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お腹いっぱい人いっぱい 目いっぱい赤

京都五山のひとつ、紅葉で有名な東福寺に行って来ました。
朝イチ、月曜日、連休明けなら人も少なめだろうと思っていたのですが、紅葉の時期の東福寺を舐めていました。
まだ10時前なのに、もう人、人、人。
今日って月曜日だったよね??
と、思わずカレンダーを見直すまれさん……。
 
見渡せど若者は少なく、年配の方が多いから仕事はあんまり関係なかったのか〜。
そうか、若者は嵐山に行くのか!!
と思いながら、聞くとはなしに聞いていると、周りから聞こえてくる音は日本語よりも中国語!!
ああ、団体で紅葉を見に来ているのね、そりゃ曜日なんてお構いなしよね、と納得するとともに、人混み苦手なまれさん、テンション上がりきらず……。
 
とは言え、やっぱり名所と言われるだけの力量はお持ちの東福寺。
圧巻の紅葉、紅葉、紅葉。

通天橋へのルートは人、人、人で、紅葉を写そうとすると人が写りこむというジレンマを抱えながらのシャッターぽちっの連続。
紅葉をゆっくり愛でて風情を感じると言う日本人の侘び寂びの世界とはかけ離れた、雑踏の世界。笑
賑やかな人混みに揉まれ、降って登って、谷を越えてやっとこさ通天橋へ。


確かに見応えのある紅葉で、赤や黄色の錦のようなと言う形容詞がぴったりの圧巻さ。
行ったことがない人にはまあ見ておいで、と言いたくなるのがわかるなあと言う景色が眼の前いっぱいに広がってました。
同じ赤はふたつとなくて、それぞれの色の微妙な差が、圧倒的な色合いとして目に飛び込んできます。
月並みですが、綺麗で見事でした。


東福寺の由来は、当時栄えていた奈良の東大寺と興福寺から一文字ずつあやかってのネーミングだとか。
名は体を表すと言うけれど、名前にふさわしいスケールだなあと感じます。紅葉だけでなく、庭園も良かったですし、境内がとにかく広くて、たくさんの建物があるので全部見て回れなかったくらい。
いや〜、いいもの見ました。
人酔いしましたが、行って良かったです。


お昼はこの時期だけ立棘庵に暖簾を掲げると言う、料亭高澤さんの紅葉弁当をいただきに。

昼食を取った人だけが見ることができる本堂前の庭の紅葉も見事でした。
お食事に来る方は絶え間なくありましたが、それでもここは外の喧騒が嘘のようでした。

京料理の上品な味にお腹いっぱい、楓の黄色や紅葉の赤を目いっぱい堪能、おまけに人も堪能しましたが、満足いっぱいで東福寺をあとにしました。
トップシーズンは入場制限もあるみたいなので、普通に入って見て来れただけで良かったのかな〜。

と言うことで本日は東福寺ツアー備忘録でした。




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