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感情表現豊かな人間と同じ声質を持った音声AIに人は職を奪われるかも?

あなたは、「音声読み上げソフト」をご存じですか?
「ああ、あのいろいろな機械的なボーカロイドの声音のやつでしょ」と
いうあなたはデジタルデバイドとはほど遠い方です。

現在、インターネット上にはで作られた膨大な数の動画が存在します。
読み上げソフトで、作者は動画の内容を人の声を通して伝えることが
できるようになりました。

また、複数のソフトを利用して、キャラクター同士の会話も可能に
なっています。動画の演出によっては、人間同士の会話のような
テンポのある会話が可能になりっています。

それでも、読み上げソフトは、どうしても機械音がまる出しの、
違和感ある声しか出すことができませんでした。冒頭のボーカロイドが
その典型です。

そもそも、その目的は「読み上げ」が主な目的であったことが
自然の人の声音を必要としてなかったと言えます。

なぜなら、読み上げソフトの声音は、中立的・事務的であり、
感情のこもった演技は不得意であったからなんです。

それが、ここ最近の読み上げソフト、Sonantic社によって
開発されたAI音声は、人間なのか機械なのか、その声を判別する
ことが非常に困難なほど人間味のある声質を表現することが
できるようになりました。

リアルすぎるAIの音声は実際に聞いていただかないとピンと
きませんので、動画で確認してみてください。聞こえてくる
女性の声はすべて機械音声です。あまりにリアルなので人間の
声そのもののように聞こえます。

英語なので日本人にはそのリアルさがわかるかどうかですが、
確かに自然な感じはつかめると思います。

Sonantic社が開発したAI音声のすごいところは、同じ文章に対して「怒り」「恐れ」「幸福」「悲しみ」「表現力豊か(自然な読みあげ)」など複数の演出設定がワンクリックで選択できるところです。

そのことによって、泣きながら言葉をつづる女の声、怒りながら罵声を
浴びせる野太い男の声、怯える少女の声など、今までの読み上げソフトでは
表現することができなかった豊かな感情表現が可能になりました。

このソフトを利用することによってフルボイスのゲーム開発が安価に
制作できるようになります。

この機械音声の出現は、声優業界にとっては驚異になるでしょう。声優の
仕事がAIに奪われる危険性が大いにあります。ラジオのアナウンサーや
なども姿が見えないだけに職を奪われる可能性があります。

機械に真似された声優の声の著作権の問題などの新しい課題が出て
きました。

新しい技術やテクノロジーがこんなところにまで影響を及ぼして
くる時代になってきたという話題です。



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