オンライン申請が上手くいかなくても…
オンライン申請が上手くいかなくても ーー 申請する側も、申請を受ける側も ーー 落ち込まないでください。
紙とペンの申請の時代から、人と人とが何かを伝えあうときには、どうしたって誤解は生まれ、伝えきれないことはありました。
また、簡単なはずのオンライン申請のために、どれだけの教育や資源が必要かを目の前にして慄くこともありません。
むしろ今こそコンピュータシステムへの過剰な期待を解体すべきです。
AかDかではなく、アナログとデジタルの良い点を活かす方向で発想した方が上手くいくように思います。
ただ、そんな事を言えるのは私が社内SEという立場だったからかも知れません…。
なぜなら、ITを"売る"会社はその成り立ちからして、デジタルを導入して頂かなくてはなりません。
一方、社内SEはある期間内でのコストとその効果効能をアナログとデジタルで見極めなければいけないのです。
その立場からすれば、今はその考えを社会全体に適用した方が良いように感じます。
2020年現在、国勢調査のオンラインでの提出も始まりました。
よろしければ、横浜市の国勢調査オンラインのQ&Aを見てみてください。
よく疑問点を拾い上げいると思いました。
※偉そうですみません。ただ、検索エンジンの検索の結果が上位だったことも含めて素晴らしいです。
ただ、拾い上げた先となると、なかなか難しいのですが…。難しいというのはこのサイトの問題ではなく、後述します。
これだけのトラブルや疑問が、昔から、そしてこれからも発生し続けます。
何度か私も引用していますが、プログラマーの世界には「銀の弾丸は無い」という格言があります。
完全な問題解決など無いという意味です。
それは決して解決したと安心を得るために、まだ残っている問題にフタをしてはいけないことも示します。
むしろ私達は、何が問題なのかを掘り起こし続けなければなりません。
たとえ完全な解決はなくとも、それに限りなく近づくことができます。
そこは諦めません。
以下の記事はそのための一歩です。
課題の集合にひるんでしまいそうですが、出来る人からすればなんとなく出来る事が、どれだけの知識や技能に支えられているのかが見えると思います。
読み書き算盤としての情報教育が必要です。
令和2年9月24日 深夜思い立って書く