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本日のおすすめベスト書籍(2)アイデアのつくり方

アイデアのつくり方
ジェームス W.ヤング (著)
今井茂雄 訳
竹内 均 解説

アメリカ最大の広告代理店・トンプソン社の常任最高顧問である
ジェームス W.ヤング

読むのに30分はかからない名著って今までありましたでしょうか?
全部でちょうど100ページ。本編自体は60ページであとは、
解説なんです。

著者:ジェームス W.ヤング
出版社:阪急コミュニケーション

驚いたのは増版の回数なんです。1988年に初版が発行され、
2017年までに70回も増版されています。

こんな怪物みたいな本って見たことなありません。ちまたに流布している
アイデア本はみな、この本の内容の焼き直しです。
クリエイティブな仕事を生業にしている人はみんな必携の書として
読んでいる最高の書籍です。

何がすごいって?

言っていることはこれだけなんです・・・

それは、

「アイデアは、「材料収集」→「材料の消化」→「孵(ふ)化」→「
誕生」→「検証と発展」という過程で作られる」

あなたは、”Eureka(ユリーカ・エウレカ)”という言葉を
聞いたことはありませんか?

古代ギリシャ語で「われ発見せり」という意味の言葉で、
かのアルキメデスの発した台詞なんです。あなたも何かアイデアが
ひらめいたときに叫んだことはありませんか?

まさしく、ここがキモなんです。

アイデアは試行錯誤して、少しの間、ほっとくと天から降ってくると
いうことはあなたも経験上、体験しているはずです。

それには、ひたすらそのことを考えて、情報をアンテナを立てながら
集めて、それを分析し、考えつかれた先にフッとしたきっかけで新しい
発見をする段階が現れます。その後、ふ化して誕生する瞬間を迎える
のです。

この本の存在を知っている御仁は只者ではないですね。あなたも心して読んでみてください。「なるほど!そうだったんだ!」と思わずつぶやいてしまうことを請け合います。

最終的の壮大なアイデアをもたらしてくれるかもしれません。

しかし、

この書籍の神髄がわからない人は、薄っぺらであたりまえのことを
くどくど言っているだけやと酷評してしまうかもしれません。

まったくの誤解であることが、わかります。
あとから、すごい本であることが必ず痛感するときがきます。

私自身は、愛読書としていつも手元に置いている必携の書籍の一つです。

結局、名著は絶賛と酷評の中にあるということかもしれません。


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