチが能力でサインを描くようになった事もあり、次第に使われなくなっていった)
[食器洗い機]第43
44
(誤記)
[食器洗い機]だが彼はどうやら、すすぎと水垢除去の機能をつけ忘れていたようだ。
○それとももしかすると彼は、すすぎと水垢除去の機能をつけ忘れていたのかもしれない。
(劇中に機能の不足が指摘された場面は無い。「全自動食器洗い機 Fully Automated Dish-Washer Mechanism」というリードの説明と「台所用品のために半日を無駄にする」とナレーションで語られた以上の描写が無いことに着想を得たジョークと思われるが、紛らわしい記述)
[縮小ガス]縮小ガスを発明した。
○アントマンの縮小ガスを再現した。
(設定上、このガスはアントマン(ハンク・ピム)のピム粒子の再現とされている。
 ハンク・ピムの初登場号Tales to Astonish Vol.1 #27から約半年後にこのエピソードFantastic Four Vol.1 #7が描かれたのだが、この時点ではリード独自の発明として描かれピムの名は出て来ない。ライターのスタン・リーは二者の“横のつながり”を意識していたというよりは、単に手応えのあった人体縮小というネタを再利用したという所だったのだろう。
 とは言え同時期にマーベルユニバースの二人の科学者が同じ発明をしていたという興味深い事実は後付けを生むのに十分で、24年後の再編集誌Marvel Saga the Official History of the Marvel Universe Vol.1 #5で「リードはピム博士から信頼を得て、世界で唯一ピム粒子の製法を教わっていた」と理由付けがなされた)

ヒーロー NA-01 ネイモア
[初登場]作、画、カバー:ビル・エヴェレット
○作、画:ビル・エヴェレット|カバー:フレッド・シュワブ
(カバーはFred Schwabによる)
[コラム:ビル・エヴェレット]1963年にはデアデビルを共同で生み出した。
○1964年にはデアデビルを共同で生み出した。
(Daredevil Vol.1 #1の発行はカバーデイト・リリースデイト共に1964年)

ヒーロー NB-01 ネイモリータ
ドクター・ドーカス
ドクター・ドルカス
(Dorcasの表記揺れ)
[コラム:ベティ・ディーン・プレンティス]皇帝サコー
皇帝サコール
(Thakorrの表記揺れ)

ヒーロー NV-01 ノヴァ(フランキー・レイ)
地球が、宇宙よりも古いコズミックフォースによって破壊される危機にあったとき、フランキーはギャラクタスのヘラルド(使者)となり
地球が、宇宙よりも古いコズミックビーイングであるギャラクタスによって破壊される危機にあったとき、フランキーは彼のヘラルド(使者)となり
(コズミックフォースという名の敵が現われたように読めるが、これはギャラクタス自身を指している)
[初登場]『Fantastic Four』#244
(ノヴァとしての初登場号とするならば間違いではないが、フランキー・レイとしては#164から登場している)
[コラム:マーシャル・ロジャース]
✕スティーブ・エングルハート
の初期のキャリアは、
○マーシャル・ロジャースの初期のキャリアは、
(誤記)
✕シルバーサーファー復活の回
○シルバーサーファー久々の新シリーズ第1号

(シルバーサーファー自身は死亡していない。#18で休刊したSilver Surfer Vol.1 (1968-70) が単巻Silver Surfer Vol.2 (1982) を経て1987年に新創刊されたSilver Surfer Vol.3の#1を指しており、これはコラムの図版にも使われている)

ヒーロー NR-01 ナザニエル・リチャーズ
[図版P2左下]2001年4月
○2011年4月
(誤記)

ヒーロー PA-01 バスト
セクメトやセトの名で知られる
セクメトやハトホルの名で知られる
(マーベルユニバースにおけるセクメトの別名はハトホル。
 バストの別名もバスト・ハトホルなので重複しているが、これは現実の神話でも同様で、セクメト神がハトホル神と同一視されたりバスト(バステト)神がやはりハトホル神と同一とみなされることがある)
リードはこれを用いてスフィンクスを倒した。
リードはこれを用いて襲いかかるスフィンクス像を倒した。
(ここでリードが倒したのはヴィランのスフィンクスではなく、古代ファラオの力で動くスフィンクス像)
邪悪な兄弟セトによって、
邪悪な親族セスによって、
✕セト
[以下同様]
○セス
(セト Setはエルダー・ゴッドでありバストと血縁関係はない。エジプトの神々を幽閉したことからセス Sethを指していると考えられるが、セスはバストの兄弟ではなく、バストの兄弟シュー Shuの孫にあたる)

ヒーロー PP-01 パワーパック
[コラム:ジューン・ブリッグマン]サバンナ芸術デザイン大学
○サバンナ・カレッジ・オブ・アート・アンド・デザイン

(他項との表記揺れ)

ヒーロー QJ-01 クイーン・ディヴァイン・ジャスティス
✕X-コン
○エックスコン
(原語はXconであってX-Conではないので「X-コン」と表記するのはX-MenをX-メンと表記するのとは違って相応しくない。また同じ項目内に「エックスコン」「X-コン」表記があり統一すべき)

ヒーロー TH-01 サンドラ
[初登場]その目的はシングのDNAだ!
○戦いの理由はシングの染色体だ!
(DNAと染色体を混同している。サンドラがマカスの世界ではなく現代の地球に来たのは事故であり、その後にシングを狙ったのも本文にある通り男性の地位を貶めるための手段であって目的ではない)
[ラモーナ・フラドン]『Aquaman』
○『Adventure Comics』のアクアマン

(フラドンが描いたのはオムニバス誌Adventure Comics Vol.1に掲載されたアクアマンのシリーズで、主役誌Aquamanではない)

ヒーロー TH-02 サンドラ
▵マチャンの
○ポールマチュス星の

(Polemachusの住人すなわちPolemachianの事だが、ポールマチュス星の存在より先にしかも省略して書いているため意味が汲み取りにくい)
▵アベンジャーズ
○ウエストコースト・アベンジャーズ

(広い意味でアベンジャーズであり間違いではない)

ヒーロー TI-01 シング
(ジョン・ジョナ・ジェイムソン3世とともに)宇宙飛行士のプログラムに参加する。
(ジョン・ジョナ・ジェイムソン3世と同様に)宇宙飛行士のプログラムに参加する。
(2人ともがNASAのパイロットだったのは事実だが、同じ時期の同僚だったと示す場面が見当たらなかった。FFの4人が宇宙飛行を敢行するFantastic Four Vol.1 #1が1961年11月刊、ジョン・ジェイムソンが宇宙飛行するAmazing Spider-Man Vol.1 #1は1963年3月刊なので、近いとも遠いともとれる)

ヒーロー TI-02 シング
[超変化]その後、一瞬だけ人間の姿を取り戻すが、
その後、一時的に人間の姿を取り戻すが、
(ここで人間体に戻った時期はFantastic Four Vol.1 #327~350の間で、刊行期間で言えば約2年間。その間ファンタスティック・フォーでは同じくファサウド戦でシーシングの姿に変異したミズ・マーベル(シャロン・ヴェンチュラ)がパワー担当を担った)

ヒーロー TI-03 シングvs.ハルク
[『FANTASTIC FOUR』#166]シアトル
○アメリカ中西部

(Fantastic Four Vol.1 #166では地名に言及は無いものの、ナレーションで中西部と呼ばれている。次号#167ではやはり中西部のミズーリ州セントルイスに移動した)
✕『HULK』#350
○『INCREDIBLE HULK』#350
(Hulk誌とIncredible Hulk誌は一続きのシリーズではあるが別のタイトル)

ヒーロー TI-04 シングとヤンシー・ストリート・ギャング
[コラム:ロン・ウィルソン]
✕『Black Goliath』『Powerman』
○ブラックゴライアスを生んだ『Power Man』

(ロン・ウィルソンはBlack Goliath誌とは無関係。Power Man誌も正しくはPowerとManの間にスペースが入る。
 なお、ウィルソンのPower Man Vol.1のキャリア#21~25のうちブラックゴライアスの初登場号(ヒーローとしての。常人ビル・フォスターとしては既にAvengers Vol.1誌にたびたび登場していた)である#24だけはウィルソンが手がけていない。ビルは後にウィルソンのMarvel Two-in-One Vol.1後期キャリアで常連となるものの、この時は3代目ジャイアントマンとして登場していたため、意外にもウィルソンが「ブラックゴライアス」を手がけた回はPower Man Vol.1 #25の1号しかない)
▵『Super Boxers』のストーリーとイラスト
○『Marvel Graphic Novel』#8「Super Boxers」の原案と作画

(表紙に大きくSuper Boxersとあるものの、Marvel Graphic Novelシリーズの第8号だった。もっともこのシリーズは実際の運用としてはインプリント(レーベル)に近く、事実その後Marvel Graphic Novelの題が失われる事も合わせれば、単にSuper Boxersとしても誤りとは言えない。
 Super BoxersではウィルソンはトップにCreated and Penciled(創作と下絵)とあるものの、Scripting(脚本)にはジョン・バーンがクレジットされており、ストーリー面でのウィルソンの役割はプロットに留まると思われる)

