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キャラバンの話/Story of the Caravan


ゆめだけをみていたよ
きぼうだけをだいてねた

どこまでも連なるキャラバン
太陽と月と星

いのちの時間ははかなくて
まるで砂漠の粒のよう

果てない道でまた出会う

姿を変えて会いましょう
なにも覚えてなくていい

どこまでも連なるキャラバン

心だけが残された

・:*+.

時は紀元7世紀。キリスト教布教の第一波。
アラビア半島を軸にして、西はエジプト、アフリカ北部を経てイベリア半島に至り、東はメソポタミアとイランを経てインドとの境まで広がる地域。

希望に燃える青年たちは、キャラバンを組んで方々に、布教の旅へと出たのでした。

志を共にした、彼らの願いはひとつだけ。
生命の全てを捧げることに、なんの迷いもありません。

彼の属した一団は、シルクロードを東に進む。

この身体は主の御心を運ぶための乗り物で、それ以外のなにでもない。
こころだけがこの身を動かし、なのにもう、それすらここまでだった。
どこまでも連なるキャラバン。太陽と月と星。この身体は歩みを止めた。

もうすべては反転しており、
天のひかりは散らばる砂のようにみえました。

ああそうか、そういうことだったのか。
世界の真理に気付くとき、もう視界は薄れてしまう。

キャラバンもう一度だけ
きっと たどり着きたいよ

どうかもう一度だけ
こころだけが残された


・:*+.
Truth,

We were only dreaming
We slept with the hope

Caravan that runs forever
The Sun and the Moon and stars

Our time of the life is short
Like a sand of this desert

We should meet again on this endless road

Let's change our appearance and go
You don't have to remember anything

Caravan that runs forever
Only the heart was left

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