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遺骨からつくる時代から空気中のCO₂(二酸化炭素)からつくるダイヤモンドが地球環境にやさしい!

ダイヤモンドは高価で希少ですが、米国の人工ダイヤモンド製造
スタートアップ企業「エーテル(Aether)」は、空気中のCO₂
(二酸化炭素)をからダイヤモンドをつくることに成功しました。

遺骨の炭素からメモリアルなダイヤモンドを製造は比較的知られて
いますが・・・

※遺骨でつくるダイヤモンドとは、

火葬後もご遺骨中に含まれる炭素を取り出し、人工的に高温高圧に
かけることで製造された合成ダイヤモンド。 人工的に製造された
ものですが、その硬度、輝きなどは天然ダイヤモンドとまったく
同じです。

いっぽう、エーテル社のダイヤモンドは、
人間が生み出し、大量に排出する二酸化炭素から製造しています。
人間に役立てることができるこの試みは大気中の二酸化炭素の増加、
地球温暖化の悪者であるCO₂の有効利用という意味でも意義があります。

天然ダイヤモンドは採掘することによって、環境への悪影響が
懸念されてきましたが、地球温暖化の原因にもなっている大気中の
CO₂に目を付け、それらを回収して、もっと環境にやさしい
ダイヤモンドに変換することを思いついたのです。

従来のCVD(化学蒸着法)ではメタンガスを利用していますが、
エーテル社の新しい装置では、CO2から直接ダイヤモンドの
小さな結晶を生み出せるところが画期的です。

CO₂の排出の削減ばかりか、従来の天然ダイヤモンドに比べて
エネルギー消費が半分になり、1カラットあたり約577リットルの
水を節約できるとのこと。

ダイヤモンド製造の工程
ステップ1 空気中のCO2を直接回収
ステップ2 抽出したCO2を特殊な装置でダイヤモンドに合成
ステップ3 100%クリーンなエネルギーでイヤモンドを成長させる
ステップ4 専門家によるカット・研磨

製造方法に関しては企業秘密で、ベールに包まれていますが、
環境問題に対処する方法としては地球温暖化をストップさせるために
CO₂削減が叫ばれている現在にマッチした取り組みで非常にユニークな
試みと言えるでしょう。

温室効果ガス削減という切り口で環境に配慮したダイヤモンドを
購入することは、富裕層にとってもステータスになるのではないで
しょうか?

価格的にも天然ダイヤモンドに匹敵するぐらい高価な価格設定に
なっています。

ちなみに、
1.0ctで18Kホワイトゴールド、ラウンドブリリアントカットのもので
7,898ドル(日本円で約948,000円)です。

エーテル(Aether)

富裕層で環境問題に関心のあるあなたもひとついかがですか?


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