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ビットコインを凌駕するかもしれないけど、懸念も・・・!

近年、仮想通貨やブロックチェーン技術は世界中で大きな注目を集めています。この新たな金融の形態は、既存の通貨システムに大きな変革をもたらす可能性を秘めています。

ビットコインはその中でも最も知名度が高く、仮想通貨の代名詞とも言える存在です。しかしながら、このビットコインをもしのぐ新しい仮想通貨が現れるかもしれない、という話題が盛り上がっています。その名はWorldcoin(WLD)。

Worldcoinの最大の魅力は、その開発背景にあります。サム・アルトマン氏は、OpenAIのCEOとして、世界の技術トレンドをリードする立場にあります。彼の率いるOpenAIは、ChatGPTという革命的な人工知能を生み出すことに成功し、これが多くの人々の日常生活に浸透しつつあります。

このような信頼性のある背景がWorldcoinの成功の礎となっています。
その上で、サム・アルトマン氏の新たな挑戦としてWorldcoinが登場しました。この仮想通貨はただの通貨ではなく、全世界の人々にベーシックインカムを提供するという野心的な目的を持っています。

ベーシックインカムとは、所得に関係なく全ての市民に一定の所得を保障するというもの。この理念を実現するため、Worldcoinは人間の虹彩をスキャンする「Orb」という装置を使用しています。このOrbによって、グローバルなデータベースを構築し、個人を一意に識別することを目指しています。

このOrbの導入により、Worldcoinのセキュリティ体制が確立されると同時に、不正取引やダブルスペンディングなどのリスクを極限まで低減することが期待されます。サム・アルトマン氏の名前と、このような革新的な取り組みが認められ、Worldcoinはすでに3回の資金調達で合計300億円以上の資金を集めています。

主要な暗号資産取引所での上場も相次ぎ、多くの投資家やマーケットからの注目を集めています。初日の取引で20%以上の価格上昇を見せるなど、市場の期待は非常に高まっています。

しかし、この成功物語には一抹の懸念も存在します。Orbを通じて取得される瞳孔のデータは、個人のプライバシーに関わる情報です。これが適切に保護されるのか、あるいは悪用される可能性はないのか、という疑問が投げかけられています。

特に、中国でのディストピア的な監視社会のリスクを背景に、この技術の安全性や適切な管理が求められています。

総じて、Worldcoinは明るい未来を描く一方で、技術的・社会的な課題も多く抱えています。今後の展開が非常に注目されるところです。


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