ヒーロー TH-07 シング
[図版P2上]1986年8月
✕1985年
8月
(誤記)

ヒーロー TI-08 シング
[図版P1右下]#40-43(1965年8月〜9月
○#39-40(1965年6月〜7月
(図版は#40で、能力を失ったのは#39の出来事。#40および#43の刊行月は7・10月で異なる)

ヒーロー TI-09 シング
▵エンパイア・ステート大学(ESU)
に通い、
○ニューヨーク州立大学に通い、
(ここで解説されるThing Vol.1 #2では確かにエンパイア・ステート大学と書かれているものの、それは恐らく州立ステート大学との混同によるミスであり、現在では「無かったこと」にされている)
[図版P1下]ベンとアリシアは1967年11月の『Fantastic Four』#68で親しくなる。
1967年11月の『Fantastic Four』#68より、ベンとアリシアの親しい姿。
(これよりはるか以前から2人は親しく、むしろ#68ではベンはアリシアと距離を置こうとしている)

ヒーロー TI-10 シング
[シングとシング]元の時間に戻っていなかった
○自分自身の過去には戻っていなかった
(文脈からは「現代のシングが過去に戻ってから現代に帰りそこなった」ように見えるが、そうではなく「現代のシングは過去に戻ってから帰ってきたが、それは実は過去ではなく別世界だった」という事)
[リバティ・リージョン]1940年代にさかのぼったことがあるが、(…) 枢軸国が勝利したという並行世界に自分たちがいることを知った。
1940年代にさかのぼったことがあるが、それは (…) 枢軸国が勝利したという世界に自分たちがいることを知ったからだ。
(文はFFがいつの間にか過去にいるようにも読めるが、実際は枢軸国の勝利という「過去」を知ったFFが歴史を修正するため過去に飛んだ。
 後にこの彼らが飛んだ過去は別世界であって、彼ら自身の過去ではなかったと後付けされるのだが、詳細は後述する)
[リバティ・リージョン]シングは奪還できていなかったことに気づいた。
シングは奪還したのが半分にすぎなかったことに気づいた。
(ヴィブラニウムの半分がまだ過去に残っていた事をシングはウォッチャーの態度から気がつく。劇中では触れられていないが、このヴィブラニウムの半分はアース-76611に、もう半分は現アース-616の過去に送られていた。
 この複雑な設定には入り組んだ事情がある。これらはFantastic Four Annual Vol.1 #11〜Marvel Two-In-One Annual Vol.1 #1〜Marvel Two-In-One Vol.1 #20の3誌のクロスオーバー・イベントで起こったことだが、本来のストーリーは「現在世界が改変されていると気付いたFFが過去のヴィブラニウムを回収する(#11)。しかしそれはまだ半分だと知ったシングは単身過去に戻り直し(#1)、残りを回収する(#20)」という比較的単純なものだった。FFが半分しか回収できなかったというのは、明らかにFFをシング単独誌Marvel Two-In-Oneに登場させないための都合である。
 ところがこの#11の展開は、後から考えれば矛盾をはらんでいた。FFは「過去」で大戦中のキャプテン・アメリカやネイモアらと出会うことになるが、それにしては過去作でキャップ達はFFを「第二次世界大戦の頃に出会った」とは認識せず、現代が初対面と思っているのだ。この矛盾を解決するには、FFが旅した「過去」は正確にはヴィブラニウムが届いた時点で分岐した別時間軸であると考えるほかない(これが後にアース-76611と定義された)。
 しかし、並行世界でヴィブラニウムによってナチスが世界征服しようとそれが阻止されようと、現在に影響があるはずがない。ではなぜ現在のFFの世界に異常が発生したのか? そこで今度は、ヴィブラニウムの残り半分は並行世界ではなく現アース-616の過去に送られていた、という理由付けが与えられる事になる。幸い#1・#20ではこれまでシングが出会っていなかったインベーダーズとの絡みしかなく、#11のような矛盾は発生しない。
 こうした事情で「ヴィブラニウムは2つの世界に分割された」という設定が生まれている。
 しかし話をさらに難しくするのは、この「アース-616の過去を改変した結果アース-616に変化が起こる」という出来事は本来は起こり得ないはずという問題である。マーク・グルエンウォルドがシニアエグゼクティブ・エディター時代に編集部の内部資料として作ったタイムトラベルのルールによれば、過去に変化があった(一般には未来から人や物がやって来た)時点でその世界は別の並行世界に分岐しており、元の世界の歴史は保護され続けるとされる。このルールは「基本方針」として現在に至るまで大きくは変わらず、MCU等にも大きな影響を与えている。
 しかしこのエピソードをはじめグルエンウォルドのルールでは説明が付かない事象があるのも事実であり、実際時間が経るにつれルールには変更が加えられている(参照:Official Handbook of the Marvel Universe A to Z Vol.1 #12で公開されたルール)。例えば、明確な事実かはぼかして書かれているものの「大きな変化が無い限り世界は分岐せず、多少の変化はあっても歴史は元の状態に収束する」とはグルエンウォルドのルールからは大きな逸脱だが、多くのストーリーで採用され、また過去作に遡及して認められている。
 この追加ルールでは他にも「分岐した並行世界は元の世界と『重なり合う』状態として元の世界に(一時的な)変化を起こしうる」と考えられており、おそらくはFFとヴィブラニウムのケースでもこのルールが適用されると思しい。つまり、過去改変でアース-616自体は変化せず、並行世界が生まれている。しかしその並行世界は一時的にアース-616と重なり合い、アース-616にいるFFに異常として認識された──と考えられるのだ。
 もっともこれは付則を基にした推測であり、オフィシャルな見解としては今のところ単に「ヴィブラニウムの半分が届いたのはアース-616」とされたままである)
[ポーカー・バディーズ]イエロークロー
○軍の裏切り者ポロック准将

(イエロークローの兵器スカイ・ドラゴンが使われたものの、イエロークローはこのストーリーに登場しない)

ヒーロー TI-11 シング
▵ブリノッキ
○ブライノッキ

(Brynockiの表記揺れ)

ヒーロー TI-12 シング『FREAK SHOW』
▵『Freak Show』
○『Thing: Freakshow』
(正式題)
✕『Omega Flight、Beyond!』
○『Omega Flight』、『Beyond!』
(1誌ではなく2誌)

ヒーロー TI-13 シング
✕スパルトイ帝国
○スパルタクス帝国

(旧来の皇子ジェイソン Jasonと彼のスパルトイ帝国をストーリーの本流から切り離し、刷新のため新造されたのがスパルタクス帝国のジェイソン J'sonである。ここで登場するのは後者のスパルタクス帝国)
[コラム:バレリオ・スキティ]
『Guardians of the Galaxy』(2015〜17年)の第4シリーズ
『Guardians of the Galaxy』の第4シリーズ(2015〜17年)
『Angel』(2010年)でペンシラーを任される。
『Angel』でペンシラーを任される(2010年)。
『Infestation 2』(2012年)、『Teenage Mutant Ninja Turtles』(2012年)、『Battle Beasts』(2012年)といったIDW作品を手がけた
『Infestation 2』、『Teenage Mutant Ninja Turtles』、『Battle Beasts』といったIDW作品を手がけた(いずれも2012年)。
(年数の指すべき位置が異なる)
『Journey into Mystery』(2012〜13年)や、
『Journey into Mystery』や(2013年)、
(同様であり、また最初に担当したJourney into Mystery Vol.1 #646のカバーデイトは2013年1月なので2012年には入らない)
複数の『Avengers』タイトル(2014〜15年)
複数の『Avengers』タイトル(2013〜15年)
(最初に担当したAvengers A.I. Vol.1 #5のカバーデイトは2013年12月)

ヒーロー TI-15 シング
✕のちにフランクリン・リチャーズがこの突然変異を元に戻すと、シングは一時的に年老いた姿になった。
○のちに一時的に大人の姿になったフランクリン・リチャーズがこの突然変異を元に戻した。

(老化したのはフランクリンであってシングではない。一時的に能力が暴走したフランクリンは大人の姿になり、無制限に力を使えるようになった。フランクリンは子供に戻る前に能力を使ってベンを人間の姿に戻そうとしたが、ベンが心の底で人間に戻ればアリシアの愛を失うのではないかと恐れているとテレパシーで理解し、岩の姿に戻すにとどめた)
[P2図版右]以前にもまして岩のような体になってしまった。
○以前の恐竜のような肌になってしまった。

(前記フランクリンがおなじみの岩状の体に戻すより前の事件。この突然変異形態を「以前にもまして」岩のようと見る事は可能かもしれないが、最終的にフランクリンに突然変異形態から岩の姿に戻されたベンが「He's made me all rocky again! またゴツゴツ岩に戻されちまったぞ!」と発言しているので正しい形容とは言いがたい)

