見出し画像

ゲットバック・マイ・ライフ あとがき

俺だ。よくきたな。お前は恐らく俺のパルプ「ゲットバック・マイ・ライフ」を最後まで読んでくれたのであろう。そういう前提で話をする。まずはめちゃくちゃスーパーありがとう。俺はとても嬉しい。あとがき。あとがきだ。ちょっとこう、色々と話をさせてくれ。ただのダベリだ。

こんな異世界転生は嫌だ

今回ずっと頭にあったのは「前知識ゼロでPVPゲームに入り込んでしまった初見」だ。発売前のPVではめちゃくちゃかっこよく組織立った戦いが描かれているというのに、いざやってみるとローカルルールが無数に存在し、何もわからないまま無惨に殺される事がよくあるだろう。あれだ。作中には無秩序にロボや悪魔、軍隊や怪獣が現れていたが、あれらもあの世界で色々な事が起こった積み重ね(アップデートパッチ)の末なのだ。嫌な転生だよほんと。でも実際に転生したらこうなると思うのだ。自分のためだけに異世界が存在しているわけは無いのだ。黒幕と思われたおっさんの会社も早々に滅んだのは同じ理由だ。誰も特別ではないのだ。なのでみんなもいたずらに異世界に憧れたりせず、きちんと日々を生きて欲しい。

自分がおかしいと気付けるか

おっさんは自分で思うほど何も失っていなかった。だがしかし摩耗の日々は大切なものを見失わせ、認識も歪めてしまう。歪んだ認識で社会に接すればそれはそのまま自分に返って来る。それゆえにさらに歪み孤立する。差し伸べられた手を振り払ってしまう。これは割とあちこちに転がってる事例なので、普段から家族や友人とはきちんと話をしておくべきだ。そうでもないと家族が異世界でロボットと絆を育んでいる事に気付かない事になる。※祐三は裕子が数日前から家に帰ってない事すら気付いていなかった

コンスタントに書く

何度かパルプを書いていると、やはり自分はある程度「ヨッシャ今からやるで!」と集中して書いた方が楽というか楽しい。しかしそういう気質であるので、昼休みは「ヨッシャ休むで!」だし、布団に向かえば「ヨッシャ寝るで!」なので、なんかこうスキマ時間に書くというのが苦手だとわかってきた。なので平日は一切書かなかったりする。そうなるとどんどん「プラクティス…エブリディ…」の教えが重くのしかかる。これから逃避するとパルプスリンガーとして完全なる腰抜けであるので、たとえネタがまとまってなくても週末には必ず書け、と締め切りを設定した。それが今回だ。おっさんの運命には数々の別ルートもあり、さらに煮詰めれば良い味が染みたかもしれない。しかしそうやって書かずに頭の中だけにとどめて最終的に腐らせることなど今まで死ぬほどやって来たので、とにかく終わらせる事にした。これはとにかく至上命題だ。趣味であるから別にいつ書こうと良い。だけど終わらせろ。逆噴射先生の教えだ。そして終わらせたからその点に関してはおれはえらい。面白かったかどうかは皆さんのリアクションで判断します。

感謝を

いつも同じようなシメになるけども、最後まで読んでくれた方々はほんとチョーありがとうだし、「良い」を押してくれたら感想をシェアしてくれた人はウルトラありがとうだ。冗談抜きでそのチヤホヤがおれの好物だ。またいずれ調子に乗ってまたパルプを投下するので、その時はよろしく頼む。

追伸

最後のYouTubeリンク、フラワーカンパニーズの深夜高速にしようかと思ったのだけど、PVの冒頭があまりにも不穏なのでやめた。祐三さん、生きてくれ!


ええもん読んだわ!と思ったらぜひ。ありがたく日々の糧にします。