見出し画像

noteを始めます(自己紹介①)

「社会のできごとをジブンゴトにする、ソーシャルライフ・プランナー」のMayumiと申します。
主に企業でお勤めの方々が積み上げてきた知識や経験を、社会課題解決を目的とするソーシャルセクターで活かせるようプランニングする活動を立ち上げる準備をしています。

なぜ私がこういう活動を始めようと考えたかを説明する前に、まずは私のバックグランドの話から始めようと思います。

ちょっと変わった学校時代

転勤族の父親の赴任先だった仙台で生まれたものの、物心ついてからはずっと東京育ち。4歳からは都内にあるエスカレーター校で、ちょっと変わった教育を受けました。
玄人筋(笑)には有名な私立自由学園です(よく間違えられるのですが、星野源さんなどで有名な「自由の森学園」とは違います)。ちなみに、どんな卒業生がいらっしゃるかは、こちらをご参照ください。

自由学園 女子部

自由学園は1921年に創立した私立学校です。目白にある自由学園明日館は、帝国ホテルを設計したフランク・ロイド・ライトが設計しており、国の重要文化財に指定されています。現在は東京都東久留米市に10万平方メートルのキャンパスを持っています。1学年1クラスの少人数制、4歳から22歳までの一貫教育校です。

自由学園 女子部キャンパス

ここの教育はとにかくユニークで、私自身のベースはここで培わられたといっても過言ではありません。現在は、色々変わっている点もありますが、校則なし、中間・期末試験なし(その代わり、学年末に全科目のレポートを書いて提出しなければならない)、成績表なし、自労自治の精神から広大なキャンパスの掃除や生徒全員の昼食作りなどは全て生徒が行い、学校生活に関して殆どの部分を生徒が自分で考えて行動し、基本的に教師が介入することは殆どありません。

校則も試験も成績表もなければ、まさに自由にやり放題かと思いきや、全くそんなことは無く、「その行動は学園生として相応しいか」がコミュニティの共通意識として根ざしており、また勉強に関しても教科書よりも実践を重んじたり、クラスの興味を深堀りしたりします。例えば私たちのクラス(1学年1クラス)は数学が得意だったので、高3の段階で全員が大学レベルの数学を学んでいた一方、世界史に関してはエジプト時代の話で1年終わってしまったりしました。

学園では、授業の報告会、体操会、美術展、音楽会などの学校行事以外でも、あらゆることがプロジェクト化され、全員が問答無用で何かしらの役割をこなします。学園の卒業生が社会に出ると、その段取り力の高さに一様に驚かれるというのは、そこが徹底的に鍛えられるからだと思います。

4年に1度の美術展にて

大人が介入しない生徒たちだけのコミュニティは、時として過酷な場合もあります。何か問題が起こった時、それを自分たちの問題として必死に考え、話し合い、解決の道筋を見出さなければならないことに、当時はうんざりすることもありました。でも、学生はそういった経験を積み重ねることで、課題に対する考え方や取り組み方を自然に身に着けていくようになります。教師などの「大人」が出て来て問題を回収してしまうことなく、生徒を信頼し自主性に任せてもらえる環境は、恐らく学校教育の場としては珍しいのではないかと思います。

私自身はこの学校のコミュニティの中では、若干斜に構えた生徒でした。何せ4歳からずっと同じ顔触れで日常生活を過ごすので、その閉じたコミュニティに閉塞感を感じることもあり、(外の世界を知りたい)という好奇心も強かった気がします。そのため、中高生時代は学校外に出て(英会話学校、青少年のための社会体験プログラムなど)、意識的に「外の世界」との接点を作るようにしていました。

こういった学生時代の原体験が、今の自分を形成しています。

この記事が参加している募集

自己紹介

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?