ヒーロー TO-01 トーゴ
※別の異星人に捕らえられたトーゴは、再びシングと戦うことになる。
(時系列と状況からして、この曖昧な記述が指すのは多くのマーベル・コミックの1979年7月号(カバーデイト)に掲載された広告と思われる。当時のマーベル・コミックにはしばしばスポンサーであるベイキング・カンパニー社のスナック、“ホステス”をヒーローが宣伝する1Pの短編が挿入されていた。
 このエピソード「The Thing and the Ultimate Weapon!」もそうした1編で、謎の異星人(それ以上の情報は無い)に囚われたシングが巨大兵器やトーゴと闘わされるが、シングは一蹴。シングが差し出したホステスの美味しさにトーゴは戦いの空しさに気付き、異星人も思わず羨ましく思う……という他愛も無いストーリーである(Grand Comic Databaseでは当時のホステス広告が「Marvel Hostess Ads」として纏められており、この回の内容も確認できる)。
 こうした出自からすればこの出来事が「正史」かは極めて怪しいようだが、各種の公式事典の記述によればこのエピソードも(トーゴとシング以外には契約の切れたホステスしか固有名詞が存在しないため曖昧な記述にはなっているが)トーゴの歩みの一部として認められているようだ)

ヒーロー TR-01 トライトン
[人物情報]身長:186cm / 体重:95.2kg
(過去にはこう設定されていたが、2010年のThanos Sourcebookでは約188cm/86.1kg (6フィート2インチ/190ポンド) に改定された。しかし2014年のAvengers NOW!やマーベル公式サイトでは旧設定で書かれており、おそらくThanos Sourcebookは誤記だったとみられる。マーベル・ファクト・ファイル原書の本項は2013年10月刊なので本来ならばThanos Sourcebookに従うべきだが、こうした理由で誤りにはならない)

ヒーロー TU-01 サンダライダーズ
※サンダライダーズ

(チームは初登場以来その大半を「チーム・アメリカ Team America」として活動しており単独誌Team America Vol.1全12号のタイトルにも使われていた。 元々アイデアル・トイ社 Ideal Toy Companyのバイク玩具シリーズ『チーム・アメリカ』と提携したコミカライズだった権利関係からか、この項内では不自然にもチーム・アメリカという名前の記述がない)

ヒーロー UA-01 ウアトゥ・ザ・ウォッチャー
※ブルーエリアにある、放棄されたクリーの前哨基地を拠点に何億年もの間、

(この前哨基地はスクラルがクリーとコタチを競争させた(コズミック オーバービュー KR-01等参照)時の名残であり、だとすれば「百万年」前 one million years ago に初めて建造されている。しかし同時にウアトゥが「数十億年」の間 for billions of years 基地を利用したともされており、この矛盾について今のところ公式なアナウンスは無い。マーベル・ファクト・ファイルではこの間をとったのか数億年という数字を採用している)

ヒーロー UB-01 アルティメット・ブラックパンサー
✕『Ultimates Vol.3』#1
○『Ultimates 3』#1
(Ultimates誌はシリーズ毎にナンバリングが振られており、Ultimates 3 Vol.1が一般的な表記でのUltimates Vol.3に相当する)
✕自主的にニューアルティメッツに戻った
○自主的に新生アルティメッツに戻った
(この時点では「ニューアルティメッツ」は存在しない。ここで指すのはUltimates 2 #13でSHIELD配下から独立しトニー・スタークの出資で再スタートしたアルティメッツで、このアルティメッツもUltimatum #5で解散する。その後Ultimate New Ultimates #1で主要メンバーらにより再結成されるのがニューアルティメッツで、後述されるロキの攻撃はこの号に描かれる)
[コラム:ラファ・サンドヴァル]
▵こうして彼は、アルティメット作品の常連となった
○それから
彼は、アルティメット作品の常連となった
(直前でサンドヴァルが手がけたAvengers: The Initiativeはアルティメット世界とは無関係。この直後からUltimate EnemyをはじめとしてUltimate Mystery、Ultimate Doomなど多くのアルティメット作品を担当した)
『X-Men: Legacy』(2011〜12年)では計8号
『X-Men: Legacy』では計8号(2011〜12年)
『Catwoman』(2012〜14年)の計13号
『Catwoman』の計13号(2012〜14年)
(いずれも年数はコミック自体の刊行期間ではなく、サンドヴァルの担当期間を指している)

ヒーロー UI-01 アルティメット・インビジブル・ウーマン
✕『New Teen Titans』#58
○『New Titans』
#58
(New Teen Titans Vol.2 #49を境に誌名変更したのがNew Titans Vol.1 #50~であり、トム・グラメットが担当したのはこのNew Titans Vol.1の58号)

ヒーロー VR-01 ヴァレリア
[本名]ヴァレリア・リチャーズ
○ヴァレリア・リチャーズ(現在のヴァレリア)、ヴァレリア・フォン・ドゥーム(マーベルガール)

(本項で主に扱われる「マーベルガール」、すなわちアース-99135のヴァレリアはドゥーム姓)
※ふたり目の夫であるビクター・フォン・ドゥーム
(この人物が本当にFFの旧敵であるドクター・ドゥーム本人なのかは疑わしい面もある。というのもマーベルガール(ヴァレリア)登場直後のFantastic Four Vol.3では、ドゥームがカウンター・アースに消失する代わりにリード・リチャーズがドゥームの鎧に閉じ込められるというストーリーが始まり、リードは正義のためにやむなくドクター・ドゥームとしてふるまいスーザン・ストームと「再婚」する事になるのだ(オーバービュー FR-14 ヒーローズ・リターン等も参照)。もちろん紆余曲折のすえリードは再び元の姿を取り戻すのだが、このストーリーはリードがドゥームとしてふるまい続けたIF世界がアース-99135なのではないかという含みを持たせている。
 マーベル・ファクト・ファイルの本項ではこの点には触れていないが、「正義に目覚めていたドゥーム」が「ふたり目の夫」である事はなんら間違いではない)
[コラム:ボビー・チェイス]
▵『G.I. Joe』
○『G.I. Joe: A Real American Hero』
(ハズブロ社の長寿アクションフィギュアシリーズ『G.I. Joe(日本名:G.I.ジョー)』から1982年にリリースされた新シリーズ、『G.I. Joe: A Real American Hero(日本名:地上最強のエキスパートチーム G.I.ジョー)』のコミック版)
1994年には編集長、
1994年にはマーベル・エッジの編集長、
(チェイスが就任したのはインプリント「マーベル・エッジ」の編集長)
✕「Heroes Return」サガ
○『Heroes Reborn: The Return』
(2021年のHeroes Return Vol.1とは別)

ヒーロー WL-01 ウィリー・ランプキン
彼の甥っ子、ウィルヘルミーナ・“ビリー”・ランプキン
彼の姪っ子、ウィルヘルミーナ・“ビリー”・ランプキン
(誤記)
※[コラム:最初のウィリー・ランプキン]
(ここではファンタスティック・フォーの友人であるウィリーとは別人という形で紹介されているが、同一人物であるという見方もある。
 新聞漫画がマーベルユニバースを描いていた訳ではないが、この漫画はごく一部が後にマーベルの読者誌Marvel Ageに再掲されており、これをもって(少なくとも再掲された分は)マーベルユニバースに再編されたと読み取ることが可能なのだ。もっとも原則的にそうであるというだけで、明示的にそう決められているという訳ではない。
 なお、コラム末尾のスタンのお気に入りというウィリーは、新聞漫画のウィリーと言うよりはスタンが書いたウィリー全般を指している)

ヒーロー WW-01 ワイアット・ウィングフット
大学に進学するため、ニューヨークに移った
大学に進学するため、ニューヨーク近郊に移った
(この大学(メトロ大学 Metro College / Metro University)はニューヨークからハドソン川を越えたすぐそばではあるがニュージャージー州にあると設定されており、当時学生寮に住んでいたワイアットもニュージャージー州に住んでいた事になる。ただし現在のマーベル公式サイトでは大学がニューヨーク市にあると書かれており(これが誤記という可能性は否定できないが)、誤りにはあたらない)

ヒーロー ZR-01 リード・リチャーズ(アース-2149)
[コラム:スクラルゾンビ リード・リチャーズ]ネガティブゾーンのアナイアラス
ネガティブゾーンの怪物
(Black Panther Vol.4 #27のエピソードだが、この虫のような怪物はネガティブ・ゾーンから来たという以上の詳しい事が分からないまま、次号でゾンビ・アイアンマンに食われてゾンビとなってしまった。少なくともアナイアラス本人ではないだろう)

ヴィラン

ヴィラン AH-01 エイハブ
別次元であるアース-861では、
別次元であるアース-811では、
(誤記)

ヴィラン AN-01 アンドロ
▵ドゥームのロボットたち
○キラーロボット

(このコラムは主にFantastic Four Vol.1 #84~87の物語について書かれているが、ここでの「ロボット」には特定のコードネームが無い。劇中の表現からインビンシブル・ロボット Invincible Robotsやキラーロボット Killer Robot等呼ばれるが、特にDO-10 ドクター・ドゥームの項ではキラーロボットと書かれているためそれに従った)

ヴィラン AR-01 アーコン
▵ポレマコス
○ポールマチュス

(Polemachusの甚だしい表記揺れ)
[図版P2右下]『Avengers Vol.3』#18(1998年7月)
『Avengers Vol.3』#18(1999年7月)
(誤記)
[コラム:ジャクソン・ギス]
ジャクソン・ギス
ジャクソン・ガイス
(Guiceの表記揺れ)
✕『Marvel Handbook』
○『Official Handbook of the Marvel Universe Update '89』

(省略にせよ行き過ぎ)

ヴィラン AX-01 アブラクサス
[コラム:ジェフ・ローブ]『Spider-Man』
○『Spider-Man: Blue』

(省略と思われるが不適切)

ヴィラン BR-01 ブルート
カウンター・アースアダム・ウォーロックと
カウンター・アースアダム・ウォーロックと
(このアダム・ウォーロックは地球由来のおなじみの存在)

ヴィラン CC-01 クルーシブル
[体重]アーマーを含めた体重で90kg(シンスキー)、78.5kg(モーラック)
(典拠を確認できなかった。Marvel Encyclopedia Fantastic Fourによればアーマーを付けない状態で各180ポンド (約81.6kg)/153ポンド (約69.4kg) とあり、これが正しいとすればアーマーの重量が装着者によって700gほど増減している事になってしまうが……)
[人物情報]瞳の色:ホワイト(シンスキー)、ブラック(モーラック)/髪の色:ブラウン(シンスキー)、ブルー(モーラック)
瞳の色:ブルー(シンスキー)、ブラック(モーラック)/髪の色:ホワイト(シンスキー)、なし(モーラック)
(厳密な典拠は無いが、コミックの描写を見るかぎり明らかに誤り)

ヴィラン DA-01 ダーコス
[人物情報]身長:約198cm/体重:約102kg
身長:約198cm/体重:約138kg
(ダーコスの人体改造前の身長体重は6フィート2インチ (約188cm)/225ポンド (約102kg)、改造後は6フィート6インチ (約198cm)/305ポンド (約138kg)である。つまりこの欄では「改造後の身長」と「改造前の体重」を記している事になる。ここでは瞳の色がブルーと改造後を基準にしているため(改造前はブラウン)、改造後の体重で統一した)
✕その後、ウエストコースト・アベンジャーズや
○この事件で、ウエストコースト・アベンジャーズや
(別々の出来事のように書かれているが、ソウルソードをめぐるシムとの争いはウエストコースト・アベンジャーズやエクスカリバー、ドクター・ドゥームと共に行なわれた同一の事件)

ヴィラン DI-01 ディアブロ
[所属]タイノ・オブ・ビエケス
○ビエケス島のタイノ族

(Taíno of Viequesであり間違いではないが、チームの類ではなくプエルトリコのビエケス島に実在した先住民族。ディアブロは中世時代にこの島を訪れ協調関係を築いた)
アース-89520
アース-69520
(誤記)

ヴィラン DK-01 ダーク・レイダー
[初登場]カバー:ポール・ライアン&ダニー・ブラナディ
カバー:ポール・ライアン
(サインはライアンのみで、ブラナディが関与したかは推測にとどまる)
[体重]81.5kg
○81.6kg

(180ポンドは約81.6kg)

ヴィラン DO-01 ドクター・ドゥーム
[コラム:マイク・ウィエリンゴ]次の10年で
○次の3年で

(ウィエリンゴは2002年後半にマーベルに帰還しFantastic Four Vol.3を手がけ、2005年のFantastic Four Vol.1 #524で同誌から去った)

ヴィラン DO-02 ドクター・ドゥームのアーマー
▵エイジド・チンギス
○古老チンギス

マーベルナイツ ヒーロー AE-01に項目が設けられている古老チンギス Aged Genghisの表記揺れ)
プロフェッサーXのような霊能力者
プロフェッサーXのようなテレパシー能力者
(マーベルユニバースでのテレパシーは霊能力ではなく超能力に属し、プロフェッサーX自身は超能力者)
[ビヨンダーの力]ドクター・ドゥームが世界中のヒーローやヴィランズを誘拐し、
○ビヨンダーが世界中のヒーローやヴィランズを誘拐し、
(誤記か)

ヴィラン DO-04 ドクター・ドゥームとフューチャー・ファウンデーション
✕ハルクのニューヨーク攻撃
(ワールド・ウォー・ハルク
○インテリゲンチャの世界征服計画(ワールド・ウォー・ハルクス
(World War HulkとWorld War Hulksは1文字違いだが、まったく別のイベント)
FFはドゥームの治療方法を見つけ出し、ドゥームの後継者クリストフの心の中にドゥームの意識のバックアップを取った。これがのちに、ドゥームの損傷した脳を修復する際にダウンロードされることになるのだ。
FFはドゥームの治療方法を見つけ出す。ドゥームは後継者クリストフの心の中にドゥームの意識のバックアップを取っていた。これをダウンロードして、ドゥームの損傷した脳を修復したのだ。
(時系列と主語の誤り。ドゥームが死んだと思われていた一時期、ドゥームは自分の精神バックアップをクリストフに移植し、擬似的なドゥームのコピーとしていた)
✕ドゥームロボット
○マルチバースのドゥーム

(リード評議会によって奴隷化された別次元のドゥーム達。lobotomyの誤訳か?)
✕ハイ・パイレーツ・オブ・サイエンス・アンド・マジック
○ハイ・プリースツ・オブ・サイエンスとプロフェッサーズ・オブ・マジック

(priestsをpiratesと誤訳したか。いずれにせよハイプリースツとプロフェッサーズの2つの勢力)
オリジナルのFF地球を離れ、
オリジナルのFFが地球を離れ、
(脱字)
ドゥームことアナイアレーティング・コンカラーが残りのFFを殺したと信じ込ませた。実際は、アナイアラスとキッド・イモータスから力を盗んだドゥームは、
○未来で
ドゥームことアナイアレーティング・コンカラーが残りのFFを殺した事実を伝えた。現在でも、アナイアラスとキッド・イモータスから力を盗んだドゥームは、
(ここでアース-13266のジョニー・ストームが伝えたアナイアレーティング・コンカラー・ドゥームの脅威は実際に彼の現実で起きた出来事。フューチャー・ファウンデーションのいるアース-616でも、ドゥームはほぼ同様の力を手にする事となる)
ウォッチャーのひとり
ウォッチャーのウアトゥ
(誤りではないが、ウォッチャーの代名詞といえるウアトゥだと分かり難い)
✕これまでに犯した邪悪なおこないの数だけ、痣をつけられる
○これから邪悪なおこないを犯すたび、傷をつけられる

(アナイアレーティング・コンカラーとなったドゥームは顔の大火傷を治癒し元のハンサムな顔に戻っていたが、リビング・トリビューナルが下した罰は今後罪を犯すたびにこれを傷つけることだった)
[コラム:バリー・キットソン]
連載コミックを生み出すが、(…)ジャッジ・アンダーソンのシリーズも含まれている。
連載コミックを描いたが、(…)ジャッジ・アンダーソンのシリーズも含まれている。
(ジャッジ・アンダーソンの初登場話と最初の連載シリーズはジョン・ワグナー John Wagnerとブライアン・ボランド Brian Bollandによる)
▵『Batgirl』
○『Batgirl Special』

(読切Batgirl Special Vol.1)

ヴィラン DO-05 ドクター・ドゥーム
▵第二次シークレット・ウォーズ
○新たなシークレット・ウォーズ

(シークレット・ウォーズは1984年のSecret Wars、1985年のSecret Wars II、そして2015年のSecret Wars(1984年と同名)があり、ここでは最後を指す。これは「二つ目の"Secret Wars (I)"」ではあるが「第二次シークレット・ウォーズ」と書いてしまうと、英語では第二次世界大戦がWorld War IIであるように1985年のSecret Wars IIと区別が付けづらい。
 とは言え最初のSecret Warsと2015年のSecret Warsとを明快に区別する表現が「マーベルユニバースの住人視点では」無いのも事実である。読者は最初のSecret Warsを当時のコミックの題をもとに「Marvel Super Heroes Secret Wars」と呼んだり、3度目を刊行年をもとに「Secret Wars (2015)」と呼ぶことはできる)

ヴィラン DO-08 ドクター・ドゥームとカウンター・アース
[コラム:ドゥームのジェネラルズ]
▵ドーマ
○ドルマ
(Dormaの表記揺れ)
✕テクナーク
○テクナークス

(スペルはTechnarxで、種族名のテクナーク Technarchとは区別される)

ヴィラン DO-10 ドクター・ドゥーム
ニューヨークのステート大学
ニューヨーク州立大学
(State University of New Yorkの訳には変わりないが、適訳かは疑問。なおドゥームらが通ったのはヘゲマン校(ヘゲマンは架空の町名)とされる)
[コラム:ブルース・ティム]『Batman: Mad Love』
○『The Batman Adventures: Mad Love』
(正式題。後にこれを含むティムの短編集がBatman: Mad Love and Other Storiesの題で刊行されており、その意味では必ずしも誤りではない。もっとも他の単行本ではBatman Adventures: Mad Loveとして題されている)

ヴィラン DO-11 ドクター・ドゥーム
▵彼は囚人のフェロモンを力の源にした能力意思の力だけで耐えられると証明するために、仮面を取った
○彼は囚えたパープルマンのフェロモンを力の源にした能力を、意思の力だけで耐えられると証明するために、洗脳能力を抑制する仮面を取った
(説明不足)
[コラム]
▵『Emperor Doom』
○『Marvel Graphic Novel: Emperor Doom - Starring the Mighty Avengers』
(正式題。表紙でもこの通りだが、大きくロゴタイプで描かれているのはEmperor Doomだけであり、他に「Emperor Doom」を題したコミックも無いため誤りではない)
✕『Secret Wars』#10(1985年2月)
○『Marvel Super Heroes Secret Wars』#10(1985年2月)
(1984~85年の最初のSecret Warsシリーズは(マテル社のトイとのタイアップの兼ね合いもあり)これが正しい誌名。後に2015年新創刊されたSecret Wars Vol.1とは区別される)
✕『FF』#16(2012年5月)
○『FF Vol.2』
#16(2014年3月)
(Vol.1 #16との混同)
『Secret Wars』#3(2015年8月)では、リビング・トリビューナルがドゥームに罰を与えた。
○同号でリビング・トリビューナルが与えた罰の結果は
『Secret Wars』#3(2015年8月)で明らかにされた。
(リビング・トリビューナルが「犯す罪の数だけ傷を与える」という罰を与えたのはFF Vol.2 #16の出来事。その後もドゥームは大罪を犯し続け、その結果ぼろぼろになった顔はSecret Wars Vol.1 #3で初めて読者に明かされた)

ヴィラン EC-01 エンクレイブ
[活動拠点]南米コスタ・ペルディータのビーハイブ(元ジェノーシャ)、
南米コスタ・ペルディータのビーハイブ、それ以前:ジェノーシャ、
(コスタ・ペルディータとジェノーシャはそれぞれ別の国名。これ自体は(紛らわしくはあっても)誤った記述ではないが、これ以降に書かれる拠点も全て過去の拠点であり「元」は本来ジェノーシャ以下の全てに懸かっていたと考えられる)
✕北太平洋の島に位置するシタデル・オブ・サイエンス科学の城塞
○北大西洋の島に位置するシタデル・オブ・サイエンス科学の城塞
(誤記)
▵ハティリス
○カティリス

(原語ではKhatylisでどちらともとれるが、catalyst(触媒)の語呂合わせとすれば後者がふさわしいと思われる)
[コラム:フェーダー]アクシス・パワーズ
○枢軸国

(表記揺れで、スーパーチームの類と紛らわしい)

ヴィラン FI-01 フライトフル・ファンタスティック・フォー
※フライトフル・ファンタスティック・フォー
(この表現は特定のコードネームではなく、劇中では単にファンタスティック・フォー、またはフライトフル・フォーと呼ばれた)

ヴィラン GR-01 ガード
[POWER GRID]STRENGTH: 4/SPEED: 4→7
○STRENGTH: 4→7/SPEED: 7
(バンガードになり上昇したのはSTRENGTHで、SPEEDは7で一定)

ヴィラン IM-01 インポッシブルマン
✕タイタン人ゼムヌ
○ゼムヌ・ザ・タイタン

(Xemnu the Titanのタイタンは「巨人」を表わし、タイタン星とは関係が無い。マーベル公式サイトのキャラクター紹介でも出身地は「未確認の異星人が棲む惑星 Unidentified alien planet」とされている)

ヴィラン GG-01 ジャイガント
✕オーストラリアからソ連の
原子力発電所を襲撃
○オーストラリアからソ連まで、各地の
原子力発電所を襲撃
(当時のモールマンの拠点はモンスター島であり、オーストラリアを起点にソ連を目指したという意味では無い)

ヴィラン GI-01 ギデオン
[出身]アメリカ、オハイオ州アクロン
(裏付ける出典が見当たらなかった。マーベル公式サイトのキャラクター紹介では不明とされている)
[所属]アソシエーション・オブ・プロフェッショナル・ビジネスメン、ダイナースクラブ
(これも同様だが、この欄に関してはエリート実業家を示す記号であって、コミックの描写とは無関係と考えるべきかもしれない)

ヴィラン HS-01 ハイパーストーム
[人物情報]身長:185cm/体重:96kg
身長:191cm/体重:117kg
(ハイパーストームの身長体重設定には比較的古い6フィート3インチ/259ポンド(約191cm/117kg)設定と、比較的新しい6フィート1インチ/215ポンド(約185cm・98kg)設定があり、現在のマーベル公式サイトでは前者が採用されている。いずれにせよ少なくとも体重は合致しない)
FFの現メンバー(シング、ネイモア、ライジャに加え、ドゥームの息子クリストフ)
FFの現メンバー(シング、ネイモア、ライジャ、アントマンに加え、ドゥームの息子クリストフ)
(当時アントマン(スコット・ラング)もメンバーだった)

ヴィラン KG-01 キング・カダバー
[コラム:ビリー・グラハム]
「Death Boat!」のイラスト
「Death Boat!」の作画
(Vampirella Vol.1 #1に掲載された「Death Boat!」は白黒のコミック、強いて分類すればグラフィックノベルで、挿絵・装画の類を担当したわけではない)
▵『Luke Cage, Hero for Hire』
○『Hero for Hire』

(奥付では一貫してHero for Hire Vol.1だったが、同時に表紙には常に「Luke Cage, Hero for Hire」とあり誤りではない)

ヴィラン KI-01 キスメット
[初登場]カバー:ハーブ・トリンプ&サル・トラパニ
(確認が取れなかった。Grand Comics Databaseによればフランク・ギアコア
異星生命体ハティリス
異星生命体カティリス
(Khatylisの日本語表記として不自然ではないが、その能力から「catalyst(触媒)」をもじった命名だとすればあまり適切とは言えない)

ヴィラン KL-01 ユリシーズ・クロー
[コラム]ドクター・ドゥームは、ギャラクタスの宇宙船の力を吸収せんと切り刻まれ、レンズにされる前に、クローの身体を再び固型化した。
ドクター・ドゥームは、ギャラクタスの宇宙船の力を吸収せんとクローの身体を再び固型化し、そして切り刻んでレンズにした。
(クローをレンズ化したのはドゥーム。もっとも音波生命体であるクローは痛みを感じないため、喜んで切り刻まれている)

ヴィラン KM-01 キルモンガー
✕彼に両親を殺された
○彼によって父親を殺された

(カントゥの母親は存命と思われる。少なくとも殺害が描写されたのは父親のみで、それはキルモンガー自身ではなく彼の配下による)

ヴィラン LE-01 リビング・イレーサー
次元を転送させる薬の味をたっぷりと味わわせる
次元を転送させる装置の効果を味わわせる
(比喩表現にせよ分かりづらい。この時シングらが使ったディメンショナイザーはリビング・イレーサーの片腕を消し去りひるませたが、それ以外には使われず後は肉弾戦となった)
✕ディメンショナイザーをつかみ取り、自身に対してスワイプした。
○つかみ取ったディメンショナイザーの暴走で別次元にスワイプされたが、ページを破って抜け出した。
(シーハルクは使用法を誤ってスワイプの動作をする直前に別次元に送られた。そのためコミックは4ページに渡って何も書いていない白紙になってしまったが、シーハルクの「第四の壁」を破る得意技でページを破いて元の次元に戻ってきている)
[図版P2中央]ディメンションZを突き破る
○次元の壁を突き破る
(上記の通り、この時シーハルクは既にディメンションZにいないため正確な描写ではない)

ヴィラン LM-01 ロード・モーゼス
✕北極にあるアメリカの軍事基地
○アラスカにあるアメリカの軍事基地
(詳細は不明だが、アラスカのパイプラインを防衛しているという兵士のセリフや風景の様子からアラスカ州の基地と思われる)
✕呪文を唱えることで自動的に自分を防御している
○呪文のように一定のイメージを持ち続けて
自分を防御している
(バトル・エリート達は基地のあるアララト山の風景を強くイメージする事でサイ・ロードの精神探査に対抗したが、皮肉にもその結果基地の所在を明らかにしてしまう)

ヴィラン LN-01 リネージュ
✕ニュージャージー州
○ニュージャージー州ジャージーシティ
(Inhuman Annual Vol.1 #1劇中ではジャージーシティの描写に限られており、州全域を広範に攻撃したとは考えにくい)

ヴィラン MA-01 メイルストロム
イオンと呼ばれる全能的存在のヒーロー、クェーサー
イオンと呼ばれる全能的存在が擁するヒーロー、クェーサー
(紛らわしい表現)
[メイルストロムの手先]グロニク
○グロンク

(スペルはGronk)

ヴィラン MI-01 ミラクルマン
[出身]アメリカ、ニュージャージー州ホーボーケン
[所属]マジック・サークル
(ともに典拠が確認できなかった。公式事典の言及では最古と最新にあたるOfficial Handbook of the Marvel Universe Vol.2 #18とFF: Fifty Fantastic Years では出身地は不明とされ、マジック・サークルの名も登場しない)

ヴィラン ML-01 モレキュールマン
[出身]ニューヨーク州ブルックリン
(これが従来の定説であり現在もマーベル公式サイトではこう記載されているが、Dark Avengers Vol.1 #12ではモレキュールマン自身がコロラド州ダイナソーで「ここで生まれた I was born here」と発言している。もっとも彼の精神状態は不安定であり、たまたま気に入った町を生まれ故郷のように錯覚している可能性はある)

ヴィラン MM-01 モールマン
デアデビルは荒らされた墓の中身を取り戻し、
デアデビルはモールマンから恋人の死体を取り返し、
(本来の目的であるジャック・マードックの死体は既に荒らされ他の死体に紛れ、デアデビルには取り戻せなかった。デアデビルは法と秩序にのっとり、モールマンの恋人の死体を奪い返す事で公平性の原則を適用した)
[コラム:モーロイド]
▵コー
○コルル

(Korrの表記揺れ)
▵ディスアンズ
○ディシアンズ

(スペルはDisians。別名をチルドレン・オブ・ディスと言うように「ディスの民」という意味で、例えばパリっ子、パリジャンをParisianと呼ぶように接尾語-ianをDisに付けたものだとすれば、発音はディシアンズになる)

ヴィラン MO-01 モジュラス
[コラム:マーク・ウェイド]アレックス・ロスと共同で原作とペンシラーを務めた。
○アーティストのアレックス・ロスと共同で原作を務めた。
(誤訳か。ウェイドは作画を担当していない。同作はロスによる水彩のペインティングで描かれており、「ペンシラー」という表現もあまり適切ではない。なおロスはライターとしてはクレジットされていないが、共同原案といった立場にある)

ヴィラン MT-01 マッド・シンカー
✕FFのロボットの替え玉を作成し、
○リードの替え玉としてブルート(カウンター・アースのリード)が暗躍する間に、

(甚だしい誤り)

ヴィラン MX-01 マキシマス
[POWER GRID]5-4-3-3-5-4
→5-3
-3-3-3-2
(典拠が確認できなかったが、Energy Projectionが5というのはプロフェッサーXと同等であり疑わしい。訂正値は2010年のOfficial Handbook of the Marvel Universe A-Z Update Vol.1 #2による)

ヴィラン NG-01 ネガマン
[出身]カリフォルニア州セントラルシティ
(出典が確認できなかった。セントラルシティ出身のリードと旧知の仲だとは描かれているが、大学の同級生という以上の過去は見当たらない)
[所属、本文]エンパイア・ステート大学
○ニューヨーク州立大学

(リードとドゥームが共に通った大学の設定には混乱がある。最初期、Fantastic Four Vol.1 #11 (1963年2月) や#35 (1965年2月) でリードとベンは「州立大ステートU」の学生だと描写された。さかのぼって#5 (1962年7月) でリードと同期生とされていたドゥームも同じく州立大生と考えられ、実際後の#278 (1985年5月) の回想では若き日のドゥームが州立大に通う姿が描かれた。しかしThing Vol.1 #2 (1983年8月) では過去のリードとベンが「エンパイア」つまりマーベルではおなじみのエンパイア・ステート大学で顔を合わせている。
 エンパイア・ステート大学の略称が「ステート大学」だと考えればこの矛盾にも説明が付くが、Untold Tales of Spider-Man Vol.1 #25 (1997年10月) でそれは否定された。この号では前述のFantastic Four #35でピーター・パーカー(スパイダーマン)が進路訪問に「州立大」を訪れた一方、ほどなくAmazing Spider-Man Vol.1 #31 (1965年12月) で「エンパイア・ステート大学」に通い出した事の整合性を取っており、ピーターが地理や学費の関係で後者を選択したと描いている。つまり、エンパイア・ステート大学と州立大学はまったく別の大学なのだ。
 従って、全ての描写が正しいとすればリード・ベン・ドゥームの3名が両校に(編入などで)通っている事になるのだが、これはさすがに不自然である。現在のマーベル公式サイトではリードベンドゥーム全員の学歴からエンパイア・ステート大学の名前が消えており、推測だが3名の過去「エンパイア・ステート大学」とされた学歴は「州立大学」の単純なミスとして処理されていると思われる。
 こうした事情から、リードらと同窓生であるネガマンもまた、エンパイア・ステート大学ではなく州立大学の出身と考えられる)
[コラム:ジョー・ベネット]
2001年6月の『Fantastic Four Vol.3』#43において、ゲストとしてペン入れを担当
2001年7月の『Fantastic Four Vol.3』#43において、ゲストとしてペンシラーを担当
(誤記)
Spider-Man 2099』
Hulk 2099』
(誤記)
▵ホークアイ、エレクトラ、ドク・サムソン
○『Hawkeye Vol.3』『Elektra Vol.3』『Doc Samson』

(なぜかキャラクター名として書かれているが、マーベル・ファクト・ファイルの一般的な記法に従えば誌名)

ヴィラン NS-01 ニコラス・スクラッチ
✕魔術師のひとりに古代の呪文をかけられ、

○魔術師たちの古代の呪文で強化されたスクラッチによって、
(誤記。ガーゴイルの数で攻めても不利と見たスクラッチはプランを切り替え、町の魔術師総員に呪文を唱えさせた。この呪文で力を得たスクラッチがサタン・スタッフで次々とFFを葬っていく)

ヴィラン OC-01 オキュラス
[コラム]オキュラスの複製
(このオキュラスはアーロンによれば別の時空間から呼び寄せられた別のオキュラス。従って「複製」と呼んでも誤りではないが、アーロンはこれと別にFFのDNAを使ってクローンのFFを作ってもいるため、クローンと紛らわしい表現ではある)

ヴィラン OV-01 オーバーマインド
[POWER GRID]2-2-2-2-2-3
○4-5-3-6-6-6

(明らかに低すぎる数値。訂正値は2009年のOfficial Handbook of the Marvel Universe A to Z Vol.1 #8による)
✕シビル・ウォーの際
○シビル・ウォーが起こる前

(この事件はシビル・ウォーとは無関係)
✕世界中のほとんどの人間にスーパーパワーを与えた
○世界中に広がるスーパーパワーの源泉(ウェルスプリング・オブ・パワー)を手に入れようとした

(甚だしい誤り)

ヴィラン PA-01 パイボック
✕アナイアラス自身は自由になったパイボックに殺された。
○パイボック自身はアナイアラスが殺されたことで自由になった。

(誤訳か。アナイアラスを殺したのはノヴァ)

ヴィラン PJ-01 プレスター・ジョン
▵邪悪なモルドレッド
○モルドレッド・ザ・イービル

(Mordred the Evilの訳としては正しいがモードレッド・ザ・ミスティック Modred the Mysticと区別しづらいので念のため。同様に紛らわしい名前として、この後の文に登場するヌルはサーペントの配下Nulであり、ヌル・ザ・リビング・ダークネスのNullとはやはりスペルが異なる)

ヴィラン PM-01 サイコマン
?彼はドルマムゥと同盟を結び、
(…) この計画は失敗した。
(このエピソードの出典が見当たらなかった。ご存知の方から情報を頂ければたいへん有難い)
マイクロバースの邪悪な科学者はもういないといわれている。エルダーズのグランドマスターは彼の記憶を取り除くと、アース-90512に送って死を迎えさせた。もしそれが本当でも、
○マイクロバースの邪悪な科学者は一度は死亡している。エルダーズのグランドマスターは彼をアース-90512での戦いで死を迎えさせた。戦いが起きた歴史と記憶は取り消されたが、もしそれが本当でも、
(描写を見るかぎり、戦いで死ぬ以前に彼の記憶が失われていたかは疑わしく、また死亡した事実が巻き戻され取り消されたのは確定的。
 グランドマスターとコレクターが様々な時代から召集したヒーローとヴィランとのおなじみの“コンテスト”の最中、サイコマンら想定外のヴィランズが乱入する。ところがさらにレッドハルクが暴走し、コンテストはほぼ全員が死亡するという想定外の混乱に陥ったため中断。コレクターは全員の記憶を消して生きていた通りの元の時代に戻した。元の時代から枝分かれした「コンテストが起きて彼らが死亡した世界」がアース-90512である)

ヴィラン QU-01 カジモド
[図版P2左下]1967年8月『Fantastic Four』#49
1967年11月『Fantastic Four Annual』#5
(誤記)

ヴィラン RG-01 レッドゴースト
インビブル・ガール
インビブル・ガール
(同項内で別にインビジブル・ウーマンと書かれている事からも、表記揺れと言うよりは単に誤字か)
[コラム:マーク・ファーマー]
✕『スパイダーマン』
○『Daredevils』

(コラムはUK版Spider-Man Vol.1誌(同名のアメリカのコミック誌とは異なる)を指しているが、この約1年前やはりマーベルUK独自編集のDaredevils Vol.1誌で、併載作としてデアデビルのパロディ版「ダルデビル」を同じくマイク・コリンズの作画でペン入れしている)
✕『Judge Anderson』
○『Anderson: Psi Division』

(ジャッジ・アンダーソンは主人公名で、シリーズ名ではない)
新生『ファンタスティック・フォー』を担当したアラン・デイビスの鉛筆画にペン入れをした仕事が認められて、イーグル・アワーズを複数回授賞した。
○新生『ファンタスティック・フォー』を担当したアラン・デイビスの鉛筆画にペン入れをした仕事などが広く認められており、インカーとしてイーグル・アワーズを複数回授賞している。
(ファーマーのイーグル賞受賞は2001・2012年(ほかノミネートは3度)だが、これはFavourite Comic Book Artist: Inks賞というタイトルに関連せず個人に与えられる賞で、かつアラン・デイビスとのFantastic Four Vol.3 #1~3は1998年初頭刊であり関係が乏しい)

ヴィラン RW-01 アーロン
[見出し]はぐれ者のウォッチャー
○ローグ・ウォッチャー

(原文はROGUE WATCHERで、正しい訳ではあるが項目ナンバーのRW-01から考えるとこれはコードネームとして書かれていると思しい)
[人物情報]身長:約762cm/体重:約13,608kg
身長:可変/体重:可変
(典拠が見当たらなかった)
✕仲間として仕えさせるために生み出したアンドロイドのモレキュールマン
○能力で人形を作り仲間として仕えさせたモレキュールマン
(甚だしい誤り。パペットマスターはアーロンから娘を救うため最も適した超人として、即興的にモレキュールマンの像を作り、隠遁生活を送っていた本物のモレキュールマンを操った)
[小見出し]セレスティアル・ガンビット
(見出しの書式(青色・太字)になっていない)
[コラム:FFのクローン]バクスター・ビルディング
○フォー・フリーダムズ・プラザ

(当時FFは本拠地をフォー・フリーダム・プラザに移していた)

ヴィラン SE-01 セト
[初登場]1980年8月の『Marvel Two-in-One』#66
(これはシルバーエイジ以降のヒーロー物語でのセト、つまりサーペント・クラウンの主としてのセトの初登場を指し、必ずしも誤りではないが厳密には異なる。
 セトと同一とされるエジプトのセト神のマーベル・コミック初登場はMarvel Tales Vol.1 #96 (1950年6月) とされる。同じくロバート・E・ハワードの小説を原作とする『コナン』シリーズのサタ神としてはSupernatural Thrillers Vol.1 #3 (1973年4月)、さらにその別名であるセト神としてはMarvel Feature Vol.2 #6 (1976年9月) とされる)
[初登場]ペンシラー:ジョージ・ペレス
ペンシラー:ジェリー・ビンハム
(誤記)
▵リラ
○リリーラ

(Llyraの表記揺れ)
[コラム:アース-9151のセト]それをシルバーサーファーに保管してもらうべくウォッチャーへと届けた
○それをウォッチャーに保管してもらうべくシルバーサーファーが届けた。
(誤訳か)

ヴィラン SH-01 スフィンクス
[初登場]カバー: デイブ・コックラム、サル・ビュッセマ、ジョン・ロミータ・シニア
カバー: デイブ・コックラム、ジョン・ロミータ・シニア
Grand Comics Databaseによる)

ヴィラン SP-01 スーパースクラル
[初登場]カバー:ジャック・カービー&ジョージ・ルーソス
カバー:ジャック・カービー&ポール・レインマン
(表紙のクレジット表記が無いため定かではないが、GCD等の比較的信頼がおけるサイトではポール・レインマン Paul Reinmanがインカーとされる)
✕北大西洋の島
○太平洋上
の島
(このクレーターの島 Crater Isleと呼ばれる無名の島は劇中では所在が明らかになっていないが、後の公式百科事典Official Handbook of the Marvel Universe Vol.1で太平洋にあると設定された)

ヴィラン TE-01 ターミナス
[体重]47トン(可変)
○47〜1700トン(可変)
(可変である以上あまり意味は無いが、身長欄がターミナスの身長46mとアルターミナスの身長152mの両方に言及しているため不統一)
✕太陽を周回する軌道に乗せた。
○太陽系から放逐した。

(誤記)

ヴィラン TL-01 トーマス・ライトナー
[コラム]彼はチャンスとデザインという存在の宇宙規模の闘争に関わり、アース-712の神秘的な守護者たちの多くと出会った。彼は、オムニバースの守護聖人である、マスター・アルターニティの事情も学んだ。
(この部分はミステリウムが一時的にアース-712を離れていたスコードロン・スプリームに自身の経験を1コマで語ったのみで、それ以上の情報は明かされていない。

At the Zero Hour of the Crisis which swept the universe, both time and space were sundered; in that instant, worlds lived and worlds died while the courses of past, present and future events great and small have undergone revision. the long war between Chance and Design has ended, and both sides stand together in the form of an avatar known only as Kismet. The Apparition is no more, his human soul finally laid to rest. The Erl King has ascended the elemental throne, no longer a mere thing of the swamp. most disturbingly, Master Alternity has passed beyond this omniverse, and our fates are now written by new hands yet to prove as worthy.
(宇宙を揺るがす危機クライシス決定的瞬間ゼロ・アワーに時間そして空間は断たれた。その瞬間、世界は生き、同時に死に、過去と現在と未来のすべては改変された。チャンスとデザインの長い争いは終わり、ふたつはキスメットとしてのみ知られる化身の姿となった。亡霊アパリションは消え、その魂はついに安らぎを得た。妖精王エールキングは元素の王座につき、もはや沼地のものではない。最も気がかりなのは、マスター・アルターニティがこのオムニバースから遠くへ去ってしまい、今や我々の運命がまだ力量の知れぬ新しき担い手に委ねられていることだ)

(Squadron Supreme: New World Order Vol.1 #1より、当記事による翻訳)

 文中に登場する人名はマーベルコミック中を見渡してもここにしか出てこないのだが、このストーリーの主役であるスコードロン・スプリームの元々の出自を思い出せば違った見え方がある。彼らは(明示されていないものの)DCコミックスのジャスティス・リーグのマーベル版、いわばパロディキャラクターとして生み出された。例えばハイペリオンはスーパーマンの翻案、ナイトホークはバットマンである。
 とすれば、冒頭の危機クライシス決定的瞬間ゼロ・アワーも文字通りの意味に限らなく、DCの同名のイベントを暗示しているというのも明らかだろう。これらのイベントのたびDCユニバースは改変され、リニューアルされているのだ。
 キスメット、アパリション、エールキングはそれぞれDCにおけるドクター・フェイト(ドナルド・キャンベル)、スペクター、スワンプシングと考えれば、ミステリウムの言う内容と合致する(チャンスとデザインはドクター・フェイトが「ロード・オブ・カオス・アンド・オーダー」であることの転だろう)。
 ではマスター・アルターニティとは何者か? おそらくこの人物だけはDCキャラクターではなく、この2年前に夭折したライター/編集者のマーク・グルエンウォルドだと思われる。生前の彼はスコードロン・スプリームの物語を多く著し、このSquadron Supreme: New World Order #1自体グルエンウォルドに捧げられているのだ(付け加えれば、彼はオムニバースに造詣が深く、アマチュア時代に書いた同人誌のタイトルもOmniverseである)。そう考えれば最後の一文も彼の後を継ぐ事になる同作ライターのレン・カミンスキーらを指していると読めるだろう。
 8年後の公式事典All-New Official Handbook of the Marvel Universe A to Zでのミステリウムの項では、マスター・アルターニティとは「オムニバースの驚異マーベルの守護聖人」とされる。この年はグルエンウォルドの没後10年であり、彼はしばしば「マーベルの守護聖人」と呼ばれるようになっていた)

ヴィラン WI-01 ウィザード
[コラム:ベントレー23]32という数字の持つ邪悪な暗示
○23という数字の持つオカルティックな暗示
(一般に神秘主義的な暗示を持つとされるのは23の方。「23エニグマ」の暗示の大半は邪悪とは呼べないため、ベントレーはオカルトの文脈から23の数字を選んだと思しい)

ロケーション

ロケーション AL-01 アトランティス
[都市と建築]イクシオロジー大学
(Icthyology University。イクシオロジーは「魚類学」の意)
[ホモ・マーマヌス]ザントラ
○ザルトラ

(Zartraの誤記)
[ネイモリータ]シビル・ウォーで死んだかに見えたが、実は生きていた。
○スタンフォードの悲劇で死んだかに見えたが、今は別時間軸から来た彼女が生きている。
(シビル・ウォーの発端ではあるが、直接の死因はスタンフォードの悲劇事件。ネイモリータはここで死亡し、後にスフィンクスが別時間軸からまだ生きていた頃のネイモリータを召喚した)
[アトランティス・アタックス]『Serpent Crown Saga』という補足ストーリーが付属した。
○『Saga of the Serpent Crown』という補足ストーリーが後に続いた。
(タイトルは誤記。このサーガはアトランティス・アタックス掲載誌とは別のアニュアル誌に掲載されている)

ロケーション BB-01 バクスター・ビルディング
▵ジャクソン・リー・バクスター
○ノアとリーランドのバクスター兄弟

(現在ではバクスター・ビルディングを建設したのはノア・バクスターとリーランド・バクスターの兄弟だとされている。
 元々バクスター・ビルディングの建設主が誰なのかは、近年まで設定が固まっていなかった。最初に建設主に言及された1971年のFantastic Four Vol.1 #111では家主(当時は名前が無かったが、後にウォルター・コリンズと設定される)が建てたとされ、1981年の#234ではジャクソン・リー・バクスターの建設、2001年の同Vol.3 #43ではノア・バクスターが元の持ち主とされた。2009年のAll Winners Comics 70th Anniversary Special Vol.1 #1ではオール・ウィナーズ・スクワッドに建設主リーランド・バクスターがビルを提供している。
 2011年の事典FF: Fifty Fantastic Yearsではこれらの混乱を統合し、リーランド・バクスター製紙会社のリーランドとノアのバクスター兄弟が共同建設したもののノア・バクスターの控え目な性格から表向きリーランドの建設とされ、後にウォルター・コリンズの所有に移ったと整理された。
 ここにジャクソン・リー・バクスターが何者なのか説明は無かったが、#234劇中の観光客向けパンフレットに記述があるのみの人名であり(新たな後付けが起きない限り)例えば劇中世界でのパンフレットの誤植など何らかのミスか、少なくとも重要な描写ではないと考えるべきだろう。
 マーベル・ファクト・ファイルは2013年刊だが、当時最新の2011年解釈は採っていない)

ロケーション CD-01 ドクター・ドゥームの城
[初登場]『Fantastic Four』#5(1962年7月)
○『Fantastic Four Annual』#2(1964年9月)

(Fantastic Four Vol.1 #5に登場したドゥームの城はニューヨーク中心部から(超高速ヘリにせよ)数分の位置にあり、ラトベリアとは考えにくい。この所在不詳の城は後にドゥームのアメリカ侵出の前線基地として整理され、ニューヨーク州北部のアディロンダック山脈にあると設定された。
 この項で解説されるラトベリアのドゥーム城が最初に登場するのはFantastic Four Annual Vol.1 #2で、ラトベリアの設定と共に披露された)
✕ルドルフ・ウラジミール国王
○ウラジミール・フォートノフ国王
(ウラジミール・フォートノフの息子ルドルフ・フォートノフとの混同か)
ずっと以前に亡くなったルドルフの弟ゾルバ
ずっと以前に亡くなったウラジミールの息子ゾルバ
(ゾルバがルドルフの弟なのは間違いでは無いが、ルドルフの死亡は1977年刊行のSuper-Villain Team-Up Vol.1 #12での怪我によるとされ、ゾルバの反乱が描かれる1978年刊のFantastic Four Vol.1 #198までそれほど時間が経っていないため、ここでもルドルフではなくウラジミールが正しいと思われる)

ロケーション LI-01 リドルヴィル
▵マイクロバースにいる軍勢
→マイクロノーツ

(マイクロノーツはハズブロ社のミニチュアアクションフィギュアシリーズ(日本タカラ社の『ミクロマン』の輸入版)。マーベルはこのコミカライズを1979年から5年間展開しており、ここで登場したのもこのマイクロノーツだが、版権の問題で固有名詞に触れていないと思われる)
[コラム]『What If? Vol.2』#109
○『What If…?(第2シリーズ)』#109
(What If? Vol.1の休刊から5年後に創刊されたのがWhat If…?誌で、タイトルには「…」記号が入っておりVol.1と微妙に異なっている。
 タイトルが変わり巻数が新たに#1から始まる場合、原則的には別シリーズと見なしVol.1として数えるものだが、当時の奥付ではWhat If…? Vol.2と書かれており、原則と当時の記述どちらを尊重すべきか読者の見解も割れている)

ロケーション LT-01 ラトベリア
✕カーク・ハーゼン
○カール・ハーゼン

(誤字。スペルはKarl Haasen)

ロケーション SU-01 地底世界
▵表示名:Earth-616内部の世界
○概要:アース-616の地球内部の世界

(「表示名」とは他項における「名称」の事か? いずれにせよこれは地底世界の名称ではなく概要であり、また宇宙全体を含むパラレル・アースと惑星単体としての地球アースが混同されている)
✕忘れられたディヴィアントの街、そこでハイ・エボリューショナリーが、アセンション・エンジンやメラメックの水底王国 (…) バレー・オブ・ダイアモンドなどを見つけた。
○ハイ・エボリューショナリーは、忘れられたディヴィアントの街でアセンション・エンジンを造った。メラメックの水底王国 (…) バレー・オブ・ダイアモンドなどもある。

(ハイ・エボリューショナリーは一時期、地底世界の忘れられた街 Abandoned Cityで、進化を促すアセンション・エンジンを開発していた。水底王国やバレー・オブ・ダイアモンドはハイ・エボリューショナリー自身とは無関係)
[初登場]『Fantastic Four』#51
『Fantastic Four』#1
(誤記。Fantastic Four Vol.1 #51に地底世界は登場しない。
 なお、これ以前にもマーベルコミックスではしばしば地底探検のモチーフが用いられており、ゴールデンエイジを過ぎたパルプ・フィクション全盛期に顕著だった。これらで描かれた地底世界が後のFFの地底世界と同一だとしても大きな矛盾は無く、登場したモンスター達もディヴィアンツによるミューテイツと考えれば説明はつく。そういった意味でならば、マーベルで初めて地底世界が描かれたのは、1940年のMarvel Mystery Comics Vol.1 #10でエンジェル(トーマス・ハロウェイ)が迷い込んだ地底世界だとされる)
[コラム:モンスターアイランド]ディヴィアンとの
○ディヴィアントの

(誤字)

ロケーション WA-01 ワカンダ
ヴィブラニウムの
ヴィブラニウムの
(Vibranium Moundの表記揺れ。moundは小山といった意味では山とも訳せるが、実態に沿うのは後者か)
✕ホワイトゴリラの縄張り
○ワカンダの地理

(この欄ではワカンダ全体の地理を解説しており、そのうちごく一部でしかない山地「ホワイトゴリラの縄張り Domain of the White Gorillas」(図版では左上の茶色部)は見出しにふさわしくない)

テクノロジー

テクノロジー AG-01 アンチ・ギャラクタス・スーツ
[大量破壊兵器]
✕北極のアーストラストにある
ポータル・プライムから、
○アーストラストが北極に持つポータル・プライムから、
(アーストラストは地名ではなく、ヌーワールド計画を推進する組織)
✕アベンジャーズ、X-メンを含む、
○アベンジャーズら、

回復したアベンジャーズ、X-メンの
回復したアベンジャーズたちの
(このストーリーにX-メンは登場しない。ニューアベンジャーズの中にウルヴァリンがおり、またストームが個人で参戦していた事からの誤解か。あるいはストームはX-メンを代表していたのかもしれないし、この2名をまとめて呼べばX-メンではあるが、明らかにチームとして参戦したアベンジャーズ(正確にはニューアベンジャーズ、マイティ・アベンジャーズ、ヤング・アベンジャーズ、及びアベンジャーズ・イニシアティブ)と並べて書くのは不正確)
わずか8秒でCAPに打ち負かされ、
わずか8分でCAPに打ち負かされ、
(誤記)
ワシントンDCでは、ペンタゴンが疎開をはじめた。
ワシントンDCでは、ホワイトハウスが疎開をはじめた。
(直前にペンタゴンについて言及があるものの、避難を始めたのはホワイトハウス。そもそもペンタゴンはワシントンDCではなくバージニア州にある)

テクノロジー AJ-01 エアジェット・サイクル
[見開きイラスト裏]エアジェット・スカイ
エアジェット・スキー
(図版はFantastic Four Annual Vol.1 #5に掲載されたピンナップ・イラストで詳しい設定がある訳ではないが、明らかにスキー)
[コラム]彼女は意外な協力者と一緒にジェット・サイクルに乗ったこともある。
○このとき彼女は意外な協力者と一緒にジェット・サイクルに乗った。
(前後の文章は同じ事件を示している)

テクノロジー BR-01 ブリッジ
[押し寄せる異世界]そこには、そびえ立つセレスティアルズやギャラクタスも存在した。
そこには、そびえ立つセレスティアルズも存在した。
(Dark Reign: Fantastic Four Vol.1 #1では下半身と腕の一部しか見えていないので一見ギャラクタスにも見えるが、腰布の意匠や#2での登場によって明らかにセレスティアルズのジランだと分かる)

テクノロジー FC-01 ファンタスティ・カー
[コラム:ファンタスティ・コプター]二度と登場せず、
二度と使用されず、
ほとんど使われずにしまい込まれた革新的発明品の長い列に加わった。
ほとんど使われずじまいに終わった革新的発明品の長い列に加わった。
(3号後のFantastic Four Vol.1 #6にも格納庫で駐機状態の姿が描かれている。
 それから50年後、2013年(マーベル・ファクト・ファイル原書のこの項が刊行される前年)のFF Vol.2 #6でも同じように駐機してあるファンタスティ・コプターが確認できるが、さすがに50年間つねに現役稼動していたとは考えにくく、この再登場に関しては作家のオマージュの意図が強いと考えざるをえない。あるいはこの直前にファンタスティック・フォーが再結成された事を機に、リードらが温故知新を期してファンタスティ・コプターを再び引っ張り出したのだろうか)

テクノロジー PO-01 ポゴプレーン
[初登場]『Fantastic Four』#121963年3月)
『Fantastic Four』#31962年3月)
(誤記。#12はファンタスティ・カーMk-IIの初登場号)

テクノロジー SD-01 ファンタスティ・フレア
▵オカルス
○オキュラス

(Occulusの表記揺れ)
[2P目]アリシア・マスターズ
○アリシア・マスターズ(ライジャ)

(1P目と違い、ここでのアリシアはライジャが入れ替わっていた別